日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

花ショウブ

2014年05月31日 | 自然 季節


 吉香公園の菖蒲まつりは来週開かれる。春になると水を抜いた菖蒲畑で植えつけなどの作業を目にしていたが、その成果が現れる。その菖蒲池で咲き始めた花の様子がブログでも紹介され始めた。その数、11万株ともいわれ咲きそろった様子は、訪れた人を満足させ、写真愛好家の腕を競わせる。

 この年になって気付いた。漢字で「しょうぶ、菖蒲」、「あやめ、菖蒲」で同じ。そういえば「アヤメ」と書く方が多いようにおもうが、ショウブとアヤメの区別ができないから同一文字に気付かなかったとしておこう。美しいものを比べるとき、「いづれがあやめかかきつばた」という。となると三つ巴となり見分けをどうつけるのか迷う。そんなとき便利なのがネット検索、いろいろと載っている。菖蒲湯の菖蒲は花ショウブとは別でなので、ここでは除く。

 あやめ、花の種類は多くないが「花弁の元のところに網目状の模様」があり、畑のような乾燥地で栽培する。花ショウブは、花の種類は多く紫系統の他に黄色や白、絞り等、多彩であるがどれも「花弁の根元のところに黄色い目の形の模様」があり、畑地でも湿地でも栽培できる。葉の形で見分けるとよくわかる、など情報は多く素人は混乱してしまう。 かきつばた5月中旬、あやめは5月中旬~下旬、花ショウブは5月下旬~6月下旬に咲くと載っている。

 葉がすっか枯れ、花色の分からない「花菖蒲」を1株もらい鉢植えした。その年咲いたので株分けした。特別な手入れはしていないが3年目の花が咲き始めた。紫陽花と並べて置くと、花などに才のない無骨者もそれなりの季節感を感じる。花ショウブは水のあるところと思いこんでいたので、水やりが少し手抜きできるかも。
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安心野菜

2014年05月30日 | 生活・ニュース


 たまに行くスーパー。野菜コーナーに「有機野菜」と大きく表示した一角がある。有機野菜が特に珍しいわけではないが見ると各野菜に黒い版に白色で細かい字を書いた札が下げてある。「何だろう」と眼鏡をかけて見た。産地に生産者、生産者からの一口メモが書いてある。左下に化学農薬、化学肥料の記載欄がある。

 その欄は大方の野菜は農薬も肥料も0回と、中には農薬70%減などの記載もある。眺めていると店員さんから声をかけられた。「いづれも厳しい審査を得て表示を許されてい農家の野菜なので売る方も安心です」という。成育中に化学農薬や肥料を使わないこと、使用してもある基準以下で収穫されている。畑の土も有機的土壌かも審査の対象なので、相当の費用と長い時間をかけた審査を受ける、などと嬉しそうに話す若い店員、話のわかりやすからにわか仕込みの知識ではないように思えた。

 何度か利用した朝市、ここの野菜に人気があることは「新鮮さもあるが、作った人の顔が分かるから」という説明が付く。顔を見て会話しながらは選べるのは朝市の特徴。昔は「市場に出せない規格外れの野菜」のイメージで広まった。「味はスーパーと同じです」こんな弁明も楽しく聞いたことを思い出す。今は「規格外」「わけあり」などの品が大手スーパーにも並ぶ時代、朝市から学んだ販売方法だろう。我が家も野菜をよくいただくが、作る人の顔が分かるというのは安心していただける。

 何年か続けているプランター菜園、土はホームセンターで購入した野菜用、肥料はキャッチフレーズが「花にも野菜にもやさいい」という品を、なり具合から「肥料切れたかな」と感じたら追肥するくらい。他に肥料を使わないから無農薬だが肥料では有機野菜の分類に入らない。そんなでも今のところ順調に育っていると喜びながら水をやる。ピーマンの収穫が1番のになりそうだ。
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車の旅

2014年05月29日 | 生活・ニュース


 「四輪駆動で軽自動車のキャンピングカーが欲しい」というカメラ好きな知人。お気に入りが見つからないのか、まだお目にかかっていない。小さい理由は、撮影で山奥の細道を駆け抜けるためで、必要理由に家族旅行は入っていないように思える。

 近所の家の駐車場にャンピングカーが止まっている。いつもはテント状に張ったブルーシートが雨露を防いでいる。シートが取り除かれたということは間もなく動くということだろう。自転車も2台取り付けられた。行き先はどこだろうか。車体には車の旅というステッカーが貼られている。

 車の旅は現役時代の職場行事のバス旅行、親しい人たちとの何台か連ねた小さな旅行。子どもが小さなときは母も一緒に何度か泊まりの旅をした。どの旅もそれぞれ違いがあって面白く楽しいものだった。そういえば、車を持ってからは列車を利用した家族旅行はしていない。

 最近、同年の人が「車の家族旅行は今回で最後にした」と山陰を旅した感想の最後に記されていた。そのわけは、年齢を中心にして疲れや視力のことなど、安全を考えてとあり、家内も賛成したと結んであった。う~ん、分かるような気もするが、回数を減らしながらの軟着陸でなく、突然ゼロにするとはすごい。きいっぱりと止める「安全」のために、だれも止められない。
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花のひとり言

2014年05月28日 | 自然 季節


 向こうから来るタクシーが左折の合図をしている。立ち止まって待つ。何気なく見上げたら高いブロック塀の上からザクロの花が下の様子を伺いながらひとり言をつぶやいている。

 傷んでいたアスファルトが全面補修され、道のはしに生えていた雑草は姿を消し路面は綺麗になった。いつまでもこの状態ならいいのにと思うが、裏通りでも交通量は多くどのくらい耐えれるのやら。

 分別されていないので収集されなかったゴミ袋が1個残っている。声が出せたら呼びかけるのだが、今朝もあの人は投げ捨てるように置いて行った。

 私が受粉し実になると秋には熟して硬くなり外皮が不規則に裂け、あまりいい恰好ではなくなる。最近はザクロなど関心がうすくなったのか見上げてくれる人も少ない。

 もう下校時間になった。ランドセルに黄色いカバーを掛けた1年生の姿もこのごろは安心して見れるようになり、成長の速さに驚いている。左右の分かれ道での「バイバイ」に微笑む。

 晴れているのに少しかすんだ空で花色の鮮紅色がさえない。こんな日は黄砂かあるいはPM2.5と決めている。強風注意報が出たので少し改善してくれることを期待しよう。 
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連写を楽しむ

2014年05月27日 | 生活・ニュース

 「いい」と思ってシャッターを押したときはひと息遅れの写真が撮れていて撮り直しはできない。フィルム時代は「そのまま止まって」など注文を出しシャッターを押したこともある。カメラはデジカメ時代に変わり、その性能も日ごとに進歩し、2年もするとそれは「古ーいカメラ」と評された。

 シャッターの一瞬の遅れを解決してくれたのがデジカメに備わった「連続して撮る」機能で連続写真が撮れる。取説では「シャッターボタンを全押ししている間、連続して撮影できます」。小学校での運動会、カメラの放列はビデオを含め高級機種が並び決定的瞬間を切り取っているのはこの機能だろう。特に動きの速い被写体では、瞬間を上手く撮れる。

 撮るときはシャッターを全押ししているだけなのでブレなどの基本を守っていれば何とか私でも撮れる。その後、どれを残すかどれを選ぶか、どれを早々と消去するか、などとパソコンの画面とにらめっこ。苦労といえばそうだが、面白く楽しいものだ。特に顔の表情などは思いもしなかった場面に出くわし、苦笑する。

 デジカメは自分で撮ってパソコンで楽しめるのがいい。昔のDPEの時代を思い出す。特にトリミングの依頼ではベタ焼きなどに線引きして「1ミリもずらすな」など偉そうに頼んでいた。そんな写真屋も次々と店じまいになった。老舗のある写真館も閉館されるという。60年以上前、その写真館は通学路沿いにあった。その店頭に兄弟で写った写真が並んだことを記憶している。写真整理の手が止まる。  


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サイン会と握手会

2014年05月26日 | 社会 政治


 「書く」だけでなく「行動する」社会派作家としてよく知られる落合恵子さんの「子どもと大人、同時代を生きる - いのち以上に大事なものはあるのか」という講演を聞いた。 独特のあの髪型を自らは「怒髪」という。行動する人らしく「頭髪振り乱して」に通じる呼称だと納得した。講演は「7代先まで考えた世を作ろう」という。思えば遠い遠い先に思えるが、戦争のない、人らしい世を作るに時間の必要なことを説かれる。

 終わって著書購入者への「サイン会」が開かれ、100人以上の長い列となった。著名人のサイン会風景は映像で知っているだけで目にするのは、恥ずかしいことだか初めて。短い会話を交わしながらすらすらとサインされる。サインを終えるとペンを置いてニッコリと握手、これは全員と。その顔には「怒髪」の姿は微塵ほども感じない平和希求の女性作家。

 帰宅して驚いた。名前だけは知っているアイドルグループAKB48のメンバーらが「握手会」で男に切りつけられた事件が起きたという。被害者の生命に別条はないということで関係者やフアンは安心されたことだろう。こうした方面に本当に疎くて握手会の何なのかから教えられた。おそらくアイドルとフアンの関係だから、「厳重な警備」などはされなかっただろう。

 そう思うと、先ほどの「サイン会」は講演会場のロビーで、サイン待ちの人と講演会運営スタッフだけで、警備と名のつく人などいない。もし、作家の行動や考えに反対する輩がその気になれば危害を加える行動が容易に実行されかねない。無防備といえばその通りだ。地方のささやかな講演会にこんな心配が必要になるとは情けない世だ。何とかしようよ。
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ありがたきミミズかな

2014年05月25日 | 自然 季節


 咲き終わった花を抜く。しっかりと張った根が引き抜かれることに抵抗する。といって、立ち枯れて哀れな姿をさらすより、惜しまれながら抜かれて役目を終える方が良かろう、と言い聞かせながら抵抗以上の力を入れて抜く。バリバリと根のちぎれる音は世話になった土との別れを惜しんでいる。

 ちぎれて残った根を取り除くため掘り起こす。出てくるは出てくるは、それはミミズ。祖父から「ミミズは野菜を作る大事な手助けをしてくれる、殺生しちゃあいけん」、そんな話を良く聞いた。いまでもその教えを守り、わずかな花畑やプランターでミミズを見つけると、必ず土のあるところへ移す。

 ミミズを観察したことはないが、見かけは綺麗とかカッコイイなどというものではない。縮んだ体をその何倍にも伸ばし移動していく。どちらかに人の目鼻口のようなもがあるのだろうか。そんなミミズ、有用な生き物として有機農業用にその繁殖を手がけた企業もあったが、その土地はすっかり様変わりし跡形もない。

 ミミズの役目は土壌の中を移動するのときの穴がトンネル状になる。すると、空気が作物の根回りに届き、水もよく浸み込ませる、土は柔らくなる、祖父はこんな話をしてくれた。ミミズは有機農法の元祖、記念写真撮影のためちょっと寄り道してもらったミミズはたくましい。そういえば、今年はよく花が咲いた気がするのはミミズ効果か。
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だいち2号

2014年05月24日 | 生活・ニュース


 「いい年をして」と笑われそうだが宇宙の話には関心がありのめり込むことがある。といって、そのために特別な学習をしたことはない。ただ、時の報道から「そうなのか」と学ぶだけ。ボストーク1号で世界初の有人宇宙飛行をしたガガーリンの、宇宙服の丸い窓から見せた笑顔と「地球は青かった」は記憶している。あれは1961年だから半世紀が過ぎた。この間、大国は競って宇宙へと莫大な投資をした。直近では若狭さんの帰還に日本中が拍手を送った。

 今日、陸域観測技術衛星「だいち2号」の打ち上げに成功した。昼のNHKニュース、生でその瞬間を見た。だいち2号は「将来発生すると予想される東海・東南海・南海地震や、首都直下型地震、大規模水害などの広域巨大災害が発生した際、宇宙から観測した被災地情報を迅速に提供し、国及び自治体における災害対策に役立てます。また、災害時だけではなく、地図情報の更新や森林観測など、平時での利用も拡大します」(宇宙航空研究開発機構)。

 関心はあるが考えないことにしているのは宇宙の誕生、難しくて理解できないことばかり。そのひとつ「ビッグバン」という大爆発のような現象、らしいと思わされている。その爆発した物は何なのか、聞いても読んでも混乱して理解できない。無から有が生じたように思えて仕方ない。しかし、無から有が生じるとは信じられない。そして宇宙の最果ては137億光年の外側に広がるか、それはビッグバンの時から137億年過ぎないと分からない。などと寝ぼけたようなことを考えたりする。

 だいち2号は1号の識別性能10メートルに対し1~3メートルと向上している。災害状況の把握には有効だが、まずは災害の起きないことを願っている。長い白煙を残し青空の彼方に遠ざかるロケットを見送りながら思っていた。
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水鏡のように

2014年05月23日 | 生活・ニュース


  普段、川を下っていく水の流れを特に気にしない。しかし、平常より水量が増し濁流となる。それが堤防を壊し氾濫するすると人の力ではそれを止める術がなく、ひたすら水位の下がるを待つしかない。この水の力とその怖さを繰り返し何度も経験した。今年はエルニーニョ現象の発生が予測されており、洪水の回数増も心配される。

 一方で「水清ければ魚棲まず」という。澄みきった水の中では、魚も身を守る場所がないことから住みつかなくなるということわざ。人間も人格があまりにも清廉すぎると人に親しまれず、敬遠される、と言い換えられる。これは難しい、私欲のない清らかな人なら範としてもよさそうに思うが、そうではないところが世間だ。

 水は人を含む生き物すべての生存に欠かすことができないもの。それほど重宝なものにも「水は方円の器に随う」ということわざがある。「方」は四角、「円」は丸。「水は入れ物の形によって、丸くも四角くもなる」という柔軟さがある。似たことわざとして「朱に交われば赤くなる。善悪は友による」と人の生きざまにも例えられている。

 今、寸分の違いもなく新緑のままをうつしている静かな川面、これを水鏡という。水面に自分の姿などをうつしてみることも水鏡という。水面に自分の何をうつしてみるか思いつかない。創造や気持ちはうつらない、残るは体つきになる。うつそうとしたとたんに川面が驚き波紋を呼び起こすことは間違いない。それがありがたいのだと緑色の川面を眺める。
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今のところ順調

2014年05月22日 | 自然 季節



 暦の上では昨日が24節季8番目の小満。説明はいろいろある。「陽気がよくなり、草木などの生物が次第に生長して生い茂る、陽気が良くなって、万物が次第に長じて天地に満ち始める」などとある。そんな中で「田畑を耕して生活の糧を稼いでいた時代には、農作物の収穫の有無は人の生死にかかわる問題でした。そのため、麦などに穂がつくと『今のところは順調だ、よかった』と満足したことから小満と言う名前が付いた」ともいう。

 小満にあやかったかのように、2週間前プランターに植えたミニトマトとキュウリの実がついた。トマトは直径5ミリほどが2個、キュウリは2センチあまりが1本、小さいがそれなりの姿をしていてほっとする。かっての人らが「今のところは順調だ、よかった」という小満の云われを実感する。

 「畑には作業がなくても行く。それは土に足音を聞かせる、それだけで畑の土は期待に応えてくれる」。これは菜園を楽しむ複数の人の共通項だった。プランターは狭い庭に並んでいる。足音を聞かせに行かなくても朝に昼に夕に、家族のいろいろな足音を聞くだろう。菜園家のように気持ちを込めた足音ばかりではないが、水やりの時はそれなりの気持ちを込めている。

 キュウリの苗は、「触ると痛いトゲのあるようなキュウリ」と種苗店で店主に伝えたら「接ぎのいい苗」という勧めで買ったもの。ここまでは勧め通りのようだ。これからは「たっぷり水をやり、高温乾燥期にはワラを敷く」と新聞の切り抜きに載っている。さて、今は小満を満喫している。
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