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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

お母さんの顔

2025年05月08日 | 町かど

 GWが過ぎた。「初夏が終わってこれからは夏です」と気象予報士が、体調への注意を促している。6月は祝日がなく暦通りの休日になるが、その前に母の日がやって来る。この日のプレゼントが店頭には並んでいる。GWで出費過多なのでという人も一品贈ってください。

 この時期にお母さんを描いた児童画コンクールの作品展示を毎年楽しみにしている。今年もざっと100点のお母さんが展示されている。今年のお母さんの顔、米の高騰を先頭にした諸物価の値上げに苦慮しながら美味しい物を食べさせたいという優しい気持ちの現れを子どもたちは描いている、全体でそんな印象を受けた。みんな上手い。

 展示絵の傍に審査評が貼ってある。そこに審査にあたっての基準が示されていた。「幼児・低学年は絵から子どもの声が聞こえる・子どもの気持ちが伝わる・動きと子どもらしさが溢れる作品」高学年では加えて「勢いがあり丁寧で細かく描写や色彩・陰影・構図などに力が発揮された作品」を選考したとある。

 コンクールの作品展示はよく見るが、審査のやり方を知ったのは初めてと思う。読み終わってもう一回りして眺めた。賞の有無に関わらず母への思いは共通だと思った。「母を見る優しい瞳、母が子を見る温かい眼差しに出会い、審査する側にまでほっこりした豊かな気持ちが届きました」と審査員の感想が記されていた。

 (今日の575)  顔の絵はみんな違ってみんないい
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本町えぇんじゃ 2

2025年04月29日 | 町かど

 昨日のぐずついた天気は何処へやら朝から爽やかな日和、晴れわたる様子は五月晴れの感じ。昨年は雨で中止になった「本町えぇんじゃ」が開かれた。藩政時代の玖珂町と柳井町通りに20店舗近くの店や遊びなどが並び、この通りの先が見通せないほどの人出、何年ぶりかの賑いをみた。

 既存の店舗、民家の軒下、駐車場、民家の玄関などを利用した人寄せの工夫は素人さんらの手作りの催しを如実に示している。店を切り盛りされている売り子さんらの様子は素人さんに見える。そんな中で地元の中学生が多数手伝ったり自分らの手作りを販売している。生徒さんらの動く姿や元気な声は賑いを盛り上げている。

 こんな人込みの中で声を掛けられた。マスクに帽子着用の姿はちょっと見つめて思い出した。もう数年近く会っていない5年先輩の人。地域の世話役だったが最近見かけなくっていた。いろいろ話すうち「最近は病院の支払いが年間30万円近くいる」と話された。終身払いの企業年金があるので生きていける、と苦しい話をされた。別れ際に「今日の人出に元気を貰ったと」いう一言に、かつての世話役だった一コマを思い出した。これこそ「えぇんじゃ」と感じた。

 テレビでは各地の人出の多さや、そこで楽しむ顔や姿を映し出して行楽の様子を伝える。ここ「えぇんじゃ」でも子どもの楽しそうな顔を幾枚か撮ったが、SNSアップの了解をえていないので私的なブログには載せれないことを残念に思っている。

 (今日の575) 子どもらの声に誘われ覗き見る
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本町えぇんじゃ

2025年04月26日 | 町かど

 「錦帯橋まつり」は毎年4月29日に開かれ今年は47回目になる。岩国初代藩主の吉川広家公没後400年、岩国市広域合併20周年にも当たる。例年通り奴道中、大名行列、岩国太鼓、火縄銃鉄砲隊共演、南条踊りなど多くの行事が、大明小路・錦帯橋・横山を中心に催さる。

 同じ日、大名小路の西側の本町通りの一部でも地域手作りの「本町えぇんじゃ」が催される。本町通りは市の中心的商店街で一時は「銀座」の別称で呼ばれる賑いを呈していた。車社会と郊外型大型店舗の出店とともに閉店が相次ぎその姿は大きく変わったが、旧岩国七町の意地は生きていた。その七町のうち「玖珂町」と「柳井町」の二つの町で「本町えぇんじゃ」が開かれる。

 玖珂町は山陽道の宿場町として古くから栄えた玖珂市(現岩国市玖珂町)から主な商人を集めて作られた町。柳井町は古くから海運の要衝として栄えた柳井津(現柳井市柳井津)の商人を集めて作られた町。玖珂町は今の本町1丁目、柳井町は同2丁目に当たる。旧い通りの面影が残っており散策にはお薦め出来る。

 ここでは大明小路やテレビに登場するような豪華絢爛な飾り付けなどは見れない、チラシからそう受け取っている。しかし、素朴で地味な、それでいて懐かしく身近な店々やおやっと思えるしつらえもあるようで、小さなお子さんには珍しさ、大人はなつかしさを感じる催し、そんな思いがするので足を運んでみようと思っている。開催は10時から14時半とある。

 (今日の575) どんな仕掛けどんな屋台か見てみよう
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日本の祭り写真展

2025年03月12日 | 町かど

 退職され帰省された方が個展として始められた「日本の祭り写真展」が17回目になった。今も全国各地に撮影に出かけられている。話を聞いていると、祭りにまつわる歴史や特徴、地域の姿などをじっくり研究して出向きカメラを構えておられる感じがし、祭りの賑いの奥にあるものを感じる。

 今回は九州は「伊万里トンテントン祭り 佐賀県」と「八代妙見祭(妙見宮祭礼神幸行列)熊本県」の二つ。伊万里は200年以上に渡り行われる祭りで、神輿と団車が激しくぶっつかりあう勇壮さが特徴という。勇壮なだけに大きな事故があり、勇壮さを欠いた祭りとなったら観光客が激減、工夫を凝らして勇壮さを再現したところ客足が伸びたという。ぶっつかり合いの写真は迫力がある。

 八代の祭りは江戸時代から380年受け継がれたもので九州三大祭りの一つで、国指定重要無形文化財でありユネスコ無形文化遺産にもなっている。圧巻は飾馬の神馬が川の中を駆ける、それを老若男女がそれぞれに手綱をとり共に駆ける人馬一体の姿の10数枚は見ごたえがある。走り終えた神馬のほっとした表情の1枚には見入ってしまった。

 長崎くんち、唐津くんち、など九州の祭りではよく聞く「くんち」、くんちとは、九州北部における秋祭りの呼称と教えられた。秋祭りは収穫を感謝して奉納される祭り、先の祭り2つも10月と11月の行事だった。日本三大くんちは長崎,博多、唐津の三つをさすそうだ。くんち、いわれは幾つかあるようだが、それはまたの機会にしよう。

 (今日の575) 収穫の喜び神に奉る
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鬢付け油

2025年03月08日 | 町かど

 特に関心もないが見ている化粧品系のTV-CM、常に新製品が出ているように感じているが、仕向けているのかもしれないが、裏返せばそれだけニーズはあるということだろうか。そうした製品は横文字かカタカナの商品名が美しい文字で表現され、買わなきゃあと思わせている。

 日本文字の古い化粧品がある。それは「鬢付け油」(びんつけあぶら)で「梅が香(うめがか)」「蘭の雫(らんのしずく)」の商品名で販売され、岩国藩主吉川氏が江戸に出向いたときには諸大名への贈答品としても使われた、と「本家 松がね」の案内にある。係の方の話しで、その歴史ある鬢付け油が2本昔の姿で残っている。その1本が、松がね(岩国観光交流所)に展示されている。

 鬢付け油とは広辞苑によると「髪油。香料を混ぜて製した固練りの油。主に日本髪で、おくれ毛を止め、髪のかたちを固めるのに用いる。固油。びんつけ」。松がね油は松根油(しょうこんゆ)から得られる樹脂状の物を用いられたように記憶している。

 この松がね(登録有形文化財)は、昨日アップした玖珂町の入り口にあり錦帯橋から徒歩3分ほどにある。ガラスの引き戸開け暖簾をくぐると江戸風情を感じる屋内、銘酒の試飲や特産品を使った郷土料理の試食も出来るそうだが、私は試食したことはないが愉しめそうで、観光の休憩所としてお薦めです。

 (今日の575) 髪結いについてゆきます鬢付けは
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屋根のふき替え

2025年03月07日 | 町かど

 あてもなくなく散歩しているといろんなことに出会う。吉川藩時代は玖珂町として岩国七町の玄関口となっていた通りがある。ここは七町の中でも最も商機のある町であったと記録が残る。また藩を訪問する使者などの接待所など、藩との繋がりも強かった。

 先月の末、そんな通りある大きな家に工事用足場の組立中だった。子どものころから記憶にある家で、歴史も刻まれた建物、もしかしたら改装か建て替え、そんな事を思い通り過ぎた。先日、所用を済ませ、足場組立中だった家方向に回り道をした。予想と違って屋根瓦のふき替え工事中で二人の職人の姿が見える。ちょっと風のある日で寒く冷たいだろうと見上げた。

 屋根瓦のふき替え、長く見かけなかった。ふき替えと言えばTV番組のポツンと一軒家で、古い茅や藁などの屋根修復を自前でされる家もあるが、職人不在で瓦にふき替えた話が出る。以前、ある棟梁が、和瓦職人も減少傾向で雨が漏らない、台風の風で飛ばないなどの施行業者と組んで仕事が出来るとほっとする、と話していた。

 七町の瓦採用には歴史がある。承応3(1654)年12月、玖珂町の西側にある七町の一つ材木町で出火、七町のうちの4つの町に延焼、229軒が焼失した。この教訓から道幅を広く、藁ぶき屋根を禁止し瓦の屋根になった。再建後の火災では甚大な被害は起きなかった。取り除かれている古い瓦、もしかしたらそんな話を聞いていたのではなかろうか。

 (今日の575) ふき替えてさらに歴史を積み重ね
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雛飾りさげもん展

2025年02月22日 | 町かど

 知人から「今回も雛飾りさげもん展を見に来てください」と案内が届いた。聞けば今回が7回目の開催という。会場は我が家から約1㌔、かつては城下町で商店街だったが今はわずかな店数の通りになった会場までは一直線の道筋、ときおり雪がちらつき寒く冷たい通りに人の姿も車も見えない。

 会場は大きなガラスの引き戸を開けて入る。暖かさと明るい鮮やかな飾りに歩いて来た道の心細さは瞬間に消える。会場中央には、福岡県柳川市の「伝承の江戸時代から続く祈りと願いの象徴」である歴史を忍ばせる雛飾り、両脇に柳川まりや小物をつるした飾りが並ぶ。女児の健康と幸せを願って手作りされたという。

 柳川の飾りを取りか組むように地元の皆さんの作品が並ぶ。その数は数えきれないが、ひと針ひと針、何色もの糸を使い分け手縫いされた作品は、その大小にかかわらず製作者の思いが伝わる。知人は、将来は50個ほどの飾りをつけたさげもん制作を目指さしていると話す。しっかり目は疲れ忍耐力との勝負ですと笑うが完成を待ちたい。

 さげもんには小物が幾つもさげてある。そんな小物にはそれぞれ意味があるようだ。這い人形:子供の健やかな成長を願う、ひょうたん:無病息災、鶴:長寿の象徴、赤ちゃん人形:友達がたくさんできますように、おかめ:美人になりますように、ひよこ:これからの子どもの成長を願う、まだまだ沢山ある。どれも子ども成長と幸せを願ってある。子を思う親の姿はいつも同じだ。

 (今日の575) 母親の愛しさ込めて針進む
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散歩道で

2025年02月20日 | 町かど

 散歩、行先は玄関を出たところの小さな辻に立ってから決まる。そのルールはなく気の向くままに歩き出す。大きな音が聞こえる、鳥が飛んで行った、子どもらのおおきな声が聞こえる、工事用車両が向かった、そんな事で決まることもある。まあ気ままな歩き出しは間違いない。

 毎日ではないが軒下に並べた野菜、一つ100円の表示の傍に料金入れの空き缶が置かれているが、監視する人はいつもいない。膝ほど伸びた雑草の茂る中に自転車が立っているが誰の忘れ物だろう。昔は活躍したであろう手押しポンプが休耕畑の中に残っている。水が汲みあがるか押してみたいが茂った草の中には入りずらい。なかなか売れないのか売地の看板が変わったが売れるかな。

 いつも玄関付近を飾る家もある。壷型の陶器製の大きな甕に蝋梅の枝が活けてあるうち。出窓に近づいた雛飾りが何十体も飾ったうち。最近目を引くのは、見事な蓮のドライフラワーの束、10本余りが束にされ下向きにさげてある。当市は蓮の産地ではあるがこれほどの物はいけばな展でも見た記憶がない。先日はスマホで撮る若い人を見かけた。

 いつ通ってもシャッターが降りたうち。閉じたシャッターに商いの案内が貼ってある店。昔は大店を忍ばせる広い間口の木製の戸が何枚も開いているうち。軒先まで商品を積み重ねた老舗の店主が何かチェックされている。20年経つと散歩路も大きく変わった。それを見歩く自分も同じに。

 (今日の575) わが髪膚街と同じく変わりゆく
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季節の先取り

2024年11月03日 | 町かど

 ようやく秋らしくなったと思ったら、早くも正月に欠かせない鏡餅が山と積まれた。そのコーナーにはしめ飾りも並んでおり、すっかり年の暮れだが、見る人を見かけなかった。先日、TVではお節の早期受付が始まったと報道していたので、驚くことではないのだろうが、2カ月先の事、何割引きという値段でも大丈夫なのだろうか、つまらぬことを思いつく。

 また歳暮の予約も始まっており、受付の順番待ちが見られた。こうして季節の移り変わりをスーパーなどの広告や展示品、予約受付などからその時期なのかと教えられる。家事でも同じ。季節が変わるころになると妻からあれこれと室内の模様替などえの作業指示が出る。会社員一筋で家事のこうした事には疎かったのだろう。指示は忠実にこなしている。

 年賀はがきの発売も始まっている。例年通り日本郵政勤務の職員から「今年は何枚」と問い合わせ、昨年と同枚数で注文、最盛期に比べれば三分の一くらいになった。販売日のTVインタビューで「63円から85円は高い、どうするか考える」なんて答えもあった。年賀には賛否を含め意見多し、クリスマスカードでこんなことはないのだろうか。

 来年の干支は巳、年賀にはそのイラストや手作りした焼き物の写真でなく、昔撮ったそれは可愛いくて福を呼ぶという「巳」を載せようと思っている。巳はあまり好かれないが、予定している1枚には自信があり、微笑んでもらえると思っている。

 (今日の575) 物価高お年玉にも響くのか
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子どもへの愛情

2024年10月30日 | 町かど

 先日スーパーである会話を聞いて「お父さんの苦労は大変だ」と思った。会話は「ハロウィンの飾りを作るのでもっと丸い形をしたカボチャはありませんか」と若いお父さん、「カボチャは大体こん形では」と陳列のカボチャを指さす男子店員。それは見慣れた平で薄い円形のカボチャ。

 そのハロウィンは10月31日というから明日。これまで1度も格別なことをしたことの我が家だが、スーパーにはハロウィンのコーナーがあり、飾りから菓子など並んでいる。よく映像ニュースでは大騒ぎの都会の様子が紹介される。「諸聖人の祝日に行われる祭り。スコットランド・アイルランドのケルト的伝統を持つ収穫祭で魔除けの意味がある」と載っている。

 カボチャを探すお父さんの年恰好から推察する子どもさんはまだ年少だろう。その子の希望のためにカボチャ探しだろうお父さん、本当にご苦労さまです。丸いカボチャが手に入れば次は妖怪作りになる。子を思えば出来るのだろう、平穏な家庭を偲ばせる会話だった。

 日本は和洋折衷の国らしくこうした諸外国の行事に合わせた祭り騒ぎは多い。外国で日本のこうした祭りや行事をまねて、あるいは存在を意味して開かれるその国独自の催しはあるのだろうか。 例えたわごとでも戦争ごっこは絶対に避けて欲しいではなく絶対してはいけない。平穏な賑いでありますように。

 (今日の575) 子の望む妖怪カボチャ出来たかな
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