日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

視野拡大に

2015年08月31日 | 生活・ニュース


 フィルム時代を含め何台かカメラを使った。最近買った手のひらサイズのデジカメに「魚眼レンズのような効果をつけて撮影できます」という仕様がある。これは初めて出合う機能だ。魚眼写真は見たことはありイメージは何となく持っているが、口にするのは難しい。説明を読むとカメラに備わっているものは「対角魚眼」というタイプで、広角レンズを強めた写真になるという。
 
 今回のカメラは35mmフィルム換算で光学30倍の750mm、記録サイズを下げれば、手ぶれでどうしようもないが60倍相当までズームが可能になる。1キロほど先の岩国城もグット迫ってきた。撮るにはまだ腕がついていけない。 

 難しいレンズ談義はできないので、今は撮って消去、消去しては撮るを繰り返し、いろいろな場面に慣れておこうと試みている。同型カメラの所有者から「月にトライを」と薦められた。三脚を構える、少し薄い雲が掛かっていたが試す。手振れ防止のため2秒のセルタイマーでシャッターを切る。クレーターが確実に写っている。素人の目には可なり拡大しても見るに耐えられそうだと自己満足する。晴れた日の月に挑戦してみよう。
 
 自分の1眼レフを手にした頃はフィルムで白黒が主流のころ、持ち歩くには少々不便だったが小遣い範囲で楽しんだ。バカチョンと呼ばれたコンパクトカメラは便利だった。デジタル1眼レフになると枚数を気にすることなくシャッターを押した。手のひらサイズと書いてきたが略称は「コンデジ」で正式にはコンパクトデジタルカメラと呼ぶ。コンデジは小型で機能も高まっている。カメラ機能のような千里眼は無理でも近視眼的にならないように世の中を見ていこう。明日からは2学期、通学の子どもらの声が楽しみ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伝統の踊り 復活喜ぶ

2015年08月30日 | エッセイサロン
2015年08月30日 中国新聞「広場」掲載


 岩国市の錦帯橋近くで、江戸時代から伝わるとされる「小糠踊」で城下町情緒が残る路地を練り歩く「こぬかの盆」が、約60年ぶりに復活した。

 太鼓と笛の音に台わせた甚句調の音頭で「そーら、てっとーてん」の掛け声に合わせて踊る。ゆったりとした曲調と上品な振り付けは、やぐらを囲む現代風の盆踊りとは趣が違う。

 この踊りは保存会が守ってきた。盆の練り歩きを復活して地域を活気づけようと応援隊が結成され、本番に向けて練習を積んだ。

 日暮れとともに、通りにあんどんがともされ、100人を超える踊りの列が続いた。そろいの浴衣を着た保存会員の顔は、復活の喜びに満ちていた。応援隊の踊りの列には、児童や若い女性の姿が多く見られ、先々に明るさを感じた。

 この踊りはかつて城下の町家や農家の子女の間で親しまれ、盛んに踊られていたという。復活を喜んで飛び入り参加する人もあり、大いににぎわった。

 「来年もやります」。最後に実行委員が力強く宣言し、拍手が起きた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彼岸花咲く

2015年08月29日 | 自然 季節


 5時少し前、新聞を取りに出ると賑やかな虫の鳴き声が聞こえる。昨日は気にならなかったのに、と思いながらその方角を確かめるが定かでない。薄い雲は掛かっているが外気は少しひんやりとする。処暑から1週間、秋近しかと思う。

 カーテンを開けると彼岸花の1番咲きが目に入る。同好会の仲間うちから彼岸花の球根を貰った。それを庭の隅っこに何個か埋めた、その先陣が今朝咲いた。球根を受け取るとき「これは花の形が変わっているから」と教えられた。咲いたばかりでどのように変化するか楽しみだが、咲だちはユリに似ている。落ち着いたら名称を検索してみよう。さて残りはどんな色形が出てくるやら楽しみだ。

 花開いて気づくのでは遅いのだが、彼岸花にも育て方があるという。水や肥料のやり方に花摘みや植替えなどのおさらいは咲きそろうまでには済ませておこう。彼岸花といえば赤・白・黄の3種あることはよそ様の庭先に咲いているのを見て知っている。それでも花の形はあぜ道に咲いているものに似ていて特別に異形とは思っていないが、1番咲きは少し変わっているようだ。

 彼岸花は植物学上の正式名称だが、地域によっていろいろな呼び名を持ちその数は千を超えるという。「赤い花なら曼珠沙華」で始まる歌謡は長崎物語。歌の曼珠沙華は彼岸花をさすが、曼珠沙華は赤い花の意味で経文から出たという。彼岸近くなると突然現れ、それが過ぎるとあっという間に消える、その不思議さは、同じ秋の花のコスモスとは違い哀れをさそう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

農獣のため

2015年08月28日 | 地域


 「元気にしとる」と後ろから声を掛けられた。80歳を超えた旧知の人。昔風に言えば大百姓であちこちに広い田畑がある。「お元気ですか」と問い返したら「毎日こればかり」と担いでいる草刈り機を軽トラに積みながら、雑草の繁殖力を誉める。声をかけてもらったことに礼を言いながら、何年振りかの立ち話はお互いの健康から始まった。

 周りの畑を見ながら話は農作業に変わりイノシシにサルとの戦いになった。トタン板で畑を囲んだがイノシシはぶち壊す。電気柵で10万円超の経費。柿泥棒監視のため防犯カメラ設置で30万円、儲けにならん出費がかさむと昨今の世情に苦労するという。カボチャをサルの攻撃から守るためネットを張ったが、ネットを食いちぎって20個以上もやられたと苦笑される。

 秋に向かって柿の実が大きくなり始めた。その柿の木に小動物が登り実をつついている。幹に引っ掻いた爪の跡が残っていた。また、新しく植えた10本余りの柿の木の枝を棒切れで叩き折られた、これは人間の仕業。柿泥棒も枝を折ったのも人間だが、その行為は農獣と同じ、日焼けした顔に残念そうな疲れを感じる。

 いつだったか我が家の炬燵での話。全国でイチゴが大不作の年、その方のハウスではイチゴが大豊作。クリスマスケーキ用のイチゴにどのケーキ店も困っていた。そんなとき、どこで聞いたのか神戸の有名店から鞄に詰めた万円札を見せこれで譲れるだけ売ってくれと一見の客。地元優先でお断りしたが、あの札の山には驚いたといいながら笑ったその顔に、地元農家の姿をみたことを思い出した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ローカル線

2015年08月27日 | 生活・ニュース


 44あったという寝台特急がゼロになった。3月のダイヤ改正で定期運行を終え、4月から今月22日まで臨時運行として上野・札幌間を走った「北斗星」は27年半の運行に幕を閉じた。1988(昭和63)年の3月、青函トンネル開業に合わせ東京と北海道を乗り換えなしで直行する列車としてデビューした。北海道新幹線開通などの影響を受けての運行終了を惜しむ人の姿が印象に残った。
 
 ブルートレインは夜行寝台を指す愛称、ブルトレの略称で親しまれた。新幹線が博多まで開通する間は、九州発東京行きのブルトレを利用した。数時間の会議の東京出張が足かけ3日という日程になる。初日は夕方まで通常の勤務をしてブルトレで1泊、2日目の朝東京着、仕事を終え19時ころの下りのブルトレに乗る。その大方は「あさかぜ」、3日目の朝7時ころに帰着、通常通り出社する。新幹線に変わると、早朝出発、深夜帰宅で大幅な時間短縮になった。

 会議終了後に一杯やりながら夕食を兼ねた懇親会。新幹線で東京駅から名古屋駅へ移動。ホームで夜食のきしめんを食べるうちに下りのブルトレ「金星」が到着する。これに乗り換え翌日の朝早く帰着、ブルトレは中間都市の貴重な交通手段だった。3段だった寝台段数が2段に変わったときの「儲けた感」を思い出す。

 特急など知らない我が街のローカル線、お下がりのようなジーゼルカーが鈍いモーター音を響かせながら走る。ダイヤ改正というが、ダイヤが変わるたびに減便となる。これがローカル線の定めだろう。昼間、踏切で見送る車内に人影の見えないときもある。山あいを走るが大方は無人駅、かの猫駅長にあやかるものが見出せないだろうか。浮かぶのは鹿、猪、猿そんな生き物たち。ちょっとしゃれた臨時便を走らせ、沿線の里山作業を体験し、中山間地ならの食材で食をとる、そんな活用策は夢だろうか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風一過

2015年08月26日 | 生活・ニュース


 台風一過の朝、少し涼いそよそよとした風が心地よい。雨と風ですっかりよどみのなくなった青空を、咲きたてのアサガオが残り少なくなった夏を惜しむかのように見上げている。

 身近で被害はなかったものの、一夜明けての報道で台風15号による県内の被害の大きさに驚く。床上床下の浸水、護岸の崩れ、そのため美祢線はまたも不通に、倒木に停電と完全復旧は明日になるとか。停電で断水、スーパーはお休み。特異なところでは素麺流しのお店、停電で営業できず訪れた客に詫びている。客が「また来ます」と立ち去る。

 実りの時期や収穫前の稲の被害も大きいとか。稲の被害は冠水や風による倒れくらいかと思っていたら、素人には目に見えないところで品質に影響する被害がある。米が大きくなり始めており籾も膨らんできた。強い風でその籾と籾が強く擦れあって傷つけあうという。収量にも影響と農家の人の話、籾が擦れあって被害の起きることを初めて知った。

 台風襲来に備えて結わえたり取り外したものの復旧、大した作業ではないが後片づけをする。この際、暑さ対策の解除も1部済ませる。晴れてはいるが日ざしは柔らかく秋近しを感じる。アサガオの沢山の種が採種を待っているがもう少し咲かせてみよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

進路予想

2015年08月25日 | 自然 季節


 大型で非常に強い台風15号、いかにも人間がコントロールしているかのように、ほぼ予測進路通りに九州西部へ上陸、本県をかすめ日本海へ抜けた。飛散物の固定や片づけなどは昨日のうちに済ませた。沖縄であばれ、上陸前の勢力に多少身構えていた。午前4時過ぎ、風や雨音もしないのに台風襲来に備えてダム放流開始の放送が流れる。それから少し間をおいて雨が降り始める。

 上陸すれば雨で地表の温度が下がっている影響で勢力は衰える、という素人予報士が予測した通り中心気圧は一気に下がる。それでも威勢どおり強い雨と風をもたらし、県内に大きな災害の爪跡を残した。市内は一時、暴風圏内に入った。雨量は多い地域で2180リ近く降ったが大きな被害はなかったようだ。

 衛星写真で見る台風の目、以前より精度があがりより鮮明で、連続にすると相当になめらかな動きは動画に匹敵する。台風の目は過ぎ去れば青空が現れる。しかし、今、世界中で、株安という株価変動のグラフ以外には見えない渦が荒れている。かの国の経済状況の悪さがその基らしいことは大方の認識のようだが、かの国のそれに頼りきっていたことを忘れているようなそぶりもある。

 こうなることは早くから予想されていたが、ここにきて急迫、世界の株価に為替が大きく動いている。台風など自然界に対してはそれなりの予測が可能になったが、経済について観測点が不足しているようだ。株価高騰で経済は上向きとされてきた、さてこの株価変動、どう進路をとるのだろう。雲を見て明日は晴れる、そんな素人観測では済まないようだ。 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スプレー缶の処理

2015年08月24日 | 生活・ニュース
 
 市ではゴミ出しには分別を求めており、収集はその分別に添って収集日が決まっている。月に1度の回収分類もあるが缶類もその一つでアルミ缶以外の缶を指す。先日、今年の暑さを思い出させる光景にうなずきながら大変な出費だと思った。ある家の持ち出した袋に殺虫剤の缶がどう見ても10数本は入っている。蚊やそのほかの虫に、夏の夜の睡眠を妨げられるなど苦労されたことがうかがえる。

 スプレー缶については残ガスを抜いて出すよう行政指導されている。我が家は缶を挟み一握りすると3個の抜け穴が開く市販の治具を使って何十年にもなる。残ガスが原因で収集従事者の負傷や収集車の火災などの報道がある。それらを見たり読んだらするたびに残ガス処理をどうしてしないのか不思議に思っていた。

 スプレー缶に穴を開けて出すのは間違いというお知らせのニュースがあった。その理由はいくつかあるようだが、ストーブやコンロのそばで穴あけして漏れ出た残ガスに引火、やけどや火災が発生した事例があるという。我が家の処理は庭に出て大気中で先の治具を使い穴あけしている。火気のそばでは厳禁な行為だ。

 穴開けしない、残ガスのまま取集する自治体も結構あるようで、収集には特別な安全策があるのだろう。転居などの場合は十分な確認が必要になる。墓参りに持参されたのだろう蚊取りスプレーが雑草の中に捨てられていた。振ってみると「カシャカシャ」と残液がある。炎天下、暴発するかもしれない、持ち返って処理したが、墓参りの時ぐらいマナーを守りたいものだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

処暑と台風

2015年08月23日 | 自然 季節

 処暑は、「二十四節気の一つ。太陽の黄経が150度の時で、暑さが止み、新涼が間近い日。今年は太陽暦の8月23日」と載っているのはある辞書。日中は蒸し暑い日が続くが暑さが朝夕は風も心地よく秋を感じる季節とされる。ここ数日の割としのぎやすい日が今日は一転、お昼過ぎには30度を超えた。青空駐車していた車内の温度は35度、換気して車内が心地よくなるまで随分と時間を要した。

 初耳だが、処暑の日を「台風の特異日」と呼ぶという。特異日というのは「特定の気象変化が起きやすい日」のことで台風が発生しやすくまた、日本列島を襲う日と呼ばれているそうだ。処暑は立秋から白露までの期間に当たるし、今まさに台風15号は北東に進路を変え西日本を狙うコースに変わった。特異日の言い伝えに当てはまる。

 台風の襲来に備え、今週末の稲刈りを今日と明日に急遽変更された人がいる。稲はわずかな風の変化で台風の通り道となることをもし知っていれば大喜びするだろう。予定変更できない人の稲に被害の無いことを祈るしかない。明日から明後日の台風通過までは気の抜けない日になる。

 子どもらの夏休みも残りわずか、宿題の達成度はどのくらいだろう。朝方、少し早く起きて残っている宿題をこなすことを進めたい。ラジオ体操参加のため近所の児童らは6時を少し回ったころから連れだって出かけていた。身についた早起きを続けてほしいものだ。そうすれば季節の変わりを感じるだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うわばみ草の栽培

2015年08月22日 | エッセイサロン


 所属している同好会「岩国エッセイサロン」の例会は毎月1回。例会以外には夏と冬の懇親会などが催される。その平均年齢は70歳を超える。活動は平均年齢には関係なく旺盛な執筆と創作を行っている。その成果として、会員の作品は年間で100編を超える投稿が新聞掲載される。と書けばガチガチな硬さを想像されそうだが、例会も懇親会も和気あいあいとした教養の場になっている。

 会員は釣り、歌謡、農業、介護、木工、花道、会社役員、野鳥撮影、自然観察、主婦に主夫と多士済々。こうしたメンバーがー会員の持ち寄った作品への感想を述べる。長く積み上げた経験からのひと言は作品に活を入れ血を通わすことになる。言葉使いの間違い、思い違いなどいつも学んでいる。貰った感想を参考に推敲する。感想を述べ合う中で創作とは違った方向に話が展開し視野が開ける。

 うわばみ、と聞けばその先は忌避したいが、「うわばみ草」を食することを習い、その挿し芽したものを貰う。メモには育て方のほかに調理方法が載っている。天ぷら、かき揚げが良いという。かき揚げは玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、ショウガなどと一緒にあげる。育て方は簡単ではないが挑戦し、うわばみなるものを食してみよう。

 持ち寄った作品に私は始めてみる「鰍」こんな字がある。ルビの代わりに〇〇〇と打ってある。読み方は「かじか」という。清流に住む川魚、その生態などの説明を受ける。そこでタブレットが登場、説明を動画が証明する。川の生き物や野草について話しが広がる。済々なメンバーなので展開が無限の域に達する前に、代表の舵取りで軌道修正され定時に終了する。うわばみ草の栽培、ひと月前の失敗を再び繰り返さないようやってみよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする