日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ゆく夏

2014年08月31日 | 生活・ニュース


 夏が終わる。暦の上では処暑が過ぎ新涼の時期となっているが、8月は夏という感覚は変わらなかった。が、この夏、梅雨明け以降は「おかしな日和」が続いた。とにかく雨が多く日照りがなく、かってないないゲリラ豪雨が各地で発生し甚大な被害が生じた。原因は太平洋高気圧の勢力が弱く、西に張り出さなかったこと、と総括されそうだ。人の力は気象状況を解明してもその制御はまだできない。コントロール出来る日が来るだろうか。

 朝方の爽やかさのせいか、雨にも負けずひと夏楽しませてくれた朝顔の数も少なくなり、その状態に元気がない。花の大きさも心なしか少し小さくなった。そろそろ終息が近づいたようだ。そう思わせるのは無数の種がつき、中には殻が開いた状態もある。どの実が花のどの色か判別できる術はないかと毎年思うが、それ以上進んでいない。

 それでもいくつか夏の記憶に残ったことはある。孫の語学留学、プロ野球2軍公式戦の観戦、100ミリを超える降雨の中での息苦しさ、第3回岩国検定試験へ向けてのCD準備、タイ料理での会食、オオサンショウウオとの出会いなど初めての事柄がいくつかあった。2軍戦は「はがき随筆」の題材にして投稿した。採否は選者の読み方次第、早朝、掲載ありの電話のあることを期待して待つ事にする。

 ほかにも「大浮世絵展」は印象に残った。再び出合えないかもしれないこともあった。それは我が家の上空、といっても幾重にも交叉している電線で、話に聞いていたツバメの巣立ちを見たことだ。整列した20羽近くのそれは数家族分だろうが、彼らの成人式に遭遇したようで感激深い光景だった。来春、この地で会えることを希望する。

 第59回全国高校軟式野球選手権大会の中京(岐阜)と崇徳(広島)の準決勝は延長50回の末に中京が3―0で勝った。4日間に渡るまさに激闘の両チームに拍手。試合終了に両チーム投手の健闘をたたえ合う握手しながらの笑顔、8月の終わりにふさわしい、いつまでも印象に残る映像だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晴れた「のう」

2014年08月30日 | 地域

 
 「今朝あ爽やかですのう」「久しぶりにええ天気ですのう」「青空は久しぶりですのう」などなど、朝から晴れた空への気持ちが出合う人の口から出る。雨で延期になっていた錦帯橋の花火大会は今日、朝からお知らせの花火が何度も聞こえる。「ええ天気で花火もええでしょうのう」。お昼までに出会った人から掛けられた言葉。ほんとに久々の朝からの青空、皆の嬉しい気持ちが伝わる。空を見上げながら同じよう言葉を返した。

 来月の初めは父の命日、墓掃除は盆に済ませているが雨続きでもあったので、青空にも促され墓にいった。空の色から暑さを覚悟していたが、さほどに感じなかった。気温は9月から10月という予報は当たっているようだ。歩いて墓参りに見えた年配の女性が「気持ちいい天気ですのう」といいながら麦わら帽子をとられた。季節は確実に移りつつある。

 ここまで書いて読み直して気づいた。なんと「のう」が話し言葉の後にみんなついている。若い人は使わないだろうが年配の私らには考えることなく言葉のあとに付けている。「何々ですのう」「そうですのう」と同意を得やすい話し言葉につくように感じる。「金を貸してくれい、のう」とはおそらく言わないだろう。

 そういえば「早う雨が止めばええのう」「少しは晴れんと困るのう」など昨日までは使っていた。岩国市の8月の降水量は平年の550%超え、日照率は30%ほどの悪天候だった。今朝の新聞に稲作の状況を心配する知人が大きく載っていたので心から「心配ですのう」とメールを送った。白い雲が子どもらが楽しむような仕草で青空を背にして流れる。雲もきっと気持ちがいいんでしょうのう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みんな新鮮

2014年08月29日 | 生活・ニュース


 両翼100、中堅122メートルの広島カープ2軍練習場は市内の高台にある。スコアボードの錆が少し気になるが、芝生の緑濃い色が視力を回復させてくれそうなほど見事な手入れだ。教えられて分かった球場の特徴の一つ、両翼のファールラインからスタンドまでの距離というか巾というか、確かに広い。後逸したら俊足ランナーなら2つくらいの進塁は間違いないだろう。

 野球場へ足を運んだのは30数年ぶり、球場のどれもが新鮮な感じ。高校野球では甲子園出場何年振り、という紹介がある。時には選手の年齢を上回る年数の刻まれた紹介がある。選手にとっては初出場以外の何物でもなかろう、いつものそんな思いを我が身に感じた。グランド整備はトンボを使うころだった。

 試合が始まる。観戦者の姿は柔らかさが一変、厳しいが気持ちの入ったげきが飛ぶ。その声が選手に届いた成果か試合は8対2で広島が阪神に勝った。選手に疎いので持参した選手名鑑で背番号と比較していたがそれは中止、途中から球場だけに目を向けた。印象に残ったのは3桁背番号126の育成選手、3打席ノーヒットだったが捕手をこなした。球界きっての選手育成の上手さといわれる広島での育ちを、その後の活躍を期待する。

 この球場は入場料無料。駐車場は畑か衣替えしたもので、車が導入路に入ると地元の人が手を振って招く。入り口の掲示は「1回500円」とある。ローカル色に不足ない。早めにこないと満車もしばしばとか。思いながらもなんとなく来れなかった球場、誘ってくれた友に感謝しながら写真を整理した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手作り弁当

2014年08月28日 | 生活・ニュース


 「何年振りかね」、家内はそういいながら弁当を作ってくれた。

 子どもは小・中学校では給食なので、弁当といえば運動会や遠足などの学校行事の時だけだった。高校の3年間は弁当持参。私は現役時代、宴会のない日は弁当持参の日も多かった。車イスなので離れた場所にある社員食堂にいけない同僚と昼食談義するためだった。定年から10数年、遠出などで食事が必要なときは外食をした。と、いって特別な食事はあまり記憶にない。

 友に誘われプロ野球ウエスタンリーグ公式戦を観戦しに行くのに弁当持参ということになった。スーパーで買っていけばいい、と思っていたら「おムスビくらいなら作ろうか」という家内の話にのった。姪などが来宅時にキャラ弁の話をしているのは良く聞いていたが、実物は見たことがないが、園児らの喜ぶ弁当は紙面に載ったものくらいしか知らない。

 観戦用にキャラ弁はないが、出発までに出来上がった。少し多いかな、そう思いながらも写真を撮ってリュックにおさめた。球場到着して間もなく弁当を開く。試合前の練習を眺めながらの久しぶりの手作り弁当、結婚40数年の我が家の味付けだった。練習を観ながら食べた、とはいえ満足の味、多目かと思ったが完食していた。

 家庭の外で食べることを外食という。外食といえば有名な店で豪華な食事と思いがちだが、定義からいえば内容は問わない。「おむすび」も環境が変われば外食に値する。今日、ひとつ賢くなった。むすび、むすび、と呼び捨てのように言っていたがこれは「結び」で、握り飯の丁寧な呼び方を「おむすび」「おにぎり」という。言葉は正しく使いたい。 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

30数年ぶり

2014年08月27日 | 生活・ニュース


 目をつむって聞いてもブログを読んでも、その評はアマチュアには思えないプロ野球評。特に地元広島カープのそれについては負ければ特に厳しい。試合の内容、監督の采配、選手個々の挙動まで内容はとどまるところがない。そんな準野球評論家の二人に声をかけられ観戦に出かけた。地元紙おり込みの選手図鑑をもって。場所は市内にあるカープ球団の2軍練習場、そばは何度も通っているが入場は初めて。

 2軍を応援するフアンの様子は地元紙で拝見している。広島からのフアンも多い、後ろの席の会話は呉や福山から応援に何家族かの連れ。偶然だが東京のカープ女子にも出合った。2軍戦を見て、マツダスタディアムへ行かれる様子。地元の熱心な支援と合わせこうしたフアンの意気が現在ウエスタンリーグ2位の成績に大きく貢献している。といいたいが首位ソフトバンクとは7ゲーム差、これを何とかしなくては。

 プロ野球の観戦、前回の観戦は当時は巨人フアンだった息子が小学校の3年か4年ころ、広島市民球場での対巨人選だった、ように思う。帰りの列車の都合で試合終了まで観戦できなかった。数えてみると30数年ぶりのプロ野球観戦になる。初めのうち、加齢のせいだろう、球の速さに目がついていけなかった。

 試合は広島が8対2で昨日に続き勝利、ナイトゲームの1軍へエールを送った。球場近くでは大粒の雨が降ったとか、帰路の道路がその様子を残していた。試合の感想はまた日を改めてとしたい。楽しい1日だった。
 

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動かぬ前線

2014年08月26日 | 生活・ニュース


 「山から靄が上りだしたら雨が上がる(止む)」、子どものころのローカルな素人天気予報はそれなりの確率だったように記憶する。子どもが発見したわけではなく、古くから伝え継がれた地域の貴重な知恵だった。気象衛星が365日24時間に亘って地上を観測し続けて出される科学的予報から見れば、感と経験則だけの何物でもないが、助かっていたことは間違いない事実だ。

 今夏は夏らしい日が極端に少なく、その代わりにか雨、あめの日が連続する。市内でも時間当たり120ミリを超える降雨に見舞われ死者や土砂流出の災害が発生した。お隣の広島市では6日前の深夜にとてつもない土砂災害が発生、多くの死者や行方不明者が発生した。関係機関の懸命の捜索も雨足に中断され難航している。

 土砂災害発生のメカニズムが多くの専門家が発表している。時間が経つにつれその内容は真相に迫っているようだと感じるのは素人の感覚だろう。しかし、土砂を運んだのは降雨、その降雨量の予測やそれに関する周知とその関連対策にも問題が指摘されている。とにかく、指摘に終わらせず対策に生かしてほしい。広島市の場合、15年前の教訓が生きていないという指摘がある。

 山から靄が上りだしたら雨が上がる(止む)、これは当たらなくなった。向こうの山が火事かと見間違うほど靄が上っているのに、雨が降っている。気象予報では「前線が動かない、太平洋高気圧の勢力が弱い」など科学的観測結果が知らされる。経験的な予報を頼った頃とは自然が変わったことを感じる。温暖化が原因ならまだ救いの策はあるだろう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すべて手作り

2014年08月25日 | しっちょる岩国


 今夕から更新された地元有線TVの「地元密着NEWS デイリー i」のトップで岩国検定実行委員会の活動が「岩国検定テキストCDを発行」のタイトルで紹介された。内容は先日、テキストのCD化を記者発表した内容に沿った丁寧な記事になっていた。新聞の活字を読むのと違って、映像で見るのは少し緊張感を感じるのはなぜだろうか。

 岩国検定テキスト「いわくに通になろう」は、第1回検定試験の後、受験者からテキストの発行を求める声に応えるために発行した。検定委員会のメンバーは全員が素人、検定試験に当たってはすべてが一からのスタート、その経験がテキス作りに生かすことができ、内容は地元紙で「地元紹介の宝石のような一冊」と評され、編集の苦労が消えたことを思い出す。

 ご当地検定試験を素人の有志が集って行うのは珍しい、そんな報道もされた。そうした珍しさはあったが「岩国のPRや観光振興の一助になれば」という大きな志で取り組んだ。しかし、作成費用がかさむテキストの再発行をするのは有志の集いでは無理、それでもテキストを求められる方に答えようと、テキストをCD化した。

 テキストを始め、試験の実施方法、問題の作成とすべてが手作りの検定試験となっている。そんなご当地検定だが、記者発表前に検定試験有無の問い合わせや、先行したCD化の新聞報道を受け販売前にも関わらず注文が届いたようだ。ご当地検定は全国的には下火傾向、記者の皆さんも雑談されていたが、岩国検定もいつまで継続できるか未知数だ。会が発足して5年、隔年ごと実施で第3回検定試験は11月30日の予定、受験申し込みを待っている。 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

島式ホーム

2014年08月24日 | しっちょる岩国

 
 陰陽連絡鉄道として山陽本線岩国駅から山口線日原駅までを繋ぐ岩日線は国鉄再建法により工事が止まった。工事中止まで開業していた岩国と錦町間も採算が合わず1987(昭和62)年第3セクターの錦川鉄道に運営か移管された。川西駅から錦町駅の延長32.7キロ、駅数は12、急峻な山肌を縫うような路線は、四季の景観を楽しませる。

 とはいえ、経営は苦しい。鉄道会社まもとより、3セク、地域とことあるごとに盛り上げる活動が行われる。一方、沿線の過疎化や車社会の進行は鉄道離れを進行させる。そんな折、「錦川清流線を育てる会」が清流線各駅とその周辺の魅力を称えた歌を完成され、近々その発表会があるという。その歌を、幅広い情報を持たれる人から一足早く教えられた。

 12駅すべてがおり込まれた「鉄道唱歌」になっている。歌詞には、岩国検定でも取り上げた風景や生物、観光資源に名産品など、数多くの沿線の魅力が歌われている。直感で「いい歌」と感じた。この歌を新たな梃子として新しい企画が芽生え利用増に連なればと期待する。そんな歌詞の中に「島式ホーム」という初めての言葉を知った。

 清流線は単線、したがって上り下りが行き違う場所(駅)が必要になる。その行き違い可能な駅が路線の中でひと駅ある。その駅のホームが「島式ホーム」という。ホームの両面を発着に利用する駅ということになるが駅名は歌の発表まで控える。それにしても発表が楽しみだ。
(写真は錦川鉄道のHPよりお借りしました)

 山陽・九州鉄道唱歌で岩国は23番に出る。「岩國川の水上に かゝれる橋は算盤の 玉をならべし如くにて 錦帶橋と名づけたり」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々の空

2014年08月23日 | 生活・ニュース


 一日中、所用で出かけていた。午後は車に戻ると車内は30度超え、室内ではエアコンで気持ち良く過ごしていた、その付が回る。発進するまでに汗が滲みそうだった。雨が降れば多すぎるといい、照りつけられれば考えもなしに暑いという。日照時間の不足してる農作物には欠かせない青空だと感謝しなければならないのに。

 ホームセンターかヒャッキン、大方の探し物はどちらかで見つかるか発見できる。商品棚の間を行き来しながら探すと、いらぬ物までかごに入る。急いでいて探す時間と手間がない時には店のスタッフに聞く。大方の場合は即答で棚番号を教えてくれたり案内してくれる。商品点数がどのくらい店頭にあるか分からないが、この応対も接客要素の大事な一つだろう。

 今日も探し物はあのコーナーだろうとおおよその見当つけ周辺を探すが見当たらない。あまりうろうろと商品探しをしていていると万引きに間違えられる、そんな心配心を聞いたことがあるので、間違えられる前にスタッフに訊ねた。思いこみとは怖いもので、全く別の商品棚にあった。

 私の隣に駐車している車に犬が乗っている。窓は少し開いているがじっとしている。締め切っていた私の車載の温度計は34度、犬はこの暑さに耐えているのだろう。飼い主が買い物を早く終えれられることを願いながら車を動かした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

防災情報の伝達

2014年08月22日 | 生活・ニュース


 お隣、広島県の土砂災害の映像は自然災害の怖さ、その威力を改めて認識させる。懸命な救助活動が2次災害の恐れのある中で続いている。こうした災害では72時間という壁があるとして、夜を徹しての捜索が続く。使命だ、業務だという一線を超えた活動にただただ感謝する。災害の推測される背景は報道されているが、終息したところで再発しない防災対策が立てられることを願う。

 多くの人命が失われた、また、不明の方はそれを上回っている。被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。多くの人的被害発生に関し、避難に関する発令の躊躇があげられ、関係者もそれを認める発言をされている。避難勧告や避難指示などは早すぎて後悔することはないだろう。空振りした時に「オオカミ少年」の話が取り上げれるが、住民の安全を図るためには戸惑いは禍根を残すことになろう。

 避難勧告などが出されてもその伝達周知方法に大きな障害があるようだ。以前、台風のとき住んでいる地域に避難勧告が出された。後で判明したことだが、それを知ったのは勧告が出た2時間後だった。その内容も「避難勧告」というだけで内容は分からい。原因によっては避難経路を変えなければならい。今月初め、市内で何度も避難勧告や指示が出された。そのいくつかには「土砂災害の恐れ」とあり、よかったと思う。

 我が家では市の防災情報をメールで受信している。内容は気象に関するものが多いが、大きな災害時には避難関係の情報も入る。今朝も午前1時17分と4時14分の深夜・早朝に入った。内容は気象警報に関することで、それなりに心づもりができる。情報をどう正確に知らせ避難の判断をさせるか、繰り返し問われたことだが、完全な策はまだ見つかっていない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする