日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

温い

2014年01月31日 | ウオーキング 散歩


 ウオーキングで出会うその人は「犬の散歩」ですと歩くことの説明をする。そして「連れて歩くのか連れられれ歩くのかよう分りませんが」と笑う。いつからその犬を飼われているのかわからないが、双方が思い合うような歩くその姿は、連れて連れられての両方に見える。

 その人が「今日は温うありますのう」と、この地方の言葉で話される。犬も着せられていた装いを脱がされ身軽な感じになっている。空には日差しを遮る雲はなく、風は吹かずのどかで春昼を思わせる。気持ちよさそうな蝋梅が塀の上から犬を見下ろしている。

 駐車場のわずかな窪みに昨日の雨が溜まっている。そこで数羽の鳩、野鳥なのかそれとも屋根付きで飼われる鳩か見分けはつかないが、その溜まった水を飲むしぐさを代わる代わるしている。溜まり水を飲まなくてもと思うが、飲むのは今でしょう、といわぬばかり、夢中になっている。温かくて乾いたのど潤しているのだろう。

 いつもより薄着で出かけた。それでも歩き終えるころには温かくて少し汗ばむ。1月も今日まで、立春はそこまで近づいている。午年に見合って駆け抜けたようなひと月だった。万能細胞はストレスを与えたことによって作製された。寒を言い訳に閉じこもっていた体中の細胞に刺激を与える準備をしなければ。 
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良いストレス

2014年01月30日 | 生活・ニュース

 
 今朝の報道、「生物学の教科書を書き換える成果」に世界が興奮と「新型万能細胞」のニュースが大きく報道されている。それは再生科学総合研究センターで作製された新万能細胞「STAP細胞(刺激惹起性多能性獲得細胞)」というそうだ。記事を読む前に言葉の整理が必要だった。ノーベル賞受賞の山中伸弥京大教授の作製されたのは「iPS細胞(人工多能性幹細胞)」、「ES(胚性幹細胞)」がある。万能性と多能性の違いに書いていて気づいた。

 今回の研究を主導したのは30歳の女性だった。STAP細胞は、初期の受精卵のように皮膚や心臓、胃、腸など体のあらゆる器官の細胞に変化できる細胞。再生医療への応用が期待され、iPS細胞を超える可能性を秘めているそうだ。これまで不可だった胎盤の作製が可能、これはすごいことらしい。

 科学誌として有名なネイチャー誌、最初の論文を突き返すさい「何百年にもわたる細胞生物学の歴史を愚弄している」という意見をつけたという。そんなストレスに負けずに歴史を塗り替える研究をされネイチャー誌に掲載された。ストレスといえば、STAP細胞は細胞に触れることなく、ストレスを与えたことで今回の研究が進んだというから、ストレスが新しいものを生み出す源になっていた。

 人はストレスという苦を乗り越えて生きているし、生きていかなければならない。忌み嫌われるストレス、適度のストレスレスは使い方や受け取り方で自己改革の起爆剤になる気がする。ならば、ストレスの感じ方が薄くなってきた昨今、細胞が活性化してくれるならストレスへ向かって進んで行くのも面白いだろう。挑戦してみるか。
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膨らむ

2014年01月29日 | 自然 季節

 
 昨年末にミニ門松の飾りに挿した梅の切り枝の米粒ほどだった芽が少し大きくなった。毎年、ミニ門松の梅が咲いて楽しませてくれるが今年も花が見られそうだ。咲いてくれるか否か、「見ぬが花」「待つうちが花」という。「物事は、実際に見ないでどうなんだろうと思いめぐらしているうちがいいものだ。予想してあれこれ話しながら待つのが最も楽しめる」、花を待つ思いをことわざにして諭している。

 こんな悠長なことは定年退職しているから言えることで、受験生は寸暇を惜しんで最終コーナーを回る取り組みにかけているだろう。そんな時期、あの東大がペーパーテスト中心の入試から脱し推薦入学制度を導入すると発表。ハードルは高そうだが、全学部で計で100名といわれる。東大が求める「スーパー高校生」とはどんな生徒だろう。

 入試の合格通知「サクラサイタ」の電報時代は大昔、発表された受験番号の写メ付きで届く時代、ドキドキしながら家で待つ時間が短くなった。そのサクラ、合格発表より一足早く今年の開花予想が出て瀬戸内のこの辺りは3月25日頃とか。そういえば散歩道の桜の芽も大きく感じられる。

 サクラの開花宣言は「開花標準木」に数輪咲くと出されるという。標準木のその位置で状況が違い、開花宣言が付近一帯の開花状況を示さなことは知られている。そんなサクラは学校の新学期が始まるころがなんとなくイメージにある。受験生へのサクラサクの開花宣言は早いほうがいい。夢膨らませて追い込みの受験生にエールをおくる。
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下絵付け

2014年01月28日 | 陶芸


 月2回の陶芸教室、制作は自由と課題の日がある。自由の日は字の通り各人が思い思いに作る。私は粘土と格闘するうえで苦手なことを指導員に質問したり、時には指導員自らが手本を示すのを参考にしている。

 前回の課題は雛人形。季節的にもいいタイミング、女性のメンバーは何昔か前を思い起こしながら挑戦した。その素焼きが窯出しされた。目も口も鼻もないのっぺらな白い顔が並ぶ。見た目はちょっと不気味だが、雛人形らしい優しい姿は備わっている。

 ここからが難儀な絵付け。髪飾りに王冠、十二単など細かな筆使いで仕上げる。特に顔の仕上がりは作品の良否に響くから、ここでの失敗は許されない。話し声のトーンが下がるのは真剣に取り組んでいる証だろうか。

 こうして制作した雛人形、展示会では思いのほか人気がある。素人の作品ということは説明なしでわかる。その素人らしさが良いのかもしれない。姿も顔立ちも同じものは一つもない、「みんな違ってみんな良い」という絵葉書の評を思い出す。さて、雛人形はどんな愛らしい姿顔立ちで2回目の窯出しをされるのだろう。ひな祭りは3月3日。
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少額だが還付あり

2014年01月27日 | 生活・ニュース


 学校の社会科で習った「権利と義務」、権利を主張するからには義務も果たす、これがルールだと教えられた。そんな義務の一つに税金を納める、納税の義務がある。毎年、この時期になると納税のための確定申告を促すお知らせが始まる。よくしたもので、それに見合うように確定申告に必要な受領書などが届く。

 今年の申告手引きの冒頭に「平成25年から平成49年までの各年分について、復興特別所得税を所得税と併せて申告・納付することとされています」と、優しそうだが避けることはできませんと、増税が掲げられている。税額は基準所得税額の2.1%、が東日本大震災の復興に充てられる。私はこれから25年間に渡って払い続けられるだろうか。企業に課せられるそれは前倒しで廃止となるのは記憶に新しい。

 18歳から納めはじめた税金、特に所得税はどの位納めたのだろうか。定年後の収入は年金だけなので、収入に大きな差は生じない。そこで税額に変動を与えるのは医療費、夫婦ともに高齢者扱いになると有難いことに支払医療費は下がる。下がる分だけ、所得から差し引かれる医療費控除も下がる。控除が減れば税額は上がる。

 そんな小さなことを思いながら確定申告書を作成、提出した。「この社会あなたの税が生きている」と手引きに載っている。毎年、税金の使い道が生かされていない事例が会計検査院から指摘される。無駄の指摘に強制力をもって対処することはできないそうだ。ならば、指摘された側は謙虚に是正し、再びやり損じのないよう税金を使ってほしい。申告書提出者も少なく、窓口の応対は感じよかった。
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市民活動のPR

2014年01月26日 | パソコン講座


 「市民活動カフェ2014」が岩国市民会館で開かれた。これは市内で自主活動する団体が日ごろの活動状況の発表と交流を測るために行われる。所属しているパソコンの会は親睦関係の陶芸と竹細工グループと合同で参加した。

 陶芸は会員の作品を展示した。ユニーク、世界で一つ、などと作品の感想いただいた。合わせて行った即売、売子役の会員さんの作品の解説と勧めもあり、完売には至らなかったが好調な売れ行きで成果が得られた。

 竹細工、女子児童が孟宗竹をノコを使って切ることに何人か挑戦していた。切り落とした時の満足そうな笑顔が印象に残る。いい思い出になっただろうが、持ち帰った竹を何に使うのだろうと見送った。竹コップも人気があった。「お父さんがビールを飲む」と乾杯の真似をした子に、お母さんが驚いた顔していた。

 パソコンは名前入りのカレンダー、名刺や名前シールなどをパソコンを操作しながら作ってもらう。2歳くらいの女の子がキー操作をうまくこなした。ただただ驚く、といううか、わが身の遅れを反省させられる。多くの方の訪問で混雑する受付を眺め、今年も参加してよかった、そう思いながらカレンダー作りを応援する。
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いろいろあって

2014年01月25日 | 地域


 月1度の仲間内での農作業、雨降りの日以外は続いている。専農かと思うベテランから初心者までその構成はまちまち。という自分は何十年か前に少しばかりの菜園経験があるが、ブランクが長く戦力とはいえない。でも、収穫品の分け前は十分にいただいている。これも参加する楽しみの一つ。

 菜園を作っていたころ経験したことのない事にも出会える。あるときは防獣柵の周囲を耕したごとく掘り反してある。イノシシが土中のミミズなど餌を求めて堀あさった跡と教わる。防獣柵を施してなかったら収穫はあきらめだった、柵施行の時のあれやこれやを思い出しながら、絶えない野獣被害を受ける農家の人を思った。イノシシの掘り返した跡を踏みつけてみたが何も応答はない。

 先日は高さ20センチほどの円錐状の土塊が置かれたようにいくつもある。これはもぐらのいたずらした跡ととか。もぐらは陽にあたるとことはないと聞かされていたが、深夜にでも地上界をのぞき見したのか、など思いながら数える。ひと月に1度、レク気分で参加でき、いい運動にもなる。こんな農園作業、毎日、菜園に足を運ぶ人らにはどう映るだろうか。

 もう一つの楽しみ、それは女性参加者の手作り弁当。前回はおにぎりが3種類、煮物揚げ物、酢ものに炒め物にサラダなど和洋中と何種類も揃う。ガスコンロ持参で温めた熱い味噌汁は寒風に冷えた体を内から温める。食べながら農作業の諸々から始まって、日常生活から政治、世界情勢までの幅広い会話は、知らなかった世情をわかりやすく理解できる。キュッと一杯、運転があるので誰も口にしない。こうしていい半日が過ぎる。
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定期交換すれば

2014年01月24日 | 生活・ニュース


 電力会社から「電気メーターの定期取り替えのお知らせ」が届く。取り換え日時、所要時間、電源切りとなるのでその対策など細かな注意書きが載っている。正確な使用量の計測のためには必要なことだ。お知らせを読んで一応の心づもりをしておく。

 最近のロボット、実物を見たことはないが、映像で見る限りでは人造人間といえる。あと一歩で人の用にたつ。その所作や動作は人を超えているものもあり、単なる機械や道具の域を脱しているように思う。ドラえもんは人間と同じに扱われている。アトムのようにマンガの科学がやがて現実となっていく。

 人間も人工多能性幹細胞(ips細胞)を使って体内臓器を作り定期交換すれば寿命は無限になるかも知れない。取りあえずは脳の交換を望みたい。メーターの取り換え作業を眺めながらそんなことを想っていた。作業は10分ほど、円盤が回転を始め交換終了。「活線作業なので気を使う、特に雨の日は辛い」というベテラン風の電工さん。取り換え後、持参のマイコンでデーターを読み込んだりアウトプットしたりと作業は続く。マイコンに慣れるまで苦労しました、日焼けした顔が笑う。料金は無料。

 原発、電力自由化、発送電分離、再生エネルギーの電力化など電気業界は難題を抱えている。抱えているが、安全と安定供給はないがしろにはできない。そのための末端でのこうした作業の一つ一つが必要で重要な意味を持つ。単に交換でなくその重要性を思うとき、電工さんの丁寧な作業に好感を抱いた。次回交換は10年後。
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凧あげ

2014年01月23日 | 回想


 正月、といえば屋外では羽根つきや凧あげ、屋内ではすご六やカルタ取りなどを思い起こすのは古いのだろうが、懐かしい。これらは一人ではなく家族や近所の子どもらが集まっての遊び、大きな声を発しながらはまった。凧は小学校の工作で作り、クラスの中で競い合ったこともある。

 それから何十年、奴の凧あげを楽しんだ稲刈り後の田は住宅地となり、新しい住人の住まいになった。それに並行して主要な地方道がつくられ絶え間なく車が通る。安全に凧あげできるような広場はない。凧糸を操りながら駆けて稲の切り株につまずいてころんだ事を思い出す。

 凧を安定して高く上げるためしっぽの工夫をした。新聞紙製のそれを少し長めに取り付ける。凧のあがる様子を見ながら最適な長さにするなど皆で工夫をし合った。凧の両肩からの2本と、お腹あたりからの1本、合計3本の糸の長さの調整もしていたような記憶がある。手に持ったゲーム機を指で操作するのでは、こうした自然と戯れれる工夫は体験できない。

 正月も遠くなった日、カイトを上げている親子を見かけた。冷たい風をものともしないような子どもの走りに向かって、高く上げるコツを大声で父親が教える。しばらく見ていた。そのうちに走らなくても安定してカイトが浮かぶようになった。しっぽの無いカイトがどうして安定して浮いているのか、考えたがわからない。気持ちよさそうに風に乘っているカイトも奴凧と同じように糸を操る人を見ている。
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仲よし

2014年01月22日 | 地域


 集団で下校している1年生。それはランドセルの黄色のカバーでわかる。先に「こ・ん・に・ち・は」と何人かが元気な挨拶をくれる。その子どもっぽい口調が、高齢の私の頬を思わずゆるめさす。元気に負けないように「お帰り」と返す。その時はもう自分たちの会話を始めている。

 そんな姿を見て思い出したのは「仲よし小道」。1939(昭和14)年の作品というから、今の小学生のじじばばが子どものころの唱。

   1、仲良し小道は どこの道 いつも学校へ みよちゃんと
     ランドセル背負って 元気よく お歌をうたって 通う道

       2、仲良し小道は うれしいな いつもとなりの みよちゃんが
         にこにこ遊びに かけてくる なんなん菜の花 匂う道 (以下略)

 3学期になり、幼かった1年生のイメージは薄れ、登下校時の言葉や態度にしっかり成長したことが伺える。この小学校では今の1年生から2クラス増え6クラスになった、と学校のHPに載っていた。多くの児童がいい意味で切磋琢磨し育ってと願う。

 ランドセルを背負いを手をつないで寄り添ったように帰る後ろ姿からは、仲の良さが伝わり和む。しっかりした足取りで角を曲がっていった。
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