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☆調べてみればわかること(山田風太郎読書予定リスト)

2006年06月07日 00時01分10秒 | 文学
ロドリゴ・ガルシア監督の「彼女を見ればわかること」って大好きな映画です。全然今日書く内容とは関係ないけれど。

本当に読むかどうかはわからないが、山田風太郎について調べてみて興味のあった本をメモしておきます。ウィキペディアと、あと「山田風太郎書誌」というサイトが詳しいです。
筑摩書房から出ている「山田風太郎明治小説全集」は全7巻で、文庫版ではそれぞれが2冊に分かれて全14巻。内容は、
1巻「警視庁草紙」(●)
2巻「幻燈辻馬車」(●)「天衣無縫」「明治忠臣蔵」「絞首刑一番」
3巻「地の果ての獄」(●)「斬奸状は馬車に乗って」「東京南町奉行」「首の座」「切腹禁止令」「おれは不知火」
4巻「明治断頭台」「エドの舞踏会」(●)
5巻「明治波涛歌」(「それからの咸臨丸」「風の中の蝶」「からゆき草紙」「巴里に雪のふるごとく」「築地西洋軒」「横浜オッペケペ」)(●)
6巻「ラスプーチンが来た」(●)「明治バベルの塔」(●)「牢屋の坊っちゃん」「いろは大王の火葬場」「四分割秋水伝」「明治暗黒星」
7巻「明治十手架」(●)「明治かげろう俥」(●)「黄色い下宿人」(●)
です。
(●)は僕がよく行く図書館にあるというしるし。
明治小説というのは明治時代の実在の人物、事件を使いながら物語を動かしていくというものなんだと思います。時代小説ってだいたいそうなんだろうと思うけど、明治ってところが珍しいんだと思います。
荒俣宏の「帝都物語」みたいな雰囲気かなあ。って読んでないけど。
高橋源一郎の「官能小説家」みたいなものかなあ。いやこれは絶対違う。

明治小説以外では、
「八犬伝」(廣済堂文庫版
と、
「魔界転生」(講談社文庫版
「柳生忍法帖」(講談社文庫版
「柳生十兵衛死す」(小学館文庫版
の柳生十兵衛ものに興味がある。やっぱりソニー千葉。
アマゾンにリンクをつけていますが、つけた以外の出版社からも文庫になっているようです。
それにしても山田風太郎って人気あるんだなあ。調べて初めてわかった。こんなにいろんな出版社が出していると思わなかった。
ファンの間では「山風」って呼ぶみたいだけど、作家でニックネームのあるひとって珍しい、と思う。愛されている証拠だ。ほかに僕はほとんど知らない。「リンちゃん」(森鴎外)くらいかなあ。(嘘です。誰も呼んでません。)

インタビュー、
「戦中派天才老人・山田風太郎」(関川夏央著・ちくま文庫
「風々院風々風々居士 山田風太郎に聞く」(聞き手 森まゆみ・ちくま文庫
も読みたい。
あと、関川夏央の「おじさんはなぜ時代小説が好きか」(岩波書店)も読んでみたい。
とりあえずはこんなところでしょうか。
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