日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

子スズメ熱中症か?

2024年07月22日 | 自然 季節

 暦の上では今日は大暑。厳しい暑さ、酷暑、極暑などの説明がある。暑さが最も厳しくなるころが分かりやすい。昨日から繰り返し防災速報として「22日 熱中症情報 危険 屋外での活動はなるべく控えて 涼しい室内で過ごしてください」と入る。運動を控え塩分摂取も進める。

 「空はまるで海みたい すいすいすいすい およげるの」。これはある方のブログに載っていた小学生の詩。わが街の空も詩のように夜明けから真っ青、今日の最高気温は36.7度。隣の新築工事場の屋根から声が聞こえる。「暑い暑い」と若い人の声。「暑い暑いというな」と年配者の声。「ハイ」と若い声。覆いのない屋根は想像つかない。

 そんな暑さのせいだろうか。門柱の下に子スズメがおちている。目を閉じ横向き、指で押したが動かない。手に乗せても動かない。そっと葬ってやろうと日陰にある庭石に置くと目をうっすらと開いた。「生きている」。とりあえず水を与えてみよう、と植木鉢用の皿に水を入れ、体をつかんで口ばしを水につけてみた。飲み始めた。何口飲んだか分からないが自ら口ばしをはなし頭を起こした。生き返った。

 しばらく、水を張った皿に置いて様子を見た。頭を動かし始めたので皿から出し土の上に降ろした。少しして2、3度身震いをして、大暑の真っ青な空に向かってそれはそれは勢いよくさっと飛び去った。ちょっとあっけない別れだったが、生き返るとはこのことか、我がことのように嬉しかった。

 (今日の575) ひと口の水で子スズメ生き返り
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飛べない蝉 2

2024年07月15日 | 自然 季節

 先日のブログで紹介した「飛べない蝉」を葬った。車庫に転げていたクマゼミ、手に乗せると羽ばたきする。庭木に止まらせても羽ばたきをする。羽ばたきすれば地面に落下する。何度やっても腹を上に向けていて動けないでいる。この状態で死んでいる蝉はなんども見ている。

 飛べない原因は二つに折れ曲がった羽、治療してやることはできない。このまま放置すれば蟻や野鳥の餌になる。蝉は短い命と聞いているので、命の最後まで見てやろう、妻と相談し保護することにした。虫籠が無いのでプラ容器に小枝を入れ、ネット知見の砂糖水を含ませた綿花で眠らせた。

 翌日は元気になったように見えた。指を出すと移って来て腕をぐんぐん登る。始めは羽ばたきをするが移動はしなかった。これで少しは生き延びれると明るい希望を持った。同じ保護状態で昼間も夕方も寝る前も蝉の様子を何度も観察し、生きている、何度もほっとした。

 大きな容器に土を入れ、枯れ葉を敷き、小枝を小石で支えて立て、野菜と砂糖水を含ませた綿を置くなどした。飛べないので思いっきり動き歩けるスペースを作った。新しい保護場所に移すとき少し動きが鈍くなっていたが、移してしばらくは動いていた。見つめ続けてはいなかったが、それほど経たないうちに永眠した。庭木の根元に葬った。短い出会いだったが楽しかった、有難う。今も残る疑問、飛べない蝉がどうやって車庫にたどり着いたのだろうか。

 (今日の575) 7年が過ぎたらまた来い元気でな
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飛べない蝉

2024年07月12日 | 自然 季節

 訪問しているいくつものブログで蝉を見た、鳴き声を聞いた、梅雨明けはまだだが夏のシンボルが登場している。短い一生の代表だがその種類によっていろいろ楽しませる鳴き声に癒されることもある。あれだけ鳴くのにうるさい、と怒ったことはないと思う。我が家にもいつ姿を見せてくれるかと待っていた。

 今朝の7時半ころ。吹き抜けの車庫の土間にセミが腹を上にしている。これはよく見かける姿でいつものように起こした。ふつうは起き上がると勢いよく飛び立つが今朝は違う。勢いよく羽ばたきはするが飛ぶどころか腹を上にしてしまう。繰り返し起こすが同じこと。変だと思い手のひらに乗せ観察する。

 あることに気づいた。左の羽が広がっていない。二つに畳んだように折れていて正常な羽より短い。濡れてくっつういているのかと思い開こうと試みるが蝉は暴れる。繰り返してみたが同じこと。どうして二つ折りになったのか分からない。手のひらに乗せると羽ばたくが、飛べない。

 土間では蟻や鳥に襲われる、そう思い庭の木の幹に止まらせた。そこで何度か羽ばたきするが飛べない。3時間過ぎても飛んでいない、5時間過ぎた。飛ぼうと試みたのか木から落ちていたので戻した。7時間目にも地面で上を向いていた。夜が来るので容器に入れて保護した。何かあればまた報告します。

 (今日の575) 飛んでいけ応援叶わず容器保護
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熱中警戒アラート日の小暑

2024年07月06日 | 自然 季節

 暦では小暑で「そろそろ梅雨が明け本格的に暑さが増してくる時期」という。暑中見舞いも出せるという。梅雨明け予測はまだ出ていないが、このところの暑さは「梅雨なのに」と驚く。熱中症も多発している。今朝、隣家の新築現場で「きついと思ったらすぐに休憩するように」と現場監督のお達しが聞こえた。

 山口県には熱中症警戒アラートで危険の表示が出ている。そんな暑さの影響なのか、ヒヤリを経験した。両側から樹木が伸び樹のトンネルの下を進んでいた。赤い車が明るいとこから左折して樹木トンネルに進入しセンタラインを跨い向かってくる。すぐに左によって徐行するも赤い車はパッシングしている。私に避けろと言っているのだろうか。片側1車線の狭い道、危険を感じ止まった。赤い車はそのまま真ん中を行き過ぎたが運転は高齢の女性だった。この人は目の「暗順応」に気づいていない、自分のチェック項目にしようと思い怒りを収めた。

 交差点で高齢者マークを付けた軽自動車の後ろについた。信号が変わったが発進しない、どうしたんだろうと思いながら待つ。やっと、と思うくらい経って動き出した。ところが時速20㌔ほどで走るし、緩やかなカーブでもストップランプが点く。追い越し禁止区間、これじゃあ後続車をイライラさせる。自分がこんなになったら即免許返納だ、そう思いながら1㌔ほど追従した。

 車載の温度計は35度、エアコンは利かせている。しかし、ギラギラ照り返す道を走ると、どうかするといらいらの気分になるかもしれない。続けて2つの不安全運転に出会ったのは、いい教訓を得たことにする。

 (今日の575) がっちんこしない運転心がけ
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夏至の日ですが

2024年06月21日 | 自然 季節

 今日の日の出は5時、日の入りは19時26分、最長の昼間だが日照時間(アメダス)はわずか1時間余、夏至の長い日照は期待外れだった。日照は外れた。蒸し暑いと冷たい物を飲んでいるとき緊急地震速報がスマホを揺らした。当地の震度は1だが暑い夏の先々を予感させる警報だった。

 そんな日、「近畿・東海・関東甲信地方が梅雨入りしたとみられる」と気象庁が発表。14~15日遅れの梅雨入りとのことだが、間もなく広範囲で大雨の恐れがあり、最新の気象情報に注意ということらしい。山口県を除く中国地方の梅雨入りは飛ばされ明日以降になったが、気象予報では週末から傘マークが途切れていないので、あと少しお待ちをということだ。

 県の土木防災情報システムは県内自治体単位の雨量・水位・土砂災害・気象警報・潮位・河川カメラなどで刻々の情報が把握できる。梅雨や台風の季節には活用している。今朝も早朝2時ころ、雨音で目が覚めた。すぐにこの情報システムに接続、20㍉ほどの降雨と雨雲の状況を確認し、もう一度眠った。

 我が家の地域は30㍉を超える降雨の時は排水が間に合わず、道路が浅い川状になる。何年か前になるが、児童の登校時間に近所の人と一緒に車の通行を制限し、通学児童が波を受けないようにしたことがある。この時の状況は写真に撮り学校と市へ通報した。改修計画はあるが着工する話しはまだ届かない。昔の静かな梅雨で終わって欲しい。

 (今日の575) 梅雨の雨夏場に備え無駄するな
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石垣に生えた野草

2024年06月18日 | 自然 季節

 観光客誘致のひと項目である城下町という地域を歩いているといろいろ発見がある。そのひつ、今なら盛り土の壁はコンクリートとなるだろうが、その昔は石垣、城ほどではないが、四角な切り石を、定規で計ったように積み上げた石垣がある。重機ではなくミツマタとチェンブロを使って石を持ち上げ積み重ねたと思う。

 その継ぎ目はピッタリと接しており隙間という空きは年月が過ぎたためか見えない。そんな石の隙間に苔が何カ所も生えている。その苔にどこからやって来たのか野草が根付いている。人がわざわざこうしたことはしないだろうから、自然のめぐり合わせで生した野草の力だろう。
 
 城下町、などという呼び方をそこに住んでいる若い人が嫌う、年配者から愚痴っぽく聞いたことがある。両方の言い分はなんとなくわかる。都会の人らが田舎とか地方の村や町、などと屈託なくマイクに向かって話すのを聞くと、その内容によっては同じような気持ちを持つ。それぞれにいいところはあるのだが、口にするときは気づいていないのだろう。

 古い街並みを保存・存続させる運動は自治体を中心に活発だ。表に出るその目的は観光資源としての保存のように思える。観光地のオーバーツーリズムが論じられているが、国内観光客でも、保存対象とならい家屋や近隣住民の中には困る人もある。一例だが通りに面した側の窓は年中締め切ったままという。野草がやって来るそんな街並みはどうだろう。

 (今日の575) 城下町昔の知恵を引き出そう
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梅雨の入り

2024年06月17日 | 自然 季節

 「遅い遅い」と言われ待ち続けた様な「九州北部」が梅雨入りとなった。山口県は九州北部ではないが気象庁的にはそうなるということで、昨年より19日、平年より13日遅れとなった。春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合もあるというから確定ではなく、「梅雨入りしたもようです」が気象庁の発表。

 雨不足で遅れている田植えや植え付け後の干からび、畑作物の規格外品の発生など、気の休まることのなかった農家の方はほっとされたのではなかろうか。ただ、九州南部や四国では線状降水帯予報による大雨への注意が出ている。最近の梅雨はしとしと降ることは珍しく、降れば洪水、降らねば渇水、こればかりは子どものころが良かったと思う。

 今年はツワブキの勢いが凄い。昨年はそろそろ終焉になるのか、と思うくらい元気がなかった。今年も例年通りの水やりで特に手を加えたことはないが、2カ所とも自然に増殖しているようで驚いている。しかし、このところの暑さ、陽のあたる間は耐えきれないのだろう、葉が悄げたようにしている。

 6月は水無月、これの「無」は「ない」ではなく連体詞の「の」に当たり、「水の月」という説が分かりやすい。雨は水を供給する大切な要素で自然に頼るしかない地球への恵のもので、進歩した科学もその術を超えていない。半導体の生産に必要な水量は1日1工場で数十万人分の水道量に匹敵というレポートもある。水は大事に使いたい。

 (今日の575) 待っていた梅雨がやっとご挨拶
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モリアオガエル

2024年06月10日 | 自然 季節

 暦の上で今日は入梅。今日からひと月前後のじめじめした日々を梅雨という。沖縄から北上する梅雨前線が遅れて南九州と四国までで梅雨入り宣言はとどまっている。本県も平年より1週間過ぎているが予報では来週になりそう。最近の気候から、やがて北海道にも梅雨入り宣言が出るのでは、そんな気がしている。

 この時期に例年出かけるところがある。と言っても散歩がてらの回り道で横山の紅葉谷公園にある六角亭そばの池。六角亭は碧蹄館(へきていかん)の戦の勲章記念だが、これは別の機会にする。この亭を映す池があり、今は紅葉の柔らかい緑色の葉が池を覆っている。その紅葉の枝先に白い和紙のようなシートに包まれた塊が幾つもある。

 その塊はモリアオガエル(森青蛙)が産み付けた卵塊。孵化するまで卵を守る。産み付けてから1週間から10日で、オタマジャクシの形で水面に落ちる、と教えられた。その瞬間を撮るため長時間三脚をセットする人がいる。いくつかの塊は破けており、池では小さなオタマジャクシがうようよしている。

 卵塊を撮る人からいろいろ教わる。蛙になると城山に登って生息している。この登る時に蛇が構えており最も危険という。コケ類などの下で冬眠し、この季節に山を下り繁殖に備えるという。いつだったか、「撮り続けます」と笑顔で宣言した広島から来た少年はどうしているだろう。

 (今日の575) 卵塊は子孫残せる池の上
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思い違い

2024年06月09日 | 自然 季節

 数日前、城山の上に積乱雲のイメージとは姿かたちが異なる雲が高く昇っている。見た瞬間、怪獣の形、ゴジラの二世、そんなことを思った。口周りの盛り上がり、その上側には目にも思える丸い雲、右腕は握りこぶしを突き出したように見える。人造でない怪獣に見える、ひと息してそんなこと思った自分に苦笑した。

 これを錯覚というのだろうか。 錯覚は俗にいう思いちがい。広辞苑だと「知覚が刺激の客観的性質と一致しない現象」と少々難しい言葉で説明されている。実際と違うことを一瞬だが事実のように思いこむことはある。時には、錯覚が事実であれば面白いと感じることもあるが、それは後で失望に変わるだろうが。

 社会生活を長く経験していると思い違いには出会うしそうした話も聞かされる。私もそう思われることをしてきたかもしれないが、自覚が無いし指摘された記憶も無いのだが、迷惑をかけたりいやな思いをさせていた、としたら遅くなったが許しを請うしかない。

 政治資金規正法討論の中で、与党の幹部が「政治の基はお金」と発言していた。これは政治がお金で左右される、ということに聞こえる。私の目ではない耳の錯覚であれば幸いだが、報道される政治と金の関係を思うと、ポロっと本音が出たように思う。国民に錯覚を起こさせるような政治のやり方はすぐに解消して欲しい。

 (今日の575) クモ怪獣人間どもを鼓舞させる
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カタツムリに想う

2024年06月06日 | 自然 季節

 昨日「次の日曜日に雨お断り」と書いたからかどうか、車を走らせているとローカルラジオ局の天気予報では「日曜日は雨がしっかり降るでしょう」と丁寧に教えてくれた。仲間との共同農園は「雑草はスクスク伸びていましたが、畑はカラカラに乾いています」という情報が入っている。畑のためには一雨願いたいが、さてどうなるか。

 梅雨の風情に雨とカタツムリはよく似合う。川に張り出した雑草の葉にまだ小柄なカタツムリが乗っている。風に吹かれて転落したら川に落ちてしまう。カタツムリは水に落ちるとどう生き伸びるのだろう、そんなことを思いながら散歩を続けた。40分後、そこにカタツムリの姿は見えなかった。

 川に落ちたのか、野鳥の餌になったのか、いやいや動いてどこかに移ったのか、毎日が年金生活のひと時、意味のない思索に苦笑する。以前、カタツムリが移動の時に滑る速さを計ったことがある。その速度は10㌢を50秒と記録している。秒速0.2㌢、そうか40分経てば4~5㍍は移動、見えないはずだ。

 どこから、どのようにして、川の上にせり出した葉に登場したのだろうか。見たことはないがカタツムリは湿り気の多い場所に埋め込むように産卵するというから、どこからか自力で移動してきたことになる。小さな生き物の不思議さに興味は湧くが、それ以上に展開しないわが身の齢を知る。

 (今日の575) 晩年の我の動きか蝸牛
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