日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

鳥 居

2010年09月30日 | 町かど
           

神社の鳥居の下に立つと、2本の柱が威厳を保っているとも思えないのに、ここからは神域という思いは子どものころから変わっていない。それは進歩していない証なのか、あるいは自然に具わった敬いなのかも知れない。

いま有名な神域は観光コースに組み込まれ、訪れた人で門前町は賑わっているという。かって高い信仰心からお参りした民で栄えた町の賑わいは、物語の世界だけになったのだろうか。こんな変遷を鳥居はどう眺めているだろう。

そんな鳥居も明日からは少し楽にして欲しい。そう明日から日本国中の神々が出雲大社に集まり神サミットが開かれる。出雲以外の国々には神が不在となるため「神無月」、出雲は「神在月」になると説はいつ生れたのだろう。

神の数は「八百万(やおよろず)」という。1の鳥居に2の鳥居などと数えると、いったい鳥居は幾千万基あるのだろう。ここらで鳥居といえば、観光メッカにはなっているが厳島神社や太鼓谷稲荷の朱丹の大鳥居は群を抜いている。

道沿いのゴミが投げ捨てられる場所に小さな手作りの鳥居を設けたら不法投棄がなくなった、という話があちこちである。どんな人にも鳥居への敬いの気持ちがあり、鳥居は心ある人を守ってくれる。氏神様の1の鳥居を見上げながら、今日の無事をお願いする。

(写真:注連縄は古く御幣がちぎれても神域をまもる鳥居)
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日々のことを徒然に 50

2010年09月29日 | エッセイサロン
           

新聞への初投稿はエッセイサロンへ入会したその日だった。その日から1週間め、初投稿ということもあったのだろう運よく掲載された。タイトルは「彼岸花のころ」で毎日新聞のはがき随筆。あの時の感激は忘れていない。それは4年前の今日のことになる。

今月の初め紙面掲載数が50編となった。仲間内には30年を超える投稿暦の先人もおられ足元にも及ばないが、自分なりにはひとつの区切りのように思った。そこで、掲載分を手製の冊子風にした。冊子といえば聞こえはいいが、印刷して表紙を付け綴じただけ。

「日々のことを徒然に 50」とブログと同じ表題に50を加えた。先々のことを思い文字は11ptだが少し大きめに見えるフォントにした。51頁の薄っぺらだがそれなりに喜んでいる。

冊子を繰りながら、パソコンの中には掲載数の何倍にもなる、日の目を見ることが出来なかった原稿を収めた「没稿ホルダー」があるこを思いつく。いつかリメークして登場させてやりたい、と子を思う親心のような気持ちになる。

いま50、これが100、150へと続いてくれると嬉しいのだが、どうなるだろう。何かを考え、手を動かすことは高齢者にはいいという。あせらずに、気づいたことを切り取り、短い文章にして送ることをこれからも続けていこう。

(写真:50編をまとめた手製の冊子)
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禁煙外来

2010年09月28日 | 生活・ニュース
           

先日来、新聞や雑誌、TVで「禁煙外来」という言葉をよく見たり聞いたりする。何かドラマのタイトルのように感じる。本当はタバコをやめたいという大きく深い悩みを持った人がそれを解消せんがための専門外来の科目という。一定の基準を満たす喫煙者の禁煙に関し健康保険の保険適用もされるそうだ。

来月からのタバコ値上げをうけこの禁煙外来を訪れる人が急増という。一方、販売店によっては数倍の売り上げがあったり、スーパーでも特別コーナーで販売していた。TVコメンテーターで35万円買いだめした愛煙家もいるそうだ。こうした買いだめの反動はこれからどんな影響が出てくるのだろう。

買い置きが切れ、なんとなく吸わなくなってもうすぐ30年近くになる。特別な禁煙宣言などはしていないがタバコとは縁がなくなった。それから何度かの値上げが実施されたがどこ吹く風で済ませてきた。今回のタバコ値上げは税収減という予測があるので、なんとなく気になる。

健康増進、がん予防などのためタバコはやめろという。世の中はその方向へ進んでいるように思う。一方で税収増のためにこれまでもみみっちく値上げしてきたが、今回はその3倍以上、1箱で60円から140円という。値上げすれば禁煙者が増え健康的になる、といえるかも知れない。

禁煙外来で健康保険の適用を受けるためにはいくつか条件がある。そのひとつに「喫煙年数と1日の喫煙本数を掛けた値が200以上であること」とある。10年間・1日20本吸って200になる。該当する方は禁煙チャンス、トライされてはどうだろう。

かって喫煙所で楽しんだ会話とそこに漂っていた煙のにおいを懐かしく思い出す。

(写真:来月からの利用状況を大変気にしている自販機)
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久しぶりの雨

2010年09月27日 | 生活・ニュース
           

お昼過ぎ、ぽつぽつと降り始めた雨、多少の強弱はあるが、おとなしく降り続いている。雨らしい雨は久しぶりだ。この雨は明日のお昼ころに止むという予報。秋雨は長いというがそうならないようだ。

雨不足が農作業へ深刻な状況を生み出していたが、この一雨で多少は潤うのだろうか。いや、潤って欲しい。歩道の落葉も増してきた。ひと雨ごとに涼しくなっていくだろう。

狭い庭だが夏の花を片付けたので少し広くなった感じがする。暑さを我慢した庭の砂利が雨にぬれ思いいきり吸水し「ほっとした」「一息ついた」と言っているように感じる。

今日の日の出は6時05分で日の入りは18時05分、昼夜半々という。明日から本当の秋の夜長に移る。長雨は困るが午後からの雨量は市内で50ミリ近くになっている。ダムを潤すほどにはいたらないかも。

(写真:雨で一息ついたような庭)
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44年前の一首

2010年09月26日 | 生活・ニュース
           

岩国市制施行30周年(1970年)記念事業の一つとして、1955(昭和30)年に合併した旧7カ村を含めて、新しい角度から「岩国市史」が編纂されつつあった。しかし、枚数の制限から割愛された事柄が多い。

その割愛された資料について市史の別冊扱いとして永く記録に残そうという意見から「岩国の昔話と歌謡」や「岩国の文化と教育資料」などが残されたと、伊藤正一氏など当時の関係者が書き残されている。先日載せた「貰った9冊」の何冊かはそれに含まれている。

そんな1冊に「岩国文学百年史」(昭和45年11月 大岡 昇著 岩国市立岩国図書館発行)がある。貰ったその日、パラパラとなくめくっていて「えっ、自分の名前が?」と思う頁が過ぎた。不思議に思いながら繰り返しめくったら載っていた。

「わが妻となる人定まりて墓標きよめつつまず父へ報せる」

残暑の厳しい日、父は50代半ばで急逝。それから病身な母と弟妹とで新しい生活が始まった。100カ日が過ぎたころ、周囲の方のとりもちで縁談がまとまったのは同じ年の暮れだった。掲載の一首は短歌の会へ入会してまもなくの作品だったことを思い出した。

なぜそこへ掲載にいたったのかなど知るよしもないが、大事な記念として長く残したい。

(写真:一首が掲載されている頁)
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東京デビュー

2010年09月25日 | しっちょる岩国
           

「O」さんのブログ。「東京デビュー」というタイトルが目を引いた。多彩で仔細な能力とその実行力が実ったのか、と受け取った。挿入されている写真が東京出張のとき目にしていた新聞、地方では読めない「夕刊フジ」。

夕刊フジでは「検定の花道」というコラム欄で、ご当地検定を始めとし、観光や諸資格など、世の中のいろいろな検定を取り上げて紹介している。そこへ「岩国検定」を取り上げたい、という問い合わせがあったことの紹介がされいる。Oさんの東京デビューではなく「岩国検定」のそれだった。

岩国検定を知ったのはインターネットのHPで見つけられたという。設問の例題も載せたいが、ホームページに載せてある情報を引用してもよいかという問いに、電話にお辞儀をしながら「どうぞ引用ください」、という快諾の様子が見えるように載っている。

岩国出身の東京在住者を初め関東一円から受験申込みが届くかも、夢が膨らむ。夕刊フジ掲載は10月8日(金)という。東京デビューは試験打ち合わせで話題にもならなかった。インターネットの力を改めて知る。

先日は地元有線TV・アイキャンさんの取材がありメンバーへのインタビューもあった。これは10月中旬に放映されるようだ。各新聞の地域版でも大きく紹介された岩国検定、受検申込みが始まっています。皆さんの応募お待ちしています。

(写真:アイキャン取材風景の1コマ)
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貰った9冊

2010年09月24日 | 生活・ニュース
           

中央図書館で「希望者には差し上げます」という図書のリストを見て窓口で「全部いただけますか」と聞いたら「いいですよ」と気持ちよい返事、9冊が私のものになった。写真の右から。
  岩国の昔話と歌謡  昭和47年11月発行  大岡 昇著  岩国市立岩国図書館発行
  激動の岩国を生きる  昭和60年11月 岩国市立岩国図書館編集発行 
  岩国の文化と教育資料(第2集) 昭和54年11月 大岡 昇著 岩国市立岩国図書館発行 
  岩国の民俗と狸諺  昭和49年12月発行 大岡 昇著 岩国市立岩国図書館発行
  郷土岩国のあゆみ  昭和49年五月発行 大岡 昇著 岩国市立岩国図書館発行
  岩国の文化と教育資料(第1集) 昭和50年11月 大岡 昇著 岩国市立岩国図書館発行
  岩国文学百年史  昭和45年11月発行 大岡 昇著 岩国市立岩国図書館発行
  岩国図書館50年史  昭和36年3月発行 岩国市立岩国図書館発行 
  岩国図書館80年史  平成3年3月発行 岩国市立岩国図書館発行 

長い年月をえたとは思えない装丁は、どれも新刊本のようで大切に保存されていたことが伺える。やはり図書館だ、と納得させられる。この中の1冊「郷土岩国の歩み」は岩国検定の参考図書として公表されている。

パラパラと斜め読みだが、岩国を知るということでは過ぎたる資料と喜んでいる。折々に開いて読み解きたい。気持ちだけは「岩国をしっちょるで」と公言しそうだ。これも岩国検定のメンバーへ加えてもらったおかげと感謝している。

読書の秋、ゆっくり読んでよう。

(写真:新刊のような貰った9冊)
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5年目に

2010年09月23日 | 生活・ニュース
           

ブログを休んでいる間に5年目入った。約1400件弱の駄文を載せ、写真は1500枚余登録している。100枚ほどの写真は眠ったままということになる。時期を失したのだろが、今から選り出す事は出来ない。すまないことをした。

6万を超える人の訪問を受け18万回近くの閲覧してもらったことになる。始めたころは1日数件の訪問者だった。それでも目を通してもらえる事に驚いた。コメントで感想を貰うとその実感が増してきた。

たくさんのブログを訪問しながら「あんなに書けたら」「少し真似てみたい」などと感じるものは幾つもある。あるが真似れない。そこまで才がないこと知る。真似たら化けの皮が剥げる、初めからそうしないのがいい、とここまで続けてきた。

秋の稲刈り、通りすがりのこの田は毎年はぜ掛けで秋を楽しませてくれる。今年は周囲も上部もネットで覆われていた。鳥が入れないようになっている。稲刈りの済んでいない隣の田もネットで覆われている。

彼岸花が遅い、という。暑い夏の影響で土中の温度が高すぎるとか。稲と彼岸花、このコンビネーションも欠かせない秋の風情だが、今年は残念となるのだろうか。

(写真:秋の風情を感じさせるはぜ掛け、9月中旬に撮る)
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もうすぐ運動会

2010年09月17日 | 生活・ニュース
           

今の練習は90点くらい
きれいに並んでもう少し元気が出たら
みんなの好きな100点に近づく

運動場に腰をおろした児童へ声をかける先生
児童らは1年生くらいで遠目には少し疲れている

朝夕はしのぎ易くなったとはいえ昼間は30度超え
真っ白に乾いた運動場での運動会の練習
1年生にはきついかも

この夏に流行った熱中症が頭に浮かぶ
ひとりだけ児童の様子ばかり気にする先生を発見
熱中症対策だろうとひとりガテンした

笛に促され腰を上げ前にならえ
赤組はまっすぐでよし
白組は顔が横に出ていると先生の大きな声
白組もまっすぐになった

音楽が始まりそれにあわせて跳んだり回ったり

60年以上も前の自分はどんな練習をしたのだろう
思い出すことも出来ない遠い昔になった

運動会まであと10日だ

音楽が終わった
よく出来た100点に近づいた
見つめる児童に伝わるように先生はゆっくりと話す

自信を感じた児童らの背中が少し大きく見えた

(写真:青空のもとで1年生の運動会の練習、昔を思い出した)
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図書館の100周年 2

2010年09月16日 | 町かど
           

大正8年11月30日の町民誌「興風時報」に「図書館を寄附 岩国町民の福音」という見出しが載っている。記事は「子爵吉川元光公は図書館を建設し岩国町に寄附されたり」「祖父經幹公50年祭、經健公10年祭を営まれその追遠の意により」とある。

場所は、現在の中公民館と同じ。詳細が図書館50、同80年史に記載されているが、当時の金額で「7万6千416円82銭」とある。その図書館は1923(大正12)年から1971(昭和46)年6月まで図書館として使われた。中高校時代にはお世話になり、思いでもおおい。

起源は「岩国文運の発達人材の輩出今日ある實に我吉川有恪公が治政の初めに於いて養老館を創建し…」と、脈々と続く人の育成への姿が見える。建設完了の翌年度、大正13年から10年間、新図書購入費として毎年500円補助されたという。

場所は岩国小学校の旧木造校舎と向き合っていた。中学生になったら「あそこで本が借りれる」という夢があった。低学年のころと思うが、そこが駐留軍に接収され星条旗のひるがえった時期がある。

吉川家寄贈の同館も老朽化とシロアリ禍に勝てず改築にいたった。今の中央公民館と併設となり1973(昭和48)年4月完成した、図書館80年史にある。読めばいろいろと思い出す。中央図書館が建設されるまで、市内図書館の中心であった。

(写真:吉川家寄贈の図書館、大正ロマンを感じる:岩国図書館50年史より)
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