日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

サイドブレーキ

2009年03月31日 | 生活・ニュース
               

鈍い衝撃音と同時に体が前に振れた。ハンドルを握っていたからか大きな衝撃は感じなかったようだ。助手席の家内は前に傾きその反動はヘッドレスで止まった。2人ともシートベルトは締めていた。これは、下り坂の交叉点で信号待ちしているとき追突された時の様子。

急停車で追突されることはあろうが、信号待ちで停車中にされる追突は防ぎようが無い、受身になって改めて思った。

「信号待の停車でもサイドブレーキはかけておく」、自動車学校でのこの教習内容は卒業してからも守り続けている。もしサイドを効かしてなかったら前車に追突していただろうと思う。40年以上、バカのひとつ覚えのようにも実行してきたが、よい結果になった。

車の損傷はハッチバックが開かないなど見かけ以上に大きい、これは車のプロのみたて。初めての車検まで丁度1年を残している愛車、どんなことになるやら。

家内は、事故の驚きと怖さが抜け切れていない。今のところ怪我の様子などまだはっきりしない。

(写真:追突の直後)
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親鸞 その2

2009年03月30日 | 生活・ニュース
               

昨年の暮れに親鸞聖人報恩講へお参りしたとき「毎日楽しみにしている」「読みやすい」など中国新聞連鎖中の小説「親鸞」が話題になった。

その親鸞の切抜きが200回を越えた。切り抜いたものは我流で製本している。1冊目は昨年の12月、96回「黒面法師の影」、2冊目は198回「選択ということ」のそれぞれ最終回までとした。

表紙は小説のタイトル「親鸞」をスキャンして印刷し目次もつけた。製本したものをめくりながら「これは世界で唯一無二の親鸞本」とひとり悦にいっている。

小説親鸞の特徴のひとつに、その日の初めに出る名前や地名、言葉にルビがついている。これが嬉しい。読みやすさと親しみやすさを感じさせる。古い時代の言葉や名前は読みづらい。特に仏教用語などは難解なだけでなく読みづらいとその先へなかなか進めない経験をしている。

今年1月中国新聞文化欄で「200回で念仏法難までたどり着き、400回で完結したい」と作者は語っておられた。法然上人のお側へ近づけた範宴、90歳までがどんな展開になるのか楽しみだ。連載が終わったとき「私の親鸞本」は本棚の大切な蔵書となり、あわただしくすぎる日々の潤いになるだろう。

(写真:私製本の親鸞2冊)
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随筆の集いから

2009年03月28日 | エッセイサロン
               

毎日新聞山口県版で始まった「はがき随筆」、小さな窓のようなコラム欄(選者の福田百合子先生)が今年4月で38年という歴史を積み重ねるという。その県大会が新山口駅前のホテルで開かれた。所属する会から同大会で「準大賞」に選ばれた方を含む5名が出席した。

各賞で作品の一文が織り込まれた表彰状、聞く側にも表彰の意味が理解できこうした会ならではのユニークさだろうか、よかった。また、主催者の挨拶、記念講演からは幾つかのメモが残せた。これからの作品作りへの参考にする。

この「はがき随筆」へ投稿を始めて2年半、これまで何編かが掲載されたが、初めて掲載された時の感動は忘れていない。高卒者の採用試験で不採用とした理由を説明するため学校訪問をするときの生徒たちへの思いを書いた「彼岸花のころ」というタイトルでした。

県下には毎日投稿される方もあるそうだが到底足元にも及ばないが「たかが252字されど252字」。「いいネタ・いい素材」は素材自らが書く人の背中を押すという。そして書くことを鍛錬することにより内から発するものに出会え、胸をうつ作品になる、とメモ書きしている。

長寿の生きがいそれは「人生に喜びを持つこと」、これは38年間の選者を終えられる詩人:和田 健氏の退任ご挨拶の言葉。94歳にしてなお矍鑠たる氏の姿に拍手を送りつつ「書くことが喜び」になりたいと思っていた。

(写真:表彰式のひとコマ)

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命 名

2009年03月27日 | 生活・ニュース
               

08年:カーリング型、07年:デイトレーダー型、06年:ブログ型、05年:発光ダイオード型、04年:ネットオークション型と命名されている。これは(財)社会経済生産性本部が毎年の新社員の特徴を分析して命名した「入社年度別新入社員タイプ」。

今年はエコバック型と呼ぶそうだ。採用面接の際に、環境保護や社会貢献といった問題について関心を持っていると話す学生が多く、さらに節約志向で無駄を嫌う傾向もあった。折り目正しく、才能を活かすためには十分な育成が必要だということでエコバック型になったそうだ。

明治生命が発表した今年の新社員約千名の選んだ理想の上司は「イチロー」と「真矢みき」。WBC10回表の2打点を打つ前の正眼の構え、あの映像は理想の上司とするに異議を挟む者は無い。育成してもらえる上司とエコバック型の命名とが妙に合致するところが面白い。

名付け、特に自分の子どもの時はあれこれと考え悩むと相場が決まっている。そしてそれぞれに謂れのある名前が付いた。子どもはこのもらった名前を生涯大切に守っていく。などといえば古臭いことをとに聞こえるが、とにかく名前は一生ついてくる。

エコバック型の特徴と命名された新しい社会人、それぞれがどんな枝や葉をつけ、それを後の世代へどのように伝えていくか、新しい芽吹きを期待しながら剪定された幹を見上げていた。ゆっくり流れる白い雲が「焦るな」と諭してくれる。

(写真:剪定され裸になった幹)
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気持ち

2009年03月26日 | 生活・ニュース
               

桜の開花情報を初めとして春の花便りが写真を添えて知らされ、いながらにして各地の花を観賞出来る。べんりなものだ。花屋さんの店頭も賑わっており春たけなわ。

ある施設の男子トイレの手洗い場に並んでおいてある花瓶の数輪の花が目についた。ちょっとなにか違うなと触ってみると造花だった。その材料は花も茎も葉も硬い樹脂性の梱包用の紐が上手く組み合わして作られている。

青には白、黄には赤、桃にも赤など色違いを組合わせた花柄の細やかな造りに作者の心遣いが伝わる。

費用削減のあおりで生きた花は使えなくなったのかもしれない。それなら花なしでも致し方ないが、細やかな手作りの造花を置いておく、訪れた人への心遣いが嬉しい。

人目につかなくてもされている小さな心配りに温かい気持ちを感じ、感謝しないわけにはいかなかった。施設全体が桜の満開にもにも負けない明るさを思わさせた。

(写真:生け花にも見える気持ちの籠もった手作りの花)
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蛸 壺

2009年03月25日 | 生活・ニュース
               

タコ捕り用らしきつぼの積み重ねを「気持ち悪い」と言いながらもシャッターを押し続ける彼女は大の釣り好き。確かに積み上げられた壷の口の並びは見方によっては気持ち悪かろう。

蛸壺は首の部分のくびれた単純な素焼きの壺と信じていた。積み上げられた臺が蛸用だろうかと思って聞いてみた。このごろは「素焼きの円筒状の壺の側面にセメントなどでカマボコの型に加工して重くしている」そうで、積んであったものは説明の通りだった。

蛸はなぜ臺で捕れるか調べてみた。タコは身を守る固い殻などを持たない。身を守るため海底の岩場の中に隠れている。潮の流れをみて岩場から出てイシガニや小魚、貝などを短時間で捕獲するそうだ。

潮が変り岩場に戻ろうとするとき、隠れる場所の少ない砂地などではタコにとって危険地帯で魚の餌になることも多く、いい隠れ場所があればタコはこれ幸いと入り身を隠す。海底から蛸壺を引き上げる時も、壺から逃げるタコは滅多にいないそうで壺の中でじっとしているので蛸壺で捕る。

蛸は安住と思いし処が、漁をする側からみれば「臺にはまった」ということになるが、これは人の知恵が上回っているということだろう。蛸だから許されもしようが人を臺にはめてはいけない。特定給付金の手続きも始まる。詐欺グループの臺にはまらない、周りの人にも気を配ろう。

(写真:ちょっと不気味な蛸壺の山)
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発表会

2009年03月24日 | 生活・ニュース
               

新聞の文化欄には各地・各種の展示会や発表会、講演会などの開催情報が掲載され、本州最西端のこの地でも関西から九州までの様子を知ることが出来る。ネットでも発信されており興味ある方はたまらない気持ちになるのではと紙面を見ている。

大家や著名人でないから新聞などには載らないが、趣味や同好の集いの作品展も多い。先月、陶芸教室1周年「しろうと陶芸作品展」を開いた。展示前は年甲斐もなく恥ずかしいなどと言いながら、多くの方に見ていただいたことで自信がわいてきた、という風に変わった。

今日から知人グループの写真展がはじまった。この1年間の作品30点あまりが、目線の高さに飾られていて観賞しやすい。作品は小型で展示に派手さはないがそこが素人展らしくていい。作品は「上手く撮っている」と2度、3度と回った。

こうした素人の展示会や発表会もその場所探しが大変であるが、今は公設の施設が安価で使用できることから可能になっている。

はじまった写真展では地域再発見や心休まる風景、水鳥親子の情愛、見慣れた風景の大胆なカットなど微笑みながら観賞できる。よくもこんなシャッターチャンスがと思う「水中のデート」。モノトーン風だが、これはお勧めの1枚です。
中央図書館で29日まで、時間のある方はお立ち寄りください。

(写真:デジカメ同好会の展示風景)
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春うらら

2009年03月23日 | 生活・ニュース
               

暖かく明るくおだやかな日より、橋の上から川面を眺めているとつい口ずさみそうな歌、

   春のうららの 隅田川、 のぼりくだりの 船人が
              櫂(かひ)のしづくも 花と散る ながめを何に たとふべき

これは滝廉太郎の歌曲「花」の歌い出しで歌曲集『四季』の第1曲だそうだ。春の隅田川を櫂をこいで進む船の情景が浮ぶ。歌詞の中には桜や青柳なども歌われ、隅田川を錦川に置き換えても歌えると思いついた。

博識の知人が錦川沿いの国道を上流へ向う車中で教えてくれた錦川のことを思い出した。

日本に「川」の名前は万とあるが「にしきがわ」という川の名前は他に無い。また「錦」という1字を使った川の名前はここだけ、日本で1箇所だから自慢して良いと。

その知人は、錦という意味は、金糸銀糸を使って華麗に織りなした織物という意味がある。錦川沿いの四季の風景は金糸銀糸の織物にまけない上品な美しさがある、と続けた。彼は写真好きでカメラを離したことはない。

錦川の錦が錦帯橋の命名になったのか、その逆なのかなどはどちらでもいい。金糸銀糸の織物に並ぶ美しさを備えた「錦」がつく日本一が二つもある故郷、大事に守って繋いでいかなければ、そんなことを思っているとき戦闘機の轟音で我に返った。

岩国基地の騒音訴訟が今日から始まった。

(写真:春うららの錦川、遠景は錦帯橋)
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ネギと春菊

2009年03月22日 | 生活・ニュース
               

最近、野菜の消費動向が変わった。スーパーには並ばない曲がったり捩れたりしている、見かけのよくない商品を売る、それも専門に商売をする方があると報道された。栽培される方が分かっているから安心、というのは商店側の言い分。

仕入れの方法は売る側が直接農家を訪問し、形が問題でスーパーに出せないで残った野菜を現金で買いとる。スーパーには出さないが自家用で余った少量の品でも買いとる。現金を受けとる農家の方の笑顔が印象に残った。

食の安全問題が大きな政治・社会問題化して以降、こうした傾向が一段と強くなったというのはよく分かる。家庭菜園とは言えないくらい大がかりな野菜作りをされる方も多く知っている。その行き先の多くは「息子や娘やその家族」、保障付きの安全野菜は喜ばれる。

プランタンにネギと春菊、これが我が家の自家用野菜。購入したネギの元気そうで根のあるものを、白い部分をとめておくだけ。水は撒くが特に肥料をやるわけでもないが、しばらくはいただける。春菊も同じ。

「どろがついとるけえ」といただく野菜は平凡だけど瑞々しい。スーパーの散水で潤った葉とは香りが違う。いつも感謝しながらいただいている。ふたまたの大根をいただいた。左右で味が違えば面白いのだがとバカなことを思いながらお礼をいう。

(写真:我が家育ちのネギ)
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白蛇 錦帯橋を渡る

2009年03月21日 | 生活・ニュース
               

錦帯橋そばの桜開花の標準木、お昼前にあと一息で開花か、この陽気だと午後には宣言かな、そんな感じで観察した。標準木とあって眺めたり写真を撮る人も多い。

錦帯橋付近の桜、咲き始めも見られるが、大方はつぼみで開花までもう少し。それでも桜の下でお弁当を囲む家族連れが幾組かあり、陽気に誘われソフトクリーム屋さんは大繁盛、錦帯橋を渡る観光客は途切れることなく続いている。

その橋に突然観光客を驚かせる怪物、長さ10㍍はあろうかという天然記念物の白蛇が現れた。本当の白蛇は目はルビーのように赤く、全身は白く光沢があり、清楚な姿でとても神秘的である。性質はおとなしく温順で人に危害を加えることもない、と紹介されている。

その張りぼての白蛇、岩国まつりではおなじみで市民からは親しまれ、観光のシンボルかもしれないが、錦帯橋へ現れたのは初めて見た。黒装束に白鉢巻の若集に操られる白蛇は、ゲージの中の本物とは違い、威勢よく蛇行している。

白蛇の前を和装の新郎新婦が歩き、祝いの四斗樽がこれを先導する。結婚式の祝いとして考えられた志向だろうが、観光客の皆さんは思わぬ出会いに大喜び、カメラの放列となった。新郎新婦はちょっとスター気分か。行列は近くの老舗割烹の門をくぐり見えなくなった。

のどかで平和を実感しながら、こんなに穏やかな暮らしを味わえない内外の多くの人を思うと、少しすまない気がする。

(写真:めったと見れない錦帯橋を渡る白蛇)
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