日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ザボン

2017年10月31日 | 生活・ニュース

 近所の家の門扉を入ったすぐそばに、庭のというか家のというか、そこの主のような、とにかく大きなザボンの木があった。大人の頭ほどの実が鈴なりに生っていた。「いればお持ち帰りを」と家人と話すたびに勧められたが、どうしていいものか分からず「お気持ちだけ」をもらっていた。収穫後にどうされるかはおせっかいになるので聞いていない。

 数年前、その家が代替わりした。昔風の庭には芝生が敷き詰められ自動扉付の大きなガレージが建ち家はリニューアルされ、まるで見違える姿に変わった。それに合わせザボンの姿は見えなくなった。そのせいか新しくなった芝生ガーデンが庭に比べ広々とし明るく感じられる。和から洋への転換か見事だ。

 ザボン、初めて出会ったのは小学校の修学旅行、別府で土産に買った「ザボン漬け」だった。土産に買ったことは覚えているが、それがどのような姿や味だったのか、六十数年前のことゆえ定かでないが買ったことは覚えている。それは「初めて自分の小遣いで買った土産」だったからと思う。子どものころ、欲しいものを買い食いできる小遣などもらったこことはなかったことが遠因だろう。

 最近、散歩をしていてザボンの大きな実が幾つも生っている木を見つけた。これまで何故気づかなかったのか不思議な気がしている。ぼんやり歩いていたのだろう。久しぶりに見たそれは庭と違い畑のそば、作っている人を見かけたら収穫後の事を訊ねてみよう。面白い話が聞きたい、そう思いながら撮っておいた。
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フユザクラ

2017年10月30日 | 自然 季節

 台風21と22号は1週間の間隔で同じ所へ同じ被害を繰り返し東に去った。東へ去りながらも北日本には寒さを呼びこむとい土産を残した。強風や大雨注意報は出たが、大した雨量にもならず、当地では台風通過という状況は感じなかった。被害の早い復旧を行政に望みたい。

 東京や大阪では木枯らし1号が吹いたという。県内も木枯らしに相当する風は吹いたが気象的には数えないとか。幸いにも瀬戸内は日差しもあり日中は歩けば汗ばむ温かい日だった。公園の木々はそれぞれの木調(?)に合わせて色好き始めている。その紅葉の先頭を切るかのような1本が白壁の内に見える。観光巡りの人らはその下で写真の撮り合いをしている。どの笑顔もいい。

 周辺の木々が秋の装いを始める季節になると吉香公園で咲き始める桜がある。それは「フユザクラ」、バラ科のこの花は公園の染井吉野が咲く来春の4月ころまでの長いあいだ咲く。そこからフユザクラという名がついたという。小さな花で華やかさはないが小ぶりな5弁の姿は周辺の紅葉と競演しているように見える。

 群馬県にはこの桜が7千本植えられ国の史跡名勝天然記念物に指定されている公演があるという。錦帯橋周囲の染井吉野が3千本というからとてつもない公園だろう。吉香公園でもその数を増やせば、紅葉とのコラボレーションを楽しむことができる。そんな空想を描きながら写真を整理した。
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雲はなぜ落ちない

2017年10月29日 | 自然 季節

 台風22号、奄美大島付近から進路が東方に変わり本州への上陸をあきらめたのか、列島に沿って太平洋上を進んでいる。台風は今回も秋雨前線を刺激し月間雨量の倍近くにもなる降雨をもたらした。いまの状態で地球温暖化が進み海水温が3度上昇すれば、日本近海での台風勢力が920㍉ヘストパシカルという猛烈な勢力で接近するそうで、温暖化を止めなければならない。

 22号の進路予想で、記録的には富士山の初冠雪後に台風は本州に上陸していない、それからすれば22号は上陸しないのでは、気象予報士が笑って話していたが結果はそうなった。偏西風の方向、黒潮の大蛇行、太平洋高気圧の張り出しなど予報士泣かせの現象が続いているという。予報士試験の合格率は5%前後、そんな難関なのに直近の試験で今年は小学6年の女子児童が合格した。小学生の合格は初めて、挑戦4回目という。

 挑戦のきっかけは、家族旅行のドライブ中「雲はなぜ落ちないのだろう」と思ったことという。なぜ思いついたか分からないが、予報士試験の勉強をする中で、雲が落ちてこない理由が分かったという。将来は父のような医者になりたいという。その中で予報士がどう生かされるのだろう。それにしても「なぜ」という言葉は大きな力を持つ。

 22号が東方へ進むにつれ晴れ間、青空が見え始めた。今朝の2時ころに出た「大雨注意報」で「注意期間は今日のお昼過ぎまで」となっていた。ズバリ正解、こういうこともあるんだと見直した。家内は急いで洗濯物を室内から持ち出した。各地で予定されている秋のイベントへの影響はどうだっただろう。落ちてきそうにない白い雲が足早にすぎていく。
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節目の日

2017年10月28日 | 生活・ニュース

 東京2020オリンピックまで「あと1000日」となった。アンダーコントロール、おもてなし、安価な運営などの効果もあり東京誘致が決まった。その後、エンブレム、国立競技場、開催地と施設、豊洲移転の混乱、経費の負担方法など、難問をいくつも抱えながら準備は進む。工期の遅れから労災死も発生したが、進捗状況の報道量は極端に減少した。問題なくすべてが進んでいるのだろう。

 「偉い人が決めたのだから大丈夫でしょう」。これは開催期間に対する庶民の心配に対し安堵させる気休めの結論。その心配というのは開催期間が2020年7月24日から8月9日まで、日本は夏で暑さ真っ盛り、今夏のような天気だと選手も観客も絶ええるだろうかということ。1964年の東京五輪は10月10日から2週間だった。後に開催日は体育の日となった。

 各地で「あと1000日の大きな節目の日」として各種の催しがあるという。東京タワーもオリンピックカラーとなり「1000」の文字も表示された。「東京五輪音頭2020」は64年のテーマソングとして制作された「東京五輪音頭」(作詞=宮田隆 作曲=古賀政男)をリメークしたものに決まっているそうで、各地の祭りで歌って踊って欲しいそうだ。ほとんど耳にしていないがPRは足りているのだろうか。

 こんな節目の今日、2万8124日目で何十何回目かの誕生日を迎えた。誕生月日は父と同じだがその享年を20以上も超えた。高齢だ加齢だといわれても素直に受けられるようになった。色々思うことはあるが一番は夫婦元気、孫の成長、投稿掲載200編達成など欲張りばかりが浮かぶ。人様に迷惑を掛けない欲張りを目標にしながら穏やかな日々を過ごしたい。
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CSの意味は

2017年10月27日 | 社会 政治

 セリーグのCS戦、広島は1勝4敗で日本シリーズへの出場が消えた。セリーグ2連覇の勢いで33年ぶりの日本一を待っていたが来シーズンへ希望をつなぐとになった。街では「カープ感動ありがとうセール」が始まっている。カープ法被を着た店員さん、シリーズ中ほどの元気がないのはCS選が影響しているのかもしれない。

 何をおいてもプロ野球、というほど傾注しているわけではないが広島が勝と嬉しくなる一人。そんな素人が、広島には遠い夢のころから、ずーと思っていたことがある。クライマックスシリーズが何故に必要なのかということ。セ・パそれぞれの優勝チームが戦ってこそ日本一の意味がある。3位までに残ればそのチャンスがあるでは、リーグ優勝の重みが非常に薄くなる。1年間、必死で戦ったペナントレースの価値は何なのか、と聞きたい。セでは3位からの勝ち抜けは初めてという。今となっては横浜の健闘を祈る。

 CS制度導入から11年目、リーグ優勝しながらの敗退は4度目という。143試合圧倒的な強さで勝ち抜いて来ながらの広島敗退、その原因は来季への糧として活かして欲しい。報道では、「CSは今のままでいいのか」との声が何人もの評論家から上がっていると載っている。CS選は営業策にしか思えない。ペナントレースは日本シリーズの予選ではないだろう。

 プロ野球のドラフト会議は昨日終わった。広島は広陵高の中村ほか希望した全選手の交渉権を獲得した。広島スカウトの眼力は定評がある。活躍を期待する。清宮選手の活躍姿はセパ交流戦までお預け、楽しみに待とう。指名を受けた選手の喜びの顔がプロ野球の先行きを楽しませる。
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ネギの栽培

2017年10月26日 | 生活・ニュース

 寒くなるとおでんに鍋が話題になる。最近はコンビニおでんも人気というから、試したいとは思っているがまだ経験なし。このところ野菜の値段が安く「鍋がお勧め」と映像で八百屋の笑顔が写る。天候に左右される野菜の値段、台風21号の影響はどうなのだろう。安いときにしっかり摂っておきたいが、毎日野菜という訳にもいかず、世の中そう上手くいくもではない。

 ネギは関東と関西では種類や食し方など解釈に違いがあるようだが、季語としては冬となっている。日本では古くから味噌汁、納豆、雑炊、蕎麦やうどんなど麺類を食べるときの薬味の一つとしてネギは用いられ、その時は生のままを食する。わが家も世間様に見習って年中、欠かしたことがない。そのネギ、知人からよくいただく。

 みみっちぃ話ですがネギの再利用をしている。それは昔というくらい前の話で、スーパーで買ったネギに細い根がついていたら、白い部分をプランターに挿し水をやる。すると新しい芽が伸び一人前のネギに育つと教わった。それを実行し喜んでいたが、いつからか細い根が切り落とされて店頭に並ぶようになった。プランターで育てるのは農家の人の邪魔をすることになる。

 先日いただいたネギには立派な根がついていた。早速、プランターに挿し1週間、勢いよく育ち始めた。こうして育てたネギも、わが家は二人暮らし、食べきれずに時には近所へお裾分け出来る。「貰い物でいい顔するな」そんな声も聞こえそうだが、近所仲良しの根になっていることでお許し願うとしよう。
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セイタカアワダチソウ

2017年10月25日 | 地域

 久しぶりに川沿いの遊歩道を歩いた。中州は低木と雑草、かずらなどが絡み合い水面は伺えない。黄色のセイタカアワダチソウも茂っている。歩道の手すりもかずらに占拠されている。放置された菜園はススキとセイタカアワダチソウが背比べをするように伸びている。通るたびに耕作放棄された菜園が増え、中州に似たような雑草と低木の地に変わっていく。

 荒れた菜園を見ながら歩いていて数年前のことを思いだした。菜園で仕事中の人から「野菜がいれば持って帰ってくだあさい」と声を掛けられた。わけを聞くと、嫁いだ娘のところへ持っていくのを楽しみに野菜を作っていた。ところが娘は連れ合いの転勤で遠い仙台へ引っ越した。さすが仙台までは持っていけない、このキャベツをどうしようかと悩んでいるところ、もらってもらえれば助かるという。そういえば耕作している人に若い人は見かけない。

 大きなキャベツを持ち歩くわけにはいかないのでその時は丁寧にお断りしたが、菜園の状況は年々荒れ放題になっていく。しばらく進むと、遊歩道の歩車道分離帯の雑草取りをされている高齢の人に出会った。分離帯も放棄菜園ほどではないが荒れている。「綺麗になります」と声をかけて通り過ぎた。分離帯に咲くコスモスが風に揺れて心地よさそうだった。

 車で走ると荒れた地や雑草の中に黄色く今が盛りと咲くセイタカアワダチソウ、外観は荒れ地を一層みじめに思わせる黄色としか思えないが、生け花に使った、ミツバチの蜜源植物として大きな役目を担っているなど聞いたことが記憶にある。ススキと並ぶとススキを撮りたくなる、これって差別になるのだろうか。
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アマゾンプライム

2017年10月24日 | 生活・ニュース

 正直、最近のTV-CMは何を宣伝し何を知らせようとしているのか私の理解力では伝わってこない内容が多い。フラッシュの様にパッパッと切り替わる映像、そこに挿入されている激しい踊り、早口で歌うカタカナや英字混ざりの早いテンポの歌などはちんぷんかんぷん、高齢化現象の一つと思えば気は楽だが。

 そんななかで、最近目を引き付けらされた「アマゾンプライム モーターバイク」の30秒。好感の青年が、訪ねた先のおばあさんをバイクの後席に乗せて、両側菜の花畑の中の道を走るCM。どうしておばあさん乗せたのか、知りたくなり検索していると「アマゾンプライム CM モーターバイク編 90秒」を見つけた。なんと450万回近くも見られている素敵なドラマ仕立てになっていた。多くの人が何かを感じたCMだと思いほっとした。

 青年のスマホに届いた母からの短い文章、それを読み行動に移る青年。会話なしの90秒だが「青年とおばあさん」二人の仕草と表情を見せるだけで素晴らしいドラマが完成されている。折り込まれたCM、あの場面がCMだった、見終わってから感じた。

 CMは民放の収入源だからやめるわけにはいかない。しかし、番組を中断して挿入される1本15秒程のCMが10本も12本も、2分半から3分近く入る。CM時間はトイレ休憩と評した人もあったが、短い間隔で中断されるほどトイレに用はない。初めて見たドラマ仕立てのCMならトイレに立たず見続ける。CM料など全く知らないままの勝手な思い。
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票は甘いか渋いか

2017年10月23日 | 社会 政治

 「かきの木が オレンジ色の 花みたい」、これは新聞に掲載された「子ども5・7・5」の句で、作者は小学3年の女の子。この子の見た柿の木の様子が爽やかに思い描け、秋の深まりと豊作を喜ぶ気持ちが伝わる。目にした柿は甘いのか渋いのかどちらだろう。そんなことを思いながら総選挙報道の紙面を見る。

 顔写真のほとんどは甘い柿を召しあがったものばかりで、急だった選挙戦を勝ち抜いた喜びが伝わる。選挙も小選挙区では1票でも多ければ当選、1票足らなければただの人になる。渋か甘か、そのどちらの味であっても表情が顔に出て初めて普通の人の顔になれる。選挙結果は現政権の継続を有権者が選択したことになる。選択したが首相の継続を必ずしも望むものではない意思も見受けられるという与党寄りのコメンテーター、果たしてどうなるのか。

 小選挙区制は政権交代を促す良い制度と言われた。1度、良いといわれる交代があったが短命で終わった。これも有権者の選択だから仕方ない。今の制度が不可解な事象を持ち合わせていることに気付いていた。不可解な思いの事象は今回の選挙でも見られた。それは投票数の三分の一で総議員数の三分の二を占める結果になること。これは国民の思いと合わない議員比率になり大きな矛盾だと思う。

 今年の柿の生り具合に良否二つの声を聞く。近所にある大きな柿の木、毎年、先の子どもの句の様に生っていたが、今年はどうしたことかオレンジ色の姿が見えず、何となく威勢のよさを感じさせない。今日はそれが落選した人の姿に重なるが捲土重来を誓う方もあろう。甘い柿は上から落ちる、失礼、上から降るが票は草の根から生れる。1票を投じた責任のためにも当選議員の活動に関心を持とう。
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宇宙いも

2017年10月22日 | エッセイサロン

 場所は同好会の月例会場。会員の一人が持参した収穫物で濃緑食の塊で表面にぶつぶつがある。もぎ取った後に残るへたのような跡があることからカボチャかと思ったが、和菓子の様に巻き込んだ姿から見てそうではない。へたの反対側はサツマイモをつなぎ合わせたような凹凸がある。いもかとも思ったがなにかしっくりこなくて答には至らなかった。

 向かいの席から「うちゅういも」と教えられ日本字に直せば「宇宙いも」という。いもといえばサツマ、ジャガ、サト、ナガそんなものしか思い浮かばない。命名の由来は山芋の蔓に生るむかごで、それが宙に浮いている隕石のように見えるからという。英語では「エアーポテト」いう。カボチャも蔓にぶら下がって生る。似ていて不思議はない。

 ネットで見ると、山芋のような粘り気があり、糖尿病 に効果があると期待されているとか。食感はジャガイモのよう、というから「エアーポテト」のポテトはここからきているのかと一人想像する。まずいという書き込みは見なかったが、大きいものは400から500㌘もあるという。机上のそれもその大きな部類に入りそうに思う。

 今月のワンポイントレッスンは、「作者を知らない人が読んで分かる文章、二通りの解釈ができない文章、登場人物の人間関係を明確にした文章、テーマと関係ない文は書かない」など。ところでこれ分かりますかと「与する」「杳として」「一入」「閑話休題」と難しい読みも学習した。会員は男:女=1:2で女性優勢の会で男性は押され気味だが3時間を和やかに過ごす。
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