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キリンの話や内田樹・釈徹宗『日本霊性論』感想など

2014年09月27日 21時15分22秒 | 文学
花粉症を言い訳にして今週は英語の勉強を休んでいる。
ほんとうにいけない。もうやめてしまうのではないかとも思う。
だいたいブログなどで勉強成果を発表している場合は、うまくいっている場合はきちんと書いているものだが、うまくいかなくなると更新を怠ってしまう場合が多いのではないかと思う。
そうではなく、私はきちんと書いていきたいと思う。
死にざまをきちんと見せたい。

そうは言いながら最近あまりきちんと更新していないので少し最近のことを振り返る。
NHKの「ミュージックポートレイト」は寺田農と樹木希林で非常に面白かった。
樹木希林が寺田農のことを少し馬鹿にした感じで話をしているのがおもしろかった。
樹木希林と久世光彦のいざこざの話など聞いたことのない話が多く、見てよかった。
このところ樹木希林がおばあさんをしている映画を見ることが多く、もう樹木希林はいいやと思っていたのだが、番組を見ていると「夢千代日記」と「はね駒」が見たくなった。
樹木希林にしかできない演技というものがあるなと思った。そしてそのルーツが森繁久彌にあるような話も聞けておもしろかった。

内田樹・釈徹宗『日本霊性論』(NHK出版新書)を読んだ。
内田樹の話は聞きすぎていて、もう私には味のしないガムのようになっているのかもしれない。面白くないこともないが、これといって印象に残った話もない。「不惑」の話くらいか。
さらに読み続ければ、漫才コンビ麒麟の田村が昔「味の向こう側」と言っていたように、おもしろくなるのかもしれない。そういうことはある。
後半の釈徹宗の話は、まとまりがないように思えた。
内田樹の話だけで本にしても良かったのではないかと思う。
『日本霊性論』というタイトルから、明日から早起きして神社に毎日お参りに行きたい気持ちにさせるような、そんな本をわりと本気で期待したのだが、そんなことにはならなかった。

NHKで脚本家木皿泉のドキュメンタリー番組を見てとてもおもしろかった。
木皿泉という夫婦の脚本家にも興味を持った。
今度NHKが「昨夜のカレー、明日のパン」という彼らが脚本を書いたドラマをやるようなので見てみたいと思う。

NHKの「あさイチ」で役所広司がゲストなので録画して見た。
映画『蜩ノ記』に興味を持った。
立派な人を見たい。
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マーク・ローレンス監督『噂のモーガン夫妻』

2014年09月23日 01時24分26秒 | 映画
前に録画していたマーク・ローレンス監督『噂のモーガン夫妻』を見た。
いまラブコメが見たい時期なのかもしれない。非常におもしろかった。
なんということもないお話なのだけれど、都会の生活に慣れた金持ちの男女が、電話もインターネットもつながらない田舎の生活で、毎日走ったり、田舎の服を着たり、田舎の病院に行ったり、田舎のレストランに行ったり、田舎のゲーム大会に参加したり、田舎の祭りに参加することによって、気持ちが変わっていくという話だった。
僕も、このような生活をしばらくしたいものだなと感じた。
不妊治療と養子縁組の話が出てくるところが最近の話だと思った。
しかも養子を迎えながらも妊娠もしてしまうというところがアメリカなのだなと思った。
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『アナと雪の女王』感想

2014年09月22日 22時08分41秒 | 映画
ディズニー映画『アナと雪の女王』を見た。
ものすごく話題になっているので、ものすごくおもしろいのかというとそうでもなく、普通のディズニー映画だった。
姉のエルサには自分自身でも制御できない力があり、それが原因で引きこもってしまう。妹のアナは姉を救いに行くが、殺されそうになる。アナと婚約していたどこかの国の王子が、悪人に変貌することで(いわば彼が犠牲となることで)、エルサの荒ぶる心は浄化され、姉妹は仲良く暮らすことができた、というようなお話だった。
「いつか王子様が」というような話はアメリカでは子供向けでも正しくないことになっているのかなと思った。
しかし妹と仲良くするだけでは、姉エルサの抑えきれない力はまた再び燃え上がるのではないかと思う。そのような精神分析的な、性欲的な解釈をどうしてもしてしまう。
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臨死体験、軍師官兵衛

2014年09月18日 00時59分25秒 | テレビ
NHKの「臨死体験 立花隆 思索ドキュメント 死ぬとき心はどうなるのか」を見た。
死んだらどうなるのかというのは、または死ぬときどうなるのかというのは、非常に興味深い問題だけれども、この番組を見てもあまりなにかが解明された気はしなかった。二十年前の立花隆の本『臨死体験』の内容とそう違いがないように思えた。
立花隆は「いまかつてないほど科学は進歩しさまざまなことが解明されつつある」というようなことを言うが、これは二十年前にも言っていなかっただろうかと思う。いろいろと数値を測ることはできるようになったが、最終的な解釈は小林秀雄やベルクソンのころとそんなに変わっていないように思う。
おもしろい番組ではあった。

ついでにテレビの話をすると、大河ドラマ「軍師官兵衛」は、知恵というものはどういうものかを描くことから、悪というのはどういうものかを描くというふうに方向転換したように思う。ちょっとおもしろくないなと感じていたのだが、先週はおもしろかった。また楽しみになった。
寺尾聰の徳川家康が案外すごくて驚いている。
登場してしゃべると「黒澤映画?」という雰囲気が滲み出る。
お笑い芸人あがりの秀吉とアイドル歌手の官兵衛に対峙して緊張感がある。
伊武雅刀の千利休はさまざまなところに登場するが、本当に? と思う。神出鬼没で「うる星やつら」のチェリー(錯乱坊)に見えてきた。
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アラン『芸術の体系』再読

2014年09月16日 21時47分24秒 | 文学
アラン『芸術の体系』(光文社古典新訳文庫)を再読。
小澤征爾と村上春樹の『小澤征爾さんと、音楽について話をする』を読んだときに、音楽について考えようと思い、この本の音楽についての章だけを読んだのだがあまりピンと来ず、全部読んでみようと思い、読んでいたら非常に時間がかかった。
アランの本は難しい。
芸術についての確信が彼にはあり、それについていけない部分が多くあるのでわかりにくいのだ。おそらく。
絵画については肖像画がもっとも良いものだ、という意見を言っているところがあり「え、そう?」と思った。その飛躍についていけないことが多い。
読んでいて、もっとも私にヒットした言葉は、
《絶望とは立ちどまること、時間とともに進むのを拒否することだ》(130頁)
だった。
この前、娘とテレビアニメ「おさるのジョージ」を見ていて、ジョージが堆肥を作って花を育てているのを見て、植物を育てるのはいいなと思った。検索すればすぐに答え(らしきもの)を見つけることのできる環境に慣れすぎていて、種を撒いて花を育てるとか、また来年咲くとか、そういうゆったりした感覚というものがなくなっている気がする。
絶望しないためには時間を感じる必要がある。
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江國香織『号泣する準備はできていた』

2014年09月12日 00時35分59秒 | 文学
江國香織『号泣する準備はできていた』(新潮文庫)を読んだ。
この本のタイトルはかなり印象的で、加藤典洋が作品の中身ではなくてタイトルを何かを語るために引用していたこともあり、記憶している。
つい最近、NHKの『本棚食堂』という、登場人物たちが本に出てくる料理を実際に作って食べるというドラマで、この小説が取り上げられていたことで興味を持って買って読んでみた。
江國香織は『きらきらひかる』がおもしろくていっとき読んでいたこともあるのだが、『きらきらひかる』以上におもしろいものがなく遠ざかっていた。もう二十年近く。
今回久しぶりに読んだが、やはり続けて読もうというほどは惹かれなかった。
短編集なのだが、どれも(私には)短い。
もっと話を続けるべきじゃないかと思うところで(私の印象では七割くらいのところで)終わる。なので食い足りなさが残った。
そのくらいの短さで、何かを思わせる程度で終わらせるのが江國香織の狙いなのかもしれないが、私には物足りなかった。
しかしもちろん読んでいる間はおもしろいものもあった。最初の短編などはおもしろかった。繰り返すからおもしろくなくなったのかもしれない。
「溝」という短編で、
《半荘麻雀ではあったが、思いの外時間がかかった。》(89頁)
との表現があり、江國香織が麻雀を知らないにしても新潮編集者にも麻雀を知っている人はいないのだろうかと思った。
私は実際に打つ麻雀を半荘(ハンチャン)以外でしたことがない。
言いたいのは、半荘一回だけだったが、思いの外時間がかかった、ということだろうか。だったらわかるがそのようには読めなかった。

昨日NHKで夏目漱石の『こころ』について関川夏央や高橋源一郎や小森陽一が語る番組があり、また『こころ』を読みたくなった。
何度も読みたくなるってやはり名作なのだろうな。
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庵野秀明監督『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q TV版』

2014年09月06日 01時13分32秒 | 映画
庵野秀明監督『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q TV版』を見た。
私には何が行われているのやらさっぱりわからない。
意味不明の単語が多くあり、この作品を見るだけでは理解することはできない。そういうところがマニアの心をくすぐるのだろう。僕はくすぐられなかった。
「リリス」、「リリン」、「インフィニティのなりそこない」、「アダムスの器」、などいったい何を言っているのかわからない。
綾波レイがいなくなってしまって、その模造品で満たそうとしたがかなわず、美少年(渚カヲル)のほうに向かう、碇シンジの心模様を描いた作品、と言えば一応あらすじを紹介したことになるのだろうか。少年が、何をやっても自分の行っていることは悪なのだと思い知る話とも言えるかもしれない。
二本の槍を抜くことがどうしてそんなに素敵なことだと碇シンジが思い込んだのか私には理解できなかった。おそらく誰にも理解できないのではないか。フォースインパクトを起こすための大人の(製作者の)都合なのだろう。

三週連続で見たが、最初がいちばんおもしろかった。
どんどんついていけなくなった。
物語が日常とつながっていることは大切なことだと思う。
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英語学習8月

2014年09月03日 21時34分45秒 | 英語
英語、最近サボる日が増えた。
これはいけません。

5月 6.7時間
6月 32.0時間
7月 29.0時間
8月 22.0時間
合計 89.7時間。

テニスの錦織圭が英語でインタビューを受けているのを見て、あんなふうになりたいと思った。
テニスがうまいことも、英語がうまいこともうらやましい。
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