日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

豆まき

2015年01月31日 | 自然 季節


 バレンタインデー用チョコの豪華絢爛な並べ方に比べれば、日本伝統行事の節分用豆の並べ方は派手な飾りなどはなくただ慣れた、そんな感じがする。それでも鬼の面が添えられていて春が来るという季節感は感じる。豆が当たると痛がるので豆の代わりにクッションのような柔らかい材質で小球を作り豆の代わりに投げさせるという園の気づかい。豆でケガをすることはなかろう、痛さを経験するのも大切ではなかろうか。

 映像で歯幼稚園や保育園の豆まき風景が流れる。泣く子、逃げる子、泣きながらも向かっていく子、恒例のことだが童心になって観ている。園の行事に登場する鬼は赤と青がそろって暴れる、ように子らには見えるだろう。どんな思い出として残るのだろう。鬼は赤と青と思っているが、積まれた節分用豆の周辺にいる鬼は赤だけ、毎年不思議に思う。

 青鬼には思い出がある。小学校4年の時、校内行事の演劇で「泣いた赤鬼」の青鬼役を指名され演じた。人間と仲良くしたい赤鬼の願いを叶えるため青鬼は人里で暴れる大芝居をうつ。赤鬼はそれを制し村人と仲良くなる。ふと、青鬼ことを思い訊ねると「赤鬼さん、いつまでも人間と仲良く」という手紙を残し青鬼は遠くに去った。友を失ったと赤鬼が涙する、そんなお話。人の世にもありそうなお話だ。

 節分は年に4回ある。立春、立夏、立秋、立冬の前日の呼び方が節分。このうち立春の前日の節分は冬が終わり春の訪れを喜ぶ行事として鬼打豆という炒った大豆を撒く。子どもころにはヒイラギの枝を玄関に飾った。イワシを食べる日ともいう。節分といえば市内の北部で最近「セツブンソウ」という希少植物の自生地が見つかり話題になっている。保護の目的から自由な見学は出来ないが、花径2センチほどの白い花は春到来を告げる自然界の使者なのだろう。
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岩検の資料

2015年01月30日 | しっちょる岩国


 「岩検(いわけん)」とは「岩国検定実行委員会」の略称で、市民有志で立ち上げたご当地検定を実行する会。有志の力だけで5年間で3回の検定を実施した。受験申し込みは合計228名、うち受験者は205名で合格率は平均で63.8%。受験者は市内居住者はもとより、遠くは石川県や熊本県、県内からは宇部、周南、下松、柳井など各地から「岩国を知っちゃろう」と思われる人に挑戦をいただいた。

 素人の集まりで始めた検定、自慢話で恐縮だが「これまでに無いくらい真剣にかつ真面目」に新たな挑戦に頑張った。すると、故郷の姿を知っているようでほとんど知らない。知っていてもその表の薄い表皮だけ、それで知っていると思い込んでいたことに気づく。先人の知恵に学び教えられるうち、生まれ育った地への誇りを感じ始めた。

 この間、多くの資料を会員で共有した。「検定テキスト」が必要という受験者の声を受け「いわくに通になろう」という120頁ほどのテキスト本を発行した。市内万遍なく取り入れた内容な約260項目、地元紙で市内を知るための「宝石のような1冊」と評され会員で喜んだ時の気持ちの高ぶりは今も記憶している。希望はあるがテキスト本の再発行は有志の会では困難。そこで考えテキストをCD出版したことで、希望者にはいつでも対応できる体制になった。この間のいきさつは先日、岩検代表により「岩国検定物語」として1冊にまとめられた。

 検定で作成した問題は3回合計で150問。問題作成方針は初回から、「少し長文になるが、問題を読むことによって回答の周辺事情も解る」と工夫を凝らした。150問を自己流で小冊子にしてみた。B6版の小型だが80頁あまりになった。通して読み頁を繰ると「セカンドテキスト」になっている。問題作成の意図が貫かれている。問題集を持つだけでもいわくに通になれそう。CDを含むこれらを「資料4部作」として大事に残す。
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食べ放題

2015年01月29日 | 生活・ニュース


 バイキング料理とは「飲食店において定額料金で指定された範囲にある多種類の料理の中から任意のものを選択して、希望する量を食べる事が可能な方式」とある。広辞苑では「各種の料理を並べ、客が好みによって自由に取り分けて食べる形式の食事。バイキングの祝宴、あるいは北欧の前菜料理の形式をまねて日本で名づけた」。

 定額で時間制、料理は食べ放題だし飲み物は飲み放題、誰に遠慮することなく制限時間一杯楽しめる。飲めるものは飲む、飲めない者は食べればいい。飲みも食べるも苦手な人はしゃべればいい。古い話になるが、飲み放題の会で隣の人に話しかけたら「目標にしているだけ飲むので話しかけないでくれ」と断られた。これもバイキングならではの面白い話。

 バイキングは食べ過ぎになる。少食の人でも「普通に食べる何倍かの量を体内に納める」とは箸を使いながらの女性の会話。給仕も後片づけも心配せずに、親しい人と会話しながら箸を動かせば、そりゃあ入るだろう。晩酌の量と外で友達と酌み交わす時の酒量は晩酌の何倍かになることから想像つく。酌み交わす時に男は箸をあまり使わないので、食べ過ぎは経験ない。

 20年以上続く年2回の同期との飲み会、夏はビヤーガーデン冬は小料理屋で店はいつも同じ。宴はいつのまにかバイキング方式に固まった。ずらり並んだ料理から主に日本食系を選ぶ。乾杯がすみしばらくすると体の話題になる。後期高齢者になる者ばかり、それぞれの体験は参考になる。と同時に酒量の調整にも役立つ。こんなところにも同期会の続く由縁があるのかもしれない。
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バレンタイン近づく

2015年01月28日 | 生活・ニュース

 歳暮商品の解体セール、商売を始めるのか、と思うほど買い込まれる人に驚いていたが、見慣れてしまえば何のことはない年始の風物詩の一つだ。ひょいと見たら、歳暮価格の半分の半分の値札が付いている。これで店側はマイナスにならないのか、ならば実際はいくらなのか知りたい思いだ。いや、在庫を積むよりは安価販売がいいのかもしれない。

 そんな解体セールの場、あっという間に次のイベントに模様替え、その早業にも感心する。今度はバレンタインデー。CMでおなじみのメーカー品、在京一流ホテル表示の品、色鮮やかで多彩で工夫されたな包装の数々、購入が縁遠くなってからは陳列を目の保養にしている。チョコの特設コーナーも歳暮に負けじと長期にわたる。チョコの解体セールはあるの、ないの。

 全員男職場から女子社員も在籍の職場へ異動になったとき、バレチョコなるものが貰えた。話には聞くが初めての経験だった。そういえば、プラント運転では弁当食べるのも交替で済ませる状況、弁当中でもアラームがなれば飛び出す。そんな職場でチョコの話など出ることはない。ドラマに見るような甘い時代ではなかった。

 この時期のチョコ売上は年間の半分近くという報道がある。日ごろ縁遠くて価格のことは分からないが最近の値上げ傾向に連動しているとしたら出費増になるのだろう。小学低学年でも手作りチョコを配るとか。チョコが日本へ入ってきたのは1715(正徳5)年、1877(明治10)年「貯古齢糖」として販売されたがあまり人気はなかったとか。1918(大正7)年、森永製菓が販売を始めて人気菓子になったという。チョコの語源は「苦い水」、今年はどんな味がするのだろう。  
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誘い

2015年01月27日 | 生活・ニュース


 新聞広告、世のあらゆる分野の宣伝がコンパクトな広さのなかに閉じ込めて載っている。中には常用の眼鏡では読み取れない微小な文字もある。これは高齢者には用のない広告と見送る。割と良く眺めるのは本、エブリサンデーで時間はたっぷり持っているが、なかなか購買まではいかないが、書評と合わせよく見る。

 また、手軽に楽しめそうな誘い広告を面白くて眺める。この日の1面下段には、こころのほぐし絵、ユーモワ話術、筆遊び彩書、エッセイ、手作り雑貨、にがお絵師の6つの通信講座の紹介が載っている。案内資料は無料、個人情報はカタログ送付のみに使用という講座もある。このほかにも絵手紙、音痴なのにハーモニカやオカリナなどにも目を通す。

 エッセイの誘い文句はこうだ。「ちょっといい話」書けます。日記を書くより面白いと誘いだす。続けて「日々何気なく過ごす中にも心に残る出来事はあるもの。ちょっといい話にまとめてみませんか?エッセイを始めるといつもの景色が違って見え、毎日が楽しくなります」とし、最後には書きためて自費出版も夢ではありません、とまとめてある。

 シーズンだから大学関係の広告も目につく。大学に学んでいないためか年のせいか、映像の学校紹介より新聞広告の方が数等勝っているように感じる。資格取得の誘いも多くどれも即就職できそうな誘い内容のようだ。在職中は業務に必要な資格は会社経費で取得できた。それだけに自分の時間を割いて準備した、現在はどうなのだろう。今の生活では資格より視角・視野の広い高齢者となりたい。
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国民の義務

2015年01月26日 | 生活・ニュース


 国民には三つの義務がある。憲法26条の普通教育を受けさせる、同27条の勤労、同30条の納税とある。納税は憲法で「納税の義務」を規定し「法律の定めるところにより納税の義務を負う」とされる。教育も勤労もそれぞれの法律により義務として課せられる。

 私的には教育と勤労はその義務を一応果たしてきた。しかし、18歳から続く納税義務は逝くまでは背負うことになる。国を維持発展させるためには税金は欠かせない、学校の社会科で教わる納税義務の理由、そして正しく収めなさいとも教わる。その時、税金の使いみちは習ったが、その使い方の心構えを聞いていない。無駄に使わないことは「公務員の重要な義務」くらいは教科書に書き添えてほしい。

 そんなことを思いながら昨年分の確定申告書を提出に行く。あいにくの雨の日だが駐車場は満車、しばらくその入口で待つ。申告期日前に多くの人が、と思ううち数台分が出口へ向かった。館内で申告書提出コーナーに向かったのは一人で、他の方は納税相談の表示された階へ上られた。

 「この還付金は1カ月半くらいでご指定の口座へ振り込まれます。ご確認ください」と窓口担当の人。これまでの申告書を黙って受け取り、黙って控を差し出すのと違い、気持ち良い応対に義務とはいえ納税の印象が変わる。還付金の使途は決定済み。
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スイス・チャード

2015年01月25日 | 生活・ニュース


 毎日、菜園に通うのは「畑には足音が何よりの肥し」という同学年の菜園作りを趣味の一つにしている人。植物を育てるということでは蘭も手がける。欄とは会話できる、いつだったかそんな話を聞いた記憶がある。久しぶりに農作業中の姿を見かけたので菜園の奥へ歩を進め声を掛けた。

 久しぶり、で始まって、お互いの健康状態を知ることが挨拶変わり。畑に足音を聞かせるため毎日、通っているという。とりとめのない世間話のあと菜園を一巡り。春や夏ほどの威勢は感じないが大根やホウレンソウ、まだ白菜も植わっている。そんな中で紹介されたのが「カラー野菜」の植わった一角。今まで見たこともない赤、黄、橙などの彩に驚いた。

 その野菜は「スイス・チャード」、日本では「ふだん草(不断草)」という。比較的育てやすく、年中、絶え間なく収穫できるのでこの名前がついたとか。切り取った10本ほどをもらって帰る。家内も始めてで早速水洗いする。とその色が一層鮮やかで、野菜は緑のイメージを一掃する。五色若菜、カラフル野菜などとも呼ぶようだ。種は売られているとか。

 夜、レシピが送られてきた。アクのないのが特長で生でも食べれるとか。炒め物の時は、あまり火を通さずにシャキシャキ感を残す、とある。茎は硬くないが歯ごたえはあり、よく噛めば甘味がしっかり出る。口に入ると色の付いた野菜とは分からない。茹でたスイス・チャード小さく刻んで菜飯にし、今ブームのむすびにする。添付の写真からも美味さが伝わる。残念だが残っていないので次の時にしよう。
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逸品

2015年01月24日 | 地域


 知人からプレゼントされたのは、1982年に作られた「広島カープ応援うちわ」。カープ坊やが力強く握った拳を伸ばし飛翔している。その横に「BIG JUMP '82 HOT BASEBALL]と意気込みが記されている。古い民家を整理中に見つけたと、大のカープフアンの知人は興奮気味。背景の赤は色あせは気にならない良品、フアンなら欲しい逸品に間違いない。色あせしないようにしよう。

 1982年、カープはセリーグ4位。しかし、北別府 学投手が20勝8敗1セーブ防御率2.43で最多勝・沢村賞に輝いた。後に炎のストッパーと呼ばれる津田恒美投手が11勝5敗で新人王を獲得した年になる。このうちわの裏面には「ヤマザキのお中元」として水ようかんのイラストが描かれている。宣伝用に作られたのだろうか。

 カープ坊やはカープのユニフォームと帽子を着用した広島東洋カープのマスコットキャラクターであることは知られている。1975年6月に誕生し、プロ野球球団のマスコットキャラクターとしては最古参になっているという。その1975年、カープフアンなら忘れられないカープ史上初のセリーグ優勝した年にあたる。

 広島に復帰する黒田博樹投手は1975年2月10日誕生、学年は違うがカープ坊やは同年生まれ、優勝への期待が高まることもうなずける。ちなみに、うちわ発掘の知人は「黒田は背番号通り15勝でカープ優勝」の初夢をフェイスブックに載せている。カープ坊やはシーズン中に40歳になる。今年の公式戦は3月27日、ヤクルト選で始まる。公式戦年間指定席がカープ史上初の完売という。期待の高まりはこれからも増すだろう。
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10年と100回

2015年01月23日 | エッセイサロン


 所属している「岩国エッセイサロン」、発足から10年目を迎えた。この間、会員の1年間の新聞掲載作品を同人誌「花水木」として発行を続けてきた。印刷会社の「同人誌は3年続けば・・・」の印象を打ち破り、今年第1回目の月例会で第9号を発行した。これは編集と構成を年越ししながら作業された会の代表一人のご苦労に寄ります。こころからお礼申し上げます。

 昨年は新会員を迎え18名の活気ある同好会を楽しませてもらっている。9号のまえがきに今年の抱負が書かれている。「今年の12月には満10周年という大きな節目を迎えます。感慨に浸るのはもう少し先になりますが、各人10周年にふさわしい活動を志し、今まで以上にいいエッセイを書いていきたいものです。(中略)誰もが年々年を重ねていきますが、ご家族ともども健康管理を十分に行い、元気ないい顔で10周年の記念大会を開催したいと、今から楽しみにしています」。

 9号にはこれまでにない試みがある。昨年6月、例会100回記念のエッセイ教室、同12月の忘年会での集合記念写真が刷り込まれた。それもカラー印刷。これまで作品に似合ったイラストは挿入されていが全巻全頁モノクロ仕上げだった。なのでカラー頁はみんな驚き、代表の仕掛けたサプライズは大成功だった。

 初回の例会から半年遅れで入会させてもらった。例会は毎月1回、入院手術したとき1回欠席した以外は出席しており今日が100回目の出席ということで記念の例会だった。今日を一つの節目とし、まえがきにあるような会の10年目にふさわしい活動を心がける。10年目と100回、語呂の良さにつぶされないよう背筋を伸ばして。
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収穫励みに農園通い

2015年01月22日 | エッセイサロン


2015年01月22日 中国新聞「広場」掲載

 誘われて月1度の農園作業に参加して数年になる。

 何も分からないまま、草抜きくらいなら手伝えるし屋外作業は体にいい、そんな軽い気持ちから車で片道30分の郊外の農園に通い始めた。

 草を刈り、くわで畑を掘り返し畝を作り、種をまき苗を植えて散水する。畑の乾燥を防ぐために、刈った雑草で畝を覆う。肥料もしっかり施す。イノシシの畑荒らしも経験した。

 体を動かすことも楽しいが、楽しみはやはり何といっても収穫だ。大根に水菜、ホウレンソウ、ピーマンなど収穫した季節の野菜を山分けする。

 会社人間だったので、定年後の過ごし方を夫婦で心配していた。幸い、誘われたり飛び込んだりして仲間との出会いを楽しんでいる。

 出会った人との多彩な話題は、新しい感覚でものを見直させてくれている。

 山分けした野菜入りの袋を「新鮮で安全」と妻が喜ぶ。今年は後期高齢者に仲間入りする。農園や趣味の集いを続けて、健康一番を貫きたい。
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