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☆「デスパレートな妻たち2」のレニー・ゼルウィガー似の修道女

2006年11月30日 01時08分32秒 | テレビ
ドラマ「デスパレートな妻たち2」は第9話。
やっとジョージの悪事がブリーに発覚する。
ジョージは死んだのかどうだか知らないが、死んだほうがいいということは確かだ。
カルロスを改心させた修道女は、レニー・ゼルウィガーに似ている。
声優も、レニー・ゼルウィガーの吹き替えをしそうな声のひとが担当している。

映画「ベニスに死す」がいったい何に似ているかというと、手塚治虫の「火の鳥」に似ている。
ビョルン・アンドレセンが火の鳥で、ダーク・ボガードが猿田彦(とその子孫。我王とか)。
永遠の命を求める人間たちには火の鳥が何を考えているかさっぱりわからない。そのつぶらな瞳でまばたきをするのかどうかさえわからない。
火の鳥は時に意地悪なこともあるが、意地悪しようと思っているのかどうかもよくわからない。
「もののけ姫」のシシ神もおんなじ様な設定だ。
ビョルン・アンドレセンは火の鳥であり、シシ神である。
のだと思う。
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☆ルキノ・ヴィスコンティ監督「ベニスに死す」感想

2006年11月29日 23時49分18秒 | 映画
ベニスに死す録画していたルキノ・ヴィスコンティ監督の「ベニスに死す」を見た。
あらためて、不思議な映画だなあ、と思う。
映画の最初に登場する、白い顔のおじさん。ギターを持って歌を歌う白い顔の男。そして最後に年老いたダーク・ボガードが髪を黒く染め、顔を白く塗り、口紅を塗る。
なんでこんなに白い顔の男が登場するんだろう。

ビョルン・アンドレセンはなんであんなに思わせぶりの態度をとるんだろう。
ダーク・ボガードのことなんか好きでもなんでもないくせに。

ダーク・ボガードが演じる作曲家は、美は努力で勝ち取るものだという信念で生きてきたが、娘を亡くし、演奏会で失敗し、ベニスに療養にやってくる。
結局、美(ビョルン・アンドレセンが演じる少年)を手に入れることはできないままに、美を遠くに見ながら年老いて死んでいく。
あらすじをまとめるとこんな話だと思うが、それだけではまとめることのできない部分の多く残る不思議な映画だと思う。
伊丹十三の「タンポポ」はこの映画の影響を相当に受けていると思う。
ダーク・ボガードが笑いながら泣くシーンがあったが、似たようなことを役所広司がやっていたと思う。
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☆時のないホテル、台詞のない映画

2006年11月28日 21時34分29秒 | 音楽
もともと音楽に対してあまり興味のないほうなので、レンタルビデオ屋に行っても素通りしてしまうのだが、久しぶりにCDアルバムを借りた。
うろうろしていると宇多田ヒカルの新しいアルバムが置いてあった。
新しいアルバムが出ていたことすら知らなかった。
(ちょっとあとで追記:でもよく考えたら、知ってた気がする。最近ますます忘れっぽくなってる。)
宇多田ヒカルはデビュー当時すげえのが出てきたと思って、アルバム「First Love」は発売と同時に購入したが、最近はそこまで注目してない。
たまにいい曲と思えるものもあるけど。

NHKの「探検ロマン世界遺産」を見る機会がたびたびあって主題歌の、松任谷由実の「水の影」がいい曲だと思っていたので、今日は、収録されているアルバム「時のないホテル」を借りた。

ヴィスコンティの「ベニスに死す」はあらためて見るとほとんど台詞がないことに気付く。
大学のときに大好きになって、それ以来通してきちんと見たことはないのだが、BS2で放送しているので録画している。
この映画のダーク・ボガードを見ると、伊丹十三監督の「タンポポ」に登場する、役所広司と藤田敏八を想い出す。よく知らないが、同じテーマ曲(マーラー)を使ってなかったっけ。
役所広司と藤田敏八のふたりを同時に想い出すわけではなく、正確に言うと、映画「タンポポ」の役所広司の白い衣装を着た藤田敏八を(そんなシーンはないのだが)見ているような気がする。

ちょっとあとで追記。
「役所広司の白い衣装」はまだしも、「藤田敏八」と言っても誰のことを言ってるのかわからないひともいるんじゃないかと思います。
死にかけの奥さんにチャーハンを作らせるひとではありません。それは井川比佐志です。
北京ダックを食べる詐欺師でもありません。それはたぶん中村伸郎。
藤田敏八は、電車に乗ってて歯が痛くって、車内販売の飲茶を食べて、歯医者に行った帰りにアイスクリームを食って、自然食品で育てられてる子どもにアイスクリームを食べさせてしまう男です。
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☆内田樹「私家版・ユダヤ文化論」感想

2006年11月26日 11時18分09秒 | 文学
私家版・ユダヤ文化論内田樹の「私家版・ユダヤ文化論」(文春新書)を読んだ。
とっても判りにくい本だった。
とくに何の興味も起きなかった。
いちばん最初あたりに出てくる「政治的に正しい答え」に固執すると考えが深まらないというところだけはおもしろいと思った。
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☆槇原敬之、山田洋次、稲垣吾郎

2006年11月26日 11時08分21秒 | テレビ
パソコンを開いてなかったので、間が空いてしまった。

まず、金曜日。
テレビで「僕らの音楽」を見た。
ケミストリーと槇原敬之が出ていて、槇原敬之はいい曲を作るなあと感心した。
ケミストリーの新曲を聴いていて、この曲は松本零士と槇原敬之との間で歌詞が問題になった曲であることに気付く。番組ではぜんぜんその話題には触れられなかったけれど。
松本零士と揉めたと聞いて、もっとゴダイゴみたいな曲を勝手に想像していたので印象が違った。
まあそんなことはどうでもよくていい曲だと思った。
槇原敬之がだんだんテレビで見ちゃいけないひとのようになっている気がする。そこだけが気になる。

土曜日は「男はつらいよ」を見た。
三田佳子がマドンナだった。
ちょっとずつだが、「男はつらいよ」シリーズがつまらなくなってる気がする。
それでも見続けてしまう理由は、満男(吉岡秀隆)の大学受験がどうなっていくのかに興味があるから。
そのあと、「スマステーション」を見たら山田洋次の「武士の一分」の特集をしていた。たぶんこの映画は絶対におもしろいと思う。
「たそがれ清兵衛」も「隠し剣 鬼の爪」も面白くて、「武士の一分」が面白くないわけがない。しかし映画館に見に行くかどうかはわからない。
「月イチゴロー」では「デスノート the Last name」について、エキストラを批判していた。「デスノート 前篇」のときも稲垣吾郎はエキストラの文句を同じように言っていたが、意識して言っているのだろうか。無意識だったらすごい。
たぶん稲垣吾郎の言っていることは正しいだろうと思うが、この間「デスノート 前篇」をテレビで見た限りでは、この「デスノート the Last name」も面白い映画だろうとは思う。
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☆「パーフェクト・ワールド」感想

2006年11月23日 23時04分27秒 | 映画
今日は午前中にNHKの「探検ロマン世界遺産」を見て、ユダヤ教とキリスト教とイスラム教について学んだ。
そのあと、ほんとうはイーストウッドの「父親たちの星条旗」を映画館に見に行こうかと思っていたが、妻がめんどくさがったので代わりに、録画していた「パーフェクト・ワールド」を見た。
パーフェクト ワールド公開当時に映画館に見に行き、そのときはそこまで面白くないと思っていたのに、今日はなかなか面白かった。
お化けのキャスパーの衣装がかわいい。

ブッチ(ケヴィン・コスナー)に誘拐されたフィリップは、宗教上の理由でハロウィン祭りに参加できなかったので、お化けのキャスパーの衣装を着て仮装する。
フィリップは「エホバの証人」らしい。
ということで「エホバの証人」についてウィキペディアで調べてみようと思ったのに、「削除提案中」になっていた。
どんな宗教なのかをちょっと知りたかっただけなのになあ。
キリスト教系でありながら、ハロウィンやクリスマスをやらない宗派があるんだなあ。
宗教のことはよく知らないことが本当に多い。

ブッチはナイーブな心を持ったまま大きくなった人間で、いつも子どもの側に立って物事を判断する。
いいひとであるのに、社会で上手く生きていくことができない。
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☆韓国、日本、イタリア

2006年11月22日 00時46分33秒 | 映画
ニンテンドーDSのゲーム「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」をほぼ毎日やっているが、さすがに飽きてきた。
いま注目しているソフトは「学研要点ランク順シリーズ 日本の歴史DS」。
発売されて面白そうだったら買ってみようと思う。

ドラマ「冬のソナタ」が放送されていたときに宣伝で見たペ・ヨンジュンの学生服姿が変で、コントをやっているような印象を受け結局馬鹿にして見なかった。
韓国映画の「僕の、世界の中心は、君だ。」の宣伝を見たときも同じような、おじさんが学生服を着ていて変だという印象を持ったが、そのときにこれは、韓国のドラマや映画はこういうものだと思って見るべきなのかもしれないと思った。
思えば登場人物のアイデンティティー(、というか、統一感、というか、同一性、というか、なんと言ったらいいか判らないが)、演じられているひとは同じ人であるという感じは、もちろん演じている俳優が同じ人物であることが一番いい。
岩井俊二の「Love Letter」では中山美穂の学生時代を酒井美紀が演じたけれど、中山美穂と酒井美紀が同じ人物(藤井樹)であるというふうに感じられることのほうが、老けた学生のペ・ヨンジュンと青年の姿のペ・ヨンジュンが同じ人物であると感じることより正常であるわけではない。
(しかしなぜ映画のことを語るときはこのように蓮實重彦的にまわりくどい言い回しになってしまうのだろう。残念だ。)

日本では若い俳優が人物の若い時期を演じ年取った時期をそれなりの俳優が演じるのが一般的になっているが、韓国では若い時期も年取った時期も同じ俳優が演じるのが一般的になっているのではないのだろうか。一体韓国では何歳くらいまで同じ俳優が演じるのだろうか。
そのへんにちょっぴり興味がある。
ペ・ヨンジュンが小学生になったりもするのかなあ。
田中裕子が小林綾子の時期も乙羽信子の時期もひとりで演じるようなことが行われているんだろうか。
うーん、興味深い。
それぞれの国で、映画を本当らしく見せる、その見せ方が違うのはおもしろいことだと思う。よく考えたらどっちもうそ臭いのに、こっちは本当らしく、あっちは嘘っぽく感じるのはおもしろい。

今日BS2でヴィスコンティの「夏の嵐」をやっていて、ちょっと見たが、なんで全部クチパク、アフレコなんだろうかと不思議に思った。しかもちっともクチと声が合ってないし。
よく判らんが、イタリア映画全般アフレコなんだろうか。そんな気もする。
昔見たトリュフォーの「アメリカの夜」で、往年の女優みたいな役の人が、「フェリーニの映画では台詞を憶えてなくたっていい。演技をしながら、アン・ドゥー・トロワって数を数えていればいい」という発言をしていたが、実話なのかもしれないなあと思った。
イタリア人にとっては映画でクチと声が合っていないことなんか、なんにも気にならないことなのかもしれない。
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☆司馬遼太郎「翔ぶが如く(8)」感想

2006年11月20日 23時34分51秒 | 文学
翔ぶが如く〈8〉司馬遼太郎の「翔ぶが如く(8)」を読んだ。
なかなか読み終われないがやっと八巻まで来た。
何が目的なんだかよく判らない西南戦争が続く。
政府軍は熊本城に籠城し、薩摩軍はそこを攻める。いったいなんなんだ、この無意味な戦いは。
早く終わらないかなあ。
「竜馬がゆく」でも思ったが、戦いのシーンは退屈だ。
どっちが勝ったかだけを教えてもらって先へ進みたい気になる。

あと二冊。
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☆Q

2006年11月19日 23時20分43秒 | スポーツ
スポーツって全く見ないけれど、女子マラソンの高橋尚子がどうなっていくかはなんとなく気になる。他にスポーツ選手で気になるといえばイチローくらい。
今日も東京国際女子マラソンを最後だけ見てしまった。
寒そうだった。

昨日の「男はつらいよ」はなんだか寅さんが立派過ぎてちょっと。
マドンナの秋吉久美子と「おとうさん」「おかあさん」と言い合うのもなんだか、どうなんだろう、という感じだった。
来週の三田佳子の女医役というのが気になる。
有森冴子先生みたいで懐かしい。
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☆「オール・アバウト・マイ・マザー」の総て

2006年11月18日 17時56分22秒 | 映画
オール・アバウト・マイ・マザー録画していた、ペドロ・アルモドバル監督の「オール・アバウト・マイ・マザー」を見た。
見たことはないが題名だけ知ってる「イヴの総て」からタイトルをとり、読んだことはあるが内容はさっぱり忘れた「欲望という名の電車」を下敷きにしている映画のようだ。

この映画はどういったふうに見たらいいのかよく判らなかった。
「わかる、わかる」というふうに共感すべき人物もいなかった。そんな出来事もなかった。
スペイン人はこの映画に共感するんだろうかなあ。
それでも面白くなくて退屈でたまらない映画というわけじゃなかった。
なんとも不思議な映画だった。

デスパレートな妻たち2」は来週、7話と8話を同時に放送するらしい。
さすが。
えらい。
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