池澤夏樹と池澤春菜の『ぜんぶ本の話』という本を書店で立ち読みする。
池澤夏樹はどうしてそういう立ち位置にいられるのか前から不思議なのだが、文壇の重鎮という場所にいる。彼の本を読んだことがないのだが、そんなにすごいのだろうか。
最近読みたい本があまりないように思うので何か良い本が見つかるかと思ってちょっと読んでみた。
村上春樹の本は科学的じゃないことが書かれていたからある時期から感心しなくなって、と池澤夏樹が言うのでなんだろうと思って読むと、井戸の底から太陽は見えないはず、という話だった。そんなことか。
そんなことが気になるのにアガサ・クリスティはおもしろいと言えるのが不思議だった。アガサ・クリスティは完璧に科学的なのだろうか。そんなことで人は殺せないとかないのだろうか。ダブルスタンダードじゃなかろうか。
本のなかでアンソニー・ホロヴィッツの『カササギ殺人事件』について書かれていて、入れ子構造でポアロやマープルの雰囲気の話であるというように書かれていたので興味を持つ。読んでみることにする。
池澤夏樹はどうしてそういう立ち位置にいられるのか前から不思議なのだが、文壇の重鎮という場所にいる。彼の本を読んだことがないのだが、そんなにすごいのだろうか。
最近読みたい本があまりないように思うので何か良い本が見つかるかと思ってちょっと読んでみた。
村上春樹の本は科学的じゃないことが書かれていたからある時期から感心しなくなって、と池澤夏樹が言うのでなんだろうと思って読むと、井戸の底から太陽は見えないはず、という話だった。そんなことか。
そんなことが気になるのにアガサ・クリスティはおもしろいと言えるのが不思議だった。アガサ・クリスティは完璧に科学的なのだろうか。そんなことで人は殺せないとかないのだろうか。ダブルスタンダードじゃなかろうか。
本のなかでアンソニー・ホロヴィッツの『カササギ殺人事件』について書かれていて、入れ子構造でポアロやマープルの雰囲気の話であるというように書かれていたので興味を持つ。読んでみることにする。
テレビ番組(「セブンルール」)を見て興味を持った、佐々涼子『エンド・オブ・ライフ』(集英社インターナショナル)を読んだ。
癌になって死ぬ前に、どのように過ごすのが良いのかを考えさせる本だった。
やはりこの間死んだ父親のことを考えながら読んだ。入院もしたが、最後まで長く自宅で療養していて、それは良かったなと思っている。しかし自宅で看護するのはなかなかたいへんなものだということも思う。
そういうはっきりと結論の出せない感じがこの本にも良く出ていた。
著者は母親のことを父親が看病していた経験や、著書の取材のために終末医療の現場に同行させてもらっていた少し前のこと、そしてそこで知り合った看護師が癌になって彼のそばにいて思ったこと、を行ったり来たりしながら描く。
最初のほうは在宅医療はたいへんだという感じが強く、最後になるにつれて在宅医療も良いというように進んでいったような印象を受ける。それは友人の看護師への弔いのようなものでもあるだろう。
やはり自分では在宅での看護はできないだろうとは思いながらも、死んでいった友人の思いを否定することはできない、ということがあると思う。
死んでいく人は何かを遺していく。著者は遺された思いを受け取ったということかもしれない。
癌になって死ぬ前に、どのように過ごすのが良いのかを考えさせる本だった。
やはりこの間死んだ父親のことを考えながら読んだ。入院もしたが、最後まで長く自宅で療養していて、それは良かったなと思っている。しかし自宅で看護するのはなかなかたいへんなものだということも思う。
そういうはっきりと結論の出せない感じがこの本にも良く出ていた。
著者は母親のことを父親が看病していた経験や、著書の取材のために終末医療の現場に同行させてもらっていた少し前のこと、そしてそこで知り合った看護師が癌になって彼のそばにいて思ったこと、を行ったり来たりしながら描く。
最初のほうは在宅医療はたいへんだという感じが強く、最後になるにつれて在宅医療も良いというように進んでいったような印象を受ける。それは友人の看護師への弔いのようなものでもあるだろう。
やはり自分では在宅での看護はできないだろうとは思いながらも、死んでいった友人の思いを否定することはできない、ということがあると思う。
死んでいく人は何かを遺していく。著者は遺された思いを受け取ったということかもしれない。
「セブンルール」というテレビ番組をしばらく見ていなかったらオードリーの若林が出演者からいなくなっていて、それでさらに見なくなっていたのだが、この前書店の店主が取り上げられていたのでひさしぶりに見た。
小さな書店なのだが、客に熱心に本を薦めていた。
そのなかで彼女が『エンド・オブ・ライフ』(佐々涼子著)という本を薦めていたので少し興味を持って調べてみるとおもしろそうなので今度本屋で見てみようと思っている。
それにしてもこの番組は本谷有希子と若林正恭が中心にいて、自意識のカタマリのような本谷に対して、そこから少し抜け出したような若林がいるというのが良かったと思うのに、若林がいなくなってしまったら本谷の自意識が前面に出てしまって疲れちゃう番組になってしまうのではないかと思う。
小さな書店なのだが、客に熱心に本を薦めていた。
そのなかで彼女が『エンド・オブ・ライフ』(佐々涼子著)という本を薦めていたので少し興味を持って調べてみるとおもしろそうなので今度本屋で見てみようと思っている。
それにしてもこの番組は本谷有希子と若林正恭が中心にいて、自意識のカタマリのような本谷に対して、そこから少し抜け出したような若林がいるというのが良かったと思うのに、若林がいなくなってしまったら本谷の自意識が前面に出てしまって疲れちゃう番組になってしまうのではないかと思う。