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☆勝海舟「海舟語録」感想

2007年05月31日 22時29分41秒 | 文学
海舟語録勝海舟の「海舟語録」(講談社学術文庫)を読んだ。
なんか、今後の人生において有益になるようなことは、特に書いてなかった。
もっと期待してたんだけれども。
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☆勝海舟「氷川清話」感想

2007年05月28日 22時55分45秒 | 文学
氷川清話最近はお年寄りの話は聞いておくもんだと思っているので、勝海舟の「氷川清話」(講談社学術文庫)を読んだ。
もうちょっとおもしろくてためになるようなことが書いてあるのかと思って期待して読んでみたが、西郷隆盛はエライっていうことが繰り返しかかれていて、僕にとって西郷隆盛はどこがどうえらいのかよく判らない人物のひとりなので、そんなにはおもしろくなかった。
坂本龍馬のことをもっと語っているのかと期待していたのにそれが裏切られたのも落胆の大きな要因だと思う。
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☆井筒和幸監督「パッチギ!」感想

2007年05月26日 20時15分21秒 | 映画
パッチギ ! 録画していた井筒和幸監督の「パッチギ!」を見た。
これはなかなかおもしろかった。
ずっとこころに残るような、またいつか見たくなるような、そんな映画ではないし、たぶんもう見ないだろうけれど、見ている間は時間を忘れて見られる映画だと思う。
あまりこういう映画を見るときに政治的なメッセージを受け取ろう、受け取ろうとしないのがいいような気がする。
そういうスイッチを入れて見て映画が面白いことってあまりない。

ケンドーコバヤシというお笑い芸人を最近テレビでよく見ることがあり、誰なんだ、そのうち料理とか作り出して料理本とか出しそうだな。そういえば辺見えみり夫婦はうまくいっているのかなあ。まあなんとくなく安心できるしゃべりで嫌な感じはしないけれど、と思っていたけれど、この映画に出ていた。
関西弁を話せる俳優が必要な映画にお笑い芸人は欠かせないんだなと再確認した。
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☆小泉堯史監督「博士の愛した数式」

2007年05月25日 18時44分26秒 | 映画
研修会のようなものに生まれてはじめて参加した。
3日間。
まともにきちんと就職しなかったので、新入社員研修のようなものにも参加したことがないのでほんとに生まれてはじめて。
いろいろな職業のひとがいた。いろんなひとがいるな、と言う感じ。
そして、意見がまとまることはほんとになかなかないものなんだな、と言う感じ。
先生がなかなか愉しいひとで、講義を聞いているだけで面白かった。
演習はあまりしなくていいんじゃないかと思ったが、それだと退屈な人もいるだろうからあれもしないといけないんだろう。
まるっきりひと言もしゃべらないひとというのが世の中には存在するんだなと思った。これはほんとうに驚いた。少年のような心を持った中年のおじさん。

博士の愛した数式早く家に帰ってきたので録画していた映画「博士の愛した数式」を見た。
小川洋子の小説はいくつか読んだことがありあまり期待もしていないので、期待外れということはなく、ある意味期待通りの映画だった。たぶん原作もこんなもんだろうと思う。(間違ってるかもしれませんが)
博士(寺尾聰)の義理の姉、だか妹だかの浅丘ルリ子がなぜあんなに嫉妬深くて意地悪なのかがよく判らなかった。正確に言うと、判らないこともないのだけれど、実際にこんなひとがいるのかなあ? と思った。
彼女に存在理由があるとすると文学的な理由しかないように思う。
主人公の深津絵里を不幸な目にあわせて彼女が「わたしって不幸」と思わせるための装置。そんな印象を受けた。
ほんとうは、博士の暴力的な部分とか性欲とか、そのへんの問題もいろいろとあるだろうけど、文学少女っぽいお話になっていたと思う。
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☆資格

2007年05月19日 08時48分09秒 | テレビ
しばらくぶりで仕事関係の資格を獲ろうと思い、参考書をインターネットで注文する。
秋に試験。
がんばるぞ、とここで宣言しておく。

テレビ番組をどんどん録画しているが溜まっていくだけでぜんぜん見れてない。
アニメの「DEATH NOTE」とドラマ「時効警察」、それと「ヒッチコック劇場」くらいは溜めないで見ている。
ほかの、映画等はそうとう録画しているが見れてない。
本もぜんぜん読めてない。
京極夏彦の「続巷説百物語」を半分くらいまで読んだ、と記憶している。
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☆モーム「サミング・アップ」感想

2007年05月06日 12時16分20秒 | 文学
サミング・アップあるひとが何かを確信していて、それが誰かの言っていることの受け売りではなく、自分で経験して得た独自のものであると、なにはともあれ素晴らしいと思ってしまう。
モームの「サミング・アップ」(岩波文庫)はそういう本で、似たような本というと、フラナリー・オコナーの「秘義と習俗」とか、日本で言うと、谷崎潤一郎の「文章読本」とか、かなあ。
モームの言っていることで、
「演劇の観客は周りに左右されるもので周りの人が笑えば笑う。だから思想的な演劇は難しい。思想は一対一のものだから。」(だいたいこんな感じの雰囲気の意見)
とか、
「世の中にはいろいろなひとがいて一人として同じ人はいない。とは言うけれど、実際には数種類のタイプがあるだけだ。」
とか、
「実際に自分で行動するときはわりと思いつきで行動したり論理的でなかったりするくせに、劇の登場人物の行動には論理的な整合性を観客は求めるものだ。」
とか、あまり他では聞いたことのない意見がたくさんあって面白かった。
この間、テレビで映画監督のイングマール・ベルイマンを追ったドキュメンタリー番組を見たが、そのときも似たようなことを思った。
何かを確信しているひとは面白い。

イングマール・ベルイマンについては確か「野いちご」を見たことがあるだけで、何にも憶えていないが、過去の回想シーンなのに回想している本人が過去の姿でなくいまの年取った姿のままで出てくるのが印象的だった。映画全体の印象はまったく記憶にない。おもしろくないと思ったんだと思う。他の映画を見ていないから。
「ある結婚の風景」と「サラバンド」は見てみたいなあ。NHK-BSでイングマール・ベルイマン特集をしないかなあ。
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☆よーし、わかった!

2007年05月04日 00時35分35秒 | 映画
最初から見てはいなかったのだが、テレビで市川崑の映画「病院坂の首縊りの家」を途中だけちらっと見て、ああこの女優が犯人だろうと思ってチャンネルを変えた後に、しばらくして再びチャンネルを変えたらその女優が犯人らしく話が進んでいた。
金田一耕助シリーズをきちんと見たことはないのだが、「犬神家の一族」の犯人は(たぶん)知っているし、「女王蜂」も最後だけ見て犯人が判ったと思う。(きちんと見てないので違ってるかもしれません)
それによって、
金田一耕助シリーズの犯人はすべて女性なのではないか。
よーし、わかった!
という気持ちになってしまった。
いまのところ全く予定も興味もないが、いつか金田一耕助シリーズをまとめて読むか見るかすることもあるかもしれないのでこの思い付きを書き残しておく。
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☆京極夏彦「巷説百物語」を読んで、映画「壬生義士伝」を見る

2007年05月03日 17時57分53秒 | 文学
巷説百物語京極夏彦の「巷説百物語」を読んだ。
買ったままでずっと読んでいなかったのだけれど、やっと読んだ。
すこし退屈した。
京極堂のシリーズのほうが好きだな、と思い、あちらもまだ二冊しか読んでいないが続きを読もうかという気になった。
話がおもしろくないとは思わないのだが、どうも性に合わない感じ。短編をあまり読まないからかもしれない。

壬生義士伝そのあと、滝田洋二郎監督の「壬生義士伝」を見た。
たぶん、中井貴一の方言が上手すぎて、だと思うが、何を言っているのやらよくわからないところがあった。こういうことは日本映画では良くあることだ。仕方がない。
佐藤浩市は年取っても特に三国連太郎には似てないな、と思った。斎藤一は明治になって警察官になったんじゃなかったっけ? 山田風太郎の「警視庁草紙」に出てきた気がするけど、それは創作なんだろうな。
この映画は話の持って行き方がなかなか良かったので、浅田次郎の原作は面白いんだろうなと思った。映画もなかなかいいのだろうけれど、中井貴一が何を言っているのかよく判らないところと、何をしゃべっているのかよく判らない上に中井貴一がなかなか死なないところが気に入らなかった。
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