ダブログ宣言!

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☆紅白歌合戦

2009年12月31日 18時51分53秒 | テレビ
今年は最後に大仕事が残っていて、NHKの番組モニターとして「紅白歌合戦」を見ないといけない。一応毎年テレビをつけてはいるのだが、ほとんど見てはいない。
何がつまらないのかわからないくらいつまらない。勉強が嫌いな子に、勉強のどこが嫌いか訊いても納得できる答えは返ってこないだろうけれど、そういうつまらなさ。
もう身体化されたつまらなさだ。
新聞でチェックしたけれど、秋元順子と福山雅治と嵐くらいしか見る気がしない。
あとスーザン・ボイルに興味がある。
スーザン・ボイルの対抗馬が秘密にされていて、誰だろうかと期待していたのだが、すでにインターネットのニュースでは矢沢永吉と言われている。
矢沢永吉かあ。興味がないなあ。
どこがすごいのかわからん。
これからは王と長嶋のように、スーザン・ボイルと矢沢永吉は語られるのだろうか。「お前がここでお前のスーザン・ボイルを出すなら、おれは俺の矢沢永吉で行く!」みたいなことがトランプとかそういう勝負事での決まり文句になるのだろうか。

以下、今年気になったこと。
・NHKのテレビドラマ「坂の上の雲」の東郷平八郎役の渡哲也は、映画「マルサの女」の芦田伸介(関東蜷川組のニナガワ)に似ている。そっくりだ。
まあどうでもいい。
・歌手の「GReeeeN」のことをこれまで「オレンジ・レンジ」とあまり区別がついていなかったのだけれど、これからは「GReeeeN」を聴いていこうと、ふいに先ほど(一時間ほど前)思った。
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☆岩井克人の本、途中で挫折

2009年12月29日 13時19分38秒 | 文学
会社はこれからどうなるのか岩井克人「会社はこれからどうなるのか」(平凡社)を図書館から借りて読んでいたが、途中で読めなくなりやめる。
最初はおもしろかったんだけれど。
法人についての説明はたいへんおもしろかった。
後半から話に付いていけなくなった。
こちらの頭の問題だろう。もう少し簡単なところからの勉強が必要だ。

この本は去年の今頃、当時勤めていた会社を辞めようかと思っていた時にも読もうとしたことがある。
「会社はこれからどうなるのか」というタイトルが、今自分が勤めている会社がこれからどうなるのか、というふうに読めて、読もうとしたように思う。
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☆佐藤雅彦・竹中平蔵「経済ってそういうことだったのか会議」

2009年12月27日 14時12分38秒 | 文学
経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)佐藤雅彦と竹中平蔵の「経済ってそういうことだったのか会議」(日経ビジネス人文庫)を読んだ。
最初の、貨幣、株、税金の話あたりまではおもしろかったのだけれど、そのあとはあまり興味を持てなくなった。経済学の概念的な話を聞きたかったのだけれど、歴史的な反省のような話になってしまった。
佐藤雅彦が熱いひとだということがよくわかった。
お金についてのいい入門書というのはなかなかないものだ。
最終的にはマルクスの「資本論」を読まねばなるまい。
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☆「金持ち父さんの投資ガイド入門編」感想

2009年12月26日 14時01分11秒 | 文学
金持ち父さんの投資ガイド 入門編―投資力をつける16のレッスンロバート・キヨサキとシャロン・レクターの「金持ち父さんの投資ガイド入門編 投資力をつける16のレッスン」(筑摩書房)を図書館で借りて読む。
お金の本なのにおもしろく読めるのはロバート・キヨサキが自分の経験をよく考えて自分の言葉に出来ているからだと思う。そのへんが勝間和代と違うようだ。彼女の本には取ってつけたようなところがある。印象だけど。
私は自分の考えを言っているのではなく、師である「金持ち父さん」の教えを守っているだけだというところも論語的というか内田樹的というか文学的というか、おもしろいところだ。
今回は投資ガイド入門編ということで投資に対する基本的な心構えが語られた。
僕としては結構本気で学ぼうとしていて、ノートにメモをしたりしている。今回最も気に入った言葉は、
《たいていの人は値段はお金で測るものだと思っている。だが、よく見てみると、値段はお金で測るものではないことがわかる。それは本当は時間で測るものなんだ。》(137頁)
というもの。なんだかベルクソンぽくていいなあと。
投資というと思い出すのは村上春樹の「国境の南、太陽の西」で、語り手の妻が彼女の父親から”絶対に儲かる株”があるから買うようにと言われて、語り手と連絡が取れないままに株を買ったという話があった。それを知った語り手が、その取引を無効にするように妻に言うような結末で、とても村上春樹的で、自分のことは自分できちんと管理できる範囲のことをやっていくというような思想が感じられる。
「ねじまき鳥クロニクル」でも、宝くじを買った後に破り捨てる場面があったように思う。
さすが村上春樹はお金のこともきちんと小説に書いているなあ。

お金について考えることがだんだんと楽しくなってきたのでもう少し勉強する。
儲けようとかそういうことはまだあまりなくてただ知りたいという気持ちが強い。
思えば、「お金(にまつわること)は汚い」という考えは、「死ぬのは怖い」とか「夫の親戚はなんだか気に入らない」とか「隣村の連中は不気味だ」とか「だいたい女は頭が悪い」とかに類する、感情を理屈で丸めたような、頭のよくない考えなのだけれど、しかしそうは言ってもそのような考えをなかなかなくすことは難しいのだが、お金についてもう少し知的になりたいと思っている。
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☆「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」感想

2009年12月25日 03時23分30秒 | 文学
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラントロバート・キヨサキとシャロン・レクターの「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント 経済的自由があなたのものになる」(筑摩書房)を図書館で借りて読む。
”キャッシュフロー・クワドラント”とは以下の図のこと。

 E | B
――――――
 S | I

Eは従業員、Sは自営業者、Bはビジネスオーナー、Iは投資家。
EやSの左側の世界から、BやIの右側の世界に移ろうという趣旨だった。
私はいまは何の投資活動もしていないBで、貯金がいくらあるか、借金がいくらあるかも全く知らない。
この本に対して、どうしても何か文句を言いたくなる気分がなくもないのであるが、まだしばらくロバート・キヨサキの本を読み続ける。
確かにお金に関して全く知らないというのも問題だと思うので。
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☆スペンサー・ジョンソン「チーズはどこへ消えた?」感想

2009年12月23日 14時34分32秒 | 文学
チーズはどこへ消えた?話題になった時期が同じことで僕にはセット商品のような印象である、「金持ち父さん貧乏父さん」と「チーズはどこへ消えた?」であるが、一方の「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだので、もう一方の「チーズはどこへ消えた?」(扶桑社)も図書館で借りて読んだ。短いのですぐに読めた。
古いチーズに早く見切りをつけて新しいチーズを探し始めようというメッセージの本である。
変化すべき時にそれまでの記憶から逃れられず同じことをやり続けてしまうということはよくあることだ。変わるのは怖い。
過去の記憶に頼りすぎることは良くないだろうと最近思っていて、これまで読まなかったような本も読むようにしたり、やらなかったことをやろうとしながら結局やらなかったりしているのだが、あまりに「チェンジ!」とか「変わらなきゃ」とか言われすぎているような気がして、変われという言葉自体がすでに古いチーズになりつつあるのではないかという気がしないでもない。
ロバート・キヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」ほどおもしろくはなかった。
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☆「金持ち父さん貧乏父さん」感想

2009年12月22日 21時28分32秒 | 文学
金持ち父さん貧乏父さんロバート・キヨサキとシャロン・レクターの「金持ち父さん貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学」(筑摩書房)を読んだ。
とてもおもしろい本だった。
文学や哲学でよく扱われるのは死とか人間関係で、それについてつきつめて考えられたものを読むと感動するものであるが、お金について深く考えることも同じように感動させるものであることを知った。
お金について、はっとさせられる考えが何度も出てきた。
私たちが(というか僕が)、お金について考えることを習慣としていないせいでお金にまつわることを恐れているということは本当だと思う。お金について話すことを汚らしいと思ってしまう。
これはとても呪術的、民俗学的なことだ。
お金に対してとても未熟なのでもう少し勉強する。
よく知らないことを勉強するのはよいことだ。のびしろが大きい。
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☆試験に落ちる!

2009年12月21日 18時41分31秒 | 勉強
10月に受験したネットワークスペシャリスト試験は不合格だった。
得点は、
午前Ⅰ 免除
午前Ⅱ 76点
午後Ⅰ 45点
午後Ⅱ 採点されず
だった。
前回合格だった時も点数を書いたのだけれど、勝った時のことしか言わないパチンコ好きのようなことはしたくないので今回も点数を書いておく。
やはり向いている試験と向いていない試験があるのだろう。今回は向いていない試験だった。前回よりも勉強はしたような気がするし。
次回は受けようかどうしようか迷っている。
くやしいから受けるかもしれないなあ。
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☆一度挫折した本を読む

2009年12月21日 00時21分50秒 | 文学
一度挫折している本だけれど、ロバート・キヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」(筑摩書房)を図書館で借りてきて読んでいる。
これからはきちんとお金について考えようと思うことが最近あり、お金について考えるとなると、私にとってはこの本を読むことから始めることにどうしてもなってしまう。他に知らないから。
この本以外だとマルクスの「資本論」くらいしかお金についての本が思い浮かばない。しかしマルクスは長いのでロバート・キヨサキになってしまう。
二人の父親がいるというところがこの本の設定でおもしろいところだ。(しかし友達のお父さんのことをなぜ、金持ち「父さん」と呼ぶのかは謎だ。父さんじゃないじゃないか。)
お金については学校では何も教えてもらえず、家庭での幼いころの教育がすべてを決める、といったようなことはまさしくその通りだと思った。
お金について考えることは、戦争を考えることに似ている。
どうしても考えてはいけないこと、考えることすら間違ったこと、肯定的な意見を口にする人はいけない人、と思ってしまうのだけれど、そこを覗いてみなければ何かを自分で考えるということにはならないだろうと思っている。
昔よしもとばななが小説(どの小説かは忘れた)のあとがきで、次はお金についての小説を書きたい、と書いていたことがあり、それはぜひとも読みたい、お金について真剣に考えた小説をあまり読んだことがないから、と思ったことがある。
しかし未だに彼女のお金についての小説は出ていないように思う。もしかしたらお金について書いてあるのに、それを読みとる感性のない私にはそれがお金の小説だと読めなかっただけかもしれない。

もう一冊挫折した本で、ドストエフスキーの「悪霊」も読んでいる。
挫折した本を同時に二冊も読んで、再び挫折しないようにしたい。
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☆正宗白鳥「新編 作家論」

2009年12月16日 23時44分41秒 | 文学
新編 作家論 (岩波文庫)正宗白鳥の「新編 作家論」(岩波文庫)を読んだ。
島崎藤村の「春」「家」「新生」を順番に読んでいきたくなった。「夜明け前」よりもそちらのほうがおもしろそうだった。
あとは志賀直哉。
いわゆる私小説に興味がある。
最後に「トルストイについて」というものが載っていて、これによって小林秀雄との論争が始まったものなのだが、小林秀雄の側のものだけ読んでいたので読めて良かった。たいへん短いものだった。こんなものに噛みつく小林秀雄は凄いと思った。
正宗白鳥は作家なのに、文学をとても大事にして生活の中心にしている人たちとはすこし距離があり、そういうところが健康的だと思った。
村上春樹がどこかで文学プロパーのひとに向けて書くことを非難していたと記憶するけれど、あるいは、宮崎駿が同じアニメを何十回何百回も見るような傾向を非難するようなことがあるけれど、最近そういうことをよく考える。
音楽業界に、移動中にずっと音楽を聴き続けることを非難する人がもし現れたら僕はその人に一目置きたいと思う。
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