日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

自分史作成の講座

2020年02月12日 | 岩国時遊塾

 知の巨人と言われる立花 隆氏は自分史についてこんなことを言っている。「単なるプライベートな身辺雑記的自分史でなく、同時代史の流れの中に、自分を置いてみる。平均寿命は世界一、定年を人生の中間点くらいに考え、セカンドステージへの出発点地点とする。自分という人間と、自分が生きた時代、というものが不即不離の関係にあることをなにかにつけて認識する」。

 現在、定年を無事迎えた高齢者の多くは、産学官連携で高度成長に関わる時代に日本産業の発展に尽くして来たことを口には出さないが、自負心を持っている。その時代背景、そこでの自身の働き方や自分の生き方、人生などを書き残す、これが不即不離の姿ではなかろうか。

 そんな自分史を書き、それを1冊の本にしよう、という講座案内が中央公民館に掲示されている。案内には「誰でも一生に一冊の本を作ることができるといいます。それが自分史です。『自分の過去を検証し、これからの生き方を探る手段』ともいえます。そんな自分史を、あなたも作ってみませんか」と呼びかけている。

 絵画、短歌、川柳、書道、生け花、陶芸等など公民館掲示板では何十もの会が参加を呼びかけている。そんななかで、本を作ろうというのは初めてと思う。自分だけの1冊、それも自分史となれば貴重な史料となる。書く途中で思わぬ発見があるかもしれない、自分の力を再認識するかもしれない、そんな夢と期待が持てる。
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燻製初体験

2016年03月20日 | 岩国時遊塾


 彼岸の中日で春分の日。前々から予定されていた「燻製パーティー」の日、昨日とは打って変わった雲一つない夜明け前の空に星が見えほっとする。この歳で初体験といえば笑われるかもしれないが燻製パーティー、会場へ急ぐ。

 燻製機は段ボールを再利用した茅野さん手作り。製作の説明を聞き、その理に適った各種の工夫と便利さを納得する。試みの使用で燻製成功は聞いていたが、材質は段ボールなので過熱の時を心配していたが、スモークウッドを使用すれば、熱源なしで連続燻煙出来、過熱の心配はないと教えられる。何もかも初めての知識をもらう。

 スモークウッドには、香りや色づきなど食材の特徴を活かすサクラ、ナラ、ブナ、リンゴなど多くの種類がある。燻製は煙の量と時間で調整する。持ち寄った食材を準備されているS状フックなどに引っ掛け炉内に提げる。漏れ出る燻煙を眺めながら、彼岸ならではのウグイス餅などをいただく。

 食材それぞれが燻煙でいぶされていい色変わりをしている。秘かに心配した煙くささはなく、どれも初めての味、確りした歯ごたえで味わう。桜の開花宣言出ていないが、会場のサクランボの花が満開で、一足早い花見の宴になる。燻製には冷燻・温燻・熱燻とあるそうで次回が楽しみだ。肉の好きな孫が帰省した時に借用して喜ばせよう。
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余暇を楽しく

2016年02月10日 | 岩国時遊塾

 
 新しい年、「これ」をやろうと声を掛けられた。聞くと面白い内容で名称は「時遊塾」という。広辞苑のじゆうは自由と事由の2種類、従って時遊塾は造語だが、中身はこれから肉付けする。「余暇をいかにして過ごせば健康で楽しむことができるか」という同志の集いを立ち上げようというもの。アイテムは両手の指では足らないくらい魅力ある項目が並ぶ。余暇とは自分が自由に使える時間のこと、定年直前には真剣に考えた記憶がある。

 打ち合わせ項目の一つに資料がある。視角に訴え目を見ながら話しあえる資料としてパワーポイント(PP)を活用することになった。最近のPCにはそのソフトが備わっている。何度か自分用の、あるいは特定の人向けのPPは作成しことはある。既存のPPを使ったこともあるが、教材的な内容作成の経験は少ない。参考書を久しぶりに開く。

 国会の委員会、質問者がTV視聴者に見せるためパネルを使う。作成は誰であれ上手もあれば下手もある。特に文字の羅列されたものは見る気がしない。パネルがなくても質問内容が分かる、理解できる話術を身につけてほしいものだ。と他人事なら気安く言える。先日の陶芸教室の茶碗作りで成形手順の板書、単純明快な図示はよかった。PPはシンプルで明快が肝心、思い出して頑張ろう。

 時遊塾の構想を聞くと、そこに集う人の経験と発見や情報をお互いが共有することで、それが各人の自己研鑽へ発展する糧になるような途が浮かんでくる。一方通行でない余暇の活用法、楽しみ方が広がっていけるよう、先ずは自らの足元を固めておこう。
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