日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

いよいよ盛夏に

2021年07月31日 | 自然 季節

 小学校のそばを通るとき大きな音で聞こえるのは音楽の授業。私の小学時代初めの頃は足ふみ式のオルガンを使っての授業だった。学年が進むと男のクラス担任でなく女性の先生がピアノで授業が進んだ。今、コロナ対策で開けた窓から聞こえる合奏の音色は複数の楽器、音感が膨らむのだろう。

 小学校は夏休みになって10日。校舎周辺から聞こえるのはセミの鳴き声ばかりで人の声はしない。閉じられた窓ガラスに夏の日ざしと青空が写っている。運動場は夏の日を受けて白く光っているが、人っ子一人ない。その周囲に植樹された大珠下で、虫取り網を持った子らが何か教わっている。これぞ夏休みの一コマと撮る。

 子どもらのいない校内から何かの音が聞こえる。それはなんと何と、衛生会社のバキュームカーの作業中で、10台近くも並んでいる。通りかかったとき、汲み取りを終えた2台が道路へ出かかった、立ち止まると、私を先に通らせてくれた。そうか、夏休みならではの大事な仕事かあるんだと知る。我が家でも年に1度は必ずお世話になっている。

 7月文月は今日まで、明日からは葉月8月に変わる。五輪のメダルラッシュは続いているが、心底喜べないのは新型コロナの新規感染者数の増加、県内は第5波突入、厳重注意をと知事が呼びかけ。一方で県内用の旅行クーポンは販売され、ネットで転売し利益を得ている者がいると報道あり、首を傾げる。フェンシング競技男子エペ団体の金メダル獲得メンバーの一人に母校の後輩、と言っても孫くらいの年齢だが「加納」の名前が有るのは喜ばしい。
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還暦の歩道橋

2021年07月30日 | 地域

 近所で唯一の歩道橋は三差路に掛っている。立看で「橋の点検のためご迷惑を掛けます」というお知らせがあった。その後、歩道橋の何カ所かにフリーハンドの〇印や文字が白い塗料で書かれていて、点検が終了したのだろう、そう思いながら橋全体を見ると、錆だらけが第一印象で、はげ落ちた錆が排水口に溜まっている。永いこと放っておかれたのだろう。

 歩道橋が完成したのは、写真中央から奥へ伸びる道路が新設された時、昭和35、6年ころと思うから60年近く前、人なら還暦、以前なら目出度く第一線から引退し定年を迎える。新設される道路工事をみながら、「こんな広い道路を何が通るのか」と思ったことを記憶しているが、それは私の常識の無さだった。道路は錦帯橋たもとから岩国駅まで続いた。

 この三差路を渡るとき私は必ず歩道橋を利用する。歩道橋近くで開かれたある集会で一緒した女性が、帰り道で「私は必ずここを渡ります」と階段を上り始めた。同じ行動する人があるんだ、そう思いながら一緒した。歩道橋そばにある小学校の児童は登下校時利用しているが、歩道橋を渡る成人はほかに見たことも出会ったこともない。

 ところが、この歩道橋を渡る成人を初めて目にした。それは中年の女性で、私の後から階段を上ってきた。大きな手荷物を下げた人だった。その姿から、この人も道路を横切らず歩道橋を渡る一人だと思った。この三差路は車でよく通るが、陸橋下を横切る人は多い。いつも飛び出しに気をつけて通過している。
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サルスベリ

2021年07月29日 | 生活・ニュース

 散歩沿いにあるあちこちの屋敷の塀から「サルスベリ」の花が夏空を背に咲いている。子どものころ、隣の家の広い庭にサルスベリの木あった。そのサルスベリの木は、剪定された短い枝が何本かついたが、見た目は幹だけのようでつやつやしていた。触るとすべすべしていた。幹の途中の枝に、子どもなら座われそうなほどの大きな猿の腰掛があったのを記憶している。

 いま、辞書を開くと「幹の皮が滑らかなので猿も滑る意」と載っている。猿も滑って上れないから途中に腰掛がありそこで休む」そんな話で納得していた様な記憶がある。木登り上手な猿が上れない、木の皮の感触はそれを不思議に思わなかった無垢なころもあったようだ。

 サルスベリは一般的には「百日紅」と書かれる。「ひゃくじつこう」とも読まれる。これにはある悲恋物語が隠されていて、その物語から生まれた花がおよそ百日もの間咲いた。サルスベリも夏の時期に長く咲くことかつけられた、そんな話もあるとか。その他に、表し方として、そのものずばりの「猿滑り」、初めて知ったが「紫薇」と書いてサルスベリと読む。材は緻密で細工に適する。

 しわしわの花は、一度咲いた枝先から再度芽が出て花をつけるため、夏から秋までの長い間咲き続けているように見るそうだ。秋になると早めに落葉する。その前に、まだ見たことはないが世代を繋ぐために実がなるそうだ。花を見上てて通り過ぎるだけなので実までは気づかなかった。これからは少し観察眼を持って見てみよう。
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夏バテを防ぐ日

2021年07月28日 | 自然 季節
 
 今日は何の日、「土用の丑の日」でウナギの厄日という。スーパーでも早くから鮮魚売り場に、目につく幟が何十枚も並んで呼びかけている。オリンピックと重なりウナギ店のデリバリーはこれまでの最高数と店主の笑顔を、ウナギは俎板の上でどう感じながら眺めているだろう。今年はシラスが入手でき少し値下がりというウナギだが、見た目は高そうだ。我が家は一足先に差し入れがあり丑の日を済ませた。

 ウナギは夏バテを防ぐという平賀源内の妙案が起源というから江戸時代から長く続いていることになる。同じく夏バテを防ぐため日本食糧新聞によると今日は「菜っ葉」の日。菜っ葉とは野菜の葉、葉の部分を食用する野菜を意味するそうだ。葉物野菜には、キャベツ、白菜、ほうれん草、小松菜、チンゲン菜、野沢菜、水菜、レタスなどがあり、ビタミン類、ミネラルが豊富に含まれている。

 野菜は肉のパートナーという。確かに肉料理には野菜やサラダが付き合わされる。肉を食べると燃焼して酸性物質が出来る。これを体内でうまく中和させるのがアルカリ性無機質の多い野菜、パートナートいうにふさわしい。映像では高級な肉と野菜ですと紹介されるが庶民にはあまり関係ない。地元の新鮮な肉や魚、野菜を買い求められるのは一種の贅沢かもしれない。

 県内には猛暑アラートの出た地域がある。昨日、今日と昼まで所用で外歩きをした。しっかり水分補給して出かけ、出来るだけ日影沿いを歩いた。裏通りではそれが可能だが、車の行き交う広い道では直射を浴びる。男性用日傘が売れているというが理解できる。日傘をさして歩く勇気が私にはまだ生まれていない。
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免許更新手続き完了

2021年07月27日 | 生活・ニュース

 後期高齢者になると運転免許更新の手続きが面倒になる。これはたとえゴールド免許所持者でも区別はされない。先ず、認知症検査、手続き開始通知が届いて受けるまで1カ月掛った。これで記憶力・判断力に心配ない判定書を手にすると高齢者講習の申し込み。これも受講まで約1カ月掛ったが、「高齢者講習修了証明書」を受け、3か月後の更新準備が終わった。

 高齢になると、一律のように身体機能、判断機能が衰え交通事故の原因となることがおおく、更新時の検査や講習が必要になる。概念では理解しているつもりだが、それがどのくらいのレベルなのかわからなかった。今回、検査結果を各人に示し、資料を基に、どのくらい低下しているかが説明を受けた。前回更新時にはなかった講義で、自分の弱点、衰えているところを知った。

 安全運転は認知・判断・操作の3項が正常にかみ合って初めて達成できる。このうち、ひとつでも事を欠いたりおろそかにするとヒヤリハットや場合によっては事故に連なる。視力の衰えは日ごろの生活の中で気づくが、動体視力や視野については衰えを認識しにくい。若い人との差異を図で示しての説明は参考になり、自分の注意点を知った。

 最後の実技で「これまで通りの運転で安全運転を続けてください」と個人的な講評を受けた。講師曰く「講習日だけの安全運転は見抜けます」という。、右折、車庫入れ、クランク、縁石乗り上げ、交差点通過、一旦停止、標識の順守、信号機のない三差路の左折などポイントはいくつもある。スピード控えめをはじめ安全運転の基礎を守って3年後の更新に挑戦しよう。
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貴重な学徒動員記録

2021年07月26日 | エッセイサロン
2021年7月6日 中国新聞「広場」掲載
 
 19日付―面の「市女の悲劇 招いた軌跡」の記事に目が留まった。舟入高(広島市中区)が、前身の広島市立第一高等女学校(市女)から引き継いだ学徒動員に関する戦時中の公文書や日誌などを大量に保管していた。よくぞこれだけ多くの資料が残されていた。そう思いながら読んだ。
 戦況が厳しくなるにつれ、学徒動員が次第に拡大し、応えざるを得ない学校の対応の様子が記事から伝わってきた。
 建物疎開で多くの学生が原爆の犠牲になったことは知っていたが、兵器工場などの過酷な作業にも動員されていたことを平和面の特集で知った。  
 和とじの表紙は毛筆書きで、文書の字も鮮明だ。私には「後世に必ず引き継いで」という訴えにも思えた。大半が未公開の内容という。史料としてしかるべき所で保管してほしい。
 原爆が投下された日、体調不良で動員を欠席し、難を免れた90歳の女性の「生き残った」がゆえのつらい体験を読んだ。二度とこういう思いをする人を出してはならないと強く感じた。
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戸車もなければ

2021年07月25日 | 生活・ニュース

 辞書で戸車は「戸の下または上下につけて、開閉をなめらかにする小さな車輪」とある。戸の上に取り付けた戸車はまだ見たことが無いのだが、どんなところでそうなるのだろう。車と呼べるほど精緻な物ではないが、容易に円滑に扉などを動かす能力を備えており、小さいからと侮れる物ではない。

 数年前に襖の開閉がぎこちなくなった。点検のため取り外すと戸車がついていて驚いた。昔住んでいた家のそれには戸車などなく、滑りが悪くなれば祖父母などは蝋を塗っていたことを思い出した。最近は戸車のつくことが普通になったのだろうか。動きがぎこちない原因は、戸車の車を被覆した柔らかい樹脂が壊れかかっていて回転が悪くなっていた。類似個所の戸車を全部交換した。

 先日から廊下の明り取り用に壁の下部に設けた半間ほどの小さな障子の動きが悪い。点検すると樹脂の小片が敷居についている。こんな小さな障子にもと驚きながら外すと、原因は前と同じように被覆樹脂が壊れかかっていた。我が家は新築から四半世紀過ぎ、あちらことらに気になるところが出始めているが、戸車程度で収まってくれることを願っている。

 家の中の小さな戸車一つが不調になっても居心地が良くない。飛躍しすぎるが、大きな組織になれば小さな一つの歯車の不調でも大きな災いの基になることは知られている。開催中のオリンピック、一番心配なのはコロナ感染対策。組織委から連日二桁の新規感染者の発表がある。どこかの歯車がぎこちなくなっているのではと思う。今夕までに阿部兄妹を含め日本は金5個と銀1個を獲得。
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点火者の予感当たる

2021年07月24日 | 生活・ニュース

 昨日の午後、オリンピック情報として「テニスの大阪なおみ選手が、オリンピック開会式に出ることになった。それによって24日の試合予定が25日に変更」と流れた。「これは聖火最終走者として点火を担う」と直感した。ひと息して「これは間違いない予感」と驚くくらい強いものだった。

 開会式の中継、時間が経つにつれ見たり見なかったり、演出の内容も理解できずいつの間にか本を読んでいた。ただ、予感が当たったか否か、それはそれで知りたく確認していたが、選手入場の途中で中継をあきらめ、今朝の朝刊に託した。地元紙、M全国紙の九州発行版にも載っていない。ということでネットで見ると、大阪なおみ選手23時48分点火とある。

 地元紙にも載らない情報が、北九州で印刷し山口県の東端に配達する新聞では到底無理なこと。M紙の北九州版には「最終走者 大阪」の見出しで点火後の写真が載っている。中継を見ないのは「お前はオリンピックに関心が低いから」と言われれば返す言葉はないが、あれだけ子どもの夢を膨らませると言いながら、真夜中の聖火台点火はいただけない。

 アメリカとの時間差を考慮したプログラムという説明に納得する。せっかく日本で開かれるのに日本の子どもらは就寝の時間帯、ビデオがあるというものの、せめてナイター中継くらいの時間ならよかったと思う。それは、1964年の東京大会開会式の日は勤務で中継を見れず、ニュースの断片でしか見れなかったことから思う。
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赤てん 2

2021年07月23日 | 生活・ニュース

 先日のブログで島根県浜田市での「赤てん」との出会いや美味さ、続けて食していることなどの思い出を書いた。その出会った市場のことが翌日の購読紙に載った。何度か立ち寄ったその市場がその後どうなっているかなど知る由もなかったが、紙面で再開したような気になった。

 記事によると、市が再整備した集客施設「はまだお魚市場」として全面オープンする、という内容。市場の紹介には、2階のフードコートではノドグロやサバなどの新鮮な海鮮丼も提供とある。ほかに、マダイやイカ、アジなどを使ったメニューもあり、洋食と中華料理も味わえるという。

 車の訪問では勧められないが、記事ではクラフトビールやどぶろくの製造・販売コーナーもあるそうだ。もちろん「赤天(あかてん)」も紹介されている。市場だからこその魚の干物や石見焼や石州和紙などの伝統工芸品コーナーも記事にはある。鮮魚の販売は春から先行オープンしている。

 鮮魚で思い出した。赤てんと出会った日に鮮魚も買った。帰宅先を問われ瀬戸内側と答えると、発泡スチロールの箱に十分な量の氷を詰めガムテープで密封して手渡された。梱包代はサービスだった。記事で支配人は「地元住民にも観光客にも楽しんでもらえる施設を目指す」とある。そんな接客の姿勢が続けば訪ねた人から喜ばれ繁盛するだろう。遠出することがあれば立ち寄ってみよう。
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大暑の朝

2021年07月22日 | 自然 季節

 昨夕、日が傾き替えたころ関東圏にいる孫娘から「荷物有難う」とLINE電話。小さな荷物を送っておいたがそれが、仕事から帰ったら届いていたという知らせとお礼。届いた物でこれから夕食を作ると話す。ひとり暮らしを初めてもうすぐ4カ月が過ぎる。声からも元気にしていることが伝わり安心する。
 
 話していると「明日は海の日で祭日だから少しゆっくり出来る」と嬉しそうに話す。そうだそうだ、そうだったかと毎日が休日の身の刺激の少なさを感じる。4連休、親のところへ帰省したいがこの時期、県境越えは控えるという。ニュースでは関東圏からの家族連れやグループなどの移動を映し出しているが、8月初めのコロナ感染者数の予測を知っているのだろうか。孫の気持ちを尊重した返事を返した。

 海の日であり暦の上では二十四節気の一つ大暑。暦の上では一年で最も暑い時期とされる、今年は原爆の日の8月6日までとなる。気象予報士が「この時期の夕立ちと雷には気をつけよう」と発している。三方が樹木で囲まれ駐車場で車から降りるとセミの声がシャワーのように降りかかり、より暑さが増す。朝から熱中症警戒アラートが出されている。

 早くもそんなセミの終末に出会った。朝顔の根元でセミがじっとしている。見ると顔の先端が何かに喰われたのか失せている。昨夕は見なかった。これからセミの活動する本格的な季節になったばかりなのに、早い逝きざまを思い、7年たったら戻って来いと言いながら庭の隅に埋めた。
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