日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

忘年会の季節に

2010年11月30日 | 回想
           

日本で最初のホテルは1860(万延1)年、オランダ人による横浜ホテルというから、150年まえになる。ホテルという名をかぶせた建物の種類はいろいろありそうだ。

人口15万のこの市には、いわゆるホテルというに相応しいホテルが少ない。かっては市の中心となる駅前に総理が宿泊されたホテルもあったが、今は錦帯橋畔の1軒だけになった。観光立地を標榜しながら、少しものたらなさを感じる。

それとは逆にビジネスホテルはかなりの競争であった、と思う。思うというのは、退職して10年、かってのように出張者と落ち合ったり、無理を言って部屋を確保したりする事がなくなったから、今の様子に対しては音痴になっている。

ビジネスの屋上レストランで人気の店がある。夏には仲間と何度かそこのビヤガーデンを使うがいつも賑わっている。家族連れも多い。90分飲み放題3千円、もくもくと口を動かす人、話を楽しむ人と、バイキングを楽しむ子ども、みんな面白い。

明日から師走。お酒の出る店の忘年会受付の折込が増えた。続けさまに数回予定が入っている。景気低迷のご時勢、今年の財布のゆるみ具合はどんなだろうか。現職のころ、思いっきり財布のひもを緩めた忘年会、そのホテルを眺めながら懐かしくおもいだした。

(写真:豪勢だった忘年会を思い出させる錦帯橋畔のホテル)
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頂いた間引き菜で妻は幾品?

2010年11月29日 | エッセイサロン
           

2010年11月29日 朝日新聞「声」掲載

 「食べる〜」と朝早く届いたのは好きな大根の問引き菜。小指くらいに育った大根が、黒い湿った泥にまみれ、夜露にぬれた葉は新鮮そのもの。根菜類は大きく育てるため、株と株の間を間引く。その抜いたものを間引き菜という。

 問引き菜には思い出がある。子どものころ我が家には、少しばかりの菜園があった。その季節になると、おかずの呼び名は変わるが、食材は間違いなく間引き菜。少し不満を口にしたら、「緑の野菜をしっかり食べたら風邪を引かない」と祖母が諭した。季節の野菜のうまさとありがたさをそのころに知ったのかも知れない。

 出荷まで間引き作業は何回も行う。農家の人はこつこつ育てた作物を無駄にしないで食材にされる。野菜を頂いたときお礼を言うと「食べてもらえたらうれしいので」と恐縮する言葉が返る。

 頂いた間引き菜は量がある。炊いて炒めて和えて、妻は幾品作ってくれるのか。浅漬けのしやきしやきとしたあの歯ごたえも、またいい。

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岩国検定終わる

2010年11月28日 | しっちょる岩国
           

岩国検定の幸先よい道案内をしてくれるような事前の予報を覆した天候の回復、何よりほっとしたのは最低気温の上昇。スタッフ同士の挨拶にも安堵感が現れる。

応募者の年齢は18歳から90歳、県内はもとより隣の広島県、遠くは北陸の石川県からも受験いただき受験率は89%と、同類の検定に比し遜色ない値となる。応募者の姿勢にスタッフ全員で感謝した。

故郷岩国を広く岩国を知ってもらうという検定趣旨から、幅広いジャンからの出題を旨とした。終了後にいただいた出題についての感想は概ね好評だった。「よく練れた問題だった」という言葉は嬉しかった。

次のステップのため採点結果の検証を行う。また、多くの方から問い合わせのあったテキストについては、今回収集した資料や調査結果などを1冊にまとめることを話し合っている。

先ずは検定結果と認定証の送付を急いで行う。

(写真:検定問題の1部分)
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明日は岩国検定の日

2010年11月27日 | しっちょる岩国
           

今年1月、12名の有志で立ち上げた「岩国検定実行委員会」。その趣旨は「岩国の歴史・文化・自然などの魅力を市内外の人によく知ってもらうとともに、市民には郷土岩国に誇りをもってもらう」というもので、町の活性化にも貢献しようということでスタートした。

事務局のリーダーシップのもとで準備を重ねてきたが、その第1回岩国検定が明日に迫った。NHKのお知らせでも紹介された。緊張しながらもなにか言い知れぬ喜びを感じる。

1940年の岩国市発足から数度の合併で市域は県下で2番目の広さ。この広い地域の何をどれだけ知っているか、と問われたら答えるに窮すのが正直なところだった。そんな不安を打ち消すため、エィ白紙で臨め、そんな気持ちで仲間入りした。

資料読んだり、問題を考えたり、そんな過程で多くのことを教わった。それは歴史に文化に産業、人や構造物や地域の特徴などで、故郷を再認識するというより、初めての学習に似ていた。すると、それまで思っていた故郷の成り立ちをより知りたい、そう思い始めた。複数の参考資料を手に入れた。これを読むことから始めよう。

試験問題は50問。問題を読むだけでも岩国市のいろいろを知る工夫を凝らしてある。これが故郷をさらに知ってもらうことに連なる、今回の検定の特徴であり苦心したところでもある。

準備は整った。明日は暖かい日和であれ、と願っている。

(写真:検定第1会場の様子)
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規格外という規格

2010年11月26日 | 生活・ニュース
           

泥が付き露に濡れたままのとりたての野菜が、道そばの小屋で売られ始めてどのくらい経つだろうか。新鮮さと安さは口コミで広まり、休日の朝、農家の集落附近の道沿いには野菜を買い求める人らの車が並んだ。

あっという間にこの販売方法が広まり小屋は大きくなり、品数も増え、のぼりが立つところもあった。朝市と呼ばれいつの間にか商店を脅かす姿にと成長した。野菜が高騰の折には品薄になったという。

曲がったキュウリやナスビや大根、あれは「スーパーに出せない品を売っている」そんな話は聞いた。が、買う側は承知で求めているのだから問題はない。味が同じなら新鮮なほうがいい、顔をあわせるから安心だ。もったいないからと農家のお年寄りが思いついたという販売方法、無駄を省くことにも連なった。

最近はスーパーでも「規格外」とか「わけあり野菜」などと表示して曲がったキュウリなどを並べている。時には小山のように積まれている。道沿いの小屋が品薄になっていないかと心配する。

規格外という規格が幅を利かすのは野菜の世界だけにとどめてほしい。きな臭い規格外は規格にそうよう世界中の為政者は知恵を出し力を合わせて欲しい。

(写真:子どものころには見たことのないカボチャ)
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折り返したなあ

2010年11月25日 | 生活・ニュース
           

「だいぶ折り返したなあ」、これは、同期で乾杯してからの会話。今年は古希、昔なら稀に見られる長寿として祝ったという。今の平均寿命にはもう少し積み重ねないと届かないが、乾杯の仲間も何人か他界している。

退職から10年、60からは時の経つのが早いと聞かされた。勤めするわけでもないのにそう感じた。70を超えた人は60のときよりなお早く時が過ぎると教えてくれた。どのくらい早いか経ってみないと分からないが、忙しそうに活躍するその人を見ていると、そうかも知れないと思う。

かのゲーテは「生活はすべて次の二つからなりたっている。『したいけどできない』『できるけどしたくない』」といったという。あれだ、これだ、という想いのあとにこの二つを結び付けてみると納得するところがある。

「だいぶ折り返してきた。それなりの経験を積んだ。経験は最良の教師である。本や話や諺で人生訓も学んだ」、歳を重ねるにしたがってこんなことが好きになる。それは何かが止まったのだろう。

でも、ただの好々爺だけにはなりたくない。

(写真:見方によっては変わる道路標識のその先)
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少子化の進むさき

2010年11月24日 | 地域
           

地域を悩ます問題のひとつに公立学校の統廃合がある。住んでいるこの市でも多くの小中学校の統廃合計画が示され、対象地域への説明と意見聴取が始まっている。もろ手を挙げて賛成する地域の人はおられないだろう。

学校統廃合の大きな原因に過疎化と少子化があげられる。その進行の防止には手を打たれているようだが、目に見えた効果はあがっていない。というか、その右下がり傾向に歯止めがかかっていない。

廃校となった校舎を地域コミニケーションや都市部との交流の拠点として活用されているところは多いと聞く。ただ、それらを継続していくことは高齢化と更なる人口減があいまって厳しいとも聞く。

ふと立ち寄った市内北部のある小学校の校舎。日の当たるメルヘン調の校舎を眺めながら、市街地でも統廃合がいわれるとき、この学校は先々どう変わっていくのだろうか、子どもたちの声を聞きながら、そんなことが頭をよぎった。

(写真:楽しい学び舎いつまでも、と眺めた校舎)
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あのころは

2010年11月23日 | 地域
           

桃桜 花とりどりに咲き出でて 風長閑なる 庭の面哉
「長閑な庭の美しい花の咲き匂って春の盛りの楽しい上吉の運に向います
  けれど油断せずに信心して行いを正しく些かも不義の楽しみに身を過たぬ様にせよ」

これは、廿日ゑびすで引き当てたおみくじ22番で運勢は大吉。個々の運勢は大吉に相応しくいいものばかり。中でも学問は安心して勉学せよ、と激してくている。願望は思わず早く叶う、という。ならば・・・。

男の子二人が獅子をかぶり商店を回っている。見ると昭和27年にあつらえられたものだ。自分が小学校6年のころになる。そのころの人出や賑わい、屋台の様子などには比べようもなおほど少なく寂しい。世の趨勢といえば片付くのだろうが、思い出すとゑびす様が気の毒になる。

ゑぶす様は七福神のひとつ。海上・漁業の神様、また商売繁盛の神として信仰される。あのころは商店が軒を連ね、今とはくれべられない活気があたっと記憶している。賑わい復活のため多くの人工夫されている。あのころの賑わいに戻れるだろうか、そう思いながら富くじの番号31番の商品を受け取った。

(写真:還暦間じかの獅子と子ども、カメラを向けると立ち止まってくれた)
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パスを使って

2010年11月22日 | 生活・ニュース
           

古希祝いとして市から「敬老優待乗車証」が届いて2ヵ月。市バス利用のときこれまで数回使った。降車のときこれを示すと1乗車100円で利用できる。回数を重ねれば小遣いの節約にもなる。

これを初めて使ったとき、「パスを見せて乗る」「パスを見せて入る」など、祖父母らの会話で出ていた「パス」という言葉を思い出した。古くそして懐かしい言葉のように響く。

「敬老優待乗車証」は市バスの運賃割引のほかに、錦帯橋の渡橋料(往復)の300円が無料になる。小春日和の日、初めてパスを利用して錦帯橋を渡った。大勢の観光客に紛れてのことで、ためらいはなかった。

久しぶりに渡るそこは途切れることない観光の人たちが満ちていた。穏やかな上流側の流れ、白いしぶきを上げる下流側の瀬など、遠景の紅葉とをあわせ眺めながら時間をかけて渡った。途中、3組ほど記念写真のシャッターを押した。

岩国検定のグループに仲間入りし錦帯橋への関心が少し変わった。これからは見たいとき眺めたいとき、いつでも気楽に渡れる。楽しみがひとつ増えた、帰りのパスを示しながらそんなことを思っていた。

(写真:橋上から見た錦帯橋の陰が描く弧)
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9899

2010年11月21日 | 生活・ニュース
             

ブログを始めて丁度50ヵ月。嬉しい表示を目にした。といって何かが当たったり貰えるわけではない。

gooブログには、訪問者数とそのランキングが日別と週別に表示される。その項目は訪問者数(IP)と閲覧数(PV)の2種類。週別は日曜日から土曜日までの1週間が集計されている。コメントを見るのと同じくらいに、訪問者数はいくら、というのも興味がある。その多い日は、この歳になってもなんとなく気分がいい。

ランクは訪問者数の多い順に1万番までが表示される。この1週間で日別のランク入りが4回、そして週別ランク、ギリギリのところだが、とにかくランクインした。そのランクをタイトルとした。週別ランクインは初めて。対象となるブログ数が土曜日で1,497,083となっている。

このランクインは、毎日、つたないブログを訪問いただいている方のお陰と感謝しています。

こんなことを気にしているようでは、その資格はまだまだというお叱りが聞こえるが、ひとつの過程として記念にしておきたい。訪問とコメント、これからもお願いします。



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