日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

水位計の意味

2017年06月30日 | 生活・ニュース

 寝入っていても地震、強風、雨や雷の大きな音、近寄ってく来る緊急車のサイレンなど平凡な日常と違う状況には目が覚める。昨夜は気象予報の映像をみながら、夜半には強い雨だろう、そんなことを思いながら床に就いた。夜半の3時半ころ、自治体の防災メールで「大雨(土砂災害)警報」が入った。

 目が覚めたので県の土砂災害警戒情報をの降雨分布を開く(ガラケイ)と、市内でも時間当たり30㍉の雲が覆っている。雷も激しく雨音もそれに負けていない。5時ころまで強い降りが続いた。市内北部では降雨が150㍉近くに達した。また、山腹崩壊の危険有りという事で避難勧告も一部地域に出さた。被害は無かったようだ。

 この頃は梅雨の雨が、子供のころ経験していた梅雨末期の大雨のような降り方、温暖化で日本も亜熱帯に近くなったのかと思わせる。しかし、水不足解消には有効な雨だったことに間違いないだろう。夜半の降雨の最中、市内北部では河川水位が上昇、水防団待機水位に達していることがガラケイ画面で確認できる。
 
 上流域で川幅の狭い個所では頻繁に発生すると聞いている。近くの橋には水位の危険度合いを示す位置が色分けして橋脚に表示されている。増水したら河川に近づかないことが身も守る第一だ。消防団待機水位の次は氾濫注意、次は避難判断、最後は氾濫危険水位となっている。刻々変わる河川の水位、見には行けないので情報から身を守る判断も合わせて心づもりしておこう。
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削られても

2017年06月29日 | 生活・ニュース

 鉄路の枕木、その端に幾株かの花が咲いている。枕木の近くに花を植栽するとは思えない。どこからか飛んできた種子が枕木のそばで芽吹き育ったのだろう。しかし大きく育ちすぎ、見たわけではないが伸びた茎や葉はそのほとんどがジーゼル車の底部によって削り取られている。おそらく花の姿は見られなかったと思える。しかし、植えらえたように数株並んでいるのは不思議だ。

 大都会のビルの谷間を走る列車ではお目にかかれない光景、ローカル線ならではの花の風景。削られた花から少し離れた場所には、近くの人が手入れされた花壇が鉄路に沿って続いている。この日も、高齢の男性が花の根回りを手入れされていた。声をかけると「喜んでもらえればうれしい」、汗をぬぐぬぐいながらの笑顔だった。

 もしかして、削られた花もこの花壇から分かれたのかもしれないとふと思った。花壇で美しく咲くか、あるいはジーゼル車に頭なでなでされても生き続けるか、二通りの生き方もある。「人生行路難し」というが、一生は容易ならないものである事を目の前に見る。なんだか背筋を伸ばせと教えられる。

 近々、喜寿の級友会を開く話をしたら「刎頸の友か」と聞き覚えのある言葉が返ってきた。咄嗟に級友会とその言葉の繋がりが分からず後刻確認としたら、一緒に首を刎ねられても悔いはない付き合い。それほどではないが、肝胆相照らす飲み会であることは間違いない。遠路の参加者から宿泊ホテルの連絡が届いた。
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交通安全表彰盾

2017年06月28日 | 回想

 久しぶり、積んどる本や書類、読みかけ物の整理を兼ねて探し物をするため部屋の片づけをした。本箱の上に置いている箱類も何を保管しているか記憶していない。開けると忘れているが目にすると懐かしく、保管していたことを思い出す。しかし、そればかりではないものもある。処分したくても何となく踏み切れず残した物もある。

 しっかりした大きめの箱も何となく残した一つだった。立派な盾、そんなにはもらえない一品と受け取ると時に聞いた話を思い出した。銘板には「優良自動車運転者表彰 平成8年度 中国管区警察局長 中国管区交通安全協会長」と刻まれている。支えられてではあるが運転免許取得から50年余、反則金や罰金、減点などの処分を受けずに来れたのは不思議な気もするが「反則金など払わない」というケチ根性が遠因かもしれない。

 初めての安全表彰は自治会長の推薦で1979(昭和54)年6月に岩国警察署長、1992(平成4)年9月に山口県警察本部長、そして前記の管区警察局長へと続く。こうして具体的に書けるのは最初の表彰の時「こうしたことはメモでいいから記録しておくように」と自治会長から教えられた。そのメモを運転免許証に挟んでいる。

 「残るは大臣表彰です。安全運転に心して欲しい」、そんな裏話も聞いた気もするが、退職し毎日が休日の身になるとチャンスに出会うことがなくなる。受賞のための安全運転ではない、加害せず身を守るための安全運転に心掛けてきた。厳しくなる痴呆検査のある免許更新、忘れやボケ防止対策が大切、盾を眺めなら心する。
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期待の10代

2017年06月27日 | 社会 政治

 日本中の目が1尺3寸角盤上の81升目に注がれている。引退された加藤一二三9段は「藤井さんは30連勝は堅い」と20連勝半ばの時点でインタビューに応えていた。その30ひとつ手前の29連勝という新記録なるか、昨夜の将棋界最年少棋士、藤井聡太4段の結果を今か今かと待った。結果はプロデビューから半年で前人未到の偉業を成し遂げた。

 このところ10代が賑わう。新しいところでは陸上の18歳サニブラウン選手もその一人。世界陸上選手権短距離代表で100㍍と200㍍両方の出場選手にえらばれた。桐生や山縣両選手を抜いての代表である。記録がそれを証明している。卓球界は陸上界以上に激烈で小学生が世界を狙える域に達している。10代選手のこれからに期待出来る。

 心配がある、彼らの中には義務教育の児童生徒がいる。将棋界高段者の「藤井さんの授業時間が心配」という声を聞き、それを心配する人が周囲にいることに安心した。各界で子どもの活躍は頼もしいが、授業だけは何とか工夫して欲しい。小中校は該当しないのかもしれないが、羽生善治九段も出席日数が足りず、高校を卒業できなかった人の一人として知られている。

 将棋界公式戦29連勝という新記録達成にも驕る姿はなく14歳とは思えない沈着冷静な姿、映像に見ていて「まいりました」と応じたながら、将棋界の大山王将を思い出した。工場での講演要請に応じてもらえた。当日、最寄りの空港まで関係者が出迎える旨を伝えた。「私はプロです。約束した場所と時間に必ずお伺いします」と迎えを断れ、一人で、地方にある工場へ見えた。将棋界のいい意味でのプロの古さが続いている世界、藤井4段のプロ意識に期待する。
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盛大な喜寿の会企画

2017年06月26日 | エッセイサロン
2917年06月26日 中国新聞「広場」掲載

 40歳を過ぎた頃から、毎年続く高3の時の級友との飲み会。昨年「来年は喜寿を盛大にやろう」という乾杯でお開きにした。
 仰せつかった幹事の役目として、まず電話で出欠確認する。「おお待つとった」と気持ち良い返事につい長話になる。関東、関西からの参加もあり盛会になりそうだ。
 退職して時が過ぎ、なじみの店も少なくなった。最近は、後輩がおかみをしている店で開く。先輩風は吹かしてはいないが、心遣いがうれしい。
 毎回、飲み放題だが、酒量も減り料理の残りが増えてきたのは年相応かと感じる。しかし、話し方は青春時代のままだ。ただ、話の内容は経験した病気や健康への取り組み方などが増えた。
 皆に楽しんでもらえるための趣向を練っている。喜寿は紫色で祝うという。宴席の座布団の色は紫で頼もう。
 喜寿まで元気にこられたことに感謝し、さらに級友との絆を強めよう、などと思いながら名簿を作っている。 
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興風時報

2017年06月25日 | エッセイサロン


2017年06月25日 中国新聞セレクト「ひといき」掲載

 岩国を知る上で貴重な新聞「興風時報」がちょうど100年前の1917 (大正6)年5月に発刊された。戦時下には合併、休刊もあったが、56年9月まで月1回、延べ2千号以上が発行された。
 その閲覧が図書館でできると知り、訪ねてみた。「岩国を知る貴重な史料です」と係りの人は言って書架まで案内してくれた。
 父が「興風時報」の読者だったという子供のころの記憶が残っていた。また、数年前に仲間とご当地検定を立ち上げた時、検定資料を作成した。そうした作業の中で、興風時報の記事から引用した資料に出合ったこともあり、本物を読んでみたいと思っていた。
 創刊号は14㌻。発行所は岩国市でなく、山口県玖珂郡岩国町とされていた。1部3銭。広告は1行15銭、発行の年号に紀元と西暦を併記するなど時代を知る上で参考になる。記事内容は現在の新聞ローカル面と大きな違いはないが、町内の出生状況や行事が細かく載っていてほほ笑ましい。
 豊富な記事内容を目の当たりにして 「貴重な史料」という説明に納得した。高度に通信手段が発展した現代とは格段の差がある時代の取材、大変だったろうとも想像した。
 記事に句読点はあるが、改行はない。べた書きで少し読みづらい。初めて見る字、読めない字も多い。
 まだ1冊目のファイル2年半分を見ただけだ。全18冊を見終えるには相当な時間と努力が必要だが、郷土を知るため続けたい。
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ジャガイモの収穫

2017年06月24日 | 生活・ニュース

 道沿いの菜園、しゃがんで小さな鍬を畑に打ち下ろす、そんな後姿を見ながら何だろうと近づく。見ると傍に掘ったばかりのジャガイモが転がっている。声を掛けると、「腰が悪うて鍬が使えんけえこれで堀よります」と小さな鍬を見せて笑う。梅雨らしくないからりと晴れた日差しを受けながらの作業はさぞきついだろう。

 「なあに、終わったら缶ビールが待っとります」と汗をぬぐいながら笑顔で返事をくれる人は私より年配に思える。「これだけ収穫できりゃあわしら夫婦で1年食べられますけえ助かります」、聞きもしないが話されるが、収穫は半分も終わっていない。黒い肥沃そうな土、別れがつらいのか掘られたジャガイモにしっかりついている。「二つ三つ持ってお帰りませえ」と勧められたが「お気持ちだけ」と言い置いて立ち去った。

 子どものころは畑の作業はよく手伝った。特に収穫時は親の助けになった思っている。掘ったジャガイモやサツマイモ、抜いたタマネギや大根、白菜などは抱えて運んだ。ジャガイモやタマネギは雨の時期の収穫、濡れないよう濡らさないようお天道様の機嫌のよい日だったように思う。両親はジャガイモやタマネギは1年分の食べ量を作っていた。

 北海道には昨年3度の台風が上陸するなどが原因でジャガイモ生産量が激減、その影響でポテトチップスの生産が止まった。食用以外にも思わぬ影響が出るほど農産物は全国共通の市場になっており、何か事あれば危機になる。いただいた野菜を整理しながら大事にしなければなどあれこれ思う。
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素人の作品展

2017年06月23日 | 陶芸

 「展覧会」は美術品や工芸品を並べて見せる会、「展示会」は品物や作品を並べて一般の人々に見せる会。見せる会は同じ言い回しだが違いは大きい。美術品や工芸品は展覧会、品物や作品は展示会という区分けになる。世間には似て非なり、似ても似つかぬという表し方がある、その一つの例示になる。

 月2回の陶芸教室、高齢者ばかりのクラブではあるが、それなりに楽しんでいる。窯出しされた自分の作品以外にも思い思いの評を下すのもまた楽しである。そんな焼き物も回数を重ねると積み重ねる作品数もかなりになる。会場が空いているよ、そんな呼びかけがあると、重ねている作品を広げるチャンスと展示会になる。

 出品は陶芸品だけでなく、陶芸以外の趣味を楽しむ人も多く、そこで趣味の作品も展示する。竹細工、手芸、写真、発明など年齢にふさわしい作品を持ち寄る。展示すると、素人目にはそれなりにいい作品だと胸を張る。菜園趣味の人も多い、次回からは季節の野菜も併せて展示・販売すれば来場者増になるのでは、と思う。

 会場はJR岩徳線の西岩国駅。駅舎は88年前に建てられた洋風建築で錦帯橋にちなんだところがあり、国の登録有形文化財に指定されている。落ち着きのある展示場の高い天井のアンティークな照明灯は昔を知る高齢者を安堵させる。会期は7月1日まで、駅舎と合わせ作品を見ていただければ幸いです。
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雨塊を破らず

2017年06月22日 | 社会 政治

 この地方では恵みの雨と喜んだが、各地で雨が原因の被害が発生した。ニュース映像によると台風時のような状況も発生している。ひと雨あるごとにこうした現象が発生するのは、言われている通りの温暖化が原因だろうか。だとすると温暖化防止の京都議定書に続くパリ協定は何としても達成して欲しいし、米国のわがままを翻させてほしい。

 スイカ農家の話しでは雨が少なく太りが今一歩だったが、この雨が何とかしてくれると喜ぶ嬉しそうな笑顔。これが天空に届けば土砂降りでなく、必要なお湿りを必要な時に届けてくれるかもしれない。PM2.5も洗い流されたのか周囲の山波や木々の緑がすっきりして見える。緑は目にいいという、しばらく遠くを見つめる。

 公園のアジサイも少し生気を取り戻したか、洗顔の後のようにしゃきっとして見える。これに誘われたのか何種類もの虫たちが花によって来る。、繰り返し繰り返し飛んでくるのは近くの何処かに蜜を運んでいるのだろう。小さな虫も生きつなぐために雨の合間に働く。何をしているのか、名前は知らないが小さな白い蝶が花に止まることもなく飛び続ける。

 「雨塊(あめつちくれ)を破らず」という。これは、「太平の世には、雨も静かに降って土をこわさず、草木を培養することをいう」。確かに冷戦終了後一番きな臭い時のように思う。それを鎮めよと警告するため天は雨のたびに強く降らせる。類似語に「吹く風枝を鳴らさず」とある。明日は沖縄慰霊の日、一方で空母艦載機移駐受け入れで極東最大の米軍基地が決定する日、大洪水の来ないことを祈る。
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夏至の朝

2017年06月21日 | 自然 季節

 昨夕から降り出した雨は2週間ぶり、明け方には小降りになり市内では30㍉から50㍉の雨量を記録した。水不足や地割れしていた稲田は潤っただろうか。米の収穫減は生活費へ大きな影響与えるだけにこの時期の水不足は大変気になる。先日、錦川の支流の支流で水がなく川底の石が初夏の日差しに白く輝いていているのを車窓から見て驚いたばかりで、昨夜の雨は恵の雨と思った。

 昨夜、日付の変わる少し前に大分で震度5余りの地震があり我家も震度1を感じたらしい。早朝5時過ぎ、新聞を読んでいて地震を感じたが震度の表示はなかった。そんな揺れる日変わりで明けたが、今日は24節季の一つ夏至で、一年でもっとも昼が長く14時間余。沖縄地方では梅雨の終わりを告げる南からの強い風が吹いているが、瀬戸内はこれから梅雨本番だろう。このままでは水不足は確実となる。

 高齢で米作りが自分では困難になり、その全作業を委託したという方が「50年近く前は6月の下旬から田植えをした」と話す。早くなった原因の一つに最近は冷害を心配しなくなったから、と思わぬ話に驚いた。品種の研究や改良もあるのだろうが温暖化が影響しているのだろうか。昔に比べ泥落としが早くなった、農業専門屋という人のブログに載っていたのはそんな背景があるのだろうか。

 午前中、所用で3か所訪問をした。「こんにちは」の挨拶に続けて「むします」と付け加わる。車運転中はエアコンで暑さなど感じないが外はむす。今日から扇風機を出したと私の方へ羽を向けてくれる。心地よい涼しさに扇風機活躍の季節到来を知り、今夏の暑さはどれほどになるのかと気にしながら体調管理をしっかりして乗り切ろう。
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