日々のことを徒然に

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情けないこと

2021年01月04日 | 地域

 錦帯橋は中国山地を源にする清流・錦川に架かる木造5連のアーチ橋。岩国検定テキスト「いわくに通になろう」ではこう紹介されている。「日本三名橋の筆頭、三奇橋のひとつ。日本を代表する木造橋で木造5連の太鼓橋が特徴。橋の長さは210㍍、幅5㍍、橋台の高さ6.64㍍、橋の高さは一番高い第3橋で13.03㍍」。1922(大正11)年に国の名勝に指定された。

 吉川家3代吉川広嘉は錦川の洪水による橋の流失経験から「洪水で流されない橋を架ける」ことを決意し、渡来僧である独立(どくりゅう)に知恵を借り1673(永宝元)年に架橋した。267年不落を誇ったが1950年のキジア台風で流失し再建、次は平成の架け替えを得て今の姿になっている。市の観光名所の筆頭になっている。

 昨年12月の下旬、この錦帯橋に落書きされているのを錦帯橋近くの人が見つけた。落書きされたのは岩国側の橋のたもとで、ヒノキで作られた袖柱と呼ばれる部位。修復されるというが今日現在その落書きは残っている。落書きははっきりとはしないが、5、4、0、などの数字らしきものが私には判読できるが意味不明だ。硬いものでひっかいたと報道されている。

 昨夏には市内の男性がSNSアップのために400㏄のバイクで渡り、橋板にタイヤ痕をつけ逮捕された。橋上で花火遊びをした者もいた。橋上での飲食は禁止されているが守れない外国人観光客もいる。今回も文化財保護法違反で捜査中という。各地の観光施設でも類似の被害が報道されるが、マナー欠如だけでは済まされない怒りを覚える。
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