日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

うちわは縁起物

2018年07月31日 | 生活・ニュース

 7月が終わる。文月(ふみづき)が明日から葉月(はづき)に変わる。台風が通り過ぎて風雨がおさまることを台風一過という。台風一過の青空と言われるほど爽やかになる。しかし、今回の台風12号は例のない進路を進み、九州南部で足踏みしている。この吹き返しで爽やかな台風一過とならない。

 爽やかではないがここ二日ほど少ししのぎやすい。盆前の墓掃除、今年も例年通りのタオルと冷たい飲み物持参で出かけた。午前中の作業だったが、少し風も吹いていたせいか大汗をかかずに済んだ。また、小さなマイルームだが、エアコンを使わず扇風機の弱風で今夜もパソコンキーを打っている。月が替わると真夏日が再到来の予報、エアコンを一休みさせておこう。

 エアコンどころか扇風機すらないころは自然の風とうちわや扇子を扇いで風を起こし涼んだ。そう、うちわは、ただ扇いで風を起こし涼むための具と思っていた。ある書家の旬報に「江戸時代は、庶民の間でうちわに『内和』、『家和』と言う字を当てて、家内に平和をもたらすという縁起物でもあったそうです」と載っている。

 昔の映画では、うちわをゆっくり左右に扇ぎながら子どもを寝かせつける母親の姿を見る。それは何でもない生活の一場面のように見ていたが、「内和」「家和」の意味を思えば重い意味が演じられていることになる。江戸時代庶民の知恵に今さらながら驚く。旧暦の季節分けでは7月、8月、9月は秋、8月は仲秋に当たる。エアコンを止めうちわを手に戸外の風にしたるのも風流かもしれない。
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暑さの悪戯

2018年07月30日 | 自然 季節

 「このところ暑い話ばかりが続いているが」、この稚拙なブログを読んでくれる知人から注文があった。暑さに負けまい、負けて周囲に迷惑を掛けまい、そんな心配が同じテーマになっているのかもしれない。身体を動かして汗をかき、クーラーで涼み、冷たい飲料は適当に飲み、幸いなことに食欲は衰えないので元気に過ごし、睡眠は十分にとっている。

 こんな話の連続では手帳のメモで済ませばいい。ブログでは、多少の情報提供や意見らしきものがある中でコミニケションが図れれば公開日記になるのではと、勝手に思う。愚痴や悩みもストレートではないがそれなりにやんわり書いている。公の律を犯さないことは当然である。

 と言いながら、抵抗するわけではないが暑さが原因と決めつけている話し。野菜の値段、通常の1.5倍は安いほう、2倍以上の品もあり、キャベツやレタスのひと玉売りが減った。映像で日焼けした野菜を見ると高値を納得している。8月になっても暑さは続くと気象予報は自信をもって話す。

 精一杯生ろうと頑張ったのだろうが、商品にはなれなかったが「畑の芸術品?」として撮った3枚がある。粘土細工でも蝋細工でもない本物の野菜、奇妙な形だが可愛いいと思えばそう見える。芸術品の原因は異常な暑さとしておこう。味、商品のそれと少しも変わりなかった。暑さのネタ、これでお終にしたいがさてどうなるか。
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堰堤に流木堆積

2018年07月29日 | 地域

 かってない進み方の台風12号、結果的には気象庁にコントロールされているかのようにほぼ進路予想通りに進む。雨は10時ころ降り始めた。それから1時間ほど過ぎたころ「避難勧告」のメール、続いて同じ内容の防災ラジオ、これかけたたましく気を急かせる。屋外のスピーカーからも周知のサイレンが鳴る。避難準備だけはする。

 12号の中心がまもなく当市に入るころ孫から見舞いの電話、タイミングの良さに驚く。その頃から小康状態になり日が差し始め、わずかだが青空もうかがえた。孫の見舞い電話が功を見せたようだ。襲来に備えて飛散しそうな物やスダレなどの片づけ、アサガオの柵補強など徒労となったが、台風シーズンの終わりまでスダレ以外はそのままにしておこう。

 錦帯橋から15分の錦川上流で「砂防堰堤に流木等が堆積し、土砂災害の危険性が高まったため」一部地域に緊急避難指示が発令された。最近の豪雨災害で一部砂防ダムの決壊などが被害を増大させた報道もある。子どもころ山や崖崩れのことを「つえぬけ」と呼んでいた。キジア台風でその「つえぬけ」が起きた。その後で、意味も分かるまま「堰堤」が出来ると工事現場を遠くから眺めた。その後水害は起きていないが、守るべき備えが壊れては被害の増大に連なる。

 わが家で避難が必要と思うのはは地震や近くでの火事、最も恐れるのは錦川の堤防決壊で、決壊個所にもよるが水没は間違いない。自治会で錦川の危険水位を街中に展開したことがる。大方の家の1階は床上をはるかに超えるもので、対策の難しさ教えられた。映像で繰り返し見た流木による堰堤の危険、早く収まって欲しいと思っていたら、18時30分避難指示、勧告ともに解除になりほっとした。
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早期避難所の開設

2018年07月28日 | 地域

 台風12号が今夜半には上陸予想、「異例進路の台風なので、早めの避難」を気象予報士は呼びかけ、報道機関は繰り返し流している。市内では明日、29日午前8時より「早期避難所開設」すると防災メールが入った。人命第一、西日本豪雨の被災地が心配になる。

 台風12号が、台風の通常の進路を逆向きに進む、これを異常進路と呼ばれているがその仕組みは、太平洋高気圧と寒冷渦のバランスによる、CGで詳しく教わった。人力ではコントロールできない自然力、勢力を弱くして通り過ぎてくれと祈るしかない。

 地元のケーブルTVの有線を、行政防災無線と連携してケーブルラジオが無償で、希望の各戸に設置され、わが家も導入した。放送テクニックは褒めるとこまではいかないが、繰り返すうちに上手くなるだろう。屋外のスピーカーは強い雨風の音で聞こえなかったり、風の向きで複数のスピーカーが共鳴し内容が通じないことがある。ケーブルラジオは停電時でも対応でき安心できる。

 高齢家庭なので音量は少し高目にし、家の中ならどこにいても聞こえるようにしている。設置してすぐには、ラジオの傍にいてびっくりしたこともあった。12号にかんがみ、避難勧告や同指示の放送の無いことを願いながら進路予想図を見ている。
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自然のクーラー

2018年07月27日 | 自然 季節

 気象予報でもニュースでも、そしてワイドショーでも「熱中症対策」を繰り返し放送する。「遠慮せずにクーラーをつけて」「水分をとろう」と呼びかけるが、熱中症で救急搬送される人は室内外を問わず多いようだ。特に高齢者のそれは多く、加齢による身体の感覚機能の低下について具体的に講義を受けた免許の高齢者講習を思い出す。

 学校のプールも静か、聞けば、水温が高くて身体を冷やすどころか脱水症状を引き起こすという。私の子どものころプールはなく、水泳教室も夏休みの泳ぎも錦川だった。当時は錦川の水量は豊富で冷たい水の感触しか思い出せない。脱いだ服の上に、カマボコ板に名前を書いた水練札をおいて川に入る。万一、札が残っていれば大変なことになるが、そうなった記憶はない。

 クーラーも水も暑さしのぎにはいいが、ふと通りかかった木陰の涼しさはクーラーや水では味わえない。それは、暑さに耐えていた緊張が解けてほっとする涼しさで気持ちが休まる。そして頭上からの陽ざしは蝉しぐれに変わる。その声は騒がしい喧しいなど言う鳴き声ではなく、子どもの頃を懐かしむ郷愁を感じさせる。

 こうして暑い暑いと言えるのも今日まで、明日からは、台風進路の常識を打ち破る12号の進路に注意を注がないといけない。西日本豪雨の被災地は大変な心配なことと思うが、わが家も直面した時の対応を頭に刻んでおかなければいけない。自然は人と同じ、優しさと荒れる2面を持っているようだ。
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麦わらストロー

2018年07月26日 | 回想

 同好会の月例会。会員の一人が、子どもたちに麦わらで編む「蛍カゴ」作りのボランティアに参加した話を披露した。先ず、同じ長さの2本を十字に固定して底部を作る。麦わらを継ぎ足し、折り曲げて螺旋状に編み上げていく、という根気のいる作業だが子どもらはやりぬき、全員が完成した。話し終えて自作の作品を皆に披露、拍手が起きる。

 昔の昔を思い出した。自家用の麦を少し作っていた。刈り取りや運搬、脱穀は鉄の歯の隙間に麦のほさきを入れ、引き抜いて穂先だけを集める。それを叩いて麦と籾殻に分ける。すると体中がいがいがし痒くなったものだ。麦は近くにあった製粉所で小麦粉に加工された。だんご汁、てんぷら、おやつの饅頭などなど食の足しになった。

 最近、樹脂製ストローの使用が環境汚染の一因として大きく取り上げられている。この報道を知った時に「代替は麦わら」と思いついたのは、子どもの頃に梅ジュースやカルピスなど飲むときに麦わらを使った。ストローという表現は知らなかったが全く同じ、それを使ってチュウチュウと呑んだ。蛍かごも作り、底に水に濡らした草を敷き蛍を入れた。米コーヒーチェーンのスターバックスは2年後に樹脂製ストローの使用を止めると発表した。さて変わりは麦わらか紙か、それとも新製品か、楽しみである。

 「麦わら」は麦の実を取り去った後の茎で中空なのでストローになる。この時期、外で作業する時に欠かせないのが麦わらを使って編んだ帽子。幅広の縁が陽ざしを避け、茎の中空が直日を和らげ、熱中症予防にも一役買っている。朝顔への水やり、朝夕お世話になっている。
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猛暑の五輪

2018年07月25日 | 社会 政治

 病院の待合室で貰った話題。高齢女性の会話。同病相憐れむというがお互いの対処方法を交換しながら頷き合う。話題が暑さに変わり、こんな面白い話が聞こえる。「今年は格別暑いのでヒマワリの背丈が高くなる」「どうして」の問いに「畑の水分が少ないので水を探して根が深く伸びる、それで背丈が伸びる」。私の脳力では理解できない暑気にふさわしい謎だった。

 もう一つ。待合室のTVは東京五輪までまもなく2年と紹介しワイワイと騒がしい画面に変わる。「なんで、こんなに暑い時に開くんじゃろうか」と隣の人に話しかけた高齢の男性。隣の人はそれを受けて「決めた人らあの席はええ席じゃけえ暑うはないじゃろう」。なるほど、内情を知っているかのような返事に頷いていた。

 こんな暑い時期の開催についての記事があった。近年の夏季五輪は夏場の開催が定着した。これは、米プロフィットボールNFLや、米プロバスケットボールNBAなどのシーズンとの競合を嫌う米放送局と国際オリンピック委員会(IOC)の意向とされ、20年度大会は当初から「7月15日から8月31日の間」と限定されていたと報道されている。ちなみに東京は2020年7月24日から8月9日。

 マラソンなど一部競技はスタート時間を前倒し暑さ対策とされたが、東京と決まる前から開催時期は決まっていて、受け入れる側も真夏ということは承知していたことになる。一部競技では規定の温度を越えると競技中止もあるらしいが、世界のアスリートに最高の条件で憲章の「より速く、より高く、より強く」を実践して貰いたい。
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暑さの源

2018年07月24日 | 自然 季節

 このところの猛烈な暑さを「命に関わる気温」とアナウンサーは表現する。気象庁はこの暑さを「災害」と表現する。今夏の暑さは異常や想定外などでなく、日本周辺が亜熱帯化しているのではと疑いたくなる。地球温暖化症を止めれば四季のある日本に快復するのであれば早く手を打って欲しい。

 1800年代の半ばに起きた産業革命以降、人間が自然に逆らって地球を支配しようとした積み重ねが異常気象を呼び起こしているのでは、素人はそんな夢を見た。自然の猛威は世界各地で発生しており、今回の西日本豪雨被害もその一つではないだろうか。豪雨災害予知は確立されていない。地震予知は難しく一歩引いた。豪雨はそうならないことを願う。

 スーパーの「キュウリ1本・110円」の値札が申し訳なさそうに立っているように見える。聞いてみると、豪雨被害と暑さによる品不足が原因という答えだった。知人も菜園が洪水にさらわれたと嘆く。映像で知る豪雨被害状況に比べれば微々たることだが、生活の末端まで影響は派生している。

 もう何年になるだろうか、今年も家内は起床一番、カーテンを開けアサガオの咲き具合を観察する。各プランターが咲きを競うようで花数が増えた。それだけで気持ちを癒す力は自然なればこそだろう。今一度、産業革命以前は無理でも50年ほど前に戻せないだろうか。今日も朝顔に水をやりながら思う。
 
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暑さ

2018年07月23日 | 自然 季節
 
 暦の上で今日は「大暑」、いかにも暑そうな感じのする言い方だが、その意味は24節季の12番目一年中で最も暑さが厳しい時期で立秋(8月7日)の前日まで。梅雨明け以降の暑さ、特に西日本豪雨以降の厚さは、異常を超えている。連日、熱中症の患者数がニュースになり単なる暑さでないことが分る。

 むかしの暑い日、「あつい」と言ったらペナルティーを科すことにして暑さを我慢したこともあった。このところの暑さを「死」「殺人的」「恐怖」など最大級と思われる意味合いで民放は伝えている。猛暑や酷暑、極暑に炎暑、暑熱に炎熱といろいろある。どれも耐え難い夏の暑さを表している。朝から38度近くを記録したところも多い。大暑と合わせて今日はどういう表現が現れるだろうか。

 岩国市にある日本気象協会アメダスは標高70㍍の岩国高校傍にある。今日の最低気温は日付が変わってすぐの26度で熱帯夜、最高は15時27分の35.0度。測定地によって差があり、実感として市街地はこれより高い。

 昔から我が家にある棒状アルコール寒暖計、ガレージの中で40度を示している。直射日光は当たらずコンクリーと土間から1.5㍍の高さに吊り下げている。少し風の影響を受けるかもしれないが、年中赤い棒が上下している。主に暑い、寒いと感じる時には見るが普段はご無沙汰している。目盛り版の痛みに年月の移ろいを感じるが今日も暑さを示してくれる。夕方雷鳴と少しの黒い雲で恵みの雨を期待したが雷は通り過ぎて行った。
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避難指示のサイレン

2018年07月22日 | 地域
 
 遠くで近くでサイレンの音を聞かない日はないと思う。サイレンと言えば火事を報せるのことがその一だった。回数が4回は山火事、3回は近く。2回は少し離れた地区、そんな区分けで誰もが心配した。制度が変わり火事の時、防災用の屋外スピーカーでサイレンの疑似音が流れ消防団員に召集が流れる。擬音を電動ノコの音と聞き違えた人を知っている。そんなサイレンの話し。

 先日の豪雨の際、居住地区で「避難指示を伝達する」サイレンが屋外スピーカーから流れた。市が避難勧告・指示のサイレン放送を決めたのは5月末。これを知ったのは、7月1日付けの「避難情報の発令について」が7月に入って回覧で回って来たとき。これは市内で今回の豪雨災害が発生する直前、回覧が届いていない家もあったのではと思う。突然の長いサイレンにミサイル飛来かと思った人もいた。

 回覧には、「河川氾濫について、土砂災害について」の2項目で、高潮と津波については市のホームページを参考に、とある。南海地震も予想されていることでもあるから、ハザードマップも取り入れたすべてまとめた情報を全家庭に保存できるように配布願いたい。

 サイレンの語源はギリシャ神話に登場するセイレーン。上半身が女性、下半身が鳥という姿、美しい歌声で船乗りを惑わし船を難破させる魔物だと載っている。サイレンを魔物とは思わないが、それで避難勧告・指示を発するからには、道筋ごとの細やかな避難方法がなければ安全な避難は出来ない。報道ではサイレン吹鳴も遅れたとある。自治体は点検し反省を加味した周知を願う。
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