梅雨が明け日ざしが強くなると、我が世の夏と育つのが雑草。1キロくらい続く川沿いの遊歩道にはそれがいつの間にか、そう高くはない私の背丈をこえて茂っていて川面が全く見えなくなった。川魚を狙うアオサギなどを見ながらの散歩が出来ない。
この一帯は1昨年から浚渫されたり、法面の雑木除去、中州の整地などが進み梅雨ころまでは広々とした川幅と豊かな水量を眺めることができていた。
そんな雑草の中に川面までの法面を覆った花畑が広がっている。そこは雑草も花に遠慮したのか、その中に姿が見当たらない。どなたかが種を蒔かれたのだろが、百日草は盛りと咲いている。名前の通り花の咲く期間が長いという、それを織り込んで咲かされたのだろう。
ここを散歩する人は多い。背丈ほどの雑草が続きそれが途絶えたところに百日草がある。百日花といわず草という。雑草の中に似合う花なのかもしれない、ひとり勝手な説を立てた。
(写真:法面に咲いている百日草)