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テニスの「足が逆」について

2013年05月26日 23時25分37秒 | スポーツ
(テニスについてぐだぐだ書く)
YouTubeでテニスのレシーブの仕方とボレーの仕方の動画を見る。
毎週テニススクールに行き始めて、丸二年くらいになるのだが、いまだに「足が逆」とか言われる。なかなか癖が抜けない。そもそもなにがどう悪いのかよく分かっていない。
テニスに限らず、スポーツを教えることの難しさだと思うのが、何度「足が逆」と言われても、言われた本人が何のことを言っているのかよくわからないということがあり、それをいくら言い続けても改善されないのであれば、言い方を変えるなりすべきなんじゃないかと思う。いいかげん、「足が逆」と発言することが問題解決につながる、またはそれで自分の仕事が終わった、と思うのはやめてほしいもんだ。
子供のころ、ソフトボールをしていて「腰を落とせ」と言われて、その意味するところがわからなかったトラウマが蘇る。「腰を落とす」という意味がよく分からない。人間の腰は基本的に落ちない。
テニスコーチはテニスが好きで得意だった人なのだろうから、できない人間の気持ちがよく分からないんだろうな。
もう少し、できない人間のことを考えてほしい。
こういうことはたぶん、よくあることだと思う。
たまに別のクラスに行ったときに上手に言葉で説明できるコーチがいると、感心する。

そんなこんなで、「足が逆」もいまいちよく分からないのだが、「後ろ足」と「前足」もよくわからなかった。「後ろ足から前足に体重を移動させて」みたいなことを言うのだが、私には前足はないし、足を後ろ足と比喩としても呼んだことはなかった。しかしテニスでは言う。ある場面の右足を後ろ足、左足を前足と呼んだりする。
また「体の前で打つ」というのもいまいちよく分からない。この場合の「前」というのは視線の先のことなのか、それともボールの向かってくる方向のことなのか微妙なところがよく分からなくなる。

で、ちょっと疑問がいろいろで、いままでテニスの試合を見たり、動きを調べたりしなかったのだが、ここで少し上達するには一歩踏み込むことが必要なのではないかと考え、YouTubeで動画を見て、もう少しテニスに対して積極的になるべきではないかと思った。歩み寄り、というか。
なんでテニススクールに通っているのにテニスにこれまで歩み寄らなかったんだと思う方もいるかもしれないが、どうもスポーツに懸命になるのを避けてしまう性格なのです。
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夏目漱石『道草』

2013年05月19日 23時54分29秒 | 文学
夏目漱石『道草』(新潮文庫)を読んだ。
大学のときに授業で読んで以来なので、ほぼ二十年ぶり。
「何んだ、詰らない」というほどでもないが、そこまで興味は惹かれなかった。
漱石が自分の実生活を題材に書いたということで、注も漱石の実人生と結びつけたものが多かった。鏡子夫人の『漱石の思い出』を読もうと思った。
奥さんが自宅で出産し、赤ん坊を主人公が取り上げる場面があり、以前読んだときもその場面が印象に残ったが、今回もそこが一番印象に残った。
金銭の苦労についてこんなにきちんと書くのは夏目漱石だけだと思う。
夫と妻の噛み合わない感じをこんなにきちんと描けるのも漱石だけだと思う。
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老子、あまちゃん

2013年05月16日 22時57分35秒 | テレビ
NHKの「100分で名著」を見て、取り上げられている本を読むことが多いのだが、今回の『老子』は読まないかもしれない。番組は一応見ているのだけれど。
『老子』って確かに名著なんだろうけれど、番組で取り上げられる言葉に感銘を受けることがない。言っていることは確かにその通りなのかもしれないが、書いている人の顔が見えないという感じ。言葉だけなら何とでも言える、自分の身体を張って言っている言葉なのか、と疑問に思う。
また翻訳も多くて、どの本を読めばいいのかわからない。
次回のトルストイの『戦争と平和』は番組を機会にぜひ読みたい。

今週からNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」を録画して見ている。
おもしろい。
80年代が懐かしい人にはたまらないドラマだ。
主人公の家族はみんな80年代を代表する人たちで、母親が小泉今日子で父親が尾美としのりで祖母が宮本信子と、「なんてったってアイドル」と「転校生」と「マルサの女」がそろっている。祖父の蟹江敬三がちょっと弱いかな、と思っていたのだが、今日ふと「スケバン刑事2」か! と思った。蟹江敬三がスーパーで働き始めるのは「スーパーの女」宮本信子への伏線なのだろうか、いろいろと勘ぐってしまう。
楽しみなドラマだ。
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NHK、よしもとばなな、不妊治療、そしてあまちゃん

2013年05月12日 02時44分46秒 | テレビ
NHKの「ミュージックポートレイト」によしもとばななが登場するので、二週連続録画して見た。二人の選曲自体にはさほど興味深いものはなかったのだが、よしもとばななの長年のファンとしては、聞いたような話がいくつも出てきて懐かしい感じだった。
いま、両親を亡くした彼女に話を聞こうと思ったNHKのスタッフの目の付け所はいい。この番組は今後も見ていきたい。
三十八で産んだ子供を「孫のよう」と言っているところがあり、うちも同じくらいの歳で娘が産まれているので、そうか孫なのだと思った。

NHKでは「クローズアップ現代」で不妊治療についての番組を見た。
四十代で不妊治療を続け、いつやめたらいいのかがわからない人たちがいる、という内容だった。
子供というのはいらないと思ってたらまったく気にならないのだが、欲しいと思い出したらものすごく欲しくなるものだと思う。なので、治療のやめ時がわからないというのはよくわかる。
夫婦二人の話なので周りからは何も言えないということもあるが、周りから何も言えないから余計に二人で悩んでしまう。
私自身の経験を言うと、盲腸で入院したときに、歳とって入院して死ぬときのことを考え、その場に妻しかいない(もしかしたら妻さえいない)というのはものすごくさびしい気がした。で、そう思って子供が欲しくなると、芸能人の出産のニュースや赤ちゃんの写真入りの年賀状を見るのが嫌になった時期があった。

NHKの朝ドラ「あまちゃん」を今日初めて見たが、とてもおもしろそうだった。録画して見たいと思った。
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殊能将之『ハサミ男』

2013年05月06日 21時16分10秒 | 文学
殊能将之『ハサミ男』(講談社文庫)を読んだ。
叙述トリックというのは、この作品が叙述トリックと思って読むと、案外わかってしまうのが難点だ。しかし、叙述トリックだと知らなければ読もうとも思わないので難しい。誰か、ミステリーソムリエのようなひとがそばにいて、僕が叙述トリックが好きなことを知りつつ、叙述トリックであることを言わずにそっと本を薦めてくれたらよいと思う。が、そんなひとはもちろんいない。
ミステリー作家というのは、だいたいみんな律儀に”フェアに”書こうとするので、ヒントらしきものがちりばめられている。そのように読めば分かるように書いている。僕にとってはそんなものは必要なく、おもしろがらせてくれたらそれでいいのだが、トリックが分かった後にも突っ込まれないようにしている。ご苦労なことである。
『ハサミ男』は結構最初のほうで叙述トリックがわかってしまったので、途中からはそれを確認するのと、偽ハサミ男が誰かということを中心に読んだ。偽ハサミ男についても途中でこいつしかいないだろと思っていたら、そいつだった。ここについてはもうひとひねり欲しかった。
なので、評価は少し低くなるが(ミステリーファンではないがやはり犯人が分かってしまうと評価は低くなるのは仕方がない)、順位はこうなる。

1位 『殺戮にいたる病』(我孫子武丸)
2位 『ハサミ男』(殊能将之)
3位 『葉桜の季節に君を想うということ』(歌野晶午)
4位 『仮面山荘殺人事件』(東野圭吾)
5位 『弥勒の掌』(我孫子武丸)
6位 『占星術殺人事件』(島田荘司)
7位 『イニシエーション・ラブ』(乾くるみ)
8位 『しあわせの書 迷探偵ヨギガンジーの心霊術』(泡坂妻夫)

『殺戮にいたる病』は最後までわからなくて、びっくり仰天だったので1位のまま。『葉桜の季節に君を想うということ』は叙述トリックはそうだろうと思っていたそのままだったが、もう一つの部分で驚いた。しかし、歌野晶午のほかの作品を読みたいかと問われれば「そうでもない」。殊能将之については「読んでみたい」。そこの違いで2位。読んでみたいというのは、全体的に良いものを感じたということです。
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ゴールデンウィーク

2013年05月05日 22時17分16秒 | 育児
このゴールデンウィークは5月2日(木)が仕事で、それ以外は4月27日(土)から5月6日(月)まで休み。
娘を連れて初めて温泉に一泊二日の旅行に行った。夫婦二人だと気楽だったけれど、子供がいるので結構大変だった。お風呂は部屋にある風呂に入れた。子供が寝るとテレビもつけられないし、どこかに行くわけにもいかないし、早く寝るしかなく、二日目はとても早起きでできた。子育てっていろいろ制約があるものだ。
温泉に入って、料理を食べて、(一応)のんびりできてよかった。
娘は一歳になったばかりで、いまもうすぐ立って歩けるかなというところ、下の前歯が二本生えそうで、いらいらしたり、ひとりでお喋りしたりしている。
あとは休み中にテニススクールに計四回通った。
テニスについては結構上達したような気がする。

本はドストエフスキーの『死の家の記録』を読んでいる。
いまのところ、あまり面白さがわからない。埴谷雄高が大岡昇平との対談で、『俘虜記』を書くときに『死の家の記録』を大岡が読んでいたことを言っていので、『死の家の記録』を読んだ後は『俘虜記』を読もうと思っている。いま書いていて、埴谷雄高と大岡昇平の対談ではなくて、小林秀雄と大岡昇平との対談での小林の発言かもしれないなあと思った。執筆の時期としてはそのほうが正しい気がする。勘違いかもしれない。
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島田荘司『占星術殺人事件』

2013年05月03日 23時25分03秒 | 文学
島田荘司『占星術殺人事件』(講談社文庫)を読んだが、長い。
長いし、ミステリーファン向けの作品のように思えた。わくわくもしなかった。私のようなものには合わない。
やはり叙述トリックものだけを読んでいくべきなのだろう。この作品は叙述トリックものではなかった。
叙述トリック以外のトリックに(密室トリックとか)、まったく興味が持てない。読者への挑戦状にも受けて立とうという気になれない。分かるわけないんだから。
叙述トリックものではないが、ミステリーなので順位に入れてみる。

1位 『殺戮にいたる病』(我孫子武丸)
2位 『葉桜の季節に君を想うということ』(歌野晶午)
3位 『仮面山荘殺人事件』(東野圭吾)
4位 『弥勒の掌』(我孫子武丸)
5位 『占星術殺人事件』(島田荘司)
6位 『イニシエーション・ラブ』(乾くるみ)
7位 『しあわせの書 迷探偵ヨギガンジーの心霊術』(泡坂妻夫)

『イニシエーション・ラブ』と並ぶくらいかな。
島田荘司はたくさん作品があるので、おもしろければ続けて読もうと思っていたのだが、そんなふうにはなりそうにない。
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