日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

風邪対策をとろう

2016年02月29日 | 生活・ニュース


 学校を訪問した人が「インフルエンザーで欠席している生徒が多い」という。そういえば登校時にマスク着用の生徒が児童のそれより多い。10の県で流行、そのほかの都道府県は大流行と国立感染症研究所速報に載っている。医院の待合室でもマスク着用の人が多く、中には強く咳き込む人もある。受付で風邪と申告した人がノーマスク、医院備え付けのマスクを渡し着用させた。いい対応だと思いながら、この時期、風邪と分かっていてノーマスクとは情けない気がする。

 自己防衛するには、昔から変わらずマスクの着用や手洗いなどの徹底が呼びかけられている。感染した人は広げないためにマスクの着用、人混みや繁華街への外出を控えることも重要な手段。クシャミが出るときは人のいない方に向く、風邪の症状を感じたら直ぐに医療機関で受診する、自らを守り万一の時は拡散させない気遣は誰でも守れる。予防ワクチンの接種もポイントだろう。

 高校3年のときインフルエンザーで休校になった。その時は感染していたが欠席扱いにならず、卒業式では3年間皆勤賞を受けた。運が良かったのだろうが、そのころインフルエンザーにどんな対応がなされていたのだろう。休校入り前の授業は、第1次南極観測越冬隊を運んだ巡視船「宗谷」の記録映画観賞だったと記憶している。

 ここ何年間か風邪気味の症状はあるが、寝込んだりインフルエンザーに罹ったことはない。特別な対応はしていないが、予防ワクチンの接種、帰宅したらうがいと手洗い、十分な睡眠をとるくらいだろうか。週2、3回のウオーキングも心がける。歩道橋を渡るとき小学校の運動場から元気な声が聞こえる。子どもは風の子、風邪など忘れているようだ。 
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錦帯劇場、後の後

2016年02月28日 | 地域

 
 岩国市内の劇場で最も古い錦座(にしきざ)、明治33(1900)年3月1日に開業したと記録にあるから116年前になる。当初は株式組織で開業したが同年9月組合組織に改めた。ところが大正12(1923)年1月6日に火災で焼失した。それまで旧警察署付近にあったものを椎尾八幡宮前に再建、大正13年2月9日に上棟式をあげた。のちに錦帯(きんたい)劇場と改称される。

 錦帯劇場の看板がのせられ波打った銅板の青い色の屋根は今も記憶にある。花道のあった内部は時代に押され映画館へと変わる。3本立て千円くらいの時代が長く続き、半世紀前ころの休日を楽しませてくれた。近くにもう1館ありお世話になったものだ。劇場も映画界の斜陽には逆らえず、昭和47(1972)年に改装されスーパーに、さらに昭和51(1976)年に解体され建て替えられ、昨年2月の閉店までスーパーは続いた。解体、建て替えが無ければ少なくとも地方の有形文化財に指定されていたのではなかろうか。

 閉店撤退したスーパーは解体され更地になっている。跡地に「錦帯橋資料館」を20年春にオープンする計画という。場所は国の名勝・錦帯橋から徒歩5分ほどの所で、世界遺産登録を目指す関係者には願ってもない場所だろう。施設概要や展示内容はこれから地元や有識者の意見を聞きながら進めるという。創建から340年余、独自の歴史や架橋技術を伝える専門の資料施設を持たなかったとは、文化面に疎い自治体の姿勢を感じる。

 この施設が単純に錦帯橋への観光客誘致だけでないことを願う。錦帯橋を観光に訪れる人が増加しても、それが錦帯橋周辺の繁栄に連動しないと本来の意味をなさない。従来の施策の延長でない新たな発想を期待する。先日、錦帯橋入橋券売り場前で団体を引率バスガイドの説明に愕然とした。「出発は40分後です。トイレは向こうのバスセンターとそこの観光協会です」。
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休眠打破

2016年02月27日 | 自然 季節


 名勝・錦帯橋畔のソメイヨシノの開花予測はひと月ほど先になる。すると、1週間かけて桜は満開になるので4月の3日か4日ということになる。子どもころには入学式のころに満開だとおもっていたが、その時期が少し早くなってきているな、そんなことを感じていた。そう4月の8日過ぎ、入学式のごろが満開だった。

 実は、あるデータによるとここ50年あたり5.6日のベースで開花が早くなっているそうだ。これは地球温暖化などの影響によるという。うすうす感じていた満開が早くなったことと合致、確かな気づきだと一人で頷いた。今年は寒暖の繰り返しはあるが平均気温は高めという。ならば春の到来も早く開花は例年より早いかと思いきや、そうでもないという。

 専門家はいう。ソメイヨシノは夏の間に花の芽を作る。その芽を目覚めさせるには秋から冬にかけてのある程度長期の冷え込み、寒さにさらされて開花準備を進める。これを休眠打破といい、これが進んでいればぱっちりと目覚める。暖冬だとボンヤリとしか目覚めない。これからさき平年並み以上の気温でないと開花は遅れるという。開花はこれからの気温次第ということになる。
 
 高齢になると目覚めが早くなることにあわせ起床となる。睡眠時間が短いまま起床せず、一定の睡眠時間に達するまでは布団から抜けださないこと、医者の随筆にある。一定の時間とは7時間くらいとある。つぼみはまだ堅そうだが目覚めに向けて育っている。人も桜と同じようにぱっちりと目覚めるためには自然界の掟を見習うことが必要だと言いながら。 
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ブランドみかん

2016年02月26日 | 生活・ニュース


 30年くらい前、木箱に詰められたリンゴが、隙間なく詰められた緩衝用のもみ殻に守られ汽車ポッポに揺られて青森からやってきた。破損を防ぐワラ縄で縛られた木箱は長旅を示すかのように少し破損、もみ殻がちょろちょろと漏れていた。縄を解き木箱の釘を抜くとき何か感動したような薄い記憶にある。

 「♪ わたしはまっかなリンゴです お国は寒い北の国 リンゴ畑の晴れた日に 箱につめられ汽車ポッポ 町の市場へつきました」、この歌のような時代など若い人らには想像出来ないだろうが、古き良き時代の一コマだろう。今、木箱を見かけることはなく、果物も野菜も丈夫に作られたダンボール箱で輸送される。

 「幸せを運ぶ春みかん ゆめほっぺ」という「やまぐちブランド」品がある。それは、20余年の歳月をかけ育成され商標登録された県オリジナルの柑橘。甘くて頬が落ちそうなほどおいしいという意味を込めた命名という。ここ数年、「ゆめほっぺ」を知人の紹介で爆買ならぬダンボールの箱買いをしている。今年も注文したゆめほっぺが届いた。見た目は出荷規格に達しないがその味は店頭品と変わらず。皮むきも容易で中袋ごと食べられて食感はプチプチするのがいい。

 食べ過ぎないように、別の部屋に置いている箱から取り出して来て食べている。今年は暖かさのため収穫が少し早くなった、ということだが、味は評判通りでブランドの品位を守っている。山間部や島しょ部の衰退が危惧されているが、このみかんの島はUIJターンする若者も多く、ブランドみかんのこれからが楽しみだ。
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黒田投手に期待

2016年02月25日 | 地域


 プロ野球は今月1日からキャンプインした。広島東洋カープ開幕戦は3月25日横浜DeNAベイスターズとマツダスタジアムで対戦する。その「真赤激」カープ前半戦77試合の日程表が地元紙にならではのサービスとして届いた。6月までのこの間、試合予定の無いのは20日間、移動日を考えれば休みなしということになる。労基法に引っかからないから試合ができる。

 昨年は大リーグから黒田投手の復帰もあり「カープは優勝」あるのみでスタートしたもののCSにも参戦できずにシーズンは終わった。地元の報道だけを読み聞きしていると、前田投手のドジャース移籍はあったものの、今シーズンも優勝の望みが大きく掛かっている。オープン戦の出足は好調、これを鯉のぼりの季節以降も続ければフアンの夢は適う。

 そのための大黒柱はやはり、今月10日に誕生日を迎え41歳になった「黒田博樹投手」。日米通算200勝へあと7勝のプレッシャーを背負いながらも、プロ20年目の今年、ベテランとしてチームを牽引して行く選手はこの人だと思う。若い選手に対し「遠慮なく何でも聞いてもらえれば、経験したことを伝える」という。若い選手にはプラスになるだろう。

 広島のもう一つのプロはJ1で昨年4度目の優勝を果たした「広島サンフレッチェ」、これも期待が掛かる。我が山口県のプロはサッカーの「レノファ山口」がある。昨年J3に初昇格、快進撃で県民を驚かせるうちに優勝を果たし今年はJ2に自動昇格した。サンフレとレノファがJ1で対戦する、こんな夢が実現すれば中四国地方9県で人口減少率ワーストから抜けだせるかも、Jリーグは今週末から始まる。
 
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枯れススキ

2016年02月24日 | 自然 季節


 散策によい遊歩道沿いの中洲は渇水期でもあり川幅の半分ほどもある。中洲は公園などと違い自然のままの四季折々の風情を楽しませてくれる場でもある。写真愛好家の姿もしばしば見かけることでも隠れた撮影ポンとかも知れない。この季節は一面が枯れススキの原となり静まっていて華やかさは露ほどもない。

 枯れススキ、広辞苑では「枯薄」と表し意味は「枯れたすすき」。また、大正11年ころの流行歌、野口雨情作詞、中山晋平作曲。「俺は河原の枯薄、同じお前も枯薄」の歌詞。歌は「船頭小唄」として三橋美智也、森繁久彌、石原裕次郎、舟木一夫、島津亜矢など多くの歌手が歌っている。どれも歌手に合わせて編曲されていてそれぞれの趣きがある。中洲沿いを歩くと歌詞を思い出す(♪)。

  己は河原の 枯れ芒  同じお前も かれ芒  どうせ二人は この世では  花の咲かない 枯れ芒
  死ぬも生きるも ねえお前  水の流れに 何変ろ  己もお前も 利根川の  船の船頭で 暮らそうよ
  枯れた真菰に 照らしてる  潮来出島の お月さん   わたしゃこれから 利根川の  船の船頭で 暮らすのよ
  なぜに冷たい 吹く風が  枯れた芒の 二人ゆえ  熱い涙の 出た時は  汲んでお呉れよ お月さん

 枯れススキの原を眺めると歌詞の通り哀愁ただよう風景に見える。毎年この光景を眺めて思うのは、次のスッテプへの休眠時期だとエールを送っている。春になると秋のススキの穂へ向かって息吹を始める。枯れ姿からは想像もつかない強靭な生命力は緑一色の中洲に変える。そこへ小鳥たちが帰り野生の花々が咲き始める。ここは身近で自然の営みを手に取るように感じさせてくれる折り紙付きのいい場所としてお薦めする。
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おもてなし

2016年02月23日 | 生活・ニュース

 
 年間の訪日観光客が2千万人に達するという。これは日本の総人口の10%台半ばほどになる。先進国といわれるなかでどの位置にいるのだろう。こうした来日した観光客の国内での消費額は3兆円を超え、日本経済への寄与度が極めて高いという。爆買という新語も生まれた、これを皮肉って爆売という反語も紙面に登場している。

 東京銀座にある百貨店の免税店に爆買の人が押しかける。これの対応で、古くから百貨店を利用する日本人客への応接が手薄で客離れが起きないか心配というレポートを読んだ。百貨店で買い物をしたという思い出は無いが、一歩高い商品や値段という普通の店にはないイメージを持っているので、映像で見る爆買・爆売の光景にはいささか幻滅を感じる。

 国外からの観光客、それなりに富裕層と思うから特別な配慮でなく日本の自然な日常生活を見てもらうというのはどうだろう。ハワイで観光客は現地の人より高く買わされるという、ハワイだから納得しているという人がいる。商売のためには日本人の日常にない特別な扱いをそろそろ考えなくては、世界の景気下降を考慮する必要はないのだろうか。安く売ることだけがおもてなしだろうか。

 消費で日本経済を盛り上げる効果はいいとしても、旅でのマナーは考えて欲しい。大人数が道幅一杯、大声で会話しながら観光地を歩く様はなんとも不気味だ。旅行関係業者はここらも注意すべき一つとして教えておいてほしい。先日、お隣の国の言葉で会話しながら掘りの冬鳥を木の枝で触ろうとしているのでカメラを向けたら慌てて去った。「旅の恥は掻き捨て」日本人も訪日観光客も慎みたい。
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猫の力

2016年02月22日 | 生活・ニュース


 日本おけるネコ(猫)に係る産業規模は年間2兆円をこえるという数値がある。今日はそんな「ネコ様の日」という。愛猫家の学者・文化人が構成する猫の日実行委員会が一般社団法人ペットフード協会と協力して、「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日を」ということで制定したとある。猫に関する各種のイベントやキャンペーンが行われるほか、猫に関する啓発活動も行われるそうだ。
 
 2月22日が選ばれた理由は、ネコの鳴き声の「にゃん、にゃん、にゃん」と日本語の「2、2、2」の語呂合わせにちなんだもので全国の愛猫家から公募で決定したという。ネコが人間の心を動かして記念日にしたと拍手の声もある。ちなみに「犬の日」はワンという鳴き声の語呂合わせから11月1日とされ、犬についての知識を身につけ、犬をかわいがる日とされている。

 ということを知ったある日の午後、散策コースの一つになっている公園に行く。ここには棲家を持ない、いや飼い主から見捨てられた、いや自由奔放に生きなさいと解き放たれたネコとその子孫たちを数多く見受ける。人が近づいても恐れない、観光客に抱かれ記念写真のモデルにおさまることもある。最近はノラ猫などと呼ばず地域ネコと呼んで世話する所もあるという。 

 朝起きてその日のとっかかりは近所を縄張りにする数匹のネコの糞処理。可なりの期間その糞害に憤慨したことを思い出す。餌を置き去る人がいなくなって憤慨はおさまった。そんなこともありネコが憎くはないが好きだとも言えない。ペットの世話は最後まで、公園の桜の大きな枝にできたくぼみで陽射しを浴びている1匹のネコを見ながら人の勝手な振る舞いを戒める。
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「じるい」その後

2016年02月21日 | 生活・ニュース


 仲間うちが集う農園の定例作業、今月は諸都合の関係で1週間遅れとなった。昨日の昼過ぎまで続いた雨、今朝はからりと晴れ作業には申し分ない日和。日和には、あることをするのにふさわしい天候を指す意味もある。農園作業日和とはこのことだろう。畑を見るまでは心配な事がある。それは、雨によって畑が「じるい」こと。

 予想通り会話は「じるいのう」で始まる。広辞苑で「じるい」は「(西日本で)道などが泥でぬかっている」と載っている。じるい、は単に地面が水を含んで泥深くてあるきにくい「ぬかるみ」とは少し感覚が違い「泥が履物に粘りつく」状態をいう。泥は水分を含んで柔らかくなった土のこと、どちらも厄介なことに違いはない。

 それでも、からっとした日和のせいか、作業が進むにつれ履物に粘りつく泥の量が気にならなくなるから不思議だ。全員が長靴準備での参加は農園の状態を知っていることになる。

 寒くても、春や夏ほどではないが草は絶え間なくその存在を訴え続けて生える。ひと月の間には作物に負けないほどに根を張っている。そのたくましさから生命力に例えて「雑草のように育て」と教える。そんな雑草を根気よく抜き続ける。すると作物が柔らかな陽ざしに迎えられ姿を見せる。そこに農園作業の達成感と心地よい疲れを感じる。これが次回も参加しようという気持ちにさせる。
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真似ではない

2016年02月20日 | 生活・ニュース


 知人の女性が東京で書道教室を主宰、開設から17年という。教室の様子は旬報で拝見しているが、活動は書道教室にとどまらず多方面の文化活動に参加し書の秘める力を伝える努力が伝わる。最近の旬報に教える側のいろんなアプローチが紹介されている。読んでみると書道だけでなく参考になると思い当たる節はいくつもあるが、その中の一つ。
 
 それは、「昔からある『かご書き法』といわれる、お手本を下敷きにして線の縁を鉛筆で写す方法」。精密に写しとろうとすると細部をじっくり見るのでお手本を見る力が育成される。これは、すでに書いてある文字などの上をなすることを指す「なぞる」とは異なるという。その後で、墨が鉛筆の枠からはみ出さないよう、隙間ができないようゆっくり運筆、すると字形が自然に頭に入る、という。

 1枚の写真。これは初めてデジカメを手にしたころ撮った。撮っては消せる便利さを使って操作練習をした。錦帯橋の写真はどこから撮ってもその構図は撮りつくされているし、素人ではその模倣になる。それでも自身が気にいればという思いで何十枚か撮った内の1枚。仲間うちの会で年間賞をもらった。錦帯橋の写真を何枚も何枚も眺めていたから賞になったのだろうとメモしている。

 指導のアプローチを読みながら「初心の人、二つの矢を持つことなかれ・・・」、徒然草にある戒めの一編を思い出した。短い文章を書くにしても見慣れた風景を撮るにしても、なおざりの気持を棄て対象を自分の物にしてから取り組めという。その実践が欠けているところが素人なのか。書いて欲しい撮って欲しいと対象から呼びかけられるように観察眼を養おう。
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