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松浦弥太郎『自分で考えて生きよう』

2021年10月31日 20時55分46秒 | 文学
松浦弥太郎『自分で考えて生きよう』(中央公論新社)を図書館で借りて読んだ。
見開き2頁で一つのテーマについて書いてあり、たくさんのことが書かれてあったが、これはやってみようと思うことが二つあった。

ひとつは「年表作って読書を奥深く」という話で、本を読むときに長い話だとだんだんとわからなくなるので年表を作りながら読みましょう、という話だった。丸谷才一の提案らしい。確かに、と思った。
最近の本は親切になっているので本の最後に年表が載っていたりすることもあるのだが、それをいつ見るべきかがわからないので結局見ない。あんまり早くに見すぎてしまうと話の結末までわかってしまう。今読んでいるところまでの年表となると、自分で作っていくしかない。

もうひとつは「ホテルのバーで昼の息抜き」。
たまにいいホテルのバーでランチ食べる、という話。
夫婦二人だけだった頃は、旅行に行くと夜はホテルのバーに行ってお酒を飲むことにしていた。そうすると普段と違う感じでうれしかった。
いまは子供がいて、寝ている子供を部屋に残してお酒を飲みに行くわけにもいかないのだが、あと十年くらいしたらまたやりたい。
それと同じで、ホテルのバーでランチというのもいいな、と思った。たまにはそのくらいの贅沢が必要。
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ヘミングウェイ『老人と海』

2021年10月31日 11時02分23秒 | 文学
ヘミングウェイ『老人と海』(新潮文庫)を読んだ。
古い訳では読んだことがあったが、高見浩の新訳では初めて読んだ。
今回テレビ番組の『100分de名著』の影響で読んでみたが、翻訳のせいか、思い出のせいか、昔読んだときのほうがおもしろかったように思う。
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松浦弥太郎『即答力』

2021年10月29日 19時47分05秒 | 文学
松浦弥太郎『即答力』(朝日新聞出版)を図書館で借りて読んだ。
だんだん松浦弥太郎のことが嫌になってきた気がするのでそろそろ読みやめ時かもしれない。
ちょっと説教臭いところが目についた。
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松浦弥太郎『松浦弥太郎の新しいお金術』

2021年10月24日 23時14分25秒 | 文学
松浦弥太郎『松浦弥太郎の新しいお金術』(集英社)を図書館で借りて読んだ。
最初にお金を「お金さん」と呼びましょう、とあり、げっ!と思ったが、諦めずに読んでいるとまあ納得できる話になってくる。
『キャプテン翼』でも翼くんは「ボールはともだち」と言っていたことを思い出した。
ボールは友達と思うことでサッカーが上達するのと同じ発想で、「お金は友達」と思えばお金の扱いがうまくなるという発想なのだろう。
お金については私自身、ずっとどうしていいのかわからないで生きているような感じだ。どのように考えていいのか、扱っていいのかわからないままでいる。
最近、ファイナンシャルプランナーの人と話す機会があり、良い機会なので考えようと思っている。

ちょうどいまデフォーの『ロビンソン・クルーソー』を読もうかどうしようか迷っていたのだが、この本に丁度『ロビンソン・クルーソー』の貸借対照表の話が出てきたので読むこととする。
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伊藤弘了『仕事と人生に効く教養としての映画』

2021年10月24日 18時14分15秒 | 文学
書店で立ち読みしておもしろそうだったので伊藤弘了の『仕事と人生に効く教養としての映画』(PHP研究所)を買って読んだ。
映画の本はだいたい難しすぎて読んでも意味のないものか、簡単すぎて読む必要のないもののどちらかなのだが、この本はほどほどにちょうどよいものだった。が、仕事と人生に効くかと言えば私の仕事にも人生にも効くことはないだろうなと思う。
「イマジナリー・ライン」の話は初めて聞く話で、よくわからなかった。この本だけで知ろうとするとよくわからない。もう少し説明が必要ではないか。二人の人物が話していて、その人物二人を結ぶ線の向こう側から撮影してはならない、という話なのだが、なぜそれが駄目なのかよくわからなかった。ネットで調べてみて、イマジナリー・ラインの向こう側から撮影すると、顔の向きが反対になって対話してるように見えないという事がわかった。
本書を読んで観たくなった映画は、
成瀬巳喜男『浮雲』
黒澤明『悪い奴ほどよく眠る』
ミシェル・アザナヴィシウス『グッバイ・ゴダール!』
だった。

最初のほうは興味深く読んでいたがだんだんとおもしろくなくなってしまった印象。
ネットで"バズった"自慢話とか必要かな、と思った。
もう少し、読んで「あっ!」と思える視点があったら良かったかなと思う。
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ジュール・ヴェルヌ『十五少年漂流記』

2021年10月23日 23時28分34秒 | 文学
ジュール・ヴェルヌ『十五少年漂流記』(新潮社)を図書館で借りて読んだ。
最初は娘の持っている講談社青い鳥文庫で読み始めたのだがなかなかおもしろいので、フランソワ・ボードワンの洞穴を見つけるあたりで大人向けの全訳で読み直すことにした。
児童文学を子供の頃に読んでいないので読むのは初めて。
楳図かずおの『漂流教室』のような話なのだろうと思っていたが、盲腸の手術のようなことはしなかった。
子供同士の対立が描かれるだけの、あんまりおもしろくもない話なのだろうと思ってずっと読まずにいたが、そうではなく、結構ワクワクする展開だった。

講談社青い鳥文庫版のほうが端折ってあるからだろうが楽しく読めていたように思う。全訳は少し長く感じた。
最後の方は悪党との殺し合いだった。いまだとちょっとこんなことを書く人はいないだろうなと思う。
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松浦弥太郎『いちからはじめる』

2021年10月16日 21時32分16秒 | 文学
松浦弥太郎『いちからはじめる』(小学館文庫)を読んだ。
ちょっとどうやって生きたらいいのかわからなくなっていて、こんな本を読んだ。そんな時期がある。
「全力投球せず、二割の余裕をもっておきましょう」という言葉がいちばんしっくりきた。最近余裕がないのかもしれない。
明日から余裕を持つようにしたい。
そんなに簡単にできるかって?
余裕です。

松浦弥太郎のことは実は少し前から気になっているのだけれど本を読むのは初めて。
『暮らしのヒント集』というのを読んだことはあるが、あれが松浦弥太郎の本なのかどうかは知らない。
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ジュール・ヴェルヌ『海底二万里』

2021年10月12日 20時05分10秒 | 文学

ジュール・ヴェルヌ『海底二万里』(新潮文庫)を読んだ。
最初のほうの、ノーチラス号が登場するまでの話にわくわくした。
その後、語り手のアロナクス教授たちがノーチラス号に乗って世界の海を旅するのも楽しかった。
あまりこういうことをこれまで思った事がなかったのだが、本を読むのは昔の人にとって旅行をする代わりになっていたのだなと思った。旅行って、「知の旅」とかそういうことを言いたいわけではなく、知らない土地を旅する代わりに本を読んで登場人物といっしょに知らない土地に行くという事が今よりも交通が発達していないし、テレビなどで映像で見ることも出来ない時代には大変な娯楽だったのだろうなと思った。
そういうことが今読むとわからなくなっている。
ちょうどいま旅行する事があまりないので本を読んで旅行するのもいいかもしれないと思う。

読んでいると『大長編ドラえもん』を思い出した。
海底を快適に旅をする話は子どものころ読んで楽しかった。
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小林秀雄『近代絵画』

2021年10月08日 21時18分08秒 | 文学
小林秀雄の『近代絵画』(新潮社『小林秀雄全作品22』所収)を読んだ。読むのは二度目。
特別に好きなわけではないが、この前『ゴッホの手紙』を読んだのでついでに読んでみた。このところ、芸術家の書いたものや芸術家の思想というものに興味を持っている。
この本は、ゴッホやゴーギャンやルノアールなどを取り上げるが、今回はセザンヌに興味を持った。というか、もともとセザンヌのところを読んでみようと思い、ついでに全部読んでみたというのが実情に近い。
最後のピカソについての話が長く、そして何が言いたいのかよくわからない。これでこの本全体の印象がぼやけるような気がする。
ルノアールの話などは意外にわかりやすくておもしろかったように記憶するが、ピカソのせいで忘れてしまう。
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水島新司『豪華版ドカベン 1』

2021年10月08日 17時22分23秒 | 漫画
水島新司の『豪華版ドカベン 1』(秋田書店)を図書館で借りて読んだ。
この間テレビ番組の『おやすみ日本  眠いいね!』で渡辺大知が話していたので興味を持って読んでみたが、最初から少し違和感があった。この”豪華版”はすべての話が載っているわけではなく、抄録というか、ところどころ話が飛んでいた。『ドカベン』の最初は柔道マンガだったということを聞いていたのだけれど、最初から野球マンガだった。なぜかみんな知り合いだった。
話を知っていて読むのなら良いかもしれないが、私のように小学校のときにテレビアニメの再放送を夕方見ていただけの人間ではこれでは物足りないしよく理解できない。
豪華版は全部で二十一冊だったので図書館で借りて読んでいけるかと思ったが通常版ではもっと多いので、私にも渡辺大知のような友だちがいて順番に本を貸してくれるのであれば読むが、全部を図書館で借りて読もうとすると長いので『ドカベン』は諦める。
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