14時前に、東京都の新型コロナウイルスの新たな感染者が2000人を超えると速報された。2日続けて過去最多を更新することになる。宣言発令に冷水を浴びせるような、数値に現実の厳しさを思わせる。市内でも新規感染者が続く。米軍基地でも連日新たな感染があり、今日は11名、基地の100人に一人が感染者といわれる。心配になる。
新型コロナ感染防止対策として2回目の緊急事態宣言が出た。昨夏から、寒くなり空気が乾燥する冬季には感染拡大は避けられない、医療体制整備、拡大防止策の徹底を多くの識者が発信されていたが、とうとう手に負えなくなったこの段階に至ってようやく宣言が出される。意図があって出なかった、そんな勘繰りをしたくなる。
官房長官は民放番組で「ワクチン接種は強制ではなく各人の判断による」そんな趣旨の発言だった。報道機関の世論調査では接種について情報不足もあり慎重派が多い。安心安全を求める心理が表れている。ワクチンの認可についはこれからだが、認可する側が安全と忌避すべき疾患などの明確な情報を分かりやすい内容で周知して欲しい。接種は感染拡大を防ぐポイントになる。
報道でしか知識はないが、人と人の接触がなければ感染者は減少する。世話になる町の医院でも徹底して検温と蜜は避けるよう図られている。患者はそれが身を守るためと思い誰も異はとなえない。そんな環境にいると大都市の一部に気遣いや配慮にどこか不足があるのでは、そんなことを思いながら非常事態宣言の報道を見ている。