各地で乾燥と河川の水量減が報道される。前者はこのところの火災多発の一因となっている。火災件数もだがこのところの火災による死者の多さにも驚き、他山の石として火の元には留意している。泥棒は物は盗るが家は置いていく、火事は両方を持っていく、子どものころ、火を片付けるとき祖母はよく話していた。
先日、知人が雪より雨が欲しいと話してくれた。ダム湖底に沈んだ実家の跡が見えると聞き姉妹で見に行ったという近隣の人の話しから水不足は深刻なのではと思った。そんな心配を払拭するには焼け石に水かもしれないが、市内で20㍉あまりの雨が降った。草木はほっとしたのではなかろうか。
市内のアメダスによると今日は日照時間はなし、それもあり最高気温はお昼の7度。そんななか、下校の児童は傘を振り回しながら何を急ぐのか霧雨の中を駆けていく。半ズボン姿はちょっと冷たそうにみえるが子どもらには何でもないようだ。
年頭に同人仲間の一人がエッセイ集を自費出版するという幸先の良い年明けだったが、早くも最初の月が終わる。今年は「平成最後」を枕詞にして多くの行事が行われた。平成制定の前日が「昭和最後の日」で1989年1月7日の土曜日だった。呼び出しで出社しいろいろ対応した。その日は崩御を悲しむかのような静かな雨の一日だった。