日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

揺れる列島

2015年05月31日 | 生活・ニュース
ネットより借用

 口永良部島で29日に「マグマ水蒸気噴火」が起き、噴煙の高さは9千メートルに達し、全島民避難という処置がとられた。全島避難といえば伊豆大島や三宅島を思い出す。口永良部島では避難計画とその訓練の成果で混乱なく避難できたという。住民と自治体の命を守るという連携に目を見張った。それにしても東日本大震災以降の頻発する地震と火山活動の活発化に地球内部の動きを感ぜずにはおれない。

 防災・危機管理センターの山村武彦氏は1964(昭和39)年6月に発生した新潟地震について「たった10数秒の地震で、町も人も生活も、そして社会までもこんなに壊れてしまう。自然災害とはこれほど恐ろしいものかと思った」、発生直後に友人を見舞った時の目にした体験を語っている。この体験が防災に関わる原点になっている。

 氏は災害の時は「まず近くにいる人が助け合う」ことが重要という。阪神淡路大震災で生き埋め(自力脱出困難者)という被災者3万5千人のうち消防・警察・自衛隊による救出者は約17%、家族や隣近所、偶然居合わせたなどによる救出は約77%という。地震が来たらテーブルの下もいいが、家にいれば玄関に避難しドアを開ける。玄関は狭いところに柱も多く潰れにくいと話す。
 
 昨夜の小笠原諸島西方沖を震源とした強い地震、マグニチュード8.5、最大震度5強は全国47都道府県を揺すった。深い震源などから津波の発生しなかったことは幸いした。しかし、都心では自然災害への弱さが一部発生したものの、人命の被害は起きなかった。予測される東南海地震はこれでは済まない。揺れる日本、地上の安保法制審議に負けじと地下でもプレートやマグマがせめぎ合っている。
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同時棟上げ

2015年05月30日 | 地域


 ここ数年、駐車場などが宅地に転用されるなどして我が家の並びだけで10軒近くの新築があり若い家族が引っ越してきた。少し離れるとその軒数はさらに増え、校区内の小学校の児童数も増加している。毎日の登下校時の子どもらの会話の声から元気をもらっている。会話だけでなく大きな声で挨拶をくれるのも嬉しい。若い家族が増えただけでなくそのいい波及効果を喜んでいる。

 そんな建築ラッシュの我が家付近で先日、同じ日に直線で50メートルほどの間隔で2軒の棟上げがあった。2軒とも建て直し、どのような姿が現れるのか待ち遠しい。その日は一日中、細工した柱や鴨居など組み上げてはめ込む掛けやの音に活気を感じた。レッカーの長いアームが畳まれるとブルーシートで覆われ、あとは仕上げを御覧じとなる。

 家も建てれば一件落着とはいかない。諸々の手続きなどは代行も可能でさしたる手間はいらない。長く住むにはそれなりのメンテとそのための資金準備が必要と教えてくれたのはベテランの融資担当者。それは20数年も前になる。退職前に退職後の生活設計セミナーでメンテ資金計画を折り込んでいたら若い講師が「そこまで考えますか」と質問する。必要と答えると怪訝な顔で話は次に進んだ。資産運用専門の講師からは評価されなかった。築20年も過ぎると多少の補修や手直し個所がでるし、畳や襖も家主とともに色あせてくる。

 近くに建っている家はモダンではあるが、和風の住宅街にも違和感なく溶け込む工夫がされていて私は好感を持っている。どこにも共通しているのは当初から駐車スペースが2台確保されているのは今風だ。玄関へのアプローチの飾りは個々に趣があり散歩の楽しみになる。
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紅葉谷です

2015年05月29日 | しっちょる岩国


 岩国の名勝・錦帯橋近くの吉香公園にある紅葉谷公園と宮島の紅葉谷公園、これを聞き間違えたことから殺人事件が発生する。推理小説「箱庭」を読み終わったときTVドラマにならないかと思った。それがドラマになったのは8年くらい前、実名ではなかったがホテルや病院、柳井市や島根県の町、ドラマとなったテーマはなにか、など地域を知っている者には面白い展開だった。推理作家・内田康夫の浅見光彦シリーズといえば思い出される方もあろう。

 名前のとおり紅葉で知られた観光地。岩国のそれは錦帯橋からも近く平坦な地形は高齢者や小さなお子さんも安心して散策が出来る憩いの一帯になっている。付近には吉川藩時代の史跡も多く近代岩国の起源を知ることもできるが、それらへの公の注力は少なく、崩れ落ちた由緒ある建造物の跡地が長く更地状態にあるなど観光立地を標榜する自治体住民としては心もとない。

 そんな紅葉谷、今は緑の薄い色から濃い色までが紡ぎあって人では描けない自然模様を立体的に展開している。燃えるような秋とはひと味もふた味も異なる、落ち着きのある爽やかな光景に感じる。たまに聞こえるウグイスの鳴き声が興を添える。

 紅葉谷公園には吉川家の菩提寺洞泉寺を始めとして岩国の歴史を刻む由緒ある寺がある。公園を城山登山口へ向かって進むと道の中ほどの左奥に、あまり知られていない一対の文人石の像がある。これは朝鮮高麗王朝時代のもので豪族の墳墓の前に設置され守護像としての役割をなすものであり、韓国固有の伝統的文化財という。これと並ぶように元禄から明治維新まで廃寺政策など幾多の変遷をへた梅ケ枝薬師堂がある。古人の信仰への深甚な思いが伝わる必見の場所、静寂の中でそう感じる。
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1台のポンプ

2015年05月28日 | 回想


 退職して間もなく15年が過ぎる。諸事、艱難辛苦を共にしたことも多いが、在職中をひと口で言えば「いい時代に勤められた」と思っている。長く勤める、年功序列など今は嫌われたり排除される風潮になっているが、在職中はその仕組みの中で波風を乗り越えた。そんなことを思いながら、OB仲間との工場見学に参加した。 

 創業20周年記念に建築された体育館の玄関口にモニュメントが展示されている。外観は工場などの生産現場なら普通に見られるポンプで特別な姿には見えない。しかし、工場の歴史を示す貴重なポンプとなっている。工場は日本初の石油化学工業発祥の地で、1958(昭和33)年2月、エチレンプラント(1E)へ初めて原料のナフサを供給したポンプで、「日本の石油化学工業の黎明を告げる鬨(とき)の声ともいうべき機器」(ポンプの由来より)として13年間動き続け、1E停止後も大事にされている。

 工場ではナフサを分解しエチレンを生産していた。エチレンはプラスチックや化学繊維などの石油化学製品の基礎原料になる。ポリエチレンはエチレンから作られ、スーパーの買い物袋や各種の製品の外装など身近に接していて生活から切り離せない物となっている。食品を冷蔵庫に保存する時のラップフィルムもその基はエチレン。食品を除けば石油化学製品は数えきれないほど身の周りに見られる。

 最新の会社情報を聞きながら役目を終えたり世界に誇る装置など思い出しながら車で案内される。久々に工場独特のにおいを吸いこむ。社員でいえば定年間近になっても運転が続くプラントがあり、頭の下がる思いがする。「来年定年です」という後輩の親身な応接に感謝しながら、彼らの新入社員教育の一端を担当したことを懐かしく思い出す。
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カープ電車

2015年05月27日 | 地域


 子どものころは「汽車に乗っていく」といっても、出かけた記憶はあまりない。汽車とは、勢いよく黒い煙吐き蒸気を動力にして動く鉄道車両、蒸気機関車が何両もの黒い客車を連結して走る風景は今も思いだせる。そんな列車に乗って小学校の修学旅行では別府から学校近くの西岩国駅まで貸し切りだった。車中の様子や車窓の風景などはなにも残っていないのが残念だ。

 2本の鉄路の上を走ることに変わりないが、汽車に比べ電車はスマートに見えるし、スピード感もある。電気を動力源とするか石炭を炊いて発生させる蒸気を使うかによる違いだろう。 どちらも不特定の人や物を運ぶことは同じだが、汽車、蒸気機関車は観光やイベントの目玉になり、ここでは回顧型の姿も歓迎されている。

 不特定の乗客の中にはアンチ広島カープの人もいるだろうに「乗客全員を広島カープフアンにしてしまう」カープ列車が今年も山陽本線を東に西に走っている。始発のホームに、話に聞いたりブログで拝見していたその列車が止まっており偶然乗り合わせることになった。乗ってしまえばアンチカープも気が休まるだろうが、マツダスタジアムへ向かう人はたまらないという。
 
 気づいたのは選手の顔がドアに書かれている。停車中ドアは左右に開いており顔のないイラストだけでは選手を判別できない。それが分かってカープフアンだ、とジャッジされると抗弁出来ない。セパ交流戦が始まりその第1戦、カープは7対4でロッテに勝利し幸先よいスタートを切った。「去年より下位はありえぬ交流戦」という川柳が今朝の新聞にあった。フアンの願いどこまで届くか。
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玄人はだし

2015年05月26日 | 生活・ニュース


 素人とは「あることに経験のない人、それを職業としない人、専門でない人」をさすことからいくつかの言葉が浮かぶ。「素人考え、素人臭い、素人芸、素人下宿、素人芝居、素人筋、素人目、素人屋、素人宿、素人細工」などあらゆる事象に当ては当てはまっているのに驚くが、どれも「素人分かり」する言葉でもある。

 素人とついても「素人離れ」となると違ってくる。意味は「素人らしくなく、専門家でないのにまるで専門家のように優れてうまいこと」と変わる。素人は下手くそなものと決まっているのにそうは思えない出来栄えになっているなど、素人とは思えない仕事や芸で使われる。これに似た意味で「玄人はだし」がある。これはプロが参ったと逃げ出すくらいの上手さを表す。「素人離れと」より「玄人はだし」の方がレベルとしては高い。

 少々の工事なら自ら図面を引き必要な資材を調達、そして施工する。ましてや家具類の補修などは苦も無くこなす人の直近の工事終了の知らせに接しその完成検査に訪問した。工事内容は、バラの植わった庭と隣の駐車場との境界に長さ16メートル、高さ1.5メートルほどのフェンス設置。真直ぐに、そして水平に完成していることを確認し検査合格とする。

 工事の難関は支柱を垂直かつ等間隔に建てること。そのための治具を工夫作製し難題を解決する。ネットフェンスにルーバータイプのラティスが取り付けられていた。これが庭全体に落ち着きを生み出しバラが喜んでいるように見える。残念なのは道路から見えないこと。道沿いだったら請負の仕事が飛び込むかも。
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トイレの進化

2015年05月25日 | 社会 政治


 中国自動車道の美東SA、2年前の7月に立ち寄っときは大規模な工事中で落ち着かなかった。工事が終わりよくなったことはローカルニュースで見て知っていたが、先日、休憩とトイレで立ち寄った。駐車スペースを探しあて車を降りて眺めた感じはすべての建物が一新されていた。

 トイレの位置は昔と変わりない。内部は広くて掃除の行き届いた清潔で好感度、と思いながら便器の前に立った。これ何、便器の上部に一体になっている一見手洗いの付いた変わった形に見入る。用を達した後に流れる水で手を洗う説明があり、苦笑しながら納得した。入り口付近で若い女性グループの「トイレに感動した」という会話が聞こえたが内部を見ることは出来ない。

 日本のトイレは世界一、すっかり定着した爆買い品の一つにトイレがあるという。どのようにして持ち帰るのか心配している。それはさておき、世界中の人が日本トイレの虜になるやの見出しがある。ウオシュレットに温かい便座は快適な条件として欠かせない最低の備えになってきた。公衆トイレでは一部で難があるそうだが、外国観光客のおもてなしのためにも改善してほしい。

 SAや道の駅は休憩とトイレで利用する。清潔で気持ち良いそれに出合うと以降の旅も心地よい。トイレの進化、究極のプライベートルームと呼ぶそうだが、そうなると単に用を足す場所ではなくなる。節水もPRされているが、さてどんな人らがどんな場所で開発しているのだろう。
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大谷山荘

2015年05月24日 | 生活・ニュース


 湯本温泉にある「旅館 大谷山荘」の落ち着いた外観を横に見ながら「利用することはない」そう思いながら何度もその前の国道を通り過ぎていた。その旅館の「グルメランチコースペアご招待」という企画、それは新車購入者へのデイーラーの感謝の気持ちという。前回は九州地区のホテルペア一泊企画からすればこじんまりしたが、これも時世の流れだろう。

 ホテルの前を流れる音信川(おとずれかわ)のせせらぎが聞こえる静寂さに驚いた。車で通り過ぎるときは気付かなかった山あいの温泉郷だからこそ味わえる自然の音だとしばしたたずむ。爽やかな涼風と一緒に小鳥の声も聞こえる。旅行で温泉郷に出かけたことはあるがこれほど静かな環境は覚えていない。

 大きな1枚ガラスの向こうの広い庭園を眺められる席で料理を堪能した。

 久しぶりの山陰だったが、新しい道路が何カ所か開通し快適で便利になっている。一方、田植えのシーズンというのに、その準備の済んでいない荒れた田が目についた。乗車人員2人、走行距離306キロ、燃費リッターあたり30.1キロはデイーラーへまずまずの報告ができる。
 
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イタドリは山菜

2015年05月23日 | 回想


 雑草の成長が始まるとイタドリの姿も目立ち始める。茎が竹に似ているがポキンと音をたて簡単に折れる。子どものころイタドリは遊びに使っていた。ポキン折ると根の方から皮をむき粗めの茎を噛み切り、しばらく噛んでかすを吐き出す。酸っぱ味が遊び疲れの癒しに感じた。ハラを壊すから食べ過ぎるな、そんな決まりごとは上級生から教わる。

 イタドリのひと節分を切り取る。両端に12等分ほどの切り込みを入れる。それをバケツの水にさらしておく。切り込んだ部分が外側に反り返る。蛸ウインナーのような形になれば完成。反り返えったところで中空の茎に細い棒を通す。それを小川の流れにかざして水車のように回して遊んだ。いまなら蛇口にかざすと勢いよく回るだろう。

 イタドリは漢字で書くと「虎杖、痛取」と書く。カナ書きに似て何か痛そうで怖そうな文字になっている。文字はそうだが、イタドリの茎分かれする前を採取し皮をむき食材にする。0円の食材として喜ばれていると食通の話だが、食べたことはない。また、擦り傷で出血した個所に若葉を潰して当てると止血作用があり、痛みも和らぐところから「イタドリ」の名がついたという由来もある。

 イタドリと同じように遊びの途中で口にしたのは「スイスイ葉」、これは「スイバ」が正式らしい。これは葉を噛んでいたが、イタドリと同じように酸っぱいものだった。これも山菜として好まれるという。食糧難の時代に育ったが身近な雑草の中に食材になる物があることを全く知らぬまま育った。イモを充分に食べれたおかげだろうか。
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急速充電設備

2015年05月22日 | 社会 政治


 地球上の石油資源はあと30年で枯渇すると習ったのは昭和30年代の前半。それから、その倍近くの年数が過ぎたが枯渇せず、今は世界情勢を動かす大きな力を供えた。進む地球温暖化防止に向けてエネルギーは石油から自然への転換は進んでいるが、きっぱりとした将来の姿は理解できないでいる。東電の福島原発事故後遺症は忘れさせる方向へ舵が向けられている。

 新築の屋根、道路沿いの空き地にも太陽光発電のパネルを見かけるのは珍しくなくなった。20年以上も昔、新築に合わせ太陽光パネル設置の検討を依頼したら600から700万円の見積もりが届きお断りした。売電制度が制定されるなど太陽光発電の環境は大きく変わった。それでも築年と年齢と回収期間を考えると今更ということになる。

 車が環境に及ぼす影響を緩和するためハイブリッド車への転換が勧められ、税制でも大幅な優遇措置が図られ普及が進んだ。優遇されるがHV車も排ガスゼロではない。究極のエコカーとして水素に先んじて電気自動車が今後の主力になるべく、国も企業も取り組んでいる。まだ高価でサラリーマンが「ほい買おう」という訳にはいかないが、そう遠くない時期にGSが消えるかもしれない。

 GSに変わるのが急速充電装置。立ち寄った道の駅にその設備があり、これか、と撮っておいた。使用する車は見かけなかったが、公用車用の設備は別にあり、普及しているのだろうと感じさせる。集落にGSがなく往復30キロ走って給油する地域もある。それほどでもないが市内でも集落からGSの消えた地区がある。進化が過疎を促進さているのかも、車に限ればそんな感じだ。
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