日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

2年ぶり187号線

2021年01月21日 | 生活・ニュース

 竹下元総理が地元島根県から車で当市に来られた時の挨拶冒頭でこう話された。笑いながら「いやな国道、疲れました」と路線番号に符合するシャレで講演が始まった。その路線とは国道187号線。国の名勝・錦帯橋の架かる清流錦川沿に沿って陰陽連絡の重要な国道の一つになっているが、元総理が利用される車でも疲れるほどの国道(酷道)ということになる。

 そんな国道を所用があって往復した。187号は国道2号線から分岐して錦川を上流に向かい中国山脈超えて島根県に至る。運転しながら、なんと2年ぶりに187号を走っていることに気づいた。前回もちょうど寒の時期だったことを思い出すとちょっと緊張しながらハンドルを握る。片側1車線、大型車はすれ違いでは減速するし、どのくらいカーブがあるか数えきれない難路と思う。

 もう10年にもなろうか。いやなこの道を2年間、月2回ある講座の講師として通った。雪の日は運転をしない、定年になってから安全のためにそう決めていた。そういうこともあり、講座の約束ごとに「雪が積もれば休講」という一項を加えてもらったが、幸いなことに休講は発生しなかった。

 往復約80㌔、信号は道路工事の交互通行の数カ所のみ、混雑もなく枯れた冬山のふもとを縫いながらたんたんと走る。上流に行くにつれ気温は下がり、車載の温度計は目的地で2度下がった。だが燃費は往復で34.8km/L、復路の下り道では39.3km/Lと申し分なし。コロナ禍でもあるが人通りはなく過疎の2文字が忍び寄っている感じの集落に寂しさを感じた。
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寒の水

2021年01月20日 | 生活・ニュース

 今日は二十四節気の大寒。立春(2月3日)までのやく半月のことで、寒さが最も厳しい時期になる。今朝の市内アメダスの最低気温はマイナス3.3度。立春から始まる二十四節気は大寒で終わる。立春から春になるので、最終日を「季節を分ける」と書いて「節分」と呼ぶ。今年は124年ぶりの2月2日、新しい年が良いものになるよう、豆を撒き災害や病などの邪気を追い払う。

 蛇口をひねればいつでも使える水、その有難みは災害などで途絶えた時に知るが、難儀が過ぎ去ると有難みを感じたことさえ忘却する便利な世になった。水を制する者は国を制する、というのは戦国時代の話。水はそのくらい貴重でなくてはならないものである。こうしたこともあり「九寒の水」として昔の人は寒の入りから9日目、釣瓶井戸から汲み出す井戸水を服用したという。

「寒の水は薬」というがこれは薬効ではなく、冬は寒いから夏ほど水を飲まない、飲む量が少なくなる、これは健康上よくないということから生まれたという。この季節の季語「寒旱(かんひでり)」にも通じる。井戸水は冬温かく体にやさしく感じることも幸いするだろう。寒の水といえば冷水摩擦、聞いたことはあるが経験は無い。今朝、県内の神社で大型の水桶に入る神事があったようだ。

 私は寝る前と起床時にコップ一杯の水を飲む。就寝中の水分不足を補う目的で初めてもう30年くらい続いているように思う。冬場も冷水だったが、年齢を考え、ぬるま湯くらいに温めるよう教えられ今冬から従っている。井戸水ならいいのだろうが水道水を沸騰させ冷ましたものだが、今は寒の水と思って飲んでいるが、長く続けば何かの効用が表れるかもしれないという期待ももちながら。
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東京ローカルが頼り

2021年01月19日 | 生活・ニュース

 新型コロナウイルス感染に係わる在京TVキー局の各種のニュースやワイド報道を見ていると、千㌔も離れた本州の西端に住んでいるのに東京都民のような錯覚を起こす。それは全国に流れる大方は「東京都または首都圏ローカル」という内容で、ひょっとしたら都民以上に知っているかとも思うくらい学習させられる。

 ただ、大都市圏の感染拡大は地方への感染拡大に連なる、というような識者の話などは地方ローカル局単独では流れないので感染防止には役立つ。毎日15時になると東京都の感染者数がTV画面に「パット」出る。ドラマなら頷けるが、その数値を待っているのはワイド番組のMCだけでなくスタジオのゲスト、そして視聴者も引きずられているようだ。

 パット、は出ないが購読紙の朝刊には県内全市町の感染状況が一目でわかる地図が載っている。webではさらに詳細が見れるので感染しないための参考になる。ただ、米軍基地関係の感染者が多いことに危惧している。基地の感染者を約13万人の市民ベースに換算すると2千人ほどになる。基地発表文の内容は人数が変わるだけでそのほかはほぼ同じになっており不安はぬぐえない。

 東京ローカルと言ったが、その多彩な情報量は地方局では賄えない。来月からワクチン接種が始まる。完全無欠のワクチンには仕上がっていないようで、接種を希望するか見送るか、その判断をするのは各個人になっている。判断の情報は東京ローカルにしかできない。誰にも分かりやすい内容を画面で知らせて欲しい。
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枯れ草

2021年01月18日 | 自然 季節

 寒気が少し緩んでいたが本来の姿に戻るという予報。県央部の人に出会ったら、先日の雪で数十センチの積雪、水道は凍結で給水なく困った、と少し楽しそうに話す。寒さや雪に慣れているから笑いながら話せるのかと思いながら聞いた。住んでいるこの市街地にそれだけの降雪となったら、「大ごと」になることは容易に想像できる。

 「寒い時はしっかり寒うないと畑の虫が死なん」、子どもころ麦踏の手伝いや大霜や雪の積もった畑を見ながら祖父母の話を聞いていたことを思い出す。化学肥料や農薬などない時代の家庭菜園では、自然のなすがままにどう対応するかが収穫に影響しただろう。

 散歩道沿いの雑草帯の一部分が、何かで処理されたのかと驚くほど一気に枯れ草色に変わり驚いた。先日来の寒さがそれほど堪えたのだろうか。絵画的には面白い色合いだが、すでに白茶けた個所もある。この雑草帯は法面で、しばらく前までは菜園と道の境界だった。そのころは雑草など茂ることはなかった。耕作放棄地が荒れてどんなに変わるかを教えてくれる。

 雑草を繁茂させない方法、法面の雑草を刈っていた時々話をする農家の人に聞いたのは昨秋の中ごろだった。「それは適宜刈り取ることですよ」といい、その方は梅雨明けと秋半ば、3回目は枯れ草になってから刈り取るという。「梅雨の雨で急成長する前、秋は少し涼しくなり作業しやすい、冬場は煙草のポイ捨てによる火災防止と見た目が綺麗になるから」と聞いた。作物を作るだけでなくそんなとこにも気配りがあるのか、いつもきれいな道沿いの畑に納得した。
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公衆電話

2021年01月17日 | 生活・ニュース

 あるこじんまりしたエントランスホール、その片隅に公衆電話が置かれていた。暇があったのでエントランスを見回っていて気付いたもので、置いてある所は入ってすぐには気づきにくい場所になる。遠慮がちに受付で「利用者があります」とたずねたら「私は見たことはありません」という答えだった。

 街中でもほとんど見かけなくなくなった公衆電話、最後に使ったのはいつだったろうか。公衆電話といえば3方向から掛ける人が見通せるボックス。その電話ボックスには必ず分厚い電話帳が置かれていた。そこから相手の番号を探したことを思えば携帯やスマホの便利さはすごい。いや、それだけ物覚えが低下しているのかも、わが身を省みて思う。

 そんな電話帳に変わって新しく置かれるものが試行されるという。その物は携帯やスマホ用の充電器というから驚き。通信手段として競争すべき携帯やスマホにサービスするとは驚きだが、驚くこと無かれ使用料はきちんともらいうける方式という。支払い手段はどうなるのだろう、既設の電話機から硬貨投入、いやテレホンカード方式だろうか楽しみだ。但し災害で停電など緊急時は無料と言うというから助かる。

 スマホは角ばって硬い長方形でそれなりの重さがある。2、3年後には幾重にも折りたためる形や、ラップフィルム引き出すようなスマホも誕生するらしい。それらにAIが組み込まれ更に進化すれば5Gなどは遠く及ばない新製品が登場する。公衆電話を若い人は使えないというが、それはスマホを使いこなせないわが身とあいこで勝負なしになる。いつかは公衆電話終りの時が来るのだろうか。 
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温かさに一息

2021年01月16日 | 地域

 北陸や東北の日本海側、北海道などは雪を交えての荒れ模様の天候。こうした天候の影響で、大学入試センター試験の後継として新たな方式で今日から始まった「大学入学共通テスト」が稚内の会場では悪天候で全科目中止となり再試験の対象になった。コロナ禍でこのテストのために努力した生徒さんには気の毒だが、奮起して欲しい。

 瀬戸内の桜開花予測が昨夕のローカル放送で、例年より少し早いというコメント付きで3月24日と流れた。今日はそれを裏付けるような温かい日和、予報では3月半ばころの気温という。雪の舞う地域の皆さんには申し訳ない気がする。温かいけれど、コロナ予防のため川沿いの遊歩道を歩く人は少ない。

 そんな遊歩道に沿っている広い河川敷広場では4チームほどの子どもソフトボールチームが練習をしている。どのチームもノックされた球の処理を練習していた。順番が来ると、間隔をあけて並んだ列から離れ「お願いします」と声を出しノックを待つ。それらを見守る、ビデを回す、カメラを向けるなど親子一体の練習風景だ。昼食持参のチームある。

 しばらく立ち止まって眺めながらあれこれ思う。コロナ禍で子どもを率いての練習にはチームの世話役も大変な苦労と気遣いがあるだろう。紙面ではプロ野球のキャンプインの活字が躍り始めた。キャンプは無観客になりそうだが、どんな球春の幕が開くのだろう。我らがカープはもう下がるとこはない、昇るだけだ。そんなことを思いながらノックの打球を追っていたら、バックしながら捕球した姿に「ナイス」の声が飛んだ。
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大根料理

2021年01月15日 | 生活・ニュース

 中国大陸を経て日本に伝わったといわれる大根、今では世界各地で多くの品種がつくられているという。アブラナ科の根菜で、根の部分は白くその形は細長くスマートなのが一般的。しかし何の悪戯か想像もしない姿もある。先日のSNSに土俵入りする力士姿の大根が載っていた。初場所中で時期を得たアップと思い、いいねをポツンした。

 大根は白ばかりではない。当地には「赤大根」がある。菜園を楽しんでいたその昔に我が家の畑にも植わっていた。大根の皮も茎も赤色、というより深い赤色のように記憶する。赤い皮の中は白大根と同じで白だった。これは酢の物にすると赤が鮮やかになり白と色合いが調和し見た目も美味しく見せていた。この赤大根、生産量が落ちていたが最近販売が始まった。

 「だいこんニンジン大嫌い」、本当の意味は分からないまま子どもの遊び言葉にあった。単品では子どが好む味でないかもしれない。しかし、調理によってはその美味さが引き出されるのだろう、レシピには幾百と載っている。現役のころ、なじみの小料理屋で自慢の一つにおでんがあった。頼むと味のしみ込んだ厚切りの大根がまず出て来たのを思い出す。

 我が家に菜園はなく季節になると畑から直通の瑞々しい大根を頂く。大根おろし、煮物、おでん、酢の物など何種類か食卓に載る。そんな中で幾本かを必ず切り干し大根にする。大家族だったこともあり母や祖母はむしろ何枚分も包丁でつくていた。今年の切り干し大根が先日来の寒波の中で完成、噛めば甘味の出る格別の品に仕上がったと思う。楽しみだ。
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開けたら感動

2021年01月14日 | 社会 政治

 コロナ禍、感染防止として緊急事態宣言が11都府県に出された。今日の国会では追加もあり得るという政府の答弁が聞かれた。一人4万円という国会議員の9人での会食が今朝のニュースをにぎわせる。議員だと何だかんだと言い訳、言い逃れが聞かれる。議員は範を垂れよ、医師会長のひと言を厳守して欲しい。一方で感染防止としてランチもやり玉に挙げている。

 ランチは軽いあるいは簡単な昼食、そんなランチを摂らなければ働く者は午後の仕事に支障が出る。報道で知る限りでは、どこの飲食店も感染防止には策を凝らしているように思える。現役時代は社内食堂の配送弁当、持参弁当、時には出前、出先の町の食堂、などいろいろだったが、それぞれに楽しかった。

 「蓋を開けたら感動 食べたら幸せ」そんな弁当作りになりたい。これは九州から昨春上京、配送弁当店で勤務する19歳の青年の言葉。コロナ禍で帰省も出来ない状況下だが、「仕事が楽しい」と頑張っている。どんな弁当を作りたいかという明確な目標を持て働いているから、厳しい状況下でも笑顔でいられるのだと思う。こんなランチを食べた人はきっと活力が漲るだろう。

 朝刊は毎朝戸別の配達で届く。これを開き「見出しを見れば感動、記事を読めば幸せ」こんな紙面を期待するが、見出しを見れば何これは、記事は読むと弁当なら胃腸を患いそうな疑問が湧く内容が続く。特にコロナ関連の記事では、例えば増床を要請したなどというがそのための策に触れていない。これでは目標アイテムにしか思えないのは私の浅い読みであれば幸いだが。
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SDGsとは

2021年01月13日 | 社会 政治

 グローバル化ということだろう、アルファベットの略語が報道で増加している。コロナ禍で毎日見たり聞いたりしているのはWHOで、これは世界保健機関。ITやAI、GDPなどは通常会話で使っている。EU(欧州連合)、G7(主要先進国7か国)、JICA(国際協力事業団)、OPEC(石油輸出国機構)、PKO(国際平和維持活動)などは関係深い。

 最近、覚えきれないのが「SDGs(エスディージーズ)」、これは「持続可能な開発目標」の略で、「地球でずっと生きていけるよう、みんなが幸せな、よりよい未来つくるという取り組み」。このため、世界の国々の人たちが考えた17の目標を決め2030年までの達成を目指している。達成すれば地球上の争いは減少するだろう。

 17の目標。1・貧困をなくそう、2・飢餓をゼロに、3・すべTの人に健康と福祉を、4・質の高い教育をみんなに、5・ジェンダー平等を実現しよう、6・安全な水とトイレを世界中に、7・エネルギーをみんなにそしてクリーンに、8・働きがいも経済成長も、9・産業と技術革新の基盤を作ろう、10・人や国の不平等をなくそう。さらに続く。

 11・住み続けられるまちづくりを、12・つくる責任つかう責任、13・気候変動に具体的な対策を、14・海の豊さをまもろう、15・陸の豊かさもまもろう、16・平和と公正をすべての人に、17・パートナーシップで目標を達成しよう。これの必要性は、今のままでは皆にとって幸せな世界にならないからという。あと9年、学校現場では生徒らが取り組んでいる。しっかり応援したい。
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厚さ4センチの氷

2021年01月12日 | 生活・ニュース

 コロナ感染拡大で緊急事態宣言対象地域以外でも外出自粛が増加し、ここ数日の寒波襲来もあり電力供給不足が心配されている。数日続いたそんな寒波も昨日くらいから少し弛んでいる。電力だけでなく上水道管の損傷で断水の続く地域もある。また、例年の数倍という積雪の映像を見るにつけ、人の知力はまだ自然の前では心細く感じる。

 北国の寒さの比ではないが寒波のさなかの8日、積雪というほどではないが雪化粧、白化粧で手入れ不届きの家周りも覆ってくれた。ガレージの寒暖計は朝7時半にマイナス6度を示していた。屋根はあるが風は南北に吹き抜けるガレージ、最低気温もっと低かったかもしれない。この日は小学校3学期の始業式の日、足元に気をつけながら登校していた。

 仏壇に供えるしきびの余りをバケツに活かしていた。雪の朝のこと、バケツを見ると氷が張っているがこれは予測の範囲、しきびを取り出そうとしたがびくともしない。拳ほどの石でたたいても割れない。凍結対策をしている蛇口を開くとちょろちょろと水は出る。それを氷の上にためる。しばらくすると氷がしきびと一緒に取り出せた。

 厚さを測ってみるとおよそ4センチ。これほどの厚さの氷は初めて、ということで1枚撮っておいた。一晩ではなく数日の寒さの中で厚さが増したのだろう。南極も北極も長い年月で氷の大陸になった、わずか4センチからとてつもない空想をする自分にあきれたが、これも寒さのせいにしておこう。
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