日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

枯れ草

2021年01月18日 | 自然 季節

 寒気が少し緩んでいたが本来の姿に戻るという予報。県央部の人に出会ったら、先日の雪で数十センチの積雪、水道は凍結で給水なく困った、と少し楽しそうに話す。寒さや雪に慣れているから笑いながら話せるのかと思いながら聞いた。住んでいるこの市街地にそれだけの降雪となったら、「大ごと」になることは容易に想像できる。

 「寒い時はしっかり寒うないと畑の虫が死なん」、子どもころ麦踏の手伝いや大霜や雪の積もった畑を見ながら祖父母の話を聞いていたことを思い出す。化学肥料や農薬などない時代の家庭菜園では、自然のなすがままにどう対応するかが収穫に影響しただろう。

 散歩道沿いの雑草帯の一部分が、何かで処理されたのかと驚くほど一気に枯れ草色に変わり驚いた。先日来の寒さがそれほど堪えたのだろうか。絵画的には面白い色合いだが、すでに白茶けた個所もある。この雑草帯は法面で、しばらく前までは菜園と道の境界だった。そのころは雑草など茂ることはなかった。耕作放棄地が荒れてどんなに変わるかを教えてくれる。

 雑草を繁茂させない方法、法面の雑草を刈っていた時々話をする農家の人に聞いたのは昨秋の中ごろだった。「それは適宜刈り取ることですよ」といい、その方は梅雨明けと秋半ば、3回目は枯れ草になってから刈り取るという。「梅雨の雨で急成長する前、秋は少し涼しくなり作業しやすい、冬場は煙草のポイ捨てによる火災防止と見た目が綺麗になるから」と聞いた。作物を作るだけでなくそんなとこにも気配りがあるのか、いつもきれいな道沿いの畑に納得した。
コメント (2)
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