日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

1年の終わりに

2023年12月31日 | 生活・ニュース
                 (昨年の除夜の鐘撞き)
 2023年、令和5年も今日で終わる。世界に目を向ければウクライナやガザでの戦闘、ともに世界から停戦を求められるが、国連を中心にして終息見通しは立っていない。ミャンマーなど内戦状態の地域も複数あり、ともに武力を用いて戦い、罪のない人々を殺戮している。

 購読紙の連載小説にこんな一節があった。戦争を好む庶民はいない。起こすのは権力を持っている人らがその原因を作っている。いったんその機運になると、それに反対する者は反乱者のように扱われ、時には罪人とされる。戦のそのむごたらしさを受けるのは主に子女で、武器など持たない平凡な市井の人々だ。

 国内はここにきて国政を揺るがす違法な政治資金問題が起きている。これは自民党派閥の行方を左右するかもしれない大問題と思う。国家・国民のためという演説は表だけのことで、政治資金に関する報道を見ると「いかにして選挙で当選するかに精力が注がれている」と感じる。しっかりと捜査しその全貌を開示して欲しいものだ。

 我が家の1年、定期通院は欠かせないが、長く寝込むことなく大晦日を迎える。先日、孫娘が短時間だが帰省し、明るく元気な顔で、話を一杯して戻って行った。今年の締めにふさわしい一日だった。あと残っているのは菩提寺での除夜の会。法話の後で鐘を撞く。コロナで中断になっていた坊守さん手作りの善哉のふるまいが復活する楽しみにしている。

 (今日の575) 世の平和願って響く除夜の鐘
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寿栄広食堂

2023年12月30日 | 回想

 何十年ぶりかに、よく利用した店の前を通った。店名は寿栄広(すえひろ)食堂、「中華ぞば」の大きな看板は昔のままの姿で掛かっている。その場所はJR山陽本線岩国駅西口を出て、右側の突き当りにある。周囲はすっかり様変わりしている。著名人も利用したホテルは14階建てマンション、銀行の支店などが進出、ある銀行の支店跡は大型交番に変わった。

 出張が多く部下に慕われる上司の時代だった。新幹線などない時代、東京への出張は夜行寝台、利用は今はない「あさかぜ」が多かった。終業後に出発まで駅近くの店で夕食をとる、というのは口実で、懇親の一杯を傾け、歓談していた。夜行利用だから懇親の終わる時間は決まっている。その店を出ると、寿栄広食堂へ誰言うともなく歩みだす。いい上司の一人だったことを思い出す。

 それほど広い店内ではないが、仲間うちはみんな「美味い」とほめ、味の気に入らない者はいなかった。ここが夕食本番だったかもしれない。ラーメンと餃子を食べ、発車10分くらい前には駅の待合室で上司を見送っていた。この懇親会以外でも外勤や私用でよく利用していたが、定年後に縁切れとなっていた。

 この日、昼食時間頃に10人くらい入店待ちの列があり「おお、流行っているな」と喜んだ。3時間過ぎた時間にも数名の入店待ちの人がいた。キャリーバックを曳く人も列にあり繁盛・繁盛とエールを送った。

 (今日の575) すえひろと言えば中華の代名詞
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しめ飾りは購入

2023年12月29日 | 生活・ニュース

 年末になると祖父は稲わらをどこから貰ってくるのか知らないが、それを使ってしめ縄を作っていた。そのころのしめ縄の状況は分からないが、3世代一緒に住むのが当たり前の時代、年寄りが各家庭で作っていたのではなかろうか。割と大きな輪の飾りだった記憶がある。

 町内でも、年末になると子どもを集めてのしめ縄作りが開かれる。新型コロナの関係で中止になっていたが、第5類になり再開された。自治会の世話をするときに手伝ったが、参加した子どもらは楽しそうに、なかには独創的なしめ飾りを作る子もいた。それにはちゃちゃを入れる子もいたが、今思えば、そういう子も作りたかったのかもしれない。

 我が家は購入のしめ縄になっている。最近の店頭に並ぶそれはちょっと買いづらいものが多い。金や銀、赤や黄など原色で飾りあげられている。華やかには見えるが、しめ縄という趣が私には伝わってこないので購入は敬遠している。今年も子どもの頃に見ていた素朴な作りの物を求めた。物価高の時世だがそれは感じなかった。

 近年は輪飾りをつけた車を見かけなくなった。という自分も、年末には丁寧に洗車し、その後で取りつけていたが、ここ何年もご無沙汰になった。車向きの輪飾りを見かけなくなったことも言い逃れだが原因がある。高齢者の車事故は多い、一考の余地があるのかもしれない。輪飾りをつけると歳神様が訪れてくれると言われるから。

 (今日の575) 由々しきを払い除けししめ飾り
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十三夜の月でした

2023年12月28日 | 自然 季節
 

 昨夜は満月ということは聞いていたが「今年13回目の満月」というのは後から知った。ということで月の出を待った。TVでは満月が映されるが我が家からは見えない。何度か2階東側の窓から確認する。雲ってもいないのに見えない。何度目かに窓を開けると昇っていた。思ったより少し方向が違って、目の前の高い寺の本堂の屋根の上に、いつもの満月が輝いていた。

 いつものように手のひらサイズのデジカメで撮る。見え始めた直後は何本もの電線が邪魔する。しばらく待って電線を超えたところでようやくシャッターが押せた。横着でいつものように三脚を使わないで撮る。窓の敷居にカメラを置き、気持ちだけてぶれをやわらげるようにする。月面の表情は変わらないので10枚くらいで撮影は終わり。

 撮った後で12月27日は旧暦(大陰暦)9月13日にあたり「十三夜の月」と知った。「十三夜」とは、旧暦で毎月13日の夜の事を指し、特に旧暦の9月13日のお月見の事を言い、 十五夜から約1カ月後に巡ってくる十三夜は、十五夜についで美しい月だと言われ、昔から大切にされてきたと知った。 そういう意味ではいい記念写真だと喜ぶ。

 そんな意味ある十三夜の月は、今朝5時、白い雲の塊がまばらに散らばった西の空に進んで雲の切れ間に顔をのぞかせていた。意味も分からず記憶していた歌の出だし「河岸の柳の行きずりに・・・」は十三夜だった。人の心の中では美しい月も哀調帯びた輝きに見える、月は黙って受け取ってくれるのだろう。

 (今日の575) 十三夜知らずに撮りて見直しす
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今年最後の墓参り

2023年12月27日 | 生活・ニュース

 我が家定例の家事になっている墓参り兼掃除、暮でもありいつもより少し早めに済ませる。車で墓のそばまで行ける。今日は少し早めに出たので最も墓に近い場所に駐車できた。気温は8度くらい、風が無く、南向きの斜面には日が当たり寒くはない。

 今年最後の墓参り。掃除を始めてしばらくすると何人かの人が声をかけて墓参りに見える。今日は、受刑者で引き取りての無い人が葬られている墓地にも掃除される人が参られていた。子供のころ頃からずっとこの位置にある。かなり前になるが墓石が新しくなり周囲も整備され、弔いの場にふさわしくなった。

 「風が吹かんので温いですのう」、こういって声を掛けられたのはたまに出会う高齢の婦人。この方について墓地での挨拶だけで何も知ることはないが、腰を曲げて杖をつき、背負袋(リックサック)には供花がのぞいている。ここは車で来ないと難儀な墓地、付き添いの人は見えないが、どこから歩いてこられたのだろうか。

 墓参りすると、畑仕事をされている良く出会っていた旧知の人に出会わなくなった。私より6才年上だが、昔から仲間内のひとりのような接し方をしてもらっていた。直近の出会いで「出かける先は医者だけ」と話されたことをふと思い出した。今日は、日がさし風が無く温いので出会えれば立ち話が弾んだろうとおもうが、畑の方からは何の音も聞こえてこない。お元気だろうか。

 (今日の575) 参拝の途絶えた墓石草の陰
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マイナー保険証

2023年12月26日 | 生活・ニュース

 マイナー保険証の利用は報道では数%程度とその低い利用者数が報じられっている。これを利用する方も、医療側で受け付ける方も、紙の保険証より手間がかかる。利用者は入力、医療側は利用者のあるたびに確認している。医療機関窓口で見ていて思うのは大きな医療機関では大変な手間、業務量増の気がする。

 定期検査で世話になる町の医院、最近まで「当院ではマイナー保険証の利用ができません。紙の保険証を提示ください」という掲示がされていた。先日、その掲示はなくマイナー保険証読み取り機が置かれていた。これまでもほかの医院では使用していたが、最新型なのかここでは異なる問い合わせが増えていた。全機器統一ではないようだ。

 若い先生で早くからマイナー保険証を取り入れた医院の受付での会話。年配の女性が「来年からこっちに変わるそうですが」と読み取り機を指さす。来年12月2日からは正式利用が決まった。先の女性は「使えんと診てもらえんのですか」と受付さんに問いかけた。しばらくは紙も通用するようだが、キーにタッチしたことの無い人らは困るだろう。といって暗証番号を明かすわけにはいかない。

 読み取り機が機器によって異なることを経験したが、複数の医療機関を受診する人はいくつかの操作が必要になる。しばらくは分かりやすい説明書のような利用方法を置くくらいのことをしないと普及は難しい、受付さんと年配女性の会話を聞きながら感じた。時間はあと1年しかない。

 (今日の575) 家庭医は顔パス証で困らない
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知恵ですねえ

2023年12月25日 | 町かど

 かつての城下町の名残、と少し誇らしげに話せる地域がある。それはそれでいいんだが、車社会となり最も困っている一つに幅員のせまさがある。軽自動車がやっと通れる、歩く人は避けて車を通らせる。こんな道が場所によっては迷路のようになっている。そうした道も散歩道のひとつで、気の向いたままに歩いている。

 先日、そんな細い道をスマホを見ながら歩いている男女の二人連れに出会った。都会風な服装にどこの人だろう、と思って行き違うとき「お聞きします」と声が掛かった。二人は、関西から観光で来ている。行き先々で、こうした古い通りを探して気ままに歩いているという。二人が疑問に思ったのは、道が交差するところで、三角形状に敷地が切り取られているのが不思議で声を掛けたという。各地を見て歩く人らしく、良く気づかれたと称えた。

 この地域は道幅が狭く、小さな車がやっと通れる個所がいくつもある。小さな車でも、道幅が狭くて角が曲がれない、そこで角地の敷地が三角形に道となっている。そんな話をした。二人は「生活の知恵ですかね」と言いながら「参考になりました」と写真を撮っていた。1㎡何十万円の大きな街から来た人には不思議だろう。

 世の中にはいろいろなことに興味を持たれる人がある。そんな多くは報道で知ることが多いが、最近はSNS発信もあるようだ。地方の小さな街の細い道のどこに再発見があるのだろうか、この次に出会ったらよく聞いてみたい。

 (今日の575) 入り組んだ細い道幅由緒あり
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イブの風景

2023年12月24日 | 生活・ニュース

 今日はクリスマスイブ、子どもが成長してからは格別のことはしなくなった。スーパーの店内は日曜日ともあって混雑している。いろんなコーナーにいろんな姿をしたケーキ類が並んでいる。総菜コーナーには家庭向けパーティー用の料理が所狭しと並び、セットしたお持ち帰り用の寿司セットが、積み重ねておかれている。みんなしっかり買われている。

 先日まで歳暮販売の特別展示コーナーが、クリスマス飾りを施し予約された今夜のパーティー用の料理受け渡しとなっている。通りがっかた時には何人もの人が並んでいた。報道ではボーナスの支給額が全般的に増えているそうで、これも歳末景気の賑わいのひとつだろうか。日ごろは節約するが、こうした時に憂さ晴らし、と大笑いした主婦の笑顔が印象に残った。

 先日、親鸞聖人報恩講の法話で、仏教と一口に言われるが、日本には仏教で名前を知られた宗派が15くらいある、と聞き驚いた。半分ほどは初めて聞く宗派名だった。宗派ごとに宗祖にまつわる行事は行われるが、キリスト教のような姿ではない。仏教では4月8日のお釈迦様の誕生日を祝う「灌仏会(かんぶつえ)」、これは仏像に甘茶をかけ参拝し生誕を祝う行事だが、今夜のような賑わいは知らない。

 そうは言ってもちょっと手製の小物でクリスマスらしい飾り。何年か前に陶芸教室で作った30センチほどのツリーがメイン。来宅した人が「珍しい物で」と手に取って眺められたことがある。気持ちだけでもクリスマス気分に。

 (今日の575) あの料理粗末にするな願います
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みんな忙しそう

2023年12月23日 | 生活・ニュース

 所用があって朝から車であちこちと動いた。最低気温は7時30分頃にマイナス1.7度ほど、車庫の吹きさらしの温度計はマイナス0.5度、昨日に続いて寒い朝だった。車庫を出るとき、土曜日だがこんな寒い朝に早くから出かける人は少ないだろう、勝手な思い込みで走り始めた。

 いやいや、日ごろでもそう見かけない長い車列、渋滞とまでは至っていないが、何度かの右折レーンは長い時間信号を待つこともあった。右折矢印の交差点でも、直進車がなかなか止まらない。のろのろで長い車列に、直進車のドライバーもいらいら感があったのだろう。そのたびに「落ち着いて運転しよう」と自分に言い聞かせハンドルを握った。

 毎日が休日の年金生活でも忙しい日がある。ましてや現役の人はさらに忙しいことはよくわかる。そのうえ師も走るとい年越しまで1週間余、忙しさは日頃の何倍もだろう。でも、瀬戸内のありがたさ、豪雪地域の雪との闘いの苦労を思えば、冷たい風などとグッチていては申し訳ないことだ。

 タイミングよく空いた駐車場に止め歩いてそこまで。1本の柿の木が完全な裸木となって冬空に枝を伸ばしている。木の根っこ周りは綺麗なのでもれなく収穫されたのだろう。クマは出没しないだろうが、これでは野鳥が困るのではと思わせる。でも、この1年しっかり実らせるという務めを果たした姿にエールを送る。

 (今日の575) 大過なく勤めた裸木枝伸ばす
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強烈寒波の立冬

2023年12月22日 | 自然 季節
 
 冬至、ゆず湯に入るといい。子どものころ住んでいた付近の家々では「冬至にはカボチャを食すると風邪を引かない」、ということで食べた。我が家では今もそれにならっている。ただ、カボチャは夏に知人からいただいたものを今日のために保管していた。保存性の高いカボチャは昔の人の経験と知恵から引き継がれたという。

 列島は「強烈寒波」に見舞われている。北海道、東北、北陸、山陰など各地の豪雪との戦いを映像で見ている。高齢の人が「今年は格別」と言われるくらいの大降雪、交通手段がストップし生活にも支障が出ている。裏金でぬくぬくしている人らはこうした街の様子をどう見ているのだろう。

 この寒波、予報士の責任ではないが、伝える予報士はすまなそうに映像で詳しく説明する。ところが今朝の予報で予報士の明るい高い声が久しぶりに聞こえた。それは「暮れから年明けは暖かくなります」。誰もが喜ぶ予報だ。特に、全予報地点の元日は全部に晴れマーク、「初日の出が見えるでしょう」が実現しそうだ。

 これなら帰省の混雑が緩みそうだ。コロナ第5類移行で往来は活発になっているが、インフルエンザの感染は警報級で、せっかくの帰省、感染対策を忘れないように。今朝の市内の最低気温は7時30分頃マイナス2.9度(アメダス)、雪は星空の下で超チラチラ、瀬戸内の穏やかさには感謝しかない。

 (今日の575) 風に舞う積もらぬ雪も風情あり
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