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小島信夫『抱擁家族』

2024年10月05日 13時39分09秒 | 文学
小島信夫『抱擁家族』(講談社文芸文庫)を電子書籍で読んだ。
大学時代に読んだことがあるので、読むのは二度目だがいま読んでもよく意味がわからない。
妻がアメリカ人と浮気して、そのあと妻が癌で死んで、妻のいなくなった家にいろんな知り合いを集めてめちゃくちゃになるのだが、このむちゃくちゃになった家のことをどのように読めばいいのかよくわからない。
実際にこのような状態になることはないと思うので、やはり比喩としてとらえるべきなのだと思うが、比喩としてとらえるとしてもよく意味がわからない。
続けて江藤淳の『成熟と喪失』を読めば理解が深まるのかもしれないが、すこし疲れたのでやめておく。
小島信夫の描く妻の感じが気持ち悪くて、ちょっと彼の他の小説も読む気がしなくなっている。そのくらい影響力のある小説ということではあるのだろう。
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齋藤孝『人生が面白くなる 学びのわざ』

2024年09月23日 20時22分26秒 | 文学
齋藤孝『人生が面白くなる 学びのわざ』(NHK出版)を電子書籍で読んだ。
ちょっと前に読んだ。すでに内容をあまり覚えていない。
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齋藤孝『使える!『徒然草』』

2024年09月20日 21時43分51秒 | 文学
齋藤孝『使える!『徒然草』』(PHP研究所)を電子書籍で読んだ。
『徒然草』の第150段にいたく感心したので、ほかの段もおもしろいものがあるのではないかと思い、読んでみた。
期待したほどおもしろいものには出会えない。
やはり、ふとした瞬間にすっと心の隙間に入ってくると印象に残る。なかなかそういうタイミングで出会えない。
さあ読もうと思ってまとめて読むと、どばっとまとめて来るので印象が薄くなる。難しいものだと思う。
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釈徹宗『学びのきほん お経で読む仏教』

2024年09月19日 23時05分59秒 | 文学
釈徹宗『学びのきほん お経で読む仏教』(NHK出版)を図書館で借りて読んだ。
キャンペーンで安かったので『スッタニパータ』と『ダンマパダ』を電子書籍で買ったのだが、先にお経の基礎知識を、と思い読んでみた。
お経って何を言ってるのかわからないので、昔から興味はあるのだが、熱心に知ろうとしたことがなかった。
読んでみて、自分で新たに買って読もうと思うようなものはなかったのだが、『ミリンダ王の問い』が一番おもしろそうではあった。屁理屈の感じがおもしろい。
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オスカー・ワイルド『新訳 サロメ』

2024年09月10日 21時58分22秒 | 文学
オスカー・ワイルド『新訳 サロメ』(角川文庫)を読んだ。
『新訳 ドリアン・グレイの肖像』に続いて読んでみた。
何が行われているかは分かるのだが、なにがおもしろいのかはわからない。聖書に親しんでいないからだろうか。
オスカー・ワイルドを読むことはもうないかもしれないな、と思った。
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オスカー・ワイルド『新訳 ドリアン・グレイの肖像』

2024年09月07日 21時51分05秒 | 文学
オスカー・ワイルド『新訳 ドリアン・グレイの肖像』(角川文庫)を読んだ。
出だしがすごくおもしろく興味を惹かれ、期待して読み進めた。
だんだんと退屈な感じで、月次な感じで話が進み始め、最後は用意していた結末にきちんと着地しました、といった感じで終わった。
結末は、三島由紀夫の『金閣寺』をすこし思い出させた。

自分が段々と年を取ってくると、若いひとの輝かしさを見ると羨ましくなることがたしかにあり、そういう話なのかなと思って読んだ。
ずっと若いままでいたいがそのためには代償がある、という話なのかな。
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デレク・ホイ監督『恋するシェフの最強レシピ』

2024年08月31日 22時28分43秒 | 映画
デレク・ホイ監督『恋するシェフの最強レシピ』を見た。
まさにおしゃれなラブコメを作りましたという感じだった。
でもそれなりに楽しめた。
前半すごく良かったと思うのに、後半よくわからなくなった。
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イム・スルレ監督『リトル・フォレスト 春夏秋冬』

2024年08月30日 23時08分09秒 | 映画
イム・スルレ監督『リトル・フォレスト 春夏秋冬』を見た。
ちゃんと料理を作る、いい映画だった。見てると料理をしたくなる。
昔、橋本愛が出てる方の同じタイトルの日本映画を見ようとしたことがあり、少し長いのであきらめたことがあったが、今度機会があれば見てみようと思う。
韓国映画に、最近良いと思える映画が多い気がする。他のも見るようにしていきたい。

最初、友人が犬を連れてきて、主人公に飼わせるのだが、「血の通ったものは皆支えになる」と言う。
韓国の思想だろうか。日本では聞いたことがない。
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アン・リー監督『ブロークバック・マウンテン』

2024年08月28日 23時44分13秒 | 映画
アン・リー監督『ブロークバック・マウンテン』を見た。
随分前から気になっていたのだが、やっと見ることができた。

久しぶりにジェイク・ギレンホールに会ったヒース・レジャーが、我慢できなくて、会った途端にキスするのがすごい、と思った。 そしてそこを妻に見られる。
このあたりのそれぞれの配偶者に隠れて会うあたりまで、とても興味深く、楽しく見ていた。
そのあと、ヒース・レジャーが離婚してから話が暗くなり、ちょっとつらくなる。
最後のあたりは、ちょっと話がよくわからなくなって、どういうところに持っていきたいのか、私にはよくわからなくなった。
吹き替えで見ていたのだが、最後のヒース・レジャーのセリフが「俺は誓う」で、ちょっと聞き取りにくて最初「俺は違う」と言っているのかと思った。何が違うのか、お前のように男好きじゃない、と言いたいのか、そんなに早く死なない、と言いたいのかと思ったが、聞き直すと「俺は誓う」で、字幕版で見ると「I swear」と言っていて、字幕は「永遠に一緒だ」とかだった。
おそらくここで、結婚式で行われる誓いの言葉のようなことを言わせたのだろうと思う。
一方が死んでからやっと一緒にいられる、という話なのだな、と思う。
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マイク・ミルズ監督『カモン カモン』

2024年08月26日 17時07分54秒 | 映画
マイク・ミルズ監督『カモン カモン』を見た。
独身者にいきなり子供が預けられ、右往左往するという話はいろいろあるが、その部類の映画だった。
子供がすごく可愛い。
おそらく実際にある本を登場人物が読んでその引用が入るところや、たぶん実際にたくさんの子供にインタビューしてそれをそのまま使っているところなど、あまり他の映画では見ない試みだなと思った。

「親のない子」になって(フリをして)、母親や伯父さんと話をする子供というのはとっぴな設定のようでいて、そういうことはあるだろうなと思った。
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