吉野源三郎『君たちはどう生きるか』(岩波文庫)を読んだ。
池上彰が売れっ子になってテレビで毎日のようにニュース解説番組に出演していた時期に、彼がテレビ番組で紹介したということでこの本が書店に並んでいて、吉野源三郎の名前もこの本も知らなかったのだが、なんとなく興味を持った。ちなみに池上彰のニュース解説については、僕にとっては稲川淳二の怖い話と同じくらい話についていけず、彼の解説はわかりにくいと思っている。たぶん、話のスピードとか息継ぎのタイミングとかが私には合わないのだろう。
『君たちはどう生きるか』は、主人公の中学生コペル君(あだ名です)が友達との関係とか社会について考えたりする子供向けのお話なのだがおもしろかった。特に友達と、上級生に殴られるときは一緒に殴られると約束していたのに、つい勇気がなくて裏切ってしまう場面は、とても切なくて良い場面だった。誰にでも、勇気がなくてやりそびれて疚しい気持ちになった経験はあるだろうから、共感を呼ぶ場面設定だと思う。
丸山眞男の解説を読むために今回読んでみた。
池上彰が売れっ子になってテレビで毎日のようにニュース解説番組に出演していた時期に、彼がテレビ番組で紹介したということでこの本が書店に並んでいて、吉野源三郎の名前もこの本も知らなかったのだが、なんとなく興味を持った。ちなみに池上彰のニュース解説については、僕にとっては稲川淳二の怖い話と同じくらい話についていけず、彼の解説はわかりにくいと思っている。たぶん、話のスピードとか息継ぎのタイミングとかが私には合わないのだろう。
『君たちはどう生きるか』は、主人公の中学生コペル君(あだ名です)が友達との関係とか社会について考えたりする子供向けのお話なのだがおもしろかった。特に友達と、上級生に殴られるときは一緒に殴られると約束していたのに、つい勇気がなくて裏切ってしまう場面は、とても切なくて良い場面だった。誰にでも、勇気がなくてやりそびれて疚しい気持ちになった経験はあるだろうから、共感を呼ぶ場面設定だと思う。
丸山眞男の解説を読むために今回読んでみた。