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☆TANNKA

2006年06月16日 17時39分43秒 | 映画
来月の文庫発売の中で注目なのは、よしもとばななの「デッドエンドの思い出」(文春文庫)くらいで、なぜだかプルーストも発売されないし、まああとは俵万智の「トリアングル」(中公文庫)くらいかなあ。しかし買って読むほどの興味はないなあと思っていたら、「トリアングル」が映画化されることを今日知った。
監督は阿木燿子。
タイトルは「TANNKA」になるらしい。「トリアングル」で良いと思うのになあ。三角関係をトライアングルと呼び、しかもフランス語読みにしたところが、なんとなく素晴らしい。そういえばEvery Little Thingの「fragile」は「フラジャイル」ではなく「フラジール」と読むんだったなあ。
「TANNKA」というタイトルには北野武映画の影響が見られる。

阿木燿子を僕が初めて知ったのは、ドラマ「あまえないでヨ!」で斉藤由貴のお母さん役をやったときだと思う。主題歌はBaBe(ベイブ)の「Give me up」。
妖艶なお母さんだなあと子供心に思った。

追記。
「タンカ」なのになぜNを重ねるのか、変だと思って調べると、「TANKA」が正しいようです。阿木燿子公式WEBサイトにそう書いてました。
さらに追記(23:00)。
いま見たら、阿木燿子公式WEBサイトでも「TANNKA」となっておりました。
なんだか見間違いだった気もしてくるけど、確かに夕方見たときはNはひとつだったのになあ。まあ、いいや。この映画は絶対見ないし。
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☆山田風太郎「明治断頭台」感想と漱石リスト

2006年06月16日 00時17分16秒 | 文学
明治断頭台―山田風太郎明治小説全集〈7〉山田風太郎の「明治断頭台」を読み終えた。
うーん。
おもしろかったような。
そこまででもないような。
時代背景が良くわからないのと、推理トリック自体に興味を惹かれることが皆無であるという僕の性格に問題があると思う。それとやはりエスメラルダの台詞の全文カタカナは読みにくい。谷崎潤一郎の「鍵」や「瘋癲老人日記」を思い出した。あれも読みにくかった。
他の”明治もの”はここまで推理要素が濃くないらしいので期待する。
明治時代には興味をもった。
しばらく司馬遼太郎を読んでみるつもり。

江藤淳特集がそろそろ終わりかけているので、次は夏目漱石特集を始めようと思っている。最近出版された(そうでもないものもあるが)、夏目漱石関連の本もチェックするつもり。以下に覚書。
吉本隆明著
「漱石的主題」(春秋社)
「夏目漱石を読む」(筑摩書房)
「漱石の巨きな旅」(NHK出版)
丸谷才一著
「闊歩する漱石」(講談社)
あと、江藤淳の「漱石とその時代」(新潮社)も気にはなるが、この本の評判を未だに僕は聞いたことがないのと、そのうち新潮文庫に入るのではないか(しかも全3冊くらいになって)、と期待しているのでもう少し様子を見る。
研究書と小説自体とどっちを先に読むかというのは興味深い問題ではあるけれど、すいません、わかりません。経験から言うと、研究書が先のほうがいいのかなあ。
僕は興味のあるものから手当たりしだいです。

ああ、そうそう。忘れてた。
ハーゲンダッツの「ドルセ・デ・レチェ」、最高です。感動した。
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