日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

後から

2019年07月31日 | 生活・ニュース

 7月が終わる。遅れていた梅雨明け宣言も青森に達し日本中が夏に入った。夏本番とはいえまだ暑さに慣れない身体を熱中症が狙っている。予防は「一人一人が気をつけて」と司会者が絶叫していた。言われなくても気をつけたい。この夏、ツバメにセミが少なくなった、とSNSに載るが断定できるのだろうか。

 通りに並んでいる数本の桜の木の下は何匹のセミか分からないがセミ時雨状態、日差しを避けて見上げてセミを探す。葉陰の闇でおいそれとは見つからない。やっと見つけたのは3㍍ほどの高さの枝、鳴いているかどうかは分からないが、動く様子はない。やっとそれらしい今年の初撮りに成功した。

 パソコンに収めてよく見るとセミの下側に昆虫らしき足が写っている。撮るときはセミだけを見ており気づいていなかった。分かっていればもう少し工夫して撮ったのに、ジャンケンでいう後出しと同じで何とでもいえる。もう一つ、セミの背中側にある2枚の葉、虫に食われて開いた穴が人の顔の様で、私にはセミに何か話しかけているように見える。これも後出しジャンケンと同じ発見である。

 ああしておけば、こうしてあげればよかった、と思い起こすことは幾つもある。そんな反省を活かしたこともあるが、今日までの人生ではたしてどちらが多いだろう。万事休すと放り投げたことは思い出さないのは単なる忘却かもしれないが、救いとしたい。それにしても後で気づいた2枚の葉を食べた虫、人顔に仕上げたその芸術性に拍手を送る。
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善哉の味

2019年07月30日 | 自然 季節

 6月末の沖縄で梅雨が明けて1カ月、東北北部を除いて梅雨がやっと終わった。と言っても予報では、しばらくは安定した夏空でなく、局地的には雷や雨の激しい地域もあると予想されている。しかし、大都市では熱中症で救急搬送される人が3桁と、私にすれば驚くほどの人が暑さ負けになっている。今は気象予報と合わせ対策を教えている。体調に気をつけよう。

 暑くなると映像では水と遊ぶ風景がながれる。昔とは違って大方が整備された施設や海水浴場で楽しむ姿を映している。かき氷、ソフトやアイスクリーも体を冷やす役を果たしている。私的にはソフトクリームを食べながら歩く姿は格好よく見えないが、夏の映像としては欠かせないようだ。クリーム類が苦手なので、いつの頃からか「あずきバー」を買い置きし始めた。

 食べ始めてしばらく過ぎたころ、話題の冷菓としてあずきバーが画面に登場した。お、私は話題を先取りしていたと思いながら映像を見た記憶がある。その硬さは、冷凍庫から出してすぐは食べれなかった。試行するうち、冷凍庫から取り出し1分くらい経って食べ始めると食べやすいことにたどり着いた。歯に自信のある人はカチカチがいいかもしれない。

 あずきバーは「善哉をそのままアイスにする」という発想から生まれたという。原材料は小豆・砂糖・コーンスターチ・塩・水あめの5種類のみという。冷菓商品によく使われる乳製品や添加物、乳固形分を使っていないので硬さが増すという。あずきバー2本を溶かし冷たい善哉として試したことがある。甘さ控えめないい味で、お勧めできます。
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いつになるのか

2019年07月29日 | エッセイサロン
2019年07月29日 中国新聞文芸欄「中国詩壇」掲載



 その日は五月晴れの爽やかな日和だった
 川沿いの遊歩道で初めて出会う人と立ち話 

 突然、話題が変わった
 親戚の若い者が原発事故で避難している
 自分は被爆者なので心の底から心配している
 臭いも色も形もないその怖さは続くと話し
 「避難でなくこちらへ疎開して来い」と勧めた
 しばらくして「世話になる」と返事が来た

 日増しに深刻化する状況が
 若い者に疎開を決意させた
 住み慣れた土地を離れることの悩み
 子どものために疎開し
 大きく変わる生活への心配と不安
 若いなりに真剣に考えて答えを出した
 そのことを嬉しくも頼もしくも思っている

 いま、この人の話を聞くことも
 被災地支援のひとつと思い
 縁石に腰をおろして聞いた

 あの会話から八年が過ぎた
 除染土入りの積み重ねた黒い袋の山
 今も何万人もいる避難者
 継続している行方不明者の捜索
 でも映像の多くはテープカットばかり
 それらを見ながら思う
 いつの日に故郷は被曝前に戻るのか
 いつの日に安心して帰還できるのか、と
 
 「評」 支援とは、なによりも被災者の気持ちに寄り添うこと。この人の話を聞くことも被災地支援という言葉が印象深い。爽やかな散歩の時間にふいに暗い影が差した。あの黒い袋がなくなるのはいつだろう。見えないふりをして、華やかな光景をテレビで映しても、本当の解決ではないはずなのに。(選者・野本 京子)
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源内のコピーから

2019年07月28日 | 生活・ニュース

 ウナギの稚魚、シラスの減少で年々その収量が減じている。シラス減少の原因はあれこれと言われているが、申し合わせ通り上手く実行されていないらしい。国鉄利用で浜松近辺を通過するときウナギ養殖場のポンプが白い泡を吹き上げていた。何十年前になるのか思い出せないが、ウナギが遠い存在になるとは思わなかった。

 土用丑の日を前にして「土用のウナギはご予約を」と環境省が公式ツイッターで画像と共にアップしたところ炎上したという。食品ロスを出さないためにも、という思惑もあったという。恵方巻の破棄量から発したのであろうが、積極的に食べるように推奨したという意見もあったとか。少ない資源をどうにかしたいというお役所仕事だが、添付のうな重は高価に見えた。

 わが家は土用だからと言って積極的に食べることは無い。ところが、今年は「お中元の変わりです」と「うな重」を頂いた。どう手配されたの分からないが、温かい状態で届いた。届いたうな重は味が濃くこってりとしている。買ってきたウナギを自宅でそれ風にして食べるのとは大違いで、久しぶり本真もんのそれを口にした。やはり本真もんは美味い。

 土用のウナギは、夏に売れないウナギの増販にについてウナギ屋が平賀源内に相談して始まったと言われる。源内は江戸時代の有名な蘭学者として知られている。源内は「丑の日だから『う』のつく物を食べると縁起が良い」そんな語呂合わせが発祥と言われるが、他のウナギ屋も真似てウナギには悪いがウナギ屋は繁盛したとか。現代にもこうしたコピーが当たり繁盛する店や業界も多いように思うが、環境省に変わり自然保護には配慮をと願う。
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夏来る

2019年07月27日 | 地域

 東日本は台風6号で気の抜けない一夜になりそうだ。花火大会ほかの行事が中止や短縮されたという。夏休み初めての夏らしい行事が楽しめなくて気の毒だ。こちらは梅雨明けして最初の週末、近くでも幾つも夏らしい催しが開かれている。今日の最高気温は14時48分に35度丁度を記録した。こんな日中に出歩くことは控え、陽が落ちてから始まる近くの夏祭りへ出かけた。

 一つは小学校の運動場を会場にして開かれる。櫓を中心にして楕円の舞台が準備されている。その周囲は屋台がぐるりと取り巻く。焼き鳥のいい香り、焼きそばも美味そう。ようよう釣りに金魚すくいなど賑わっている。呼び込みも商品の作りも、児童らのお母さん方が中心、安心して買うことが出来るので嬉しそうだ。踊は今夜のためにしっかり練習をしたそうで、楽しく踊っている。そこには事故やいじめなど少しも感じない。夫婦太鼓が風情を添える。

 もう一カ所は、商店街の会場でどちらかというと昔の名残を感じる。400年の伝統を受け継ぐ郷土芸能の小糠踊り、三味線の音に合わせ歌われる音頭、はいつ聞いても心が和む。岩国音頭や炭坑節などちょっと老齢向きの踊りは、昔の盆踊りを思い出す。どちらも櫓は立っているがそこでの音頭披露は無かった。 

 今夜は土曜夜市やランタン飛ばしなど催しが市内各地で行われ賑わっていることだろう。今日はウナギにとっては厄日の土用の丑の日、絶滅が心配されているが今年の味はいかがでしたか。だが夜店では庶民の味に長い行列が出来ていた。少子化というが、多くの元気な子に出会えて何かホッとした一夜になった。
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有り難う

2019年07月26日 | 生活・ニュース

 「最近は載らんがどうしたんかいのう」、久しぶりに出会った知人が問いかけてきた。彼とは購読紙が同じで、私の投稿が掲載されると「熟読する」と言っている。内容に対し厳しい意見、賛同の訳などをときどき聞かせてくれる。有難くもあり怖い存在でもある。と言って、膝を交えて話したことは無く道端での立ち話で終わる。

 「載らないのは投稿が載るに値する内容でないからだろう」と答えている。私は月1編は投稿している。その投稿欄へは月に600編から700編ほどが届くと担当記者のレポートがある。掲載は一日に5編から6編、掲載率は3割に満たない、プロ野球の打者でも3割キープはそれほどいない。常に掲載も同様で難儀である。

 昨夏、掲載方針が変わり「投稿の常連さんと言えども掲載には一定の間隔をおく」とお知らせがあった。それでも続いて掲載される人もあるが、それらは高尚な内容で学ぶばかりだ。私も1年に10編前後くらい掲載してもらっていた。昨夏からこの1年での掲載は3編だから、知人の問いも当たっている。が、3割と思えば立派だ。
 
 載ることを願って投稿しているが、それは送る側の気持ちで、内容が編集者の心を打たなければ載らない。時には先を越され類似の投稿に残念がることもある。投稿が掲載されることも必要だが、投稿でもう一つ大切にしていることがある。それは書くことを通して自己啓発に繋がることを願っている。その効果は不明だが「継続は力」という。もうすぐ傘寿、ぼけっとでなく何かを積み重ねてその時を迎えたい。読後感、本当に有り難う。
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除草剤への心配

2019年07月25日 | 生活・ニュース

 梅雨明けは嬉しいが暑さと共に勢いを増す虫たち。これを待ち受けるのが殺虫剤、TV-CMの効果に疑問を持ちながらも対策の一つとして使用する。ある若いお母さんが「赤子の近くでは絶対に使用しない。だって、虫が死ぬる薬品を赤子が吸っていいはずがない」、理屈はその通りと思う。昔の蚊帳はその気遣いなく赤子を寝かせられた。

 もう一つ手を掛けることになるのが雑草、名前のない草は無いと怒られそうだが、狭庭にも雑草は生える。家に接する道路のアスファルトの割れ目からでも伸びる。ほっとけば冬には枯れるが、そうしたものでもない。今は伸びかけを気づけば抜く程度で何とかなっているが、長い梅雨でしっかり水分を含んだ土は、夏の日照りを受け草に勢いを与える。

 そこで頼りにするのが除草剤。最近は公道でも除草剤が使用された所を見かける。公道に除草剤、地下水や農業用水などに影響ないのか気になる。また、薬剤で枯れた雑草の姿は行政の手抜きの様で見た感じは良くない。といながら我が家では庭には散布している。そんな除草剤について気になる報道を何度か目にしている。

 使っているのはラウンドアップ。有効成分の「クリホサート」に発ガン性の疑いが強まり、使用禁止や規制強化に踏み切る動きが欧米やアジアで起きており、民事訴訟も1万件以上という。オーストリアは全面使用禁止、フランスは販売許可取り消し、カリフォルニア州では学校や公園などでの使用を条例で禁止している。ベトナムも使用を禁止する方向、日本では残留基準を若干引き上げたくらいで規制はない。使用方法を守って控えめに使うことにする。
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やっと梅雨明け

2019年07月24日 | 自然 季節

 中国地方は5県ある。しかし、気象庁の区分で山口県は北九州に区分されている。「山口県を含む北九州地方は梅雨明け」、今日の報道では丁寧に伝えていた。次は「山口県を除く中国地方は梅雨明け」ということになる。昨年とは2週間遅れの梅雨明け、今日はすっきりした空模様とは言えなかったが区切りがついた。

 学校は夏休みに入っている。雨で休みだったラジオ体操、昨日から始まった。朝の6時を少し回った頃から、出欠表を首から下げて自転車や歩き、つばえあいながらと楽しそうに集合場所へ急いでいる。今は元気だが、休みが後半の後半になると、はつらつさが薄くなる。夏休みをしっかり楽しんで疲れが抜けないのだろうが、それも子どもらしくていい。

 行事や楽しみの多い夏休み、そんな中の一つに昆虫集めがある。夏の虫で人気はカブト虫やクワガタ虫だが、自然林でこれらを探してつかまえるのは容易ではない。一番容易なのは「セミ」だと思う。そんなセミを狙っているのか、梅雨明けの小学校の運動場、周囲にある大きな木の下で虫網を持ち、高い木を見上げているが、頭上のセミの声で子どもらの声は聞こえない。セミには昆虫採集では毎年の様にお世話になったことを思い出す。

 夏休みはこれから、明日からは梅雨明けらしい日差しと暑さに見舞われる予報になっている。暑い暑いでなく「熱い熱い」と笑わせた人がいたが、熱中症に罹らないよう気を付けなけなければと言い聞かせている。梅雨明けを機に農作物の生育が回復してくれること願っている。
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チェンジ!

2019年07月23日 | エッセイサロン
2019年07月23日 中国新聞セレクト「ひといき」掲載

 月1回、日曜日のくらし面に掲載される「チェンジ! なりたい自分になる」を楽しく読んでいる。昨年6月から始まった、読者をファッションで変身させる企画だ。米子市の理容師・Hさんが登場したこともある。投稿欄でよく名前を拝見する方で企画への親しみがぐっと増した。
 自分はどんなふうに変身したいのか、200字ほどにまとめ、写真と合わせて応募する。イメージコンサルタントによる外見診断でチェンジが始まる。
 毎回、「なりたい自分」に変身した満足そうな登場者の顔がいい。Hさんの「古希超えて渋く格好良く」は、帽子に手を置いた姿。仕事着のイメージが湧かない。ファッションとはこうも気分を変えるのか。
 わが装いを振り返る。
 高校を出て定年まで化学会社に勤務した。職場では会社貸与の作業服、通勤は車なので普段着、外勤や出張では無地の紺かグレーのスーツで困らなかった。着る物にさほど気遣いをせず仕事一筋、そのため着る物へのセンスが育たないまま定年を迎えたようだった。
 妻はクローゼットにある色や柄とは違う物を何度も見立て、勧めてくれる。悩んでも結局は私好みの地味系に落ち着く。昔ながらの着る物から脱却できない。
 まもなく八十路。老け込まずに少し粋に装ってみるか。派手でも華美でもなく自然風。仕上がりは年相応と「なりたい自分」を考えてみる。だが、具体的には示せない。諦めず紙面を見ながらじっくり考えよう。
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採種間違い

2019年07月22日 | 生活・ニュース

 朝顔が咲き終わると採種し翌年のために保存する。これはいつの頃からか続くわが家の恒例の作業になっている。その年その年の咲き具合には記憶に残るあれこれがある。投稿の題材になったことや体調を崩した家内に元気をくれたりと、同じ種なのに気持ちの持ち方ひとつで花からの伝わり方が変わる。

 一昨年、長く癒してくれた花が小さくなり採種をあきらめ感謝しながら暇を出した。新しい種から苗を育て新生朝顔を楽しんだ。特に家内は毎朝のカーテン開けを楽しんでいた。秋になり、例年どおり花色ごとに付けた目印に従って採種した。ところが目印のつけ間違なのか今年は赤と桃の色の花が無し。大方が白だった。こんなことは初めて、加齢化現象かと少々気にしている。

 白は清純・純潔のイメージということで気休めしている。白に遠慮して咲く濃紺の花が妙に力強く見える。そんな花たち、続く雨に打たれながらも咲き続けている。日の出の頃に咲く花も咲く位置でその姿を保つ時間が違う。葉の陰に咲くと雨に打たれず日暮れまで楽しませるが、空を見上げて咲くと、雨足で押さえられ漏斗形の花姿は哀れな形に変わっている。

 花は咲く場所を選べない。晴れた日に空を見上げて咲いた花は人の目につくし誇らしげに写る。葉陰に咲くと見落とされるかもしれない。雨か晴かで真逆の姿になるがこれは自然の定めと理解できる。子どもを虐待死させた親の裁判記事を読みながら、子どもは保護し護ってやらなければならない。どうして育児できなかったのかなど思いながら、花の色違いなど些細なこととしぼんだ花を取り除く。
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