
「錦帯橋まつり」は毎年4月29日に開かれ今年は47回目になる。岩国初代藩主の吉川広家公没後400年、岩国市広域合併20周年にも当たる。例年通り奴道中、大名行列、岩国太鼓、火縄銃鉄砲隊共演、南条踊りなど多くの行事が、大明小路・錦帯橋・横山を中心に催さる。
同じ日、大名小路の西側の本町通りの一部でも地域手作りの「本町えぇんじゃ」が催される。本町通りは市の中心的商店街で一時は「銀座」の別称で呼ばれる賑いを呈していた。車社会と郊外型大型店舗の出店とともに閉店が相次ぎその姿は大きく変わったが、旧岩国七町の意地は生きていた。その七町のうち「玖珂町」と「柳井町」の二つの町で「本町えぇんじゃ」が開かれる。
玖珂町は山陽道の宿場町として古くから栄えた玖珂市(現岩国市玖珂町)から主な商人を集めて作られた町。柳井町は古くから海運の要衝として栄えた柳井津(現柳井市柳井津)の商人を集めて作られた町。玖珂町は今の本町1丁目、柳井町は同2丁目に当たる。旧い通りの面影が残っており散策にはお薦め出来る。
ここでは大明小路やテレビに登場するような豪華絢爛な飾り付けなどは見れない、チラシからそう受け取っている。しかし、素朴で地味な、それでいて懐かしく身近な店々やおやっと思えるしつらえもあるようで、小さなお子さんには珍しさ、大人はなつかしさを感じる催し、そんな思いがするので足を運んでみようと思っている。開催は10時から14時半とある。
(今日の575) どんな仕掛けどんな屋台か見てみよう
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