日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

可愛いでしょう

2024年01月25日 | 陶芸

 陶芸という言葉を辞書的にいうと難しい言葉の解説もあるが、ある程度の美的価値を供えた実用品を作ること、そんな感じがする。そうしてみると所属する「陶芸クラブ」の陶芸は重たい同好会になる気がする。しかし、始めた人は陶芸の前に「ゆゆ・遊・」とつけている。「ゆう」は教室のある地域の略、「遊」は文字どおり楽しく粘土と遊ぶこと。

 発足は平成20(2008)年というから高校2年くらいの時間が過ぎている。8月は施設の都合とメンバーの夏休みで休講、それ以外は月2回の教室で1回は昼食を挟んで4時間くらい粘土と格闘する。メンバーは高齢者ばかりで、事情があって自然減少している。年齢もあってか口ほどに手は動かないものだと、反省をしながら楽しんでいる。

 それでも展示会やその会場での販売、地元の新聞やテレビ局の取材など発表の機会もあり楽しんでいる。会のブログでは会員の粘土との格闘を載せている。先日はそんな写真を利用して会員の姿を代表が一葉に収め全員に配布、記念になり喜ばれた。

 発明家は轆轤の自動回転機具を自作し使用。家族や知人からのリクエストに真剣に応える作品。各種の催し時の来場者へのお土産にと余った粘土で小作品を何十個も作る人。実用品から鑑賞作品まで思い思いの粘土作品は「世界に一つしかない逸品」と楽しんでいる。そんな姿に孫のような講師は笑顔で応えてくれる。

 (今日の575) 粘土との相性合えば良い作に
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草刈りのあと

2023年11月17日 | 陶芸

 ある兼業農家の人。今夏は猛烈な除草作業で日が過ぎたと話す。ガソリンを3回も4回も満タンにして、草刈り機を動かした日もあったという。高齢農家の人の除草にも手を貸したというから、おおかたの想像は出来る。雨量は少なかったが何故かよく伸びたのだろう。

 そんな除草した草を市街地では燃やすことはできない。庭の除草くらいなら燃えるごみの日に所定の袋に入れ出してある。しかし、広い畑ではそういう訳にはいかない。散歩の道ぞいにある畑の例。写真のような穴が掘られている。そこに刈り取った草や枯れ葉など肥になるものが投入され時を待つ。

 時期がくれば埋め戻しそこで耕作を始める。埋め戻した跡が写真に2カ所写っている。したがって全体は広い農地だが、ひと畑の広さは畳何枚かというくらい、だがいつも瑞々しくよく育っていのは窪みの影響かもしれない。ただ、農業を生業とする方には無理な農法だと思う。

 月に1度の仲間との農作業も春から秋までは除草も作業の一つ。抜いたり刈った草は植わっている野菜などの根元に敷き詰めて、次の農作業日までの畑の乾燥を遅らせるようにしている。しかし、今夏の乾燥は異常だった。クマは出ないが猪は畑の様子を伺いに出ている痕跡はある。今年の畑作業は12月の1回、冬用野菜の収穫を楽しみにする。

 (今日の575) 雑草と一つにするな名はあるぞ
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来年の干支作り

2023年09月25日 | 陶芸

 夏休みなどもあり久しぶりの陶芸教室。海抜500㍍にある施設周辺の紅葉は、さて、その準備を始めるか、というところで夏とそれほど変わっていない。予報では11月にならないと本格的な秋の訪れにはならないと言う。短い秋になりそうだ。

 季節はそうだが、今日の制作テーマは「来年の干支・辰」。干支12の第5、動物では竜に当たるが唯一の架空動物、架空なのにどうして干支の仲間入りをしたのか、それはまたの機会に置いておこう。最近の辰年には東京スカイツリー開業(2012年)、青函トンネル・瀬戸大橋開業(1988年)、東京五輪・東海道新幹線開業(1964年)などがある。また過去には大きな動乱も起きている。

 制作が終わると教室の掃除。まずは創作台の残った粘土や新聞紙などの整理から始まる。次に使用した器具を洗い、用具箱に元通り収める。次に使用する人が気持ちよく使えるよう気を配る。仕上げは床の水拭き。学校時代を思い出しながらモップ拭き。多少雑なところもあるが、モップを並び終えるとすっきりする。

 肝心な辰、全部で20体完成した。この後の工程は素焼き、釉薬塗り、本焼きと続き、12月2回目の教室までには完成、辰年の各家を飾る。20体の紹介は完成してからとしたいが、大小含め同じ姿の辰は1体も無いのが面白い。「世界でただ一つの作品を作る」というわが同好会の面目を保っている。

 (今日の575) くる干支はめぐりめぐって7回目
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3か月振り

2022年10月19日 | 陶芸

 諸用が重ねって月2回の陶芸教室の欠席が続いた。先月、会長に欠席を連絡するとき「欠席が続きますが、退会ではありませんので宜しく」という内容を送った。コロナ禍ではあるが、教室は万全の態勢がとられていてマスク着用で創作はできている。

 3か月振りの出席だったが、急用が入り午前中だけの参加となり、送迎バスは利用せずマイカーで施設に。海抜500㍍にある施設までは国道と別れて6㌔ほどのくねくね道を上る。県道は拡幅と急カーブの改修の進んでいることが、何年振りかの運転でその様子がよく分かった。工事の早い進展を願いながら慎重に運転した。

 この日は全員出席のなか私一人だけ早退だった。教室の日以外は粘土に触ることはないので妙に新鮮な感じがした。しかし、ひと昔以上参加しているが、作品つくりは思うようにはならないのはこれまでと変わらないが、楽しく過ごせることも参加する意義と慰める。

 楽しみの一つに快晴の日は遠く四国も望める食堂。この日はかすかに四国が望める秋の空だったが、眼下の瀬戸内海の島々の姿にほっとする。昼食はウドンにムスビとコーヒー付。うどんには肉、てんぷら、アゲなどが程よく乗せてある。軽めの昼食というところだが高齢者向きだろう。電気炉が故障してるが古い機種で修理に時間がかかっているということで、職員さんは申し訳なさそう。

 (今日の575) 粘土にも機嫌いい日と悪い日が
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パネル展

2021年12月28日 | 陶芸

 年明け1月14日まで市役所1階で「市民活動団体パネル展」が開かれている。街づくりや子育て、文芸や手芸など幅ひろい分野にわたって活動する団体が、活動内容をパネルで紹介する展示。何れも、いわくに市民活動支援センターに登録している37団体。

 見学していると「あんたはどの団体かね」と声が掛った。振りむくと久しぶりに出会った知人。彼は市役所窓口で用件を済ませ、何か展示されているので見ているという。ちょうど所属同好会のパネル前にいたので「ここで楽しんでいる」と指さす。知人は眺めていたが「なんとシンプルじゃのう」という。

 今回の所属同好会の展示パネルは会長指示で私が作った。会長からはパネルサイズの件以外はお任せということだった。この展示会や類似の催しは何度か見ており、私的にはこうした展示では「シンプルなデザイン」のパネルが好ましいと従前から思っていた。そこで、楽しそうな創作の様子の写真と大きな文字で100字ほどの紹介文だけにした。

 知人はこうしたことを知る由もないが「シンプル」と思ってくれたことは嬉しい。しかしだ、シンプルには単純、簡単、簡素などの意味がある。そのどれもが中身のない味気ない意味にもなる。知人はどの意味でシンプルを使ったのか聞き洩らした。広辞苑には「シンプルなデザイン」という事例が記されているので、今回のシンプルなパネルも良しとしておこう。メンバーからの評は年が明けてからになる。
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陶芸が続くのは

2021年11月17日 | 陶芸

 5月に、所属する陶芸同好会は毎年開いている「しろうと展」を開催した。会員18名が思い思いの作品を持ち寄り130点あまり展示した。展示スペースは一人A3サイズ、大きな作品にするか、あるいは小さな作品を数多く展示するかなど、出品作品選びも各会員熟慮した。地元紙やローカルTVの取材などもあり多くの方に来場いただけた。

 同好会事務局作業で、その時のTV録画を再生した。展示品を紹介するナレーションは、作品を引き立てる内容で喜ばせてもらった。そんなナレーションの中で「2度と同じ物が造れない陶芸の世界」という一節がる。その通りで、同じものは二つと造れないことは素人会員みなが認識している。取材記者は陶芸の経験があるのかも、半年過ぎて思い直している。

 多少の形の歪みや異形は「世界で一つの作品」と口でカバーする。それを更にカバーしてくれるものに釉薬の働きがある。ナレーションで「釉薬で手を加えることで作者の思いで深い作品に出来る」とその効果を紹介している。それは焼きあがった作品を評しあうとき姿や形より「いい色合い」という声が多いことから証明できる。

 釉薬は粘土の種類、焼き方、釉薬の組み合わせなどで仕上がりの色合いが変わる。そんな小さな見本が何百枚も作られている。毎回、作った作品がよりよく見える色合いはどれか、見本の小片を参考にして釉薬を選んでいる。何十個に一つくらいはお気に入りが誕生する。その喜びがあるから粘土と格闘できているのかもしれない。
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3カ月ぶり

2021年10月20日 | 陶芸

 陶芸同好会メンバーと3カ月ぶりに顔を合わせた。夏休みが終わり創作の秋の2学期を迎えたころ、新型コロナ感染爆発で第5波がやって来た。蜜を避けるなど基本的な対策に合わせ、県の施設が長期閉鎖となり陶芸教室は自動的にお休みとなった。感染防止対策の規制が解け、今日は3カ月ぶりの教室となった。

 3カ月も休みで顔を見ない間に会員に変化がある。亡くなった人、家庭事情から退会した人など、メンバーの大方が後期高齢者なら、これからも思わぬ別れが起こるだろう。でも、今日はコロナ対策万全で集まる。休み中、コロナに感染した人はなかったとのことで一安心した。

 久しぶりの送迎バス、換気のため窓を半開、流れ込む風はさすがに冷たく、窓の周囲は空席で走る。久しぶりと言えば昼食のうどん。今日は腰の強いうどんにかき揚げ、肉、油揚げが具材の温かうどん。むすび1個つきで550円でコーヒーつき。阿蘇山大噴火直後の映像を見ながら、みんな同じ方向を向いて箸を動かす。噴火による大きな被害のないことはなによりだった。

 終りになりましたが肝心の創作テーマは来年の干支「寅」を愛くるしく創る。それらしくなってくると、猫か寅かと遠慮ない評価が飛ぶ。トラはネコ科だからどちらにも似る、などと弁解しつつ仕上げる。素焼き、釉薬つけ、焼き付けとなり、持ち帰れるのは11月下旬ころ、正月飾りには十分間に合う。さて、どんな作品が窯から出て来るか楽しみだ。
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日本の祭り写真展

2021年09月26日 | 陶芸

 11回目になる「日本の祭り」と題した写真展。退職後にUターンされて始まった年2回の写真展、内容は趣味で撮られた東北から九州までの祭りの写真、足を運んだことのない祭りばかりで、毎回、楽しみにしている。祭りの賑わいだけでなく、それに集う人らの様々な地域の人の姿も鑑賞でき、報道で見る賑わいだけでない一面が楽しめる。今回は約80作品が並んでいる。

 テーマは「源平ナイトイン・赤間神宮」と「大分県日田祇園祭」。源平は、源平合戦・安徳天皇の入水・耳なし芳一・武蔵小次郎の巌流島・奇兵隊・宮廷女官の花魁などの鮮やかであでやかな写真が並ぶ。壇ノ浦合戦から800年、先帝祭や海峡祭りは報道で見るが、展示写真は赤間神宮境内で行われというが、初めて見る内容で、地元の熱意で続いているという。機会があれば足を運んで見たい。

 日田祇園祭りは、日田の二つの神社で行われる厄除け神事で約400年前から続く祭事という。写されている山鉾は、京都の祇園山鉾を手本として造られた豪華さがうかがえる。国の重要無形民族文化財、ユネスコ無形文化財に登録されている。日田は天領として栄えた歴史がある。お囃子の篠笛の長さに驚いたが、その音色は他所では聞けない素晴らしさという。

 祭りと言えば夏から秋にかけての行事で、子どもから年寄りまでが楽しんだ。小さな地域だが氏神様の祭りの世話を何年かやらせてもらった。行燈に御幣の準備は大変だったが、軒下で風に揺れる御幣を見ると地域を大切に、そんなことを感じた。コロナで各地の祭は見送られたが復活を待つ。
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2学期だが

2021年09月01日 | 陶芸

 今日から9月(長月 ながつき)、長月は日本における旧暦9月の異称。今日では新暦9月の異称としても用いられる場合も多いとある。異常気象が続くこのところの日本、秋らしいさわやかな気候を恵んでくれるだろうか。そんな年よりじみた思いを跳ねのける2学期初日に登校する児童らの声に元気をもらう。

 そんな一コマ。家の前の辻で一人の男児が立ち止まり、向こうからやって来る友達を待っている。肩を並べて歩き出したとき「元気じゃった」と待っていた児童が声を掛けた。その話ぶりに仲のいい二人だろうと思いながら、「元気じゃった」の言いぐさに苦笑した。長い休み中に顔をあわせることがなかったのだろう。

 学校は2学期の始まりだが、新型コロナ感染の影響で地域、学校でそれぞれの対応に違いがあり、始業式の方法が異なる。それでもみんなに会えて嬉しい、という声にほっとする。所属している陶芸同好会も9月から2学期の予定が、コロナ感染拡大防止のため施設が臨時休館となり今月の教室は中止と決まった。昨年から何度目の休館・休講だろうか。

 同好会メンバーは大方が後期高齢者、それでも顔を合わせ歓談するのは、作品制作に負けないくらい面白さや楽しさがある。子どもらが教室で友達に会えるのが嬉しいという、そんな気持ちに似ているのかもしれない。緊急事態宣言に延長の声もある。最近の解散、総選挙、総裁選など聞くと、政治家特権だけに気が向いている、政治は国民のためにあるんだと為政者は知って欲しい。
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昼食550円です

2021年07月15日 | 陶芸

 「世界でひとつだけの作品を作ろう」と陶芸同好会へ誘われて入会、14年くらいになる。創った物は確かに世界で一つしかない、というのは自分でも二つと同じものは作れないので、誘い文句に偽りは無かった。大方が年金生活者で、入会したころに比べると会員数は三分の二くらいになった。会長そっと言わく「いつまで続くかね」。

 送迎バスのあることが、海抜500㍍の教室まで安心して通えるので高齢者ばかりの集まりでも続いている一つの要因だと思う。急こう配の坂道は約6㌔、ヘヤピンに近いカーブを含め大きなカーブは五十数カ所ある。今は、その坂道はちょうど1年前の7月、豪雨で大崩落、復旧は終わっていない。ということで、これまた難所続きの迂回路を利用中。

 今年の1学期が先日終わった。昨年度も今年度もコロナ禍で何度か施設の閉鎖があり休みも多かったが仕方ない。創作のほかに楽しみは昼食、いろいろ経緯があり、今年度は「うどんとムスビ」プラス「コーヒー」で550円。学期の終りだからかムスビがイナリ寿司に。

 8月は同好会の夏休み。今月下旬からは学校などの夏休みで施設利用者が急増するそうで、お年寄りは暑さもありお休みは願ったりかなったりだ。この間にオリ・パラが開かれる。安心安全の策というバブルのほころびが開催前から起きている。これが原因でコロナが蔓延しないことを願っている。2学期は9月初めに、安心できる環境になっていて欲しい。
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