日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

花笠道中記

2019年11月30日 | 生活・ニュース

 青い空の下を歩いている。角を曲がったら正面の青い空に白い雲、美空ひばりの歌う花笠道中がピンときた。「これこれ 石の地蔵さん 西へ行くのは こっちかえ だまって居ては 判らない ぽっかり 浮かんだ 白い雲 何やらさみしい旅の空 いとし殿御の 心の中は 雲にお聞きと いうのかえ」。

 というのは、同好会仲間に博識の人がいる。その人は歌謡曲にかけても広い知識の持ち主で、手持ちの資料も相当な量だと思っている。その博識の人が、先日「美空ひばり選曲集」を手作り、その中の一曲に花笠道中が含まれていた。聞き覚えで耳の奥に残っている歌の一つでもある。

 殿御に変わる連れなどいない一人歩きだが、年甲斐もなく何か浮かれたような気分になるのは、曲のテンポの良さを思い出したからだろう。こうして思って見ると、美空ひばりはやっぱり素晴らしい歌手だった。音痴の私にさえ歌詞とテンポを思い出させるのだから。歌詞にある案山子や蓮華も身近なものでいい。最近の歌詞の難解さを改めて感じる。

 今でも道中という言葉に合う旅姿がある。四国八十八カ所を歩いて回る人のFBを訪問している。咲き乱れる花畑やよく育っている野菜畑などなどを眺めながらの道、薄暗い林道や急な坂道、盆地の真ん中に続くのどかな道などいろいろ写真で紹介される。石の灯籠や道標などもあり花笠道中現代版というところだ。それにしても真っ青な空だった。
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経験からの事実

2019年11月29日 | 自然 季節
 

 思い出す古い話。「モミジが散り始めると『はやり風邪』がふえる」、年取った女性のそんな経験談だったが、話のような季節になった。「流行り」にはいくつかの解釈がある、ここでは「好ましくないことが広まる」という意味がピッタリと思う。流行り風邪がいまのインフルエンザーに当たると思えばの話だが。

 経験からと話すと「科学的でない」と拒否や否定されることが多い。科学的な証拠も、いくつかの思考の事実を合理的に体系的づけたものでしかない。そこに観察や分析で数値などの裏付けあり確かな証拠になる。モミジが散ると風邪がはやる、それは「自然との長いつき合いから積みあげられて得た事実」で間違ではないと思う。狭い地域ではこうした言い伝えが科学に勝るかかもしれない。

 インフルエンザーが流行し学年や学級閉鎖も報道されている。今年は例年より流行が早いと言う。その原因の一つに、ラグビーワールドカップの開催で訪れた来日者が持ち込んだ、という医師の話が今朝も紹介されていた。それが流行りの根源だとすると、2020五輪・パラリンピックではラグビー以上の来日がある。ここは科学の力で侵入と流行りを抑えて欲しい。

 「県内、インフルエンザーが流行期に入った、各人が感染予防に努めるように」と市からメール。それには予防のためにうがいや手洗い、マスクの着用、室内の適度な加湿、睡眠とバランスのとれた食事、ひとごみを避けようなどマニアル通りの知らせもついている。ここ何年か風邪は引いたが幸いなことにインフルエンザーに罹らずに過ごした。この冬場も気を抜かないで過ごそう。
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次回は傘寿

2019年11月28日 | 生活・ニュース

 いつ始まったのか忘れるほど長く続いている会、特別に何々をするという集まりではない。高校卒業時の近郊に住む級友が集まって一杯やる、そんな気楽な会、先日は70代最後の集まりになった。当初は関東や関西、広島在住の友も参加していたが一身上の都合などで次第に遠のき、今は発足時の姿になった。

 元々のメンバーも年を重ねてきて3分の2ほどに減った。欠けていった訳は、日本人の2人に1人がかかり、3人に1人が死んでいく(全国健康保険協会)というガンだった。参加メンバーでガンの手術経験者も3分の1おり、改めてその多さに驚く。また、体調不良で参加見送りもあり、出席出来たことに幸いを感じあった。

 このところの話題はもっぱら後期高齢者の姿そのまま。全員が完全リタイヤとなり、仕事関係の話は消えた。定石通りの孫や通院、菜園などの合間に趣味を楽しむことなど。みんな健康には気を配っていることがよく分かる。一人ほど曽孫もおり「守で若返る」と笑わせる。酒量も食欲もかっての勢いはどこかに置き忘れてきたようだ。

 いつの頃からか「この会、最低でも傘寿までは続けよう」が中締めの締め言葉になっていた。その最低が次回ということになる。「パットやろうで」「内容は幹事一任」ということで中締めとなった。久しぶりの繁華街、その閑散とした通り、偶然かもしれないが現役時代の賑わいのカケラほども感じなかった。そんな通りで警察車両の赤色回転籐灯が周囲を照らしていたが何があったのだろうか。
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校庭の紅と黄

2019年11月27日 | 生活・ニュース

 近くの小学校の運動場を囲むように幾本もの樹木が植えられている。四季それぞれの装いを見せる。花を咲かせ、葉の色を変え落葉する樹木もある。常緑樹は夏の日陰を提供しながら運動場の乾いて白い地面に陰を落とす。児童らが見えなくてもその姿は変わらない。その中で春の桜と秋の紅葉がやはり見ごたえがある。

 こうした自然の変化を撮りたいと思ったら、樹木の下で時間を過ごしていた。いつからだろう、「部外者立入禁止」の表示が門扉に付けられた。それ以降は道路からの眺めだけになった。確かに、通りがかりとはいえ学校施設に足を踏み入れるのは遠慮すべきだろうが、自然の変わり様を見る、そんな軽い気持ちで、門扉から入っていた。

 表示の狙いはよく分かる。子どもを巻き込む各種犯罪の頻発を考えれば、児童らの安全確保は学校に課せられた重要な使命の一つになる。その策の第一は部外者を校内に立ち入らせないことだ。校門も閉まっており、出入りする車は都度開閉しなければ通れない。物騒、「世間が騒がしく何が起きるか分からない」そんな危険な感じがする事を児童らには教えたくないが、安全のためには必要なのか。

 そんな物騒な世情を知らぬ樹木は、繰り返し四季の装いをする。今年も鮮やかな秋から初冬への移ろいを黙って見せている。通りがかりの年配の婦人がモミジの落ち葉を2、3枚「栞にします」と拾った。拾われたモミジの葉はどんな栞になるのだろう。今年の紅葉ももうすぐ終わるが、モミジには思い出になる年になるだろう。
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食い気

2019年11月26日 | 陶芸

 「色気より食い気」、ある解説では「外見をきれいにして異性の気をひく恋愛よりも、おいしいものを食べたい気持ちのほうが強いこと」から 転じて「外見上のことよりも実益を気にするという意味でも使われる」とある。色恋の話は別にして「食べたいと思う欲望」と言った方が庶民の実感にあう。

 食は年齢性別など区別なく健康、生きていくためには欠かせないなくてはならないことは誰でも知っている。しかし、その好みになると頭の数だけ違いがある。食い気が途絶えると要注意、要観察の対象になる。私はあるとき体調不良で諸検査を受けた。検査結果を見た医師は「食事はとっているか」と問う。普通に摂っていると答えると「それなら入院しなくてよし」と診断し薬を処方した。その時、、食事の重要性を改めて感じたことががる。

 話を現実に戻す。高齢者ばかりの陶芸同好会、昼食をはさんで粘土と格闘している。格闘の合間の昼食は施設の食堂を利用していた。年金生活者には若干高めの値段でも内容に満足し「楽しい昼食時間」だった。ある時、食堂の運営業者が変わり、それまでの楽しく楽しみな昼食が出来なくなり、全員が弁当持参に変わった。

 施設職員さんの協力もあって何年かぶり食堂を利用することになった。その1回目のメニューは肉うどん、むすび1個、コーヒーのセットで550円。食い気を満足させるメニューではないが、年齢を思うと「腹八分」という格言を思い出す。どんな推移になるのか様子見になる。弁当作りや調達からひとまず開放となった。
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平和のために

2019年11月25日 | 社会 政治

 店内にはクリスマス、歳暮、お節、年賀状などの関連商品などの販売や注文承りが呼びかけられている。師走に向かう店内やチラシなどから年末がやって来ること教える。その前にやって来るクリスマスはひと月先。映像で見るそれはなんだか盛大な祭りという形でしか伝わってこない、これは無縁な者のひとり言だ。

 来日中のローマ教皇フランシスコは昨日、長崎と広島の二つの被爆地で「平和への願い、核兵器の破棄」について強い願いを込めてメッセージを発信された。広島では「戦争のために原子力を使用することは、犯罪以外の何ものでもない。人類とその尊厳、倫理に反する」と、心に響く口調で核兵器を保有することも使用することも強く否定された。

 メッセージの一節一節は共感できる内容で「戦争はいらない、核を頂点とする兵器はいらない」という願いが随所に満ちている。平和はそこから生まれるともとれる。また、平和は真理と正義をもって築くもので、今、多国間主義の衰退で兵器の革新が伴い危険である。このことに、あらゆる国の指導者は緊急に注意を払い力を注ぐべきという。

 平和希求への強い願いを込めたメッセージには、信者ではないが共感した。被爆地からの発信ということがそう思わせたのかもしれないが、各国、特に我が国の為政者には教皇の願う戦争の無い地球のために、兵器で脅したり使用することのない平和構築に勤しんで欲しい。今年のクリスマス、平和に向けて思いを注ぐそんな意味が少しでも加われば戦争への道は少し遠ざかる。
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雑草雑感

2019年11月24日 | 社会 政治

 いつだったか、「雑草が茂っている」という表現に「名前のついていない草はない」と突っ込んだひと言を読んだことがある。「草青む」と言えば春になって草が青々と生え出る、「草茂る」と言えば夏に草が密に生え伸びる、そんな様子を表す表現で季語になっている。しかし、それも過ぎると季語では言い表せない様相になり、時には深刻なことになる。

 山間部で耕作放置され雑草が覆い茂った田畑の雑草刈りに参加したことがある。そこで見た草は季語では表現できない姿だった。草の茎は人力では折れないほどに太く硬く高くなり、まるで小木の様に根を張っていた。草刈機でなければ到底処理しきれない現実に驚いたことを記憶している。市内でも放置された棚田で牛や山羊に雑草を食べさせている光景を見ることがある。

 こうした放棄地の雑草は山間部や田畑だけではない。散策で歩く道沿いにもそうした個所が増えている。それが住宅地域になると目につく。そこに不動産会社の立看が立っているが、文字が色あせたり、雑草が文字をなぞる所もある。そこには諸事情あって放置に至ったのだろうが、住宅地のそれは何とかならないかと思いながら、政治の地方創生の空念仏を知る。
 
 わずかな菜園で野菜作りをしていたころは、畑の周りや畝に生える草抜きも大事な畑仕事の一つとだった。周囲に茂る雑草は鎌で刈った。毎回、砥石で研いで出かけたが、今なら草刈機を使うだろう。最近は草刈機なので能率的だが風情がないと書く人もいる。それはともかく、空き地を管理している不動屋会社、たまには雑草処理をして欲しい。
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ゑびす祭り

2019年11月23日 | 町かど
 
 氏神様の「ゑびす祭」、記憶に残っている子どものころは初冬の寒い寒い祭だった。小学校低学年のころ雪のちらついた覚えがある。当時は道の両側に屋台がズラリと並び、子どもは親と手を繋いでいないとはぐれて迷子になるくらい混雑していた。それは終戦から数年くらい過ぎたころの思い出になる。

 通りには御幣が張られている。取り付けられた紐、昔は細いわら縄、今は樹脂製の白いロープに変わった。近くにわら縄を作る農家があった。わらの差込口は朝顔形で先端は一気に細くなる金管、2本か3本のわらを差し込むと、金管の先端にのぞいたわらをねじりながら送る回転棒がって送りだす。その動力は足踏みで歯車を回していた。農作業の名残を覚えている。

 ゑびす祭りの通りも、歴史ある家々が建ちかわり、次第に今風の通りに変わってくる。それにつれ御幣の似合う家の数も少なくなった。休日の温かい日だが参拝した時は人人出はまばら、出店も数店、神社の人と話したが宣伝不足に感じた。伝統ある祭典なので賑わって欲しい。

 恒例のおみくじは大吉。「する事なすこと幸いに種となる 心配ごとなく嬉しい運ですからわき目もふらず一心に自分お仕事にはげみなさい」そして「色や酒に溺れるな」で完。年末に向かって心して過ごそう。

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8K・5G・AIの先

2019年11月22日 | 社会 政治

 機器やツール、インターネットを活用した「IT化」を進め、マンパワーに掛かる仕事の手間や工程を削減し生産性の向上を図ろう。生産性向上のためには欠かせないことだとIT化が導入された。いや、現役のころは、省力化を始め各種合理化の推進を図る一端を担った。今ごろは「IT化」など古臭くて言われなくなった。4Kや8K、AI、5Gなどが新語の様に生まれ社会を変えようとしている。

 テレビ画面の大型化に伴い映像の美しさが問われ、ハイビジョンの登場に歓喜した。液晶画面は世界をリードしたに日本だったが衰退、海外へ渡った。東京五輪に向けTV業界は4K、8Kへ移るという。4Kになると画素数が横3840、縦2160の2Kの2倍になる。8Kになると4Kの倍の画素数になり画面は一段と美しく細やかになる、という。ちなみに4Kはフルハイビジョンの4倍の画素数という。

 さらに5G。Gはゼネレーションの略で「世代」を意味するそうだ。5Gを巡っては米・中が力を絡ませた取引や対立を深めている。5Gを制すれば世界を操ることになりそうな気配を感じる。5Gの能力を語るとき、今は何時間もかかるダウンロードが数秒で終わるという説明に出会う。大容量で高信頼の通信が多数の通信機器で可能という。私の日常では必要を感じない世界になる。

 人命も高額な医療機器が診たり判断したりする世界に進み、手術も遠隔操作で可能になるという。5Gの世界では各人の身体状況を瞬時に把握できるため、健康に異常のある人が発見できる。漫画や夢だった世界がそこまで来ているらしい。こうした機器などを操作できる人だけが生きていける世界は味気ないだろう。

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持久走大会の準備

2019年11月21日 | 生活・ニュース
  近くの小学校の運動場、紅白の運動帽をかぶった児童が、白線に沿って走っている。ひと学年全員だろうか百人を超える人数、それは体つきから1年生くらいに見える。駆けるゾーンと歩くゾーンがあるようで、無理をさせない配慮だろうか。
 
 毎年この時期になると見かける光景で、真剣に走る児童の姿は微笑ましい。数人の教師も一緒に走りながら、児童の様子に気を配っているのが見ていて分かる。半袖半ズボン、運動会と同じ服装、風邪を引くな。県内にインフルエンザー注意報が出た。
 
 この小学校は、終戦直後に入学し60数年前に卒業した母校。創立80周年が4年生の時だから、150年近くの歴史を持つ。校舎も周囲も在校時の姿は残っていないが、一つだけ形が残っている。それは講堂の外壁に取り付けてある校章、菱形の中に「岩国小学校」の岩が浮かんでいる。
 
 小学校便りによると持久走大会は12月3日から5日に学年別に行うとある。昨年の大会、父兄や祖父母の応援がすごかった。児童には励みになるだろう。ちなみに、私が在校のころに持久走の記憶は無い。天気に恵まれることを祈っている。
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