日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

農園作業日の昼食

2024年04月30日 | 生活・ニュース

 毎月第2日曜日に仲間と農園作業をする。市街地から車で30分ほどの盆地にある広い休耕地の一部を借りている。山里なので約100坪ほどに農獣よけの柵を張り、季節の物を植えている。高齢の約10人ほどが、リーダーの指示にあわせ刈ったり耕したり植えたりする。耕運機をうまく操作する人もおり助かっている。

 コロナ禍では作業中止のこともあったが、ほぼ予定通り車で集合する。広い休耕地に6、7台の乗用車が並ぶと一見したところ農作業には見えず、BBQでも始まるかと間違いそうだ。リーダーの車には苗や肥料などが積まれている。女性参加者手作りの昼食も乗せられている。だいたい作業1時間半ほどで昼食になる。

 重箱や大型のタッパーなどに詰められた品々、中には手間暇かかったものもある。写真はある日の小分けされた一人前、食べ終われば余分を追加も可能。この日は初夏のような暑さ、冷たいそうめんが別に持ち込まれていた。家の昼食ではこれだけの品数と量を食べきれないが、農作業の後という環境が食を進ませる。

 もう一つ食の進む訳、それは昼食を取りながらの会話。政治・経済・社会・地域・スポーツ等など豊富な話題と多彩な考えなどを聞き入るからと思っている。農園作業開始から13年くらいになる、野菜の収穫もだがこうした知の収穫も得れる。準備されているコーヒーにフルーツや菓子などを頂いて解散になる。贅沢な農作業、長く参加できるよう健康管理に気を付けている。

 (今日の575) 鍬にかま月に1度の労働日
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雨には勝てず

2024年04月29日 | 地域

 今日は「第46回錦帯橋まつり」の日。錦帯橋を挟んで両岸で多くの催しが計画されていた。呼び物は「南条踊、奴道中(通津奴、錦見奴、関戸奴)、大名行列」などが大明小路を昔さながらに進む風景は地元民はもとより観光で訪れた人も喜ばれる。

 本来ならば午後から始まるのだが、降り出した朝方からの雨で中止となった。準備を担われた皆さんはご苦労が増すかもしれないが、仕方ないか。コロナ禍では中止、再開の昨年もやはり雨で中止、結局5年も見られないことになる。知人の一人から「装束が濡れたら大変なことになる」と聞いており、中止は仕方ないだろう。

 錦帯橋まつりで 大明小路の南側に江戸期に賑わった岩国七町の女性3人が「観光客だけでなく、地元の人も一緒に盛り上げよう」と「本町えぇんじゃ」の開催を計画された。写真は発起者の方のフェイスブックに載っていた「本町えぇんじゃ」のブース案内、見ながらかつての通りの賑いがよみがえった思いだった。しかし、これも残念だが雨で中止に。

 ブースには知人の計画したコーナーもあり楽しみにしたが「残念ですが、また別の機会に」と返信があった。ブースの紹介を見ながら、旧岩国七町で店舗を構える中堅層の人らがこうした企画を発展されれば、観光の人も地元の人も足を運ぶことになり、昭和のころの面影が少しは浮かぶかもしれない。今後に期待する。

 (今日の575) 雨降りじゃ大名さまもしり込みか
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遅れましたが

2024年04月28日 | 自然 季節

 春の花のひとつ「タンポポ」。それを見るのは道ばたの雑草地や畑の法面などが多い。たまにはアスファルトの裂け目に咲いていて目を引く。清楚な感じのするこの花を嫌う人はそんないはいだろうと思う。

 先日、バイバスとして通行量の多い小高い山越えの道で見かけたタンポポ、雑草の中に1本だけ顔をのぞかせている。見ると、集団で咲けなかったのだろう離れ離れで咲いた跡がある。ほかのタンポポは綿毛が綺麗に四散しているがこの1本だけは飛ばし始めのようで、元気な姿をしている。

 地面を動いて移動できない植物は子孫を残すために工夫している。我が家の狭庭でも思いがげない芽を見ることがある。鳥の置き土産の中にあった種子がその役目を果たしたことになる。タンポポは花の後にできた白色の丸い冠毛が風に乗って四散し飛び交う、春の風物詩でもあるが、こんな一片がアスファルトの裂け目にたどり着き芽を出すこともあるのだろう。

 事情があってこの1本だけ綿毛の飛散が遅れたようだ。早く飛散しないと周りの雑草が伸び難しくなるだろう。それも自然の宿命と思うしかない。先日載せた「優しいこころ根」の黄色いタンポポ、あれか足を運んでいないがどうなっているだろうか。短い生涯を達成して欲しい。

 (今日の575)  タンポポの清楚な一輪歩み止め
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プレミアム商品券

2024年04月27日 | 社会 政治

 円安の進みが大きく報道されている。26日のニューヨーク外国為替市場の円相場は急落し1時ではあるが158円台になった。今日、日本市場はお休み、週明けにどんな市場になるのだろう。日銀は昨日の金融政策会議で現状維持を決めたことが響いている。物価上昇2%が目標だが日銀の数値は1.9%、国民の実感とかけ離れている様に思う。

 GWで海外への旅行者は今日一日で成田、羽田の出発者だけで10万人という。搭乗前のインタビューで多くの人が円安対策を講じ出費を抑える工夫をされている。折角の海外旅行、旅先の美味い物を口にしたいだろうが、とりあえず空腹を満たすインタスタント食品を持参、ホテルのランクを下げるなどが耳に残っている。

 6月には、ある一般用食用油が6割値上げ、すでに買い占めなどで陳列棚は空いている映像報道もあった。私もスーパーにはよく出かけるが、出向くたびに何かが高くなっている、そんな感じだ。その理由に気候変動や円安に運送業界の24年問題などが並ぶ。期待は6月からの減税策、もうすぐ通知が届くだろう。

 「物価高騰の影響を受けている市民や事業者を支援し、消費喚起による地域経済の活性化を図るため」として市発行の「プレミアム商品券」購入引換券第4弾が届いた。1セットは9千円分の商品券が5千円で購入できるというもので3セット分、利用期間は9月1日まで。事業原資は何であれ、一時しのぎは出来ると思いながら、輸入品高騰の因も早く断つことを願っている。

 (今日の575) 8割のプレミア率に少し笑む
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喜寿の出遇い 4

2024年04月26日 | 生活・ニュース

 数日前書いた「喜寿の出会い」は、思いがけず見つけた教科書なので「喜寿の出遇い」に変える。展示教科書の説明にあった「国定 6」について検索してみた。先に載せた説明と変わらず、文部省(当時)が編纂した最後の教科書だった。私の入学した年度からカタカナからひらかなに変わったことは知っていたが、それが確定したことになった。

 検索でまた嬉しいで事があった。初めて手にした国語の教科書が表紙から裏表紙まで頁ごとの画像で出会えた。画像の作成は「国立国語研究所」となっている。展示よりは綺麗だが、紙は黄土色に変わっている。しかし、文字は勿論だが挿絵の色ははっきりと出ている。本文68頁で「昭和22年2月20日 著作権所有 文部省」とある。これを手製で復刻してみた。

 当然だが全頁がひらかなが主体だが、人、手、足、目、口、日、山、川、月、木の10字は漢字、カタカナで書くべき言葉もひらかなになっている。「もくろく」は一から十八まであり、十八では眠ってからの夢ではあるが、一人の男児が父と月へ旅行し、擬人化されたウサギと交流する、終戦後すぐ、それも国定教科書に宇宙旅の話が載っていたは忘れていたが驚いた。

 最初の「みんな いい こ」以外はこんなのが載ていたんだと繰り返し目を通した。そこには国家総動員や軍国基調の内容はない。解説にあった「戦後の新しい日本が目指した平和と民主主義の教育が読み取れる」、その第一歩を示した教科書と感じる。だが、戦後80年近くになりきな臭い政策が進んでいるが、ここで立ち止り真の平和と民主主義へ向き直って欲しい。

 (今日の575) 平和載る国定最後の教科書に      
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システムエラー

2024年04月25日 | 社会 政治

 「システム」、使い慣れた言葉のように軽く口に出る。これは「複数の要素が有機的に関係しあい、全体としてまとまった機能を発揮している要素の集合体」と説明がある。ATMで金銭の出し入れが簡単に出来ることは日頃から経験していて、説明はなんとなくわかる感じはするが、目には現象としか思えない。

 こうしたシステムのエラーや故障が起きると社会活動が停止したように報道される。交通や金融、物流などで起きると社会だけでなく個人にも大きな影響が及ぶことを報道でしる。幸い、そういう目にあったことが無いので、気の毒に、とは思うがその苦労は経験していない。

 利用するスーパーもシステムがトラブったのは先月だった。お知らせで新聞折り込みなどのチラシが出せない、発注に支障があり1部商品については入荷待ちになる、システムの完全復旧は5月初めになると店頭表示があった。システムトラブルの影響だろう、そう思わせる商品棚も目にした。

 今もある会社の物流センターでシステム障害が発生し出荷が停止されている。ある店では入荷無しの説明に続いて「5月にならないと入荷しない見通し」とある。健康食品などもあり困る人もあるかもしれない。キーを叩けば通用する便利なシステムも、いったんことが起きれば全休状態になる。電話とファックスでやりとりしていたころが思い出される。

 (今日の575) システムがはぶててしまうこともある
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日本の電気の父

2024年04月24日 | 地域

 岩国徴古館、旧岩国藩主吉川家によって昭和20(1945)年に建設された後、岩国市へ寄付移管された博物館。岩国に関する歴史、美術工芸資料など約4万点が収蔵され、なかでも錦帯橋に関する古図面などの貴重な資料などが保管される市内唯一の博物館。そんな徴古館から5冊目のマンガが出版された。

 今月中旬発行のものは「マンガふるさとの偉人」シリーズで「日本の電気の父 藤岡市助(ふじおかいちすけ)ものがたり」B5版約100頁でモノクロ。これまで「赤穪武人伝(あかねたけと) 幕末を駆けたい知人の風 第三代奇兵隊総督」、「吉川経幹(きっかわつねまさ) 長州の危機を救った領主 12代岩国領主」、「東 沢潟伝(ひがしたくしゃ)  勤王の志士・実践の教育者」、「吉川嘉伝(きっかわひろよし) 岩国の悲願 錦帯橋を創りし領主」の4冊がある。

 市助は国産の白熱電球の製造から後の東芝のルーツとなる会社を設立した人。今から150年くらい前に、今の岩国小学校付近で武士の家に生まれた。父の「至善(しぜん) 最高の善をなす」という言葉に打たれ、それを生すには「己が力をつけなくてはならん、そのためには勉強じゃ」と養老館や岩国英国語学習所などで学ぶ。

 優秀さが認められ旧岩国藩主吉川経健氏から東京に呼ばれ上京、工学の道に進む。のちにエジソンに出会いさらに研究は進化する。故郷に電車を走らせる。マンガはどんな努力をし、どんな力をつけたかなど、AIの時代では学べない人の辿るべき途が学べる。AI操作の手を休め読んで欲しい。

 (今日の575)  白熱はLEDの生みの基
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年金支給日は窓口開けて

2024年04月23日 | エッセイサロン
2024年4月23日 毎日新聞「みんなの広場」掲載
 
 最近は働き方改革ということなのか、一部の金融機関では昼休みに窓口が閉鎖される。偶数月の15日は年金支給日だ。私の町では現金自動受払機(ATM)には順番待ちの列ができる。
 4月15日の昼前。私か信金の店内のATMで順番待ちをしていると、年配女性が入って来るなり「ありゃりゃりや」と声を発した。
 窓口に通じる入り口のシャッターが下り「11時半から1時間、お昼休み中」の張り紙が張ってあったからだ。彼女はATMを指し「私はこれが使えんので、窓口で引き出してもらうんです。また出直してこよう」と引き返した。
 ATMからは通帳を使っての引き出しもできるので手伝ってあげたかったが、金銭に関することなので、ためらわれた。張り紙には「お急ぎの方は電話を」とも書かれていたが、まず誰もかけないと思う。年金支給日は交代で休憩し、窓口が利用できるようにする工夫はないものだろうか。


 (今日の575) 年金日何をおいても引出しに
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喜寿の出遇い 3

2024年04月22日 | 回想

 今年度の母校の小学校の新入生は103名という。私らのころはひとクラス50名余、それが6クラスあった。児童数は三分の一に減少、少子化というけれど数字を比べるとより実感する。道路を挟んだ校舎の向かいは図書館だが、駐留軍の接収施設となり星条旗がなびき、図書館は疎開していたことを思い出す。

 懐かしい教科書にはもう一つ解説があった。タイトルは「国定6期 戦後の国定教科書の時代(昭和22~昭和23年)」。教育基本法が制定され、昭和22年4月の6・3制の新しい教育制度が発足した。国民学校初等科は、再び小学校に改められた。これまでの修身・公民・地理・歴史などの科目が統一され「社会科」となった。

 さらに続く。昭和22年、文部省から、民主主義の精神が採り入れられた近代的な教科書が発行された。昭和24年には教科書の国定制度が終了し、現在に至るまで検定教科書が使用されている(原文のまま)。つまり、私らは国定教科書最終版というよし悪しは別にして記念となる時代に小学1年生になったことになる。

 国定教科書とは「政府機関(文部省)あるいは政府の指定する機関が執筆・編集し,政府により全国の学校で一律に使用を強制される教科書。1903(明治36)年に小学校教科書の国定制度が確立したという。今の検定制度下の教科書選定ではその内容について各種トラブルが報道される。タブレットやAIで育つこれからの児童らの先々はどういう世界になるのだろう。ただ、民主主義と戦争の無い地球を作って欲しい。そして宇宙のすべてのものとも。

 (今日の575) 教科書の思い出消すかタブレット
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喜寿の出遇い 2

2024年04月21日 | 回想

 母校はコロナ禍の中で創立150周年を迎えた。ある日、児童が風船を放つ瞬間に偶然遭遇した、後で聞くと記念行事のひとつだったという。在校のころ校歌に「栄えある歴史は八十余年」という一節があった。校歌は変わっているが、歴史の一節を今はどう織り込まれて歌われているのだろ。

 国定6期 こくご 一(いち)  「みんないいこ」というひらがなの詩で始まっており、戦後の新しい日本が目指した平和と民主主義の教育が読み取れる。また、これには曲がついていて、新入児童は歌いながら学習を開始した。明治19年の読書入門以来、カタカナを最初に習ったが、この教科書から、ひらがなを最初に習うことになった。

 これは、なつかしい展示教科書に添えられている解説(原文のまま)。展示教科書の姿を眺めると、過ぎ去った77年の歳月が如実に表れている。どこかの誰かが実際に使用し大切に残しておられた1冊のように思える。実際に出会えるとは思っていなかった。曲の記憶は薄い。

 手に取って次の頁を繰ってみたいが、ガラスケースの中の展示では叶わぬことだ。一人一人がタブレットを所持し授業をうけ、スマホをはじめとする機器を使いこなす児童らに、こうした感情を生む環境にはないだろう。簡単に保存できる装備を備えているから。

 (今日の575)  カタカナがひらに変わって喜寿となり
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