日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

熱中症対策に肉

2024年06月22日 | 町かど

 世界各地で猛暑の影響で居住地を去る地域がある。インドしかりアフリカしかり、米国でも似たことが起こっている、と報じられる。今年の日本の夏も猛暑予測が出ている。中国・東北地方も梅雨入りしたようで、猛暑からひと時はしのげるだろう。それでも夏日には熱中症対対策の呼びかけが繰り返されている。

 それは夏日予報の出ている日だった。待合室のテレビから、熱中症対策や健康管理について繰り返し流されていたのは梅雨入りの少し前だった。待合室で待ち時間をつぶすのはTVを見るしか策がない。若いタレントが健康の話しで、さっぱりした物を食べて健康を保ちましょう、そのコメントが終わった途端、年配の女性が「そんなことじゃあ夏は越せんいね」と笑う。

 そして「きちんと栄養のある物をしっかりたべること」と隣の人と会話が始まった。聞こえてくる話から、その女性は「この年ですがお肉をしっかり食べます」と話す。量は少ないが美味しく食べると気持ちも明るくなる」という。どんな料理か分からないが、肉は心身を健康にするらしい。

 そんなことから何日か後だった。スーパーの肉コーナーに先の女性の話しを裏付けるような掲示が目に付き苦笑した。美味い肉は栄養が付きます、肉太の一字一字そう呼びかけているように見える。並んだ肉のどれもが輝いて見え。屋外でのBBQを楽しむ時期、円安の影響が少ないことを願う。

 (今日の575) 栄養を摂って猛暑に立ち向かう
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錦帯橋かいわい

2024年01月30日 | 町かど

 ある待合室の書架で「錦帯橋かいわい」という一冊が目についた。日の出を迎える橋の陰影が目につく。手に取り繰ってみると、錦帯橋周辺の在りし日の様子が写真とともに載っている。知った顔や商店街や行事など懐かしい。以前ご当地検定を実施したことから、こうした記事などへの興味が続いている。発行は中国新聞社で2005年3月とある。書店購入は無理だと初めて本を通販購入した。

 昨年は錦帯橋創建350年で各種のイベントが開かれ、錦帯橋への関心が高まった年だった。
掲載の写真を眺め、記事を読むと、かつての街の賑いや活気が昨日のことのように蘇り、読み終わった頁をしばらく見つめる。記事にある名前の人らの姿には活躍されていた姿を思い出す。
 
 しかし、時の流れとはいえ、今は掲載の店々を含む多くが閉店や移転などで閉まり、シャッター通りとなっており、残念ながら収録された頃の賑いは消え、人通りもほとんどなく、あたりは寂しくなった。
 
 この界隈はよく散歩している。読後感、ここは錦帯橋から数分と掛からないに場所にある。ここを昭和時代の商店街に復活をさせれば賑いが戻るのではと、夢のような空想が湧く。現実は今風に建て直しの新築や更地は駐車場に変わるなど、時代姿を残すのは容易ではない。そんなことを思いながら、数年前、百年続いた店を閉じる女店主が「涙は枯れました」という潤んだ声は忘れられない。

 (今日の575) 小店は大型店に蹴散らされ
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川鵜の芸術

2024年01月07日 | 町かど

 ひょいと見れば、崩れ落ちて海上を漂う流氷に何羽かの黒い鳥が羽を休めている、ように思ってもらえると話を進めやすいのですが。ここは海上ならぬ、国の名勝・錦帯橋の少し上流にある錦城橋のすぐ上流で橋上から見下ろせる。夏の鵜飼いシーズンには鵜匠操る鵜飼い船はこのあたりで向きを変え錦帯橋へ向かって下り、遊覧船の客を楽しませる。

 羽を休める黒い鳥はカワウ(川鵜)で、鵜飼いの鵜は海鵜なので異なる。アユ釣りを楽しむ知人から聞いたことがある。アユのシーズン、川鵜が獲るというか食するその量は桁外れで、友釣りを楽しむ釣り人を怒らせる、そうだ。白い岩の上流で川鵜のアユを追う様子を眺めたことがあるが、友釣りの人らの釣果地上は確実と思った。

 川鵜が釣り人を悩ませるほかに、川鵜の糞害も相当なものだ。ここより下流2キロ余のあたりに竹林がある。その竹林が真っ白になるほど糞で汚したこを書いたことがる。ねぐらを変えたのか一時遠のいていたが今でも見かける。川鵜の糞害はここだけでなく各地で起きている様だ。

 この岩は鳴子岩と言い、小学校夏休みの遊泳はここから下流と注意されていた。最近、「鳴子岩とはこの一帯の呼称で、浮かぶ岩は屏風岩と呼ぶ」という古書の解説を目にした。見る場所を川原に移すと、屏風形にも思える。この謎は学習して改めてということにする。

 (今日の575) 川鵜たち生きんがためのアユ獲りか
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本日休業

2024年01月05日 | 町かど

 散歩で歩く通り、活気に満ちた商店街と紹介したいが、ここでは天変地異が起きてはいないが、ほとんどが閉店でシャッターの閉まった通りで車も人も見えない。こんなかつての賑わっていた商店街が様変わりしてもう何年になるだろう。郊外の大型店舗に客足をみんな持っていかれたと旧知の店主は嘆く。

 それでも、飛び飛~びに開いている店はある。「正月休み、ご迷惑をおかけします。5日から営業します」という内容の店主手作りらしきお知らせの張り紙、そこには大型店舗では感じられない温もりが伝わる。地域密着のお店だと感じる。

 表通りには面しているが、入口が横側の美容院がある。今のおんな主は私と同年配で2代目、地元の人が主な客筋という。だが、市街周辺部から始発のバスで来店する人もおられるというから、閉めたくても閉められないかもしれない。そのお店のお知らせは、入り口の戸へ無造作に立てかけられた「本日休業」の4文字。

 長方形のスギ板を少し加工し、今日は何の日かを記す文字、実にシンプルで分かりよい。なじみの客なら、休みを間違えてやってきてもクスッと笑って、次に来た時の笑い話になるだろう。撮りながら強い風が吹いたら飛んでいかないと心配になった。店は小さくてもそれを笑い飛ばせるオーナー、客は体調を心配してるのだが。

 (今日の575) 四字熟語ではない4字あっけらか
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知恵ですねえ

2023年12月25日 | 町かど

 かつての城下町の名残、と少し誇らしげに話せる地域がある。それはそれでいいんだが、車社会となり最も困っている一つに幅員のせまさがある。軽自動車がやっと通れる、歩く人は避けて車を通らせる。こんな道が場所によっては迷路のようになっている。そうした道も散歩道のひとつで、気の向いたままに歩いている。

 先日、そんな細い道をスマホを見ながら歩いている男女の二人連れに出会った。都会風な服装にどこの人だろう、と思って行き違うとき「お聞きします」と声が掛かった。二人は、関西から観光で来ている。行き先々で、こうした古い通りを探して気ままに歩いているという。二人が疑問に思ったのは、道が交差するところで、三角形状に敷地が切り取られているのが不思議で声を掛けたという。各地を見て歩く人らしく、良く気づかれたと称えた。

 この地域は道幅が狭く、小さな車がやっと通れる個所がいくつもある。小さな車でも、道幅が狭くて角が曲がれない、そこで角地の敷地が三角形に道となっている。そんな話をした。二人は「生活の知恵ですかね」と言いながら「参考になりました」と写真を撮っていた。1㎡何十万円の大きな街から来た人には不思議だろう。

 世の中にはいろいろなことに興味を持たれる人がある。そんな多くは報道で知ることが多いが、最近はSNS発信もあるようだ。地方の小さな街の細い道のどこに再発見があるのだろうか、この次に出会ったらよく聞いてみたい。

 (今日の575) 入り組んだ細い道幅由緒あり
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飼い主さ~ん

2023年12月15日 | 町かど

 週明けから寒くなるらしい。瀬戸内のこの地でも最低気温マイナス2度が予想されている。北海道や東北の皆さんには笑われるだろうが、この温度は極寒と感じる。経験から車の運転も歩く人も神経を集中し最大限の注意を車や足元に払う。凍結道で前方を歩いて来ていた人が転倒した。私は停車したが、転倒した人はスルスル滑って車の直前で止まったという経験がある。

 そんな寒さが予想されるなか暖かい張り紙を見つけた。散歩の通りの電柱に「あれはナニ」と思える張り紙が見えた。手製の張り紙には「猫を保護しています」のタイトルで、2匹の猫の写真が印刷してある。猫の特徴など、飼い主ならよく知っていると思う内容が記されている。猫を飼ったことは無いが、愛くるしい目をしている。

 飼い主のいない猫の保護活動をされている人のブログなどを見ると、飼い主と同じように親身な活動の様子がうかがえる。1度、知人の指さす先に置かれた段ボール箱に数匹の生後直後の子猫がいた。突然、カラスが舞い降り1匹を銜えて飛び去った。知人は珍しくない光景と教えてくれた。

 張り紙には保護してる人の名前と携帯電話の番号が記入されている。「この子の飼い主さんはいますか?」と最後に呼びかけてある。いい人に保護された猫2匹は幸せだ、猫は人懐こいと聞くが、いい人に保護されて喜んでいるだろう。最後までしっかり飼ってほしい、よく聞く声、ペットを愛でる人はこれを守ってほしい。

 (今日の575) 庭に来て臭うお土産置いていく
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御菓子司 昭和堂

2023年12月04日 | 町かど

 今朝の購読紙コラムに知人の投稿が載った。久しぶりの掲載と思うが、読みながら、我が家から歩いて数分の所にある和菓子店だと分かった。店は「御菓子司 昭和堂」、子どものころから知っている店で、創業は昭和元年(1926年)というから店名に歴史を感じ、間もなく100周年になる。

 昔の記憶では、城下町時代の名残ある通りに店構えだった。今は入店しやすい洋風の店舗で店主は3代目という。子どもころには、こうした店舗の商品を手にした記憶はない。菓子といえば、TVではよく紹介される浅尾菓子店の品だった。父が心安くしていた店で、1斗缶に入ったせんべいなどを買ってきていたことを思い出す。

 錦帯橋界隈が市の中心を担っていたころの商店街はほとんどでシャッターが降りているが、菓子店としては昭和堂さんと風月堂さんの2軒で商いが続いている。昭和堂さんにはカフェもあり和洋の菓子がいただける。今ならカタカナやローマ字書きの店名になるかもしれないが、城下町の名残のごとく和名の店舗名にほっとする。

 私はケーキをあまり好まないので自ら求めて口にすることも無い。お茶やコーヒーと一緒に出されるケーキ類は、お断りをして手を付けないでおくことがよくある。だが、和菓子ならお茶であれコーヒーであれいただける。1度、和菓子の技芸に驚き眺めていたら「お嫌いでしたか」と問われたことがある。和は心を結んでくれる。

 (今日の575) 和の心菓子の飾りに四季感じ
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背中合わせの赤と緑

2023年11月28日 | 町かど

 郵便ポストと公衆電話が背中合わせで立っている。かつては珍しくないごく普通のまち角の光景だった。郵便の利用者は激減、代わって黒色の固定電話を便利に使った。その便利な代物も携帯形式になり、やがてコンピューター機能内蔵のスマホへと科学は進歩し、使える人の生活を大きく変えさらに進歩するだろう。

 写真の公衆電話、こんなことがあった。約束の時間に合わせて徒歩で通りかかった。登校中の男児2人がボックスの中を覗いている。声をかけると「財布がある」という。財布らしきものが電話帳の上にある。急いでいるので「学校へ持っていて先生に渡してから交番へ」と話し、私は学校へ連絡した。夕方学校から「交番に届け、忘れた人に渡った。ご指導有難うございました」と連絡があった。2人の男児の喜ぶ顔が浮かんだ。

 写真のポストにも思いで出がある。高校の3年間、夏と冬の休みに郵便局でアルバイトをした。仕事の一つに朝と午後の2回、ポストに投函された郵便物を自転車で集める。けっこな距離を走り鞄に溢れるほどのこともあった。写真のポストはその時のひとつ。当時は丸くて厚い台座に置かれた丸い型だった。今、どのくらい投函されているのだろうか。

 通信手段は日進月歩、いや今は秒単位かもしれない速さで進歩しているように思う。その進歩には残念だがついていけないでいるが、特殊詐欺には騙されないように、情報だけは注意し把握している。街角にはいろいろな思いが残っている。

 (今日の575) 町かどを曲がれば次の思い出が
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散歩の道ぞい

2023年10月05日 | 町かど

 散歩の道ぞい、何度も通っているが、おや、と気づくいろいろな物や形が目に入ることがある。どうして気づかなかったのだろうかと思う。注意散漫なのか、慣れに馴れきっているのか、それを聞けば歳のせいでしょう、という反応があるかもしれない。気づかないよりはましだろう、そんなのんきな散歩もまた楽しである。

 かつては城下町の名残が残る住宅地、商店街はシャッター通りに変わり、曲がり角が多く狭い道幅、そんな街並みだがガレージ付きの今風の家がまばらに建ち始め、街の見かけが車社会に変わっていく。ガレージには出入り安全のためにカブミラーが多く設置されている。みると何かほっとする。

 そうした中に、道路との境界が長い白壁作りの歴史を感じる和風の家がある。その白壁の上に四角いカブミラーが設けられていることに気づいた。見ると白壁の屋根に当たる瓦の並びが写っているだけで、防犯の役目があるようには見えないが、何かのこだわりがあるのだろう。ちょっと面白い構図なので無断で撮らせてもらった。

 彼岸花を楽しみにしている庭がある。赤、白、黄などこの時期には咲いていたが、今年は花の姿が見えない。猛暑・酷暑のためだろうか、よく手入れされていたように思うがどうしたのだろう。そんな気遣いをしながら、次の角を曲がる。とたんに車社会の現実に戻る。

 (今日の575) 在ったかな思い出させる曲がり角
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ちょっとのこと

2023年06月25日 | 町かど

 雨の日だった。こうした日の買い物、屋根のある駐車場に入れたいのはだれしも共通の思い。混雑覚悟で屋根のある駐車場へ入る。なんと、私が入るのを待っていてくれたかのように1台が動き出し、運よく何の苦労もせず駐車ができた。後続の子どもを乗せた車を見送った。

 買い物を終え車のドアを開けたとき、入ってきた1台が私の様子を見て出る車と思い左に寄ってハザードランプを点灯し止まった。こうしたことは私も何度か経験している。さて出ようとしたとき、止まっている車の後ろ、私の前方に1台が止まった。スペースもありハザードの車の横を通って抜けると思って待ったが動かない。

 「変な運転手」と思いながら見ていたらなんとその変な運転手はパッシングしてハザードの車に前進を促しているようだ。しばらくそんな状態が続いたが、ハザード点滅の車は根負けしたか走り去った。変な運転手は直進し場外に向けて去った。私の出た後には別の車が止まった。

 変な運転手のしたことは私には理解できない行為だ。止まっている車の横を抜ける運転は、運転免許更新の実地では必ずある。変な運転手は中年の女性、いつもこうなのだろうか、これでは事故やトラブルが起きる。ちょっとしたルールやマナーが世の中をスムースに回す、運転も同じだぞ、そう思いながら雨の中へ出た。

 (今日の575) 高級車マナーあってこそ価値生まれ
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