日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

爽やかな背景を

2023年11月30日 | 社会 政治

 定年後に嘱託として勤務するカメラマンのフエイスブックを訪問している。仕事の合間に撮ったと断ってあるが、公私混同ではと思って見ている。撮影域は都内中心だが近県もある。ジャンルは無数で、見せたい所をその場所に適したカメラで撮ってある。撮影付記によると足を運んで撮られている。

 その方は写真の被写体を生かすには背景も大事と書かれている。撮影説明を読んで、カメラの特徴を活かした背景により被写体への感じが変わる。持っているカメラにはそんな機能はついていないので活用しようにもまねはできないが、勉強させてもらっている。

 気象異常で例年とは遅くなった秋の風景は見ごろの峠を超えたかもしれない。映像ではモミジやイチョウをスマホカメラで撮る人を多く映し出した。先のカメラマン、モミジなど赤系は陽ざし、イチョウなど黄系は青空、この条件を考えて撮るという。これは私も長く心がけている撮り方で異はない。

 背景は写真ばかりではない。社会の中にも表に出ない背景によってことが動いた、爾後によく聞くことがある。こうした場合はあまり良くない事が多い。一例、汚れた大会になった東京五輪の贈収賄もその一つ。追加するように五輪招致活動に官房機密費の話しが浮かんでいる。背景はいつも陽ざしや青空のようであってほしいものだ。

 (今日の575) 政治家の話しにゃいつも影が見え
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1回約20グラム

2023年11月29日 | 生活・ニュース

 歳暮のシーズン。食べてみたい、飲んでみたい、味わってみたい、と地元はもとより全国の美味いものが並んでいる。そんな中で広い展示域を占めているのは日本酒にビール、ワインにウイスキーなどのアルコール類。そんな中で特に目を引く大きなものは日本酒の4斗入りの酒樽が何個か。地元で有名な醸造所の銘が入っている。

 実際に入っている酒の量は、2斗が一般的と聞いている。酒量により値段は変わるので値札はついていない。日本酒好きには木の香りがたまらないと聞く。FBを訪問している知人は日本酒党。最近は医者の指導もあり自作の1合のぐい飲みで量のコントロールをしているというが、肴によってはノーコンになるという。

 最近、厚労省から、好ましい接種アルコール量についての文章が出た。その量は一日20~40グラムくらいとし、その計算式を示した。酒量(ml)×アルコール濃度(%)÷100×0.8。日本酒の平均的なアルコール濃度は15%という。これから計算すると2合弱で上限に達する。

 自分のアルコール量を試算した。700mlのウイスキーを12回くらいで開けている。1回が20g弱、これが1週間に1回、日割りでは3g弱、超安全圏の摂取量と思う。現役時代は仕事がらみとはいえこの何十倍だったかと思うとぞっとするも、すんなり激減できたのは酒無くてもいい体質だったのかも。それでも声が掛かれば出ていく。

 (今日の575) ひとり酒たまには憂い取り除く
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背中合わせの赤と緑

2023年11月28日 | 町かど

 郵便ポストと公衆電話が背中合わせで立っている。かつては珍しくないごく普通のまち角の光景だった。郵便の利用者は激減、代わって黒色の固定電話を便利に使った。その便利な代物も携帯形式になり、やがてコンピューター機能内蔵のスマホへと科学は進歩し、使える人の生活を大きく変えさらに進歩するだろう。

 写真の公衆電話、こんなことがあった。約束の時間に合わせて徒歩で通りかかった。登校中の男児2人がボックスの中を覗いている。声をかけると「財布がある」という。財布らしきものが電話帳の上にある。急いでいるので「学校へ持っていて先生に渡してから交番へ」と話し、私は学校へ連絡した。夕方学校から「交番に届け、忘れた人に渡った。ご指導有難うございました」と連絡があった。2人の男児の喜ぶ顔が浮かんだ。

 写真のポストにも思いで出がある。高校の3年間、夏と冬の休みに郵便局でアルバイトをした。仕事の一つに朝と午後の2回、ポストに投函された郵便物を自転車で集める。けっこな距離を走り鞄に溢れるほどのこともあった。写真のポストはその時のひとつ。当時は丸くて厚い台座に置かれた丸い型だった。今、どのくらい投函されているのだろうか。

 通信手段は日進月歩、いや今は秒単位かもしれない速さで進歩しているように思う。その進歩には残念だがついていけないでいるが、特殊詐欺には騙されないように、情報だけは注意し把握している。街角にはいろいろな思いが残っている。

 (今日の575) 町かどを曲がれば次の思い出が
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カレンダーの復興を

2023年11月27日 | 地域

 今年も残り40日を切った。パソコンを教える知人はカレンダー作成講座を開いていた。受講者の好みの写真を挿入したオリジナルは、カレンダーだけでなく家の飾りにもなる。旅行の思い出や自慢の料理に趣味で作った創作品などを載せる。一番の人気は孫の写真を大きく扱ったカレンダーのようだ。

 カレンダー、昔は商店街の各店が暮れになると1年のお礼のように配っていた。どれも立派なもので、店によってはオリジナルのカレンダーもあった。こういう店には客以外でも貰いに来ていたという。大型店舗に押されシャッターが降りた店が増えると、カレンダーの配布は次第に無くなった。今は銀行でも求めないと貰えなくなっているが、今朝、ポストにある新聞社の大判のカレンダーが入っていて驚いた。

 親しい元個人商店主から聞いたカレンダーの話し。個人商店にとっては大きな持ち出しになっていたが、競争のために配布は仕方なく、このために年末の頑張りは欠かせなかった。配布が無くなってホットしたが、商店街はさびれたと続く。これが小企業の軒を連ねる商店街の姿であったのだろう。

 写真は、陶芸教室メンバーの作陶風景をあしらった来年上半期のカレンダー。ある新聞社のカレンダー作りに応募した人から1枚をゲットした。写真を撮った私の姿は載っていないが、その代わりに私の作品を配してもらっていた。こちらの方が記念になり喜んでいる。見ごたえのあるカレンダーが配布される日本経済への回復を願っている。

 (今日の575)  先々の予定を書き込むカレンダー
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風景が変わる

2023年11月26日 | 地域

 久しぶりに訪ねた知人の家の周りが変わっていた。知人の家は稲田を埋めたてた分譲地に20年くらい前に建てた。隣接地に大きな農家の家屋と広い庭があり、周囲には稲田や畑が並んでいた。やがて宅地になるんだろうと思いながら見ていた。次第に新築が増え、隣接の農家は貸し駐車場に変わるなど、かつての農業地域の風景はすっかり変わった。

 それでも知人宅の前に300坪以上あるかと思う農地は角地で四角、最近まで米も野菜も作られていたが、様子が変わっていた。稲刈りの跡は無く、畑の手入れも行き届いていない。隅の方に置かれた農作業機に掛けたブルーシートははぐれ風に揺れている。すっかり住宅に取り囲まれた農地、宅地化が近いのか。

 市の中心街から車で20分くらいのこの地は、昭和40年代半ばころまでは農業地域で、バスの通る道の両側は稲田と畑が続いていた。やがて周辺の山は削られ大きな団地が複数造成された。削り崩された廃土は田畑の埋め立てに転用され農地も次第に宅地に変わった。

 小学校は拡張、中学校は新設、複数の医院にスーパー、商店が進出、おおきな住居地域へと変わっていった。しかし、「50年近く過ぎると若い人は離れていき、高齢化が進み当初の華やかさや活気が薄らいだ、ここまで核家族化が進むとは思っていなかった」、と居住者から聞いた。ここらに解決策があるのかもしれない。

 (今日の575) あこがれた団地の夢が薄れいく
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雨の日の喫煙は

2023年11月25日 | エッセイサロン
2023年11月25日 毎日新聞「はがき随筆」掲載

 旧山口県庁舎を出た2人の男性が歩いて旧議事堂の方に向かった。私は、旧議事堂を撮ろうとその正面に立った。ふと見ると、旧議事堂の右端で先ほどの2人が立って喫煙中たった。そこは敷地のはずれで旧庁舎から少なくとも目測50㍍くらい離れている。
 そうか、禁煙対策であそこまで移動か、気の毒になあ、そう納得しながらも、貴重な勤務時間の口スだが、二コチン切れでイライラよりはいいか。40年以上も昔の自分の喫煙経験を思い出し、2人の心情を察する。
 しかしだよ、雨の日もあそこで立っての喫煙は無いだろう?

 (今日の575) いっぷくの効果を説いて席を立つ
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10億円当たったら

2023年11月24日 | 昔のお話し
 

 宝くじ、良く買う人が、買わないでとやかく言う人に浴びせる常套句は「買わなきゃ当たんないんだよ」。だけど、買ったってぜったいにあたらないんだな、これが・・・。だから一番賢いのは「宝くじ 見ない 買わない 夢見ない」。これはある雑誌の別冊付録で「職場の緊張閑話 人生わりきり心得帳」の一節。

 年末ジャンボ宝くじの発売が始まった。大みそかまでの大きな夢と希望を抱かせる。しかし、8月に抽せんがあった「サマージャンボ宝くじ」で、沖縄県那覇市から当選が出た1等(5億円)と1等前後賞2本(2億円)の計7億円が11月半ばになってもまだ換金されていない、という報道があった。ズボンのポケットに残っているのではなかろうか。

 宝くじで「10億円当たったらどうする」というと問いかけに躊躇なく「すぐ仕事を辞める」。普通の庶民生活では辞めなければ使い切れないかもしれないと思う。それは、仕事の関係で10億円あまりの現金を目の前にしたことがある。その現金の山を思い出しながら、ありすぎても使うことに苦労するだろうと思ったことを思い出す。

 ある時期、交替職場でグループ買いをしていた。10番違いで1等が外れたことがある。当選金額は忘れたが、「当たらなくてよかった、何も変わらなくて」といいながら残念会をしたことがある。1等10億でなく1億にすれば喜ぶ人が増え、売り上げも増えるのではないかなあ、何年も購入していない者のひとり言。

 (今日の575) 酔っぱらい買ってはならぬ宝くじ
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コタツ記事

2023年11月23日 | 社会 政治

 今日は今年最後の祭日で「勤労感謝の日」。この勤労感謝は「勤労を尊び(たっとび)、生産を祝って、国民がお互いに感謝しあう日」という意味とある。勤労とは「心身を労して勤めに励むこと。一定の時間内に一定の労務に服する(広辞苑)」とある。しかし、仕事とは言えない方法で記事を書き収入を得ているという。

 ある報道で迷惑を被ったというジャーナリストの一文で「コタツ記事」という言葉を知った。これなら交通費も取材費も必要なく、家にいて記事が出来る。このコタツ記事がウエブサイトだけでなく文字としても載っているというから驚きだ。コロナで進化したリモートワークの弊害だろうか。

 ウィキペディアによると「コタツ記事は、ジャーナリスト、ライターが現地に赴いて調査を行ったり取材対象者に直接取材したりすることなく、インターネットのウェブサイト、ブログ、掲示板、SNS、テレビ番組などのメディアで知り得た情報のみを基に作成される記事である」と分かりやすく書かれている。

 高校を出て42年間、難しい理屈はおいて、無事に勤め終えたから今がある。贅沢はしない、いや出来ないが穏やかに過ごしている。それは平凡な己のただ一つ誇れることと思っている。それは昭和人の思いと置き換えられるが、そうしたこれまでがあって、便利な今があることを忘れてはいけないと思う。

 (今日の575) 働けたそのおかげあって今がある
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実るほど頭を垂れる

2023年11月22日 | 地域

 小春日和の日、久しぶりに裏の裏通りを歩いた。道幅はリヤカーがやっと通れるほどだが、その両側は広い庭のある大きな昔風の家が並んでいる。藩政時代に何を賄いにされていたのだろうか。周辺から思うに大きな農家だったのかも知れない。それにしてもこんな入り込んだところに大きな家を建てる、苦労があっただろう。
 
 そんな道へ進む角を曲がったら女性がスマホで何か撮っている。すれ違いに見ると枯れたヒマワリ。高さ2㍍くらいの所から弓なりに曲がり、まるで何か言いながらお辞儀をしているようだ。顔の部分を覗いてみたが特に変わった様子は無く、猛暑なのにしっかり咲いた跡がうかがえる。その下にはしっかりと種が採種されるのを待っている様だ。

 「実るほど頭を垂れる稲穂かな」はよく知られている。ヒマワリも種が多いほど深く頭を垂れると聞いたことを思い出した。このお辞儀の姿から、何千粒の種を育てているのだろうと想像する。周りには仲間の姿は無く、人で言えば話し相手もなく一人でこの夏を立っていたのだろう。通る人からはきっと見上げら喜ばれただろう。

 2011年に起きた東日本大震災の復興支援を目的に発足した「希望のタネをまこう!」として、ヒマワリがその役を担った。今では活動の輪が広がり、花の力で元気になるように、と日本各地の各種災害からの復興を応援する形になっている。花言葉は「あなたを見つめる」「光輝」、ピッタリだ。

 (今日の575) ヒマワリの小さなひと粒元気播く
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冬がやって来る

2023年11月21日 | 地域


 市内北部に住まいの人から雪が降った、とグループラインで初雪の風景が届いている。初雪がひと月も早かった、少し遅れた、そんな情報が流れ、西高東低の気象用語も聞かれるといよいよ寒気到来を知る。このところ、この地方も最低気温の一桁台が続き、良く晴れた朝は放射冷却もあり気温以下の寒さを感じる。

 こんな気温の変化を受けて、近くの山も日に日に冬色に変わっていき、山頂にはすっかり落葉した木も見える。しかし、登校する児童の服装にちょっと驚く。7時半ころの外気温は温度計で6.4度だが、男児は半ズボン、女児はスカート、上着は奨励服の長袖姿だ。それでも声をかけると元気に返してくれる。教室には暖があるのだろうか。

 我が家の冬対策といってさほどのことはないが、屋外にある蛇口2カ所の凍結対策を済ませた。屋外の蛇口が破損して吹き上がる水道水を何例か見ており対策は欠かさないでする。現役の頃、プラントの凍結対策はチェックリストを使って実施した。安全・安定運転のためには欠かせない作業だった。
 
 灯油の使用をやめて2年目、その補給が無くなり楽になった。変わってエアコンの使用時間が長くなった。共にお楽に、という訳にはいかない。フィルターの掃除で効率であげるしか策は無いが、この労はしれている。今冬は暖冬、いう長期予報を信じながらも着るもの敷くもの年相応に早めに準備する。

 (今日の575)  風邪ひくなラインの終わりに追記あり
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