年末はやっぱり「ロリータ」。現在196ページ。
ロリータの母シャーロットが夫ハンバート・ハンバートの、義理の娘ロリータへの想いに気付き、手紙を書いて郵便ポストに向かって道路を横切っている途中で車に轢かれて死んでしまうシーンは、ドラマ「デスパレートな妻たち」でホワニータ・ソリスが、息子カルロスの嫁ガブリエルと高校生のジョンの浮気現場を写真に撮って(「笑って、ガブリエル」のシーン)走って逃げる途中に車に轢かれてしまうシーンを思い出させる。
「デスパレートな妻たち」の熱心な視聴者が、ナボコフの「ロリータ」をいま読んでいる確率はかなり低いのではないかと思われるのでこんな連想をするひとはあまりいないだろうと思う。
他にも「ロリータ」には、妻シャーロットを水辺で殺そうかどうしようかとハンバート・ハンバートが想像し、思い留まった瞬間に近所の友人ジーン・ファーローが見えないところで絵を描いていてずっと彼らを見ていたことがわかるシーンがあり、結構サスペンスドラマ仕立てではある。
好きか嫌いかと問われれば、わりと好きだと答えそうな小説だ。いまのところ。
ロリータの母シャーロットが夫ハンバート・ハンバートの、義理の娘ロリータへの想いに気付き、手紙を書いて郵便ポストに向かって道路を横切っている途中で車に轢かれて死んでしまうシーンは、ドラマ「デスパレートな妻たち」でホワニータ・ソリスが、息子カルロスの嫁ガブリエルと高校生のジョンの浮気現場を写真に撮って(「笑って、ガブリエル」のシーン)走って逃げる途中に車に轢かれてしまうシーンを思い出させる。
「デスパレートな妻たち」の熱心な視聴者が、ナボコフの「ロリータ」をいま読んでいる確率はかなり低いのではないかと思われるのでこんな連想をするひとはあまりいないだろうと思う。
他にも「ロリータ」には、妻シャーロットを水辺で殺そうかどうしようかとハンバート・ハンバートが想像し、思い留まった瞬間に近所の友人ジーン・ファーローが見えないところで絵を描いていてずっと彼らを見ていたことがわかるシーンがあり、結構サスペンスドラマ仕立てではある。
好きか嫌いかと問われれば、わりと好きだと答えそうな小説だ。いまのところ。