日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ブログ19年目に

2024年09月18日 | 町かど

 私の足音、ゆっくり歩きの散歩なのでそんなに大きな足音ではないと思うが、緩やかな曲がり道を曲がったら、前方の道に寝そべっていたネコが頭を持ち上げ、じっと見つめる。私には他意はないのでゆっくり近づいていく。「しょうがないか、道をあけるか」、そんなゆっくりした仕草でそばの門扉の下をくぐり抜けて姿を消した。

 せかっくの日陰でのくつろぎを妨げたようで申し訳ない無いと思いながら「こうしてこの場所でくつろげるのはもうしばらくの間だ」、猫に教えてやりたい思いがした。ここは旧城下町、とは言いながら武士や町人の住まいする地域から少し離れたところ。空き地や更地が宅地に変わり、売り出しの看板が何本か立っている。

 ネコが寝そべっていたあたりの道幅は狭く、先に直進すると直角の曲がり角もあり軽自動車でも通り抜けできないと思う。ネコが寝そべっていたあたりが拡幅されるという。そうなると車の数が増え、ネコの寝そべる場所は失せるかもしれない。数軒は建つ空き地があるのだから。

 突然ですが、ブログを始めて19年目に入りました。どこからの制約を受けることなく、思いのままにキーを打っている稚拙なブログですが、いつもご訪問いただき有難うございます。ブログを書くことも健康のひとつの証、と勝手な理屈でここ10年ほどは1日も欠かさずにこれました。7回目の年男ですので、どこまで続くやらです。

 (今日の575) 6千余書いたブログは自分史か
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優しさのお陰

2024年08月30日 | 町かど

 人を含むすべての生き物がこの夏は猛暑に耐えさせられた。我が家もエアコンを今夏ほど働かせたことはない。地球の異常気象が指摘されたてどのくらい経ったのだろう。世界の平均気温は徐々に上昇しており、世界の海面上昇も抑えられていない。しかし、かつてほど温暖化抑制の記事が目につかない。

 そんな猛暑、この花にとっては極暑を切り抜けられたのは心優しい人のお陰かもしれない。先日、迎えである駐車場に車を止めた。そこのアスファルトと境界のブロックにいわゆるド根性の真っ白い花が1本咲いている。花は日日草。見ると花より高く濡れていいて根元から流れた跡がある。犬のにおい付けにしては高すぎる。

 そう思いながら周りを見ると、少し離れた所に花壇があり、そこに同じ白の日日草が列をなして咲いている。そうか、花壇に散水の折にド根性日日草も頭から水を貰っていたのか、周りが優しい人らで良かった。だがどうしてド根性になったのか、その深い訳は知らないがガンバレとエール。

 迎えの人を待っているあいだ、車載のTVに気象情報が映る。予報士は暑さ暑さを繰り返すが、なぜ暑いのか、その原因などには一言の説明もない。ふと、温暖化防止を説くのは項目羅列だけの政治家よりも、気象に知識のある予報士の方が適任ではないか、優しい地球環境を作り、安定した気象を生みだす、予報士にピッタリの任務だとひとり思う。明日は二百十日、台風も去り秋らしくなるのを期待する。

 (今日の575)  水もらうお陰で今日も凛と咲き
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CHATROIS

2024年08月23日 | 町かど

 散歩の道ぞいに建つある家の出窓、いつも時期折々の飾り付けがされており、楽しんでながめている。このブログでも何度か紹介させてもらった。少し遠ざかっていたが、猛暑たけなわの今時分は何だろう、久しぶりに覗いた。

 複数の猫の写真や飾りがバックに並び、2匹の猫の作り物が並んで置かれている。陶器のネコかな、と近寄って見ると焼き物ではなく薄い鉄板のブリキで作られたように見える。この出窓に猫ばかりがこうして飾られているからには何か意味があるのでは、そう思い撮った。

 パソコンで見ていると、右後ろに回したしっぽに文字が見える。何だろうと拡大して見ると「CHATROIS」と読める。こうした文字に弱いので検索してみる。すると「シャトロワと読み、フランス語の3匹の猫(トロワ・ド・シャ)から来る造語」とあり、 「猫をモチーフにしたチョコレートの洋菓子を扱い、猫をかたどったチョコレートクッキーや、猫そのものを模したパッケージなど、猫好きの方を中心に喜んでいただけるかわいらしい世界観が特徴」とある。

 ここまで読んで思い出した。先日、知人から親猫と同じくらいの大きさの顔を模した食パンを「お土産」といただいた。詳しい話は聞かなかったし写真も残していないが、もしかしたらをモチーフにした何かと関係あるのかもしれない。ふんわりしているが中はもっちりしており、スーパー品とは違った味わいだった。

 (今日の575) 猫とチョコどうしてコラボなったやら
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熱中症対策に肉

2024年06月22日 | 町かど

 世界各地で猛暑の影響で居住地を去る地域がある。インドしかりアフリカしかり、米国でも似たことが起こっている、と報じられる。今年の日本の夏も猛暑予測が出ている。中国・東北地方も梅雨入りしたようで、猛暑からひと時はしのげるだろう。それでも夏日には熱中症対対策の呼びかけが繰り返されている。

 それは夏日予報の出ている日だった。待合室のテレビから、熱中症対策や健康管理について繰り返し流されていたのは梅雨入りの少し前だった。待合室で待ち時間をつぶすのはTVを見るしか策がない。若いタレントが健康の話しで、さっぱりした物を食べて健康を保ちましょう、そのコメントが終わった途端、年配の女性が「そんなことじゃあ夏は越せんいね」と笑う。

 そして「きちんと栄養のある物をしっかりたべること」と隣の人と会話が始まった。聞こえてくる話から、その女性は「この年ですがお肉をしっかり食べます」と話す。量は少ないが美味しく食べると気持ちも明るくなる」という。どんな料理か分からないが、肉は心身を健康にするらしい。

 そんなことから何日か後だった。スーパーの肉コーナーに先の女性の話しを裏付けるような掲示が目に付き苦笑した。美味い肉は栄養が付きます、肉太の一字一字そう呼びかけているように見える。並んだ肉のどれもが輝いて見え。屋外でのBBQを楽しむ時期、円安の影響が少ないことを願う。

 (今日の575) 栄養を摂って猛暑に立ち向かう
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錦帯橋かいわい

2024年01月30日 | 町かど

 ある待合室の書架で「錦帯橋かいわい」という一冊が目についた。日の出を迎える橋の陰影が目につく。手に取り繰ってみると、錦帯橋周辺の在りし日の様子が写真とともに載っている。知った顔や商店街や行事など懐かしい。以前ご当地検定を実施したことから、こうした記事などへの興味が続いている。発行は中国新聞社で2005年3月とある。書店購入は無理だと初めて本を通販購入した。

 昨年は錦帯橋創建350年で各種のイベントが開かれ、錦帯橋への関心が高まった年だった。
掲載の写真を眺め、記事を読むと、かつての街の賑いや活気が昨日のことのように蘇り、読み終わった頁をしばらく見つめる。記事にある名前の人らの姿には活躍されていた姿を思い出す。
 
 しかし、時の流れとはいえ、今は掲載の店々を含む多くが閉店や移転などで閉まり、シャッター通りとなっており、残念ながら収録された頃の賑いは消え、人通りもほとんどなく、あたりは寂しくなった。
 
 この界隈はよく散歩している。読後感、ここは錦帯橋から数分と掛からないに場所にある。ここを昭和時代の商店街に復活をさせれば賑いが戻るのではと、夢のような空想が湧く。現実は今風に建て直しの新築や更地は駐車場に変わるなど、時代姿を残すのは容易ではない。そんなことを思いながら、数年前、百年続いた店を閉じる女店主が「涙は枯れました」という潤んだ声は忘れられない。

 (今日の575) 小店は大型店に蹴散らされ
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川鵜の芸術

2024年01月07日 | 町かど

 ひょいと見れば、崩れ落ちて海上を漂う流氷に何羽かの黒い鳥が羽を休めている、ように思ってもらえると話を進めやすいのですが。ここは海上ならぬ、国の名勝・錦帯橋の少し上流にある錦城橋のすぐ上流で橋上から見下ろせる。夏の鵜飼いシーズンには鵜匠操る鵜飼い船はこのあたりで向きを変え錦帯橋へ向かって下り、遊覧船の客を楽しませる。

 羽を休める黒い鳥はカワウ(川鵜)で、鵜飼いの鵜は海鵜なので異なる。アユ釣りを楽しむ知人から聞いたことがある。アユのシーズン、川鵜が獲るというか食するその量は桁外れで、友釣りを楽しむ釣り人を怒らせる、そうだ。白い岩の上流で川鵜のアユを追う様子を眺めたことがあるが、友釣りの人らの釣果地上は確実と思った。

 川鵜が釣り人を悩ませるほかに、川鵜の糞害も相当なものだ。ここより下流2キロ余のあたりに竹林がある。その竹林が真っ白になるほど糞で汚したこを書いたことがる。ねぐらを変えたのか一時遠のいていたが今でも見かける。川鵜の糞害はここだけでなく各地で起きている様だ。

 この岩は鳴子岩と言い、小学校夏休みの遊泳はここから下流と注意されていた。最近、「鳴子岩とはこの一帯の呼称で、浮かぶ岩は屏風岩と呼ぶ」という古書の解説を目にした。見る場所を川原に移すと、屏風形にも思える。この謎は学習して改めてということにする。

 (今日の575) 川鵜たち生きんがためのアユ獲りか
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本日休業

2024年01月05日 | 町かど

 散歩で歩く通り、活気に満ちた商店街と紹介したいが、ここでは天変地異が起きてはいないが、ほとんどが閉店でシャッターの閉まった通りで車も人も見えない。こんなかつての賑わっていた商店街が様変わりしてもう何年になるだろう。郊外の大型店舗に客足をみんな持っていかれたと旧知の店主は嘆く。

 それでも、飛び飛~びに開いている店はある。「正月休み、ご迷惑をおかけします。5日から営業します」という内容の店主手作りらしきお知らせの張り紙、そこには大型店舗では感じられない温もりが伝わる。地域密着のお店だと感じる。

 表通りには面しているが、入口が横側の美容院がある。今のおんな主は私と同年配で2代目、地元の人が主な客筋という。だが、市街周辺部から始発のバスで来店する人もおられるというから、閉めたくても閉められないかもしれない。そのお店のお知らせは、入り口の戸へ無造作に立てかけられた「本日休業」の4文字。

 長方形のスギ板を少し加工し、今日は何の日かを記す文字、実にシンプルで分かりよい。なじみの客なら、休みを間違えてやってきてもクスッと笑って、次に来た時の笑い話になるだろう。撮りながら強い風が吹いたら飛んでいかないと心配になった。店は小さくてもそれを笑い飛ばせるオーナー、客は体調を心配してるのだが。

 (今日の575) 四字熟語ではない4字あっけらか
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知恵ですねえ

2023年12月25日 | 町かど

 かつての城下町の名残、と少し誇らしげに話せる地域がある。それはそれでいいんだが、車社会となり最も困っている一つに幅員のせまさがある。軽自動車がやっと通れる、歩く人は避けて車を通らせる。こんな道が場所によっては迷路のようになっている。そうした道も散歩道のひとつで、気の向いたままに歩いている。

 先日、そんな細い道をスマホを見ながら歩いている男女の二人連れに出会った。都会風な服装にどこの人だろう、と思って行き違うとき「お聞きします」と声が掛かった。二人は、関西から観光で来ている。行き先々で、こうした古い通りを探して気ままに歩いているという。二人が疑問に思ったのは、道が交差するところで、三角形状に敷地が切り取られているのが不思議で声を掛けたという。各地を見て歩く人らしく、良く気づかれたと称えた。

 この地域は道幅が狭く、小さな車がやっと通れる個所がいくつもある。小さな車でも、道幅が狭くて角が曲がれない、そこで角地の敷地が三角形に道となっている。そんな話をした。二人は「生活の知恵ですかね」と言いながら「参考になりました」と写真を撮っていた。1㎡何十万円の大きな街から来た人には不思議だろう。

 世の中にはいろいろなことに興味を持たれる人がある。そんな多くは報道で知ることが多いが、最近はSNS発信もあるようだ。地方の小さな街の細い道のどこに再発見があるのだろうか、この次に出会ったらよく聞いてみたい。

 (今日の575) 入り組んだ細い道幅由緒あり
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飼い主さ~ん

2023年12月15日 | 町かど

 週明けから寒くなるらしい。瀬戸内のこの地でも最低気温マイナス2度が予想されている。北海道や東北の皆さんには笑われるだろうが、この温度は極寒と感じる。経験から車の運転も歩く人も神経を集中し最大限の注意を車や足元に払う。凍結道で前方を歩いて来ていた人が転倒した。私は停車したが、転倒した人はスルスル滑って車の直前で止まったという経験がある。

 そんな寒さが予想されるなか暖かい張り紙を見つけた。散歩の通りの電柱に「あれはナニ」と思える張り紙が見えた。手製の張り紙には「猫を保護しています」のタイトルで、2匹の猫の写真が印刷してある。猫の特徴など、飼い主ならよく知っていると思う内容が記されている。猫を飼ったことは無いが、愛くるしい目をしている。

 飼い主のいない猫の保護活動をされている人のブログなどを見ると、飼い主と同じように親身な活動の様子がうかがえる。1度、知人の指さす先に置かれた段ボール箱に数匹の生後直後の子猫がいた。突然、カラスが舞い降り1匹を銜えて飛び去った。知人は珍しくない光景と教えてくれた。

 張り紙には保護してる人の名前と携帯電話の番号が記入されている。「この子の飼い主さんはいますか?」と最後に呼びかけてある。いい人に保護された猫2匹は幸せだ、猫は人懐こいと聞くが、いい人に保護されて喜んでいるだろう。最後までしっかり飼ってほしい、よく聞く声、ペットを愛でる人はこれを守ってほしい。

 (今日の575) 庭に来て臭うお土産置いていく
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御菓子司 昭和堂

2023年12月04日 | 町かど

 今朝の購読紙コラムに知人の投稿が載った。久しぶりの掲載と思うが、読みながら、我が家から歩いて数分の所にある和菓子店だと分かった。店は「御菓子司 昭和堂」、子どものころから知っている店で、創業は昭和元年(1926年)というから店名に歴史を感じ、間もなく100周年になる。

 昔の記憶では、城下町時代の名残ある通りに店構えだった。今は入店しやすい洋風の店舗で店主は3代目という。子どもころには、こうした店舗の商品を手にした記憶はない。菓子といえば、TVではよく紹介される浅尾菓子店の品だった。父が心安くしていた店で、1斗缶に入ったせんべいなどを買ってきていたことを思い出す。

 錦帯橋界隈が市の中心を担っていたころの商店街はほとんどでシャッターが降りているが、菓子店としては昭和堂さんと風月堂さんの2軒で商いが続いている。昭和堂さんにはカフェもあり和洋の菓子がいただける。今ならカタカナやローマ字書きの店名になるかもしれないが、城下町の名残のごとく和名の店舗名にほっとする。

 私はケーキをあまり好まないので自ら求めて口にすることも無い。お茶やコーヒーと一緒に出されるケーキ類は、お断りをして手を付けないでおくことがよくある。だが、和菓子ならお茶であれコーヒーであれいただける。1度、和菓子の技芸に驚き眺めていたら「お嫌いでしたか」と問われたことがある。和は心を結んでくれる。

 (今日の575) 和の心菓子の飾りに四季感じ
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