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資本論、AbemaTV、山の音

2017年01月29日 23時19分21秒 | 文学
昨日と今日は朝ジョギングして、今日は英語の勉強をした。
ちょっと復活。
仕事で忙しいと何もしたくなくなってくるが、あまり長引かないうちに生活を建て直して、もとに戻したい。
佐藤優の『いま生きる「資本論」』(新潮文庫)を読んでいる。マルクスの『資本論』は、たぶんもう読めることはないだろうから、こういう本で読んだ気になっておきたい。こういう難しい本を紹介する本を、私のような人間は、先々読むであろう難しい本のための”予習”のように読んでしまって、あとから(難しい本を読むときに)また読めば良いかと考えて、適当に読んでしまう傾向にあるのだが、もう『資本論』は読まない(読めない)と考えて読むべきなのかもしれないと思う。
柄谷行人の名前が何度もなんども登場する。

iPhoneを買ったときにタブレットをもらったので(ほんとうは「もらった」わけではなく「買った」のだが)、AbemaTVをたまに見ている。AbemaTVというのはインターネットで見られるテレビ(局)のこと。
だいたい昔のアニメを見ている。
「エスパー魔美」を娘と見ることが多い。
「美味しんぼ」がとてもおもしろいと思って、毎回見たいと思ってしまう。
録画が出来ないので、その時間にテレビをつけないと見られないというのが、実はいちばんいいことかもしれないと思う。その時間にテレビの前に座るという苦労がテレビをおもしろくさせていたのだろう。いまより真剣に見ていた。
録画が出来るようになり、さらにハードディスクに手軽に番組表から録画できるようになってしまったことが、世間のテレビ離れの原因ではないかと思う。
佐藤優の『いま生きる「資本論」』でも実体のないものが通貨となり得るかという議論があったが、やはり手で触れる感覚というのは大事だと思う。ビデオに録画していた時代はまだその感覚があったが、ハードディスクになって所有している感覚がなくなった。

川端康成の『山の音』がしばらく前から気になっているのでそのうち読もうと思っている。
須賀敦子の本を読んでいたときに、彼女がこの本をイタリア語に訳したというのを知ったあたりから気になっている。
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ジェイソン・フリード&デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン『小さなチーム、大きな仕事 働き方の新スタンダード』

2017年01月27日 23時35分22秒 | 文学
ジェイソン・フリード&デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン『小さなチーム、大きな仕事 働き方の新スタンダード』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)を読んだ。
この本は、仕事が忙しかったときに書店で見つけて、惹かれて、買った。
最近はあまり見ていないが、NHKの、中井貴一がナレーションをしている番組『サラメシ』を録画してよく見ていることがあった。金曜日の昼休みなんかに、社長が朝から作ったり、または社員が交代で作ったりした昼ご飯を少人数の社員がみんなで「いただきます」していっしょに食べる風景にとても憧れて、自分も会社を作るならこんな会社にしたいと思った。
社長などしたいとは思わないが、昼ご飯は作りたい。

この本でいろいろと納得できることは多く、(そのうちすぐに内容は忘れてしまうのだが)気になったところはページの端を折ったりしたのだが、もっとも共感したのは会議は無駄だということ。これはサラリーマンをやっていて、ほんとうに心の底から思う。会議は無駄。会議が好きな人は頭がおかしい。
会社での生活だけではなく、自分で何かを始めようとする場合にも勇気づけられることが多く書かれていたように思う。
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加藤典洋『世界をわからないものに育てること 文学・思想論集』

2017年01月26日 23時43分34秒 | 文学
図書館で借りた加藤典洋『世界をわからないものに育てること 文学・思想論集』(岩波書店)読了。
終わりのほうは村上春樹の話が多かった。『多崎つくる』も『女のいない男たち』も僕にはあまり印象に残らなかった。
村上春樹の次回作はおもしろいのだろうか。一応期待はする。
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加藤典洋『世界をわからないものに育てること』途中その2

2017年01月24日 22時23分11秒 | 文学
加藤典洋の『世界をわからないものに育てること』(岩波書店)読書中。
ブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』についての長い長い評論を読む。ブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』という本を、読んだことはないし、今後も「読まないだろうな」と思うが、途中まで読んだので最後まで読んだ。
とっても複雑な話のようだった。巨匠がイエスの話を書いていて、それが途中に挟まれるという話であることはわかった。この小説を書いている当時、ソ連ではスターリンの独裁政治が行われていて、この小説にはスターリンとその時代を思わせることが書かれてあるということがわかった。
ものすごく難しいのだろうから私には無理だなと思った。「ちょっとおもしろそう」とは思った。

カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』は、刊行当時で未読のときに新聞で加藤典洋に所謂ネタバレをされ、文庫になってから読んだのだが、ここでもやはりネタバレさせていた。しかし、もういいだろう。『シックス・センス』をネタバレされて怒るなら、まだ見ていないほうが悪い。『わたしを離さないで』も読んでいないほうが悪い。
『わたしを離さないで』を久しぶりに読むとまたおもしろいかもしれないなと思った。
ところで、カズオ・イシグロの新作『忘れられた巨人』について、誰かが語るのを聞いたことがないのだが、そんなにもおもしろくないのだろうか。『充たされざる者』についても聞いたことがないのだが同じくらい聞かない。
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加藤典洋『世界をわからないものに育てること』途中

2017年01月23日 21時40分17秒 | 文学
加藤典洋の『世界をわからないものに育てること』(岩波書店)を図書館で借りて読んでいる。
収録されている、島尾敏雄と吉田満の対談『特攻体験と戦後』の文庫解説や、柴崎友香の『わたしがいなかった街で』の書評の初めなどは、百田尚樹の『永遠の0』への、もっと正確に言うなら百田尚樹個人への攻撃だった。『永遠の0』の内容よりは百田尚樹の思想に対して怒っているようだった。
百田尚樹が反戦思想など持っていない人間なのに『永遠の0』のような(僕は読んでいないですが)本を書いたことに加藤典洋は怒っているように見えたのだが、そのようなことは怒られるべきことなのかなと思った。例えば大江健三郎は『セブンティーン』で右翼の少年を主人公にしたが、大江健三郎は右翼の思想家ではない。ドストエフスキーは自分の思想とはまるで違う登場人物を書いたことでポリフォニーと言われてバフチンに褒められたんだと思う。
自分の思ってもいないことを小説に書いたからといって責められるのはおかしいと思った。
しかし、これからはそのようなことを赦すべきではない、と加藤は言っているのかもしれない。そのようなことを文学だからと赦してしまっているから世の中は歪んでくるのだと言っているのだとしたら、それはそうかもしれない。

柴崎友香の『わたしがいなかった街で』はとても長く紹介され、興味を惹かれるが、実際読んでみたらそんなにもおもしろくない気がするので読まないでおこうと思った。
ある人物Aが、別のある人物Bから聞いたさらに別のある人物Cの話を、三人称の語りで語るが、その内容に、AがBから聞いたとはとても思えない話が含まれているということがおもしろいのだろうと思った。しかしそれがなぜ3・11につながるのかがこの本を読んだだけでは理解できなかった。

赤坂真理の『東京プリズン』は僕も全くおもしろくなかったので、「おもしろくない」とはっきり言ってもらえて嬉しかった。
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内田樹『街場の共同体論』

2017年01月22日 21時11分18秒 | 文学
このところ仕事が忙しく、英語の勉強も筋トレもジョギングも何も出来ていないが、久しぶりに本を読んだ。内田樹『街場の共同体論』(潮新書)を読んだ。
いつもの話で、あんまりおもしろくなかった。ほとんど退屈した。
内田樹の本はもう少しおもしろいこともあるのだが、この本はほんとうにつまらない本だと思った。
社会の悪口ばかり言っているような印象だったからかもしれない。
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高見沢潤子『兄 小林秀雄との対話 人生について』

2017年01月09日 23時55分55秒 | 文学
高見沢潤子『兄 小林秀雄との対話 人生について』(講談社文芸文庫)を読んだ。
とてもおもしろかった。
同じ人間でも描く人によってずいぶん印象が違う。小林秀雄は兄としては良いお兄さんだったんだなと思った。
郡司勝義の『小林秀雄の思ひ出』などとは印象がかなり違う。

きちんと小林秀雄を読みたいと思わせる本だった。
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マーティン・セリグマン『オプティミストはなぜ成功するか』

2017年01月09日 23時42分39秒 | 文学
マーティン・セリグマン『オプティミストはなぜ成功するか』(講談社文庫)を古本屋で買っていて、それを少し前に読み終えた。
私はどちらかといえば楽観的なほうだと自分では思っていたのだが、この本に載っているテストをしてみると結構悲観的な人間と診断され、「ああそうか、悲観的な人間なのだ」と悲観していた。
悲観的では何も出来ないので、楽観的になることを身につけるべきだというのはなるほどその通りと思ったが、そう思ってこの本に書いてあることを実践できるような人は悲観的な人間ではあるまいと思った。
本を読むだけでは身に付かないだろう。
誰かがきちんと指導する必要があるのだろうと思った。

うつ病というのは考え方の習慣がそうさせるのであって、治るものだということがはっきりと書かれてある。
それはそうなんだろうなと思う。
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TOEIC結果

2017年01月05日 23時15分45秒 | 英語
この前受けたTOEIC試験の結果が分かった。
Listening 190
Reading 230
Total 420
だった。
話にならない。もっと勉強します。
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2016年紅白歌合戦

2017年01月02日 00時36分09秒 | テレビ
去年の大晦日のNHKの紅白歌合戦は、意外にとってもおもしろかった。
もちろん最初から最後まできちんとリアルタイムで見たわけではなく、10時くらいまで英語の勉強をして、それから録画したものを早送りしながら見たのだが、それでもなかなかおもしろかった。
振り返ると、
・SEKAI NO OWARIは「RPG」をタイトルに入れていたが、タイトルに入れる必要はあったのだろうか。ほとんど「Hey Ho」だった。
・椎名林檎がとっても良かった。椎名林檎って椎名林檎にしかできないことをやっているんだなと思った。
・ゆず。永六輔は死んでしまったんだなあ。
・ピコ太郎。ピコ太郎の正体を私はつい最近(たしか二週間くらい前)に知った。そしてとっても驚いた。
・RADIO FISHの良さは軽快な動きにあると思うのだが、あっちゃんの衣装が重そうだった。
・AKB48は「365日の紙飛行機」を歌わなかった。誰がどこで歌うのかが当日まで決まっていなかったので、口パクだった(と思う)。
・Perfume。椎名林檎のほうが上だった。
・星野源。ドラマを見ていないので恋ダンスや星野源の良さがよくわからない。
・X JAPANは大人になったんだなあ。ゴジラと戦うことが出来た。
・イエモンは期待していたが、早送りしてしまった。
・宇多田ヒカル。この前「クリスマスの約束」で小田和正と歌ったときのほうが上手だった。
・タモリとマツコ・デラックスが会場を徘徊して最後まで審査員席に来ないという演出をやっていたが、意外とおもしろかった。歌だけ聞いていても飽きるし。このようなことはこれまでなかった。ピコ太郎とかゴジラとか、NHKはシャレのわからない人(朝ドラの出演者を朝ドラの役名で呼んで、登場人物と同一視してしまうような人)を少し見捨ててしまったのだなと思う。それはそれで良いと思う。
・どんな手を使ってでも、紅組がしばらく勝てば良いと思う。なんで視聴者投票ではいつも白組がものすごく優勢になるのかわからない。
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