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人間ドック

2018年06月30日 00時37分08秒 | 衣食住
昨年の人間ドックがどのような感じだったかを思い出そうと思って、検索してみたが出て来ず、感想を書いていなかったことを残念に思う。
今日人間ドックに行ったのだが、来年のために感想を記しておく。

今年は妻が受けなかったのでひとりで病院に行く。
朝ご飯も食べずに水も飲まず、しかし出掛ける前におしっこを済ませていったので、病院に行ってからすぐの検尿であまり出なかった。紙コップの一番下の線を超えるまで出してください、しかも最初の尿は取らずに、と言われるので、最初の尿は捨てて(もったいない)、途中の尿を紙コップに入れたが一番下の線(たしか25cc)にほんの少し満たなかった。律儀な人であれば水で薄めて増やすのではないかと思ったが、僕は律儀ではないので、そのままフタをして提出する。たしかこれは去年も同じくらいの量しか出なかったと思い出す。
水を飲んでいないし、出掛ける前にトイレに行くので、尿が足りない。
人間ドックに行く前にトイレに行ってはいけない、というのが反省。
でも、一番下の線には満たないまでも、そこそこ出るし、検査にも支障がないようなので問題とするほどではないかもしれない。

超音波の検査を念入りにやられたので、ひょっとして何かお腹にあって、怪しいと思って詳しく見ているのではないかと思った。
しかし、これも去年も同じように感じた気がする。
超音波の検査などやめればいいのではないか。はっきり見えんじゃないか、あんなの。

胃カメラは喉の奥に溜めておく麻酔薬が苦しい。
最初は平気なのだが、しばらくすると痺れてきて、溜めておくのが苦しくなる。
仕切られていて姿は見えないのだが、隣りに居るおじいさんの薬をがらがらうがいしている音を聞いていたら、ちょっと耐えられなくなりむせてしまった。
麻酔科医に「えずきやすいほうなんですか?」と、こちらは喉に薬を溜め込んでいるので返事を求めていない質問をされ、「えずきやすいほうなのか、これまで考えたこともありません」と心のなかで答える。
5分間薬を喉に溜めておいて(永遠に感じる5分間)、そのあとさらにスプレイで薬を入れて、がらがらうがいする。これもわりと苦しい。
そして場所を移動し、左向きに横になり、鎮静剤を打たれて、口に胃カメラを入れられる。
薬が効いているのであまり苦しくはないのだが、お腹のなかをぐりぐりやられる感じがいやな感じ。一回えずく(えずきやすいほうなのかも)。

診察では、意外にもコレステロール値が下がっていて、去年200いくらだったのが、180くらいになっている。
去年は再検査して薬を飲んだほうがいいのではないかと言われた気がするが(そして無視していたが)、今年はそのように言われず、今やっていることを続けてください。と言われる。
ちょうどいま体重が下がっているのでそのせいでコレステロール値も下がったのだろう。ちょっと前まで78キロとか80キロ近くあることもあったのだが、いまはたぶん74キロくらいになっている。
体重が減っているのは昼ごはんにパン一個しか食べなくして、飲み物も家から持って行ったお茶しか飲んでいないせいだと思う。それまでは「午後の紅茶」のレモンティーのペットボトルなどをいっしょに買っていたのだが、もったいない気がしてやめている。一日昼ごはんに200円も使っていない。全くダイエットのためではなく節約のためだったのだが、体重も減ったし、コレステロールも減った。
医者の言う通り、今のまま続けてみよう。
コレステロールの基準値など、製薬会社と病院の利益のためのものだと思っているし、コレステロール値は高いほうが寿命は長いのだと思っているのだが、やはり、高いといけないと世間で言われているものが下がるとやはり嬉しいものだ。
この間、姉と夕飯を食べているときに姉が鼻血を出し、「コレステロールの薬のせいだと思う」と言っていた。そんな薬は飲まないほうがいいだろうと思う。

人間ドックが終わるとサービス券をもらうので、待ち合わせていた妻とホテルのランチバイキングで食事をする。
久しぶりに行く店だったが以前よりもおいしくなった気がする。空腹のせいかもしれない。
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三浦しをん『舟を編む』

2018年06月27日 21時50分54秒 | 文学
三浦しをん『舟を編む』(光文社文庫)を読む。
最近あまり小説を読んでいなかったのだが、読んでみると気楽でおもしろい。
たまにこのような本を読んでいないと、本を読むスピードが落ちる気がする。
難しい本ばかりではだんだん前に進めなくなるように思う。

数年前に話題になった本で、映画化もされて賞も獲ったように思うが映画は見ていない。
ついこの間NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で辞書編纂者の飯間浩明の番組を見たがとてもおもしろかった。
そういう感じの人の話を期待していたのだが、本の主人公の馬締は最初の登場は変人ぽかったが、結婚もし、だんだんと普通の人っぽくなってしまった。だんだんと普通の人っぽくなってしまうと、そもそも最初から普通の人だったのではないかという気がして、すべてがわざとらしく感じられてしまうものだ。
辞書を作るのがたいへんなのだろうなという雰囲気はわかった。
恋愛とか病気とかが、予想がついてしまうのは仕方のないことなのかもしれないが、想定外のことがあまり起こらない話だった。だから読みやすいのかもしれない。
ちょうど気になっていた『あの家に暮らす四人の女』が文庫になったのだが、続けて読むほどの興味が三浦しをんにいまはないので、しばらくしてもまだ読みたければ読んでみよう。

今日そういえば本屋で、二十代くらいの女性二人が話しながら本を選んでいたのだが、ひとりが「私は長い本が良い」と言うと、もう一人が、
「大事なのは長さより深さだってマキリョウタも言ってた」
と発言した。
マキリョウタって同級生かな、先生だろうか、でもなんか引っかかるな、と思って良く考えたらテレビドラマ『おっさんずラブ』の牧凌太(林遣都)のことじゃないかと思い当たった。
素晴らしい引用をありがとう。
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加藤典洋『もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために』

2018年06月27日 21時34分00秒 | 文学
加藤典洋『もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために』(幻戯書房)を図書館で借りて読む。
とても難しい本で、よく分からないままに読んだものもあるのだが、やはり文学について書かれたものに興味を惹かれた。
「書くことと生きること」と「矛盾と明るさ」というのがおもしろかったように思う。
鶴見俊輔について書かれたものもおもしろかった。鶴見俊輔の話を聞くと鶴見俊輔の本を読みたくなるのだが、読んでみてもいつもそうおもしろくないなと感じることが多い。今回も『北米体験再考』に興味を持った。たぶん、鶴見俊輔がもっとも凄かった時代(「ベ平連」や八月十五日の丸坊主など)を生きていなかったので僕には彼の凄さが理解できないのではないかと感じる。クレイジーキャッツや坂本九のどこがいいのかいまいちよく分からないが、ビートたけしや萩本欽一であれば「凄かったよね」と言える。同時代を生きていないことから来る理解できなさが鶴見俊輔にはある。
山本七平の『「空気」の研究』も読んでみようかなと思った。
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山田洋次監督『故郷』

2018年06月17日 00時49分13秒 | 映画
録画していた山田洋次監督『故郷』を観る。
『家族』と同じ役者、同じ家族構成で、同じような話。
笠智衆がそのうち死ぬのだろうと思っていたが、今回は死ななかった。
井川比佐志が仕事が上手くいかず、可哀想になる。
なぜこのように井川比佐志と倍賞千恵子の夫婦の仕事の場面を長く映すのだろうかと不自然に感じるくらい長々と撮る。ひょっとして子どもでも海に落ちてしまうのではないかと心配になる。
何も起きない長い場面にもう身体が耐えられなくなっている。
昔の映画は時間の流れ方が違うのだなと思った。
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中島岳志『保守と立憲 世界によって私が変えられないために』

2018年06月13日 23時11分17秒 | 文学
中島岳志『保守と立憲 世界によって私が変えられないために』(スタンド・ブックス)を図書館で借りて読む。
中島岳志の本は何冊か読んでいるが、いつも同じことを語っているように思う。
いまの世の中で「保守」と呼ばれるものが、自分の思う保守とはぜんぜん違うのだということをいつも言っている。
保守とは安倍晋三のようなものではない。リベラルの反対は保守ではなく、パターナル(権威主義的)。安倍晋三は保守ではなく、パターナル。
柳田国男の『先祖の話』とオルテガの『大衆の反逆』を読もうかと思った。
また、中島岳志の本に出て来たわけではないが、死者を感じるために『レイテ戦記』を読むべきかと思った。
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『シグナル 長期未解決事件捜査班』最終回

2018年06月13日 00時06分39秒 | テレビ
テレビドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』の最終回を見る。
最終回は非常に話が分かりにくかった。
大山巡査部長(北村一輝)は岩田係長(甲本雅裕)に殺されそうになるのだが、仲間に助けられる。ここのところが分からなかった。
谷原記念病院に行く前に、仲間に伝えてから行ったということなのだろうか。
どうして過去が変わったのか分からなかった。

主要登場人物が三人とも、死んだのに生き返るというのは凄い話だと思う。
最終回はわかりにくいが、とてもおもしろいドラマだった。
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山田洋次監督『家族』

2018年06月10日 00時45分41秒 | 映画
古い日本映画が観たくなり、録画していた山田洋次監督『家族』を観る。
『家族はつらいよ2』には不自然さがあったが、こっちは70年代の日本はこんなものだという思い込みがあるせいか不自然さはなかった。突然人が死ぬところは共通だった。
『家族』はずっと前に山田洋次を見続けていたときに観ようと思ったこともあるのだが、日本を縦断するというのが退屈そうなのと、家族が死ぬというのがつらそうで当時観る気にならなかった。
観て良かった。退屈もしなかった。
再びマイ山田洋次ブームが来そうな気がする。
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橋中今日子『がんばらない介護』

2018年06月09日 11時17分57秒 | 文学
橋中今日子『がんばらない介護』(ダイヤモンド社)を図書館で借りて読んだ。
介護にはいろいろな選択肢のあることが分かる。
ひとりで看るか、何もしないか、というような二者択一のなかで考えていたら逃げ道のない気がしてしまうのだが、いろいろな選択肢のなかから選べると思えば気が軽くなる。
知識というのはとても大切なものだと思う。
まずは「地域包括支援センター」に相談するというのはどの本でも共通して書かれてある。
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山田洋次監督『家族はつらいよ2』

2018年06月08日 23時49分08秒 | 映画
「1を観ていなくても2を観てもいいですか? 『東京家族』は観たんですけれど」と恐縮しながら、山田洋次監督『家族はつらいよ2』を観る。
独特な世界観で、「古くさい」感じがものすごくするのだが、最後まで退屈することなく観れた。
1も3もたぶん同じような感じだろうが、テレビで放送するのなら観てもいいと思えた。
言葉遣いが、いったいみんな誰の物真似をしているのだろうかと思えるぐらい不自然なのだが、不自然さを覚悟の上で、いまは失われてしまった理想の何かを描こうとしているのだろうなと想像する。
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是枝裕和監督『海街diary』

2018年06月06日 01時08分48秒 | 映画
録画していた是枝裕和監督『海街diary』を観る。
以前も観たことはあるのだが、改めて観ると好きな映画だなと思った。
初めて観たときはリリー・フランキーが怪しくて、広瀬すずを狙っているようにしか見えなくて、そこが気になったのだが、二度目ではそこは、怪しいおじさんという設定ではなく”味のある”おじさんという設定であると分かっているのであんまり気にならなくて、素直に観られた。
丁寧にゆっくりと場所を作って、子どもに「ここに居ていいよ」と言ってあげる映画なのだと思う。
この監督は子どもをテーマとすることが多いが、もしかすると子どもの居場所についてずっと考えていて、子どもに「ここに居ていいよ」とずっと言い続けているのかもしれない。
そう考えると、是枝監督の作品を見直したくなって来た。
まずは未見の『誰も知らない』を観なければならないだろう。
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