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☆結局どっちが勝ったの?

2006年06月14日 10時00分01秒 | 文学
バック転。バック宙。
うしろ髪ひかれ隊。うしろゆびさされ組。
松本幸四郎。
寝不足のときは考えが後ろ向きになりがちだ。いけないいけない。(松本こウシロう)

お恥ずかしながら、僕はどっちが勝ったのか知らない。
もちろん「没理想論争」のこと。
森鴎外と坪内逍遥のどっちが勝ったんだろうか。調べてもよくわからなかった。インターネットの世界でもっとも信頼しているウィキペディアにも書かれていない。
どんな論争かすら知らない。
当時ドクター・マシリトがいなかったのが残念だ。彼ならどんな理想であろうと「ボツ」だ。
だいたい文学史上の論争って、有名有名って言われるわりにはよく知らないことが多い。
他にも、芥川龍之介と谷崎潤一郎の間で戦われた、なんと呼ばれているのか知らないけれど、「文芸的な、余りに文芸的な」論争の結果も知らない。
それと吉本隆明と埴谷雄高の、これもなんと呼ばれているのか知らない、「アン・アン論争」。
古くは本居宣長と上田秋成の「呵刈葭」論争とかも。かかいか?
他にもあったかもしれないなあ。
佐藤春夫と谷崎潤一郎のは論争とは言わないのかなあ。
小林秀雄と中野重治とかもあったような。

本を読んでいて、たまたま論争中の片方の意見を読むことはあるけれど、それに対する相手方の意見とか、そもそもどんな意見に対する反論で書かれた意見なのか、わからないままの場合が多い。めんどくさくてそこまで追いかけようと思ったことはない。
岩波文庫かちくま文庫か講談社学術文庫あたりで、なにがし論争をまるっと一冊でまとめてくれないかなあ。解説なんかいらない。コミック雑誌なんかいらない。そのものの文献を年代順にまとめてくれるだけでいいんだけど。
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