日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

夏の終わり

2012年08月31日 | 生活・ニュース
           

 朝、戸をあけると流れ込む風は少し気持ちいい。しかし日中の暑さは感じるが木陰に入ると汗が引いていく。ある月刊誌に「秋を探しにでかけよう」と大きなタイトルが載っていた。それは9月号だが8月初めの発行。ひと月以上もはやい発行だから、時節に合わないのは仕方ない、暑さに紛れそんなことも思ったが、雑誌の先取りはさすがと、ふと感じる冷気に誘われそう思う。

 朝の4時半、この間までの東の空は、夏日が照りつけるのを予感させるような真っ青な夜明けだった。その夜明け、夏の終わりが近づくと静かな東の空に変わる。8月は終わり、暦からの贈りもので子どもらの夏休みは2日長い。宿題は済んだかな、今朝もラジオ体操へ行く子らの元気な声を聞きながらちょっと心配をした。
 
 例年より遮光ネットを増やし、冷たいお茶を飲み、庭の仕事は午前中に済ませ、日なかは直射光を出来るだけ避ける、そんなことで夫婦とも熱中症とは縁の無い夏をすごした。残暑は厳しい、もう少し気を抜かないでおこう。気持ちかもしれないが、何年か続く夏限定の自家製ゴーヤジュースも効果があった。

 まもなく50代半ばで亡くなった父の命日。涼しいうちにと墓掃除を済ませた。賑わっていた2週間ほど前のお盆の様子はなく、あれから続く暑さに花入れの水枯れが多く見られ、墓守の高齢化を実感する。そういう我が家もいつどうなるか分からない。掃除の終わるころ日差しも強くなってきたが、あのジリジリとした暑さではない。しかし暑かろう、とタップリの水を残し墓を後にした。 

 
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散歩の友達に

2012年08月30日 | しっちょる岩国
           

 第2回岩国検定を12月2日(日)に計画している。前回、テキストが欲しい、という希望が多く寄せられた。1年半掛けて検定用の参考テキストブック「いわくにになろう」が完成し、その記者発表から1週間が過ぎた。記事の反響を心配していたが「どうしたら購入できるか」という問合せが事務局に多く寄せられている。テキストはA5版で120ページで300部の発刊。

 購入希望を頂いたなかには「受験ではないが、妻の故郷は岩国なので岩国をもっと知りたくて」「岩国は仕事とで縁のあった友人も多いので」と純粋に岩国を知りたい方。町興しで作成中のガイドブックの参考にしたいから、と市外からの依頼も事務局へは届いている。

 購入いただい方からメールで「発刊お疲れ様でした。本を少し読ませていただきましたが、カラー写真で詳しく出ており、わんことの散歩も楽しくなりそうです」と散歩の友として使ってもらえるという。続けて「受験します」と宣言をされた。

 テキストブックではあるが読み物としても面白く、子どもさんの副読本にもなる。少し大きめの文字、そこに太字が意味深長に加わっている。これは「何かのヒントなのか」と気をまわされた人もある。いろいろな所でいろいろな使い方をしてもらい、新しいヒントやアイディアがもらえると嬉しい。

 メンバーの製紙会社OBが選択した紙質が素晴らしく、印刷技術とあわせて文字と写真が鮮明に刷り上り、内容を引き立てている。職員の研修教材にしたい、そんな希望も事務局に来ているとか。この1週間は順調だった。検定問題の作成、ひとひねりした難問を考えよう。
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地元優先の紙面つくり

2012年08月29日 | 生活・ニュース
           

 広島カープの地元を自認し、その2軍練習場のある岩国市、プロ野球の話題はセリーグでカープということになる。パリーグの話題はほとんど聞かない。新聞も公平無私を標榜しながら、ことスポーツに関しては配達区域優先は常識化している。

 広島地元の地方紙は勿論カープ、勝てば紙面が踊り負ければ厳しくその因を載せる。投書欄でもそれと同じ傾向になっている。記事より投書のセミ解説者のほうが厳しいことは再々で面白く読める。

 今日、北九州市で印刷の全国紙を必要があって購入した。その紙面をめくりながらスポーツ面に移ったとき、昨日ヤクルトに勝ったカープの記事はと探すがなかなか見当たらない。すると紙面の下のほうに13行ほどの記事で載っていた。ソフトバンクがオリックスに勝った扱いは行数で数倍、その面積と同じくらいの摂津投手の写真が載っている。

 カープ本拠地の地元紙はどうか、きょう2回目のスポーツ面を開く。ソフトバンクの記事が見えない。全国紙のカープ以上に探してやっと見つけた。スコアとオーダーの下に、摂津が完投13勝目を挙げたなど、短い10行ほどの記事で収まっている。では、カープはどうか。紙面の4分の3ほどを記事とカラー写真2枚で埋まっている。カープフアンの顔がほころぶ。

 新聞は地元を大きく扱う、常識で驚くことは無いがこれほど差があるとは思わなかった。これまで見出しの大文字くらいで、悪いがパリーグの結果をそれほど気にしたことは無かった。地元優先は赤絨毯の先生方に似ているが、ことらの地元優先には異を聞かない。参院で問責決議が可決したという。先生方の地元優先はより忙しくなりそうだ。 

 
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強くなった円

2012年08月28日 | 生活・ニュース
           
 
 円、その意味を辞書では「丸いこと、角ばらないこと、あたり一帯」とあり続けて「貨幣の単位。1871(明治4)年制定」(広辞苑)とお金の円は4番目となっている。

 そんな貨幣価値の「円」、ドルやユーロ安なので円高となって困っている日本。ドルやユーロ安になると表示される円の値は小さくなるのに円高という。円安はその逆。経済音痴には理解が難しい仕組みだった。

 対ドルが100円を切る、円高になる、日本の経済は果たしてどうなる。90円、80円とその都度論戦が起こり、難しい話を聞かされてきた。80円を割って長い。そして円高対応については企業の海外進出に話が転じた。ユーロも100円を少し下げたところでこのところ安定、などは報道で知ること。毎日のささやかな生活、2カ月に1度ほどのガソリン給油以外では円高を如実に感じることは無い。 

 毎日、毎時、報じられる為替の変動。これとにらっめこしての仕事は映像で見るが、秒単位の変動が日本経済を左右する、その中味は理解できない。だから幸いなのかもしれない。そんな円の価値、41年前の今日、1971年8月28日、外国為替の変動相場制へ暫定的だが移行した日という。

 円が強くなるのは喜ぶべきかそうでないか、立場が違えば水と油のような議論になる。国民の大方が安心できるよう、万国で協調してほしい。今日は1ドル78円56銭。円は丸い、丸は360度、だから1ドルは360円、こんな昔話をする人はいなくなった。
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アルゼンチン蟻が生息

2012年08月27日 | 地域
           (市HPより)


  残暑の照りつける日中、小さな四つ角にある我が家の入り口に自転車を停め、2人の男性がしゃがんで道路の端を観察している。訳を訊くと「アルゼンチンアリ」の生息調査をしているという。市の職員で腕にはその腕章を付けている。ここでも「アルゼンチンアリが確認された」という説明に驚いた。市内では南部地区での撲滅作戦についてのニュースは何度も見ていたが、わが住居地区にはびこっていることは思いもしていなかった。広い地域で確認されている、というのは職員の話し。

 職員は生息しそうな場所、駆除の仕方など話してくれた。詳しくは市のHPでその生態や防除方法、拡散防止策など多くの情報を知ることができる。拡散を防ぐ一つに、「植木鉢はアリの巣になりやすいため、鉢を置く場合は、台などの上にのせ直接地面におかないようにする」とある。庭を見れば幾つもそうなっている。早速レンガを台にした。
 
 アルゼンチンアリ、その被害については市のHPには次のような説明が載っている。
「一番の問題点は、生態系の破壊。在来アリを駆逐し他の昆虫を攻撃し壊滅させてしまうため、在来アリ・昆虫に依存していた植物・動物などが絶滅する可能性がある。またアブラムシやカイガラムシ等の甘い汁を出す動物を保護するので、植物が弱り枯れることもある。
 アルゼンチンアリは世界の侵略的外来種ワースト100のリストにも掲載されている。また、アルゼンチンアリに毒はありませんが、大量のアルゼンチンアリが人間の体を噛む、大量のアリが発生し気持ちが悪くなるという観点から不快害虫としても考えられる」。

 職員は車庫入り口の小さな植え込みを見て「ここは怪しい」と、こぶし大ほどの石を取り除いた。「うじゃうじゃ」といる。これが拡大拡散したら確かに不快害虫は間違いない。

 各地で外来生物の問題が起きている。吉香公園のお堀にいる亀にも疑いの記事が載っていた。外来魚の駆除が行われたこともある。身近に忍び寄る外来生物の問題、温暖化と同じようにいつも頭のどこかに置いておくこと、忙しく逃げ回る蟻を見ながら蟻に罪は無いのに、そう思いながらも駆除する。
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宇宙の涯

2012年08月26日 | 生活・ニュース
           

 火星で生命の痕跡となる有機物が発見されるか、火星の赤道付近に着陸した米国の無人探査機キュリオシティに関心が集まっている。写真や岩石へのビーム光線照射で破壊し飛散物の分析など探査が始まった。これから2年余りその探査は続く。宇宙の話は気の遠くなるような夢があり、この歳になっても興味を持ってしまう。

 1977年に同じく米国の打ち上げた2機の無人探査機で「ボイジャー」は各々1号、2号と命名された。この1号が、6月に太陽系の最外縁部に到達したと、NASAの発表があった。地球から180億キロ、時速6万キロで飛行を続けているという。180億キロ彼方とは、ボイジャーからのるデータが地球へ届くのに17時間あまり必要という。
  
 今年は金環食を初め幾つもの天体ショーが見られ世界中の人を喜ばせた。しかし、見上げても見つけてもらえない探査機、それでも黙々と仕事をし木星、土星、天王星、海王星などの観測結果を送ってきた。地球外生命体と遭遇したとき地球の情報を伝えるレコードが積まれている。「こんにちは」という日本語も収められているそうだ。
 
 35前に打ち上げられた探査機、今も夢を持たせてくれる。太陽系を越えた探査機、本当の未知の域へ達した。生命体との遭遇、それを適えさせたい。積載のプルトニュウム電池は2025年まで使えるという。キュリオシティにもこの電池が使われている。使い終わった後の処理はどうすのか、夢の裏側で心配する。(写真はボイジャー ネットより)
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岩国の老桜にエール

2012年08月25日 | エッセイサロン
           

2012年8月25日 中国新聞「広場」掲載

 岩国市の名勝・錦帯橋とその近くの吉香公園は、桜の名所としても知られ、その桜はソメイョシノで3千本といわれる。

 そんな桜の中に日本で2番目に古い木のあることを知った。その木の周囲はロープで囲まれ、保護されている。

 植えられたのは明治19(1886)年という。当時の写真と吉川家の元執事長の日記などから特定できたことを最近立てられた説明板に教えられた。

 吉香神社周辺で4本確認した。今、それらの木の古い幹は剪定され、それを受け継いだ新しい幹が、葉を茂らせている。それを支える根は太く、何本も土の中へ伸びている。その姿は老木というより翁桜の風格を感じる。

 日本一古い桜の木はどこにあるか。青森県の弘前城にあり、吉香公園の桜より4年古いという。本州両端の県というのは何かの縁だろうか。

 明治以降の変革を見てきた長寿桜、これからも周辺の仲間とともに長く咲き続一けてほしい。心からエール一を送った。 

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ふるさとを知ろう

2012年08月24日 | しっちょる岩国


 一昨年の「第一回岩国検定試験」実施の前に「テキストブックは無いのか」、終了後には「テキストブックを作って欲しい」という声が思いのほか多く、それは市外を問わず寄せられた。

 他の街のご当地検定試験は、自治体やそれに類するしかるべき組織を中心にして行われている。そうしたところは郷土史家を初め多くの専門家が名を連ねた素晴らしいテキスト本が発行されている。ここ岩国の場合は有志の10名ほど、それもこうした関連は素人が集まって始めたご当地検定。それでもテキスト作製に挑戦した。作製にあたり「岩国の魅力を再発見し故郷への理解を高めてもらう。幅広い年齢層の読み物としても楽しめ、子どもらの副読本にもなる」という高い目標を設定した。

 1年半かけて作製したテキストが完成した。その内容は手前味噌になるが、先に記した高い目標を達成したと思う。これからより内容の充実を期していく必要はメンバー全員の共通認識としている。素人集団が作りあげた検定テキスト「いわくにになろう」の刊行報告を23日、市役所で記者発表した。今日は新聞3紙のローカル面ではあるが朝刊に記事を載せてもらえた。夕方には地元有線TVでも紹介された。

 この作製作業を通じて、ふるさとへの関心はより高くなりその素晴らしさを教えられたのは私だけではないと思う。早速、記事への反響があり代表宅には何通もの問合せ電話があったという。幸先いいぞ。
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収穫を終えて

2012年08月23日 | 自然 季節
           

 今日は二十四節気の一つ処暑。「処は『収まる』という意味で、暑さが峠を越えて後退し始める頃とされています。残暑厳しい中にも、五感を澄ませば、小さい秋が見つかるかもしれません」こんな説明がメールで入ってきた。

 列島全体が残暑厳しく「熱中症に注意」の呼びかけが続いている。そんな中でも早朝の外気に触れると「ほっ」とするような、ひんやりとした心地よさを感じる朝がある。季節は移っていることを感じる。蝉の声も少し静かになった。

 プランターで作り始めて3年目のミニトマト。最近、暑さに負けたのか、またはその季節到来なのか勢いが衰え始めた。それにしたがって収穫が減り青い実の熟れ方が芳しくない。それでも、これまでで最高の収穫となり大満足をしている。

 夏の間、収穫の楽しみと新鮮な夏の味をくれたトマトに感謝しながら、最後の収穫をした。その数30数個。これまでの保存分とあわせ、もうしばらくは自作トマトが味わえる。一緒に植えたピーマンはもう少し先まで収穫できそうだ。

 水遣りは日課としていたが、追肥や根周りをやわらかくしてやるのは計画性のない思い立ったときだった。そんな管理不行き届きを反省し謝りながら、プランター一杯に張り詰めた根を掘り出す。その無数に伸びた細い根の集合が、2メートルほどに伸びた主枝を支え、喜ぶほどの多くの実を実らせた。そこに何か尊さを感じ、来年も、という気にさせる不思議な伝わりがある。これが自然の営みなのだろうか。
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3秒間隔 俯瞰余話

2012年08月22日 | 地域
           

 錦帯橋上で花火をした輩がいた。木製の建築物で火を使えばどうなるか、最悪の場合は焼失する。橋板に数箇所の焼け焦げですんだ、という報道を見たときほっとした。その後、監視カメラの設置が検討された。橋脚に悪戯描きなどもあったが、これまで観光地に監視カメラは「無粋」と見送られてきたが、残念なことになる。

 錦帯橋畔には監視用カメラでなく誰でも自由に操作しながらパソコンでその周辺を見れるカメラが設置されている。以前は横山側でサクラ越に錦帯橋が見れた。新しく変わって岩国側に設置、いろいろな角度で周辺を眺められる。
 
 これが面白い。3秒間隔で映像が更新される。錦帯橋を渡る人、見上げる人、写真を撮る人撮られる人、鮎釣りをする人などみんな写っていることをしらない。それだけに自由にふるまわれている。花火大会のときの錦帯橋下から連なる屋台の灯りなどはその賑わいが伝わり、居ながらにして楽しめる。

 いつでも見れる錦帯橋です。四季折々楽しんでください。(写真は午後7時15分ころです)

 
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