日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

素直な答え

2008年10月31日 | 陶芸
                 

教わるうちに少しずつ分かってくる。が思うようには出来ない。世界で1つの作品を作ろう、と誘われて月2回の陶芸教室へ通い始めて10ヵ月が過ぎる。

ろくろに置いた粘土を両手で捏ねて形を作る、鋸も鉋も釘も槌も鋸も要らない造作なのに、思い通りにならないものだといつも悔しい思いをしている。うまい人の作品を見ると神の手かと思う。

気に食わない作品は地面に叩きつけて壊す陶芸家、ドラマではよく見かけれシーンだ。教室ではさすがにそれはない。

素焼きされると1割くらい縮み小ぶりに仕上がる。それを撫ぜながらここの処をこんなに仕上げたかった、厚みが均一でなかったので歪んだ、ひび割れたが何故だろうと、素焼きという造作への素直な答えを見せ合いながら仲間と話し合う。

盗んで学ぶというが、うまい人の造作の仕方を見るのも参考になる。首を右に左に振りながら手を動かすうちにいい形に仕上がる。それは素養とセンスが備わっているとしか思えないが、盗もうと観察する。

教室の仲間は定年を過ぎたものがほとんど、作品作りも楽しいが同世代のわいわいがやがやも楽しんでいる。年明けには素人作品展の計画が発表された拍手が起きた。盛んになりそうだ。

(写真:釉薬の洗礼を待つ素焼きの皿)
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機に臨んで

2008年10月29日 | 生活・ニュース
                

サブプライムローンを起源としたアメリカ発の金融危機とそれにつならる不安定の波は、大津波となって世界を襲っている。資産価値が幾ら低下した、庶民には無縁の金額が報道され、株に関係ない者にまで不安を与えている。

時代は遡り古くてその内容は今に生かすころは出来ないが、危機に遭遇した時の管理者の姿勢を示した思い出がある。

第1次オイルショック後の日本は「高度成長から低成長時代へ、社会も経済もその基調が180度転換」する時を経験した。あのころ大量の新卒採用中止で涙を流された人たちは50歳代、いま再び厳しいときを迎えられている。管理職の立場で苦労されるだろう。

そのオイルショック後の1976年の年明け、工場の社員全員に小さな冊子が配布された。高度経済成長という背景に助けられ創立20周年を迎えたけれど、会社はこれまでに経験のない厳しい状況に置かれた。

その前提で「新時代に生きる心構え」と題して、社員の思考と行動の一指針として欲しい、トップの考えが示された。内容はともかく、機に臨んで素早く方向性を示すことの重要性を学んだ。

総選挙の有無がニュースになるとき、打つ手が選挙前の大判振る舞いに見えるようでは「本当の対策」にはならない。確かな情報と確かな方策を一刻も早く示し、安心とその先の希望が見えるよう、わかりやすい言葉で語って欲しい。狂乱物価はごめんだ。

(写真:買占めに走った狂乱物価、Yahoo画像検索より)
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ラッキョウの花

2008年10月28日 | 生活・ニュース
               

小さな段々畑の1段に小さな小さな紫色で釣鐘状のラッキョウの花が一面に咲いている。雑草の刈取られた段々畑の法面は薄緑色の花器のようで花を引きたてている。農作業の美術展に見える。

最近知ったことだが「ラッキョウの花見」があるという。花見といえば桜、秋の花見はコスモスと相場が決まっている。ツアーで行くラッキョウの花見があるそうで驚いた。

花見の時期は10月下旬ころから12月の初めころまで、摘んで持ち帰る人もあるという。花見の光景は見たことはないし摘んではならないものと思い込んでいた。

ラッキョウはこの地でも沢山栽培されている。ラッキョウ漬けの独特の臭いを嫌がる人も多いが、歯切れの食感と音は食欲不振を解消することもある。ラッキョウ漬けが3個あれば晩酌の肴はいらない、そう言った先輩もいた。

なん昔か前の話。畑のあるころは貴重な副食、また保存食として我家でも漬けていた。今はいただき物で十分に間に合っているようだ。なければ寂しい懐かしいひと品かも知れない。

花のあるところに蜜あり、ミツバチは花から花へ移りながら忙しそうにしている。

(写真:ラッキョウの花)
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手 帳

2008年10月27日 | 生活・ニュース
                

定年退職後はT書店のビジネス手帳を使ってきた。理由は使いやすいこと、折込の資料が非常に少ないことだろうか。

使いやすさのひとつ、2009年版は、08年の11月から10年の3月まで、17ヵ月間の予定が書き込める。退職しても11月近くになると翌年の予定が入り始める。いそいそと書き込んでいる自分を苦笑することもある。

サラリーマンのころ、会社手帳の記入欄は翌年の1月中旬まで、年末が近づくと文句を言いながらも2冊の手帳を持ち歩いた。

大した内容は留めていない。単なる忘備録だ。「重複した約束をしないこと、約束したことを忘れないこと」がその目的だろう。その日何があったか、簡単にはメモはしている。

書店には来年用の手帳が何十種類も並んでいる。改めて種類の多さに気付く。そばには同じように日記帳も積まれている。何れも立派なカバーが装着され豪華に見えるのだが、エコには背を向けたようにも思う。

それほど邪魔になるものでもないので古い手帳を残してはいるが開いて見ることはない。ではなぜ残しているのだろう、なんて深く考えるほどのことではない、なんとなくだ。

昨日から新しい手帳を使い始めた。古い手帳がまた1刷増えた。

(写真:再来年年3月の予定欄はまだ白紙)
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もみ殻とエコ

2008年10月26日 | 生活・ニュース
                

通り過ぎようとした道の向こう、収穫の終わった田んぼのひと隅に陽にてらされて小高い黄金色の富士山が立っている。車を止めて近寄ってみた。

それはどなたが脱穀されたの知らないが懐かしい「もみ殻」だった。高さ1.5㍍ほどの小さな山だが、その役目を終えた姿は霊峰富士にも似て気高い姿に見える。

薩摩芋はもみ殻に潜って冬を越した。大型たの渋柿、富士山柿は箱に入れられたもみ殻の中で熟され年明けにあめ色の姿を表した。子どもの手には大きすぎる熟柿は最高のおやつだったことを思い出す。

寒さに弱い作物を守るもみ殻、人の喉を通らない渋を抜き柿を塾す素晴らしいもみ殻、科学万能で世を処す今、こうした伝えられてきた自然の力を改めて見直すことが本当のエコ社会に通じるのではなかろうか。

最近、もみ殻をまきストーブのまき代わりに利用する方法が報道された。オガライトのように油脂分を全く含まない、環境に易しい燃料になるという。期待する。

ひとすくいする。半分に割れた数㍉ほどの小さなもみ殻も山と積もれば1つの大きな力を持った姿に変わる。何かを教わったようで粗末にできなくなり手に持ったもみ殻を元に戻した。

(写真:綺麗な姿をしたもみ殻の山)
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坂のうえの家

2008年10月25日 | 回想
                

子どものころは小さな川沿いの坂道を上ったところ、近所では1番高い場所に住んでいた。出かけるときは小走り、帰りは足腰鍛える坂道と楽しんだ。

道の両側には家が並び途中には子どもの遊べる広場もあった。柿や無花果、ビワなどの生り物の木が幾本もある。遊びの途中で「おばさん貰うで~」と哮けって試食したことは数知れない。

終戦からほどなくのころは、多くの家が自家用の農作物を作っていた。我家でも葉ものはもちろんのこと薩摩芋、ジャガイモ、玉ねぎ、里芋、麦などかなりの品数を思い出す。

両親が収穫から帰るころは坂の上り口で待つ。車など無い時代、収穫したものはリヤカーや大八車に積んで持ち帰る。坂道にかかると車の後押しする。弟と一緒に。どれほどの助けになったかしれないが「助かった」という親の言葉と石ころ道を記憶している。

父が逝って40年以上、母のそれからでも20年以上が過ぎた。園児らの楽しいそうな薩摩芋堀の映像を見ながら、子どものころのひと場面を思い出している。

(写真:手すりのある坂道の上に住む人はどなた)
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はがき随筆の書き方

2008年10月24日 | エッセイサロン
               

エッセイサロン月例会では毎日新聞「はがき随筆」の毎月の入選作10編を読み合わせ感想を述べあう、という項目がある。新聞掲載競争率数倍という、高きハードルを越えるためその真剣さは言うまでもない。

入選作の発表紙面に選者の1人でもあり同紙山口支局長の勝野昭龍氏の「書き方講座」が4月から始まった。入選作10篇とあわせ例会の大切な資料になっている。

「読書百遍意自から通じる」というが、容易にはできない。先ず、百遍読むための物を手元においてみようと、書き方講座をパソコンへ入力した。自分なりの下線や網掛けをして今月で7回。

「読んで涙が浮ぶ、思わず笑う、うなる、そんなときは迷わず掲載を決めます」と初回の冒頭に書かれている。なんでもないことのように読めるが「250字余りの短文の世界。そんな小さな世界ですが、奥は深いというのが実感です」直近の講座にある。

また「物語になっている、テーマが重要、ありきたりでない独自の表現」がポイントとも書かれている。そのひとつ、テーマの重要性については「この作業段階で善しあしは決まってしまうかもしれない、書く前によーく考えて」と結んである。

抜書きを時おり読みながら、掲載という高いハードルへ向かって助走する。

(写真:書き写した講座資料)
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モザイク

2008年10月23日 | 生活・ニュース
                

「ホテルのバーは安い」。公務後の夜の会合で超高級ホテルを頻繁に利用し批判の出ていることへの首相の回答。新聞の「首相の動静」で気になっていたいたことだ。

「行って何が悪い、聞くこと自体がおかしい、ホテルのバーは安い」と年収数億とも言われるが庶民派を名のる司会者が発言。コメンテーターもこれに同調したかのようは発言。

「銀座のバーに比べればホテルのバーは安い、しかし、連日のこの姿は庶民感覚からずれている」とこちらは庶民に見方するような見解、病院の待合室で見たワードショー。

事実はひとつだが左右上下に意見分かれすることはよくある。言われる事実が真実ならなんら問題はない。が、ホテルで秘書官と会食、しばらくするとある大臣と会っていたことが報道される。フィクションではよくある。現実に起こると何を信用するの、と問いたくもなる。

1枚の写真を見て「鳥が飛んでいる様子」「大きな川の淵にできた渦巻き」「風景の日本画」と見た感じは人それぞれに違う。出あったものが得たいの知れないものになると違いは大きくなる。

これはある物の写真に薄いモザイクを掛け渦巻き加工が施されたもの。見方で分かれます。おもてにはいつも真実をだけを出して欲しい。政治の世界では。

(写真:加工されたススキの写真)
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無人駅

2008年10月22日 | 回想
               

ここJR岩徳線西岩国駅は「旧市街地とか古い市街地」にあるといわれるが、かっては「岩国駅」とも呼ばれた由緒ある駅だ。駅舎は重厚な大正時代の建築で、旅の話題にはしばしば取り上げられる。

煙を吐きながら蒸気機関車が黒い客車を引いて長大なホームに停まる。何両だろうか、とにかく長い。昭和30年代の中ごろまでは朝夕見られた光景、多くの通勤通学する人の姿で賑わった。

駅前広場は「省営バス」が発着する、今風に言えばバスセンターで賑やかだった様子を思い出す。バスは後部に円筒形の炉を背負った木炭車で満員の客を乗せ錦川沿いを走っていた。

世の移り代わりに並ぶようにその賑わいも新市街地へと移り変わった。そしてかっての中心駅の姿はいつの間にか無人駅へと変わり、構内に3線あった線路も1線取り除かれた。

駅舎は委託管理となり、各種の展示コーナー、JAの旬の野菜市場、パソコン講座など地域に密着した新しい取組が進められている。朝市は馴染みの顔で賑わい、昔を彷彿させる。

昼間、広場からは幹線道路を走らない循環バスが発着する。1時間に1本1両の古びた黄色のジーゼルカーが停まった。乗客は年配のご婦人がひとり無人の改札へ。長大なホームはかっての賑わいを覚えているだろうか。

(写真:西岩国駅の上りホーム、下方が岩国駅方面)
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楽しくやろう

2008年10月21日 | パソコン講座
                               

かたかな入力し変換キーを押す、候補の中から選択し確定すれば漢字は簡単に入力可能だ。面白い例がある。

「うまくいかないがぞうさいずになった」と入力し変換したら「馬食い家内が像サイズになった」。本当は「うまくいかない画像サイズになった」と変換して欲しかったという(日本漢字能力検定協会が募った漢字変換ミスの年間賞)。

パソコンは教えれば、いや指示をすれば何でもこなし学習もする。例文のように入力された文字を意味を考えながら文章として変換はまだ出来ない。そこは人間様が優位に立てるところだ。

パソコン講座でパソコンは「何を、どうする」と指示されて仕事をします、と説明したら「ほぉ~私のほうが偉いんじゃー」と笑わせた方があった。そのあと「身構えてパソコンに向かわなくなった」とも話された。

ある仲良しグループのパソコン勉強会が新しく始まる。知りたいこと、やりたいことなどをテーマフリーで春までの半年あまりお手伝いする。楽しく進めたいと思う。とはいえ初回は「年賀状」作成のリクエスト。初歩は卒業したグループ、資料は工夫してみようと思案している。

(写真:作り始めた勉強会の参考資料)
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