ダブログ宣言!

ひとりでするのがブログなら、
ふたりでするのがダブログ。

プラトン『リュシス 恋がたき』

2018年05月28日 02時36分43秒 | 文学
プラトン『リュシス 恋がたき』(講談社学術文庫)を読んだ。

「リュシス」
友愛は善いものだから善いものと善いものとの間にあるものだとか、自分には欠けているものを求めるものだから善いものと悪いものとの間にあるものだとか、善いものと悪いもの以外に悪くも善くもないものというものがあるから、悪くも善くもないものが悪くなったときに善いものを求めるのだとか、あまりよく理解できない。
最後までよく分からぬままに終わる。

「恋がたき」
文系の男と体育会系の男が言い争いをしていて、そこにソクラテスが入って話をする。
そんな話だったが、話す内容はよく理解できなかった。
いつもの、運動には運動の専門家がいる、病気には病気の専門家がいる、では哲学者は? というような話だった。
コメント

アラン『プラトンに関する十一章』

2018年05月26日 21時05分16秒 | 文学
アラン『プラトンに関する十一章』(ちくま学芸文庫)を読んだ。
アランの本は難しい本も多いのだが、特に難しい本だった。
ずっと前に買っていた本だが、一度読もうとして難しくてやめていた。いまプラトンを読んでいるので、改めて読んでみたがやっぱり難しかった。
コメント

プラトン『アルキビアデス クレイトポン』

2018年05月22日 16時49分00秒 | 文学
プラトン『アルキビアデス クレイトポン』(講談社学術文庫)を読んだ。

「アルキビアデス」
あまり興味の持てる話ではなかった。
肉体は魂に付属するもので、あなたの肉体に恋しているものはあなたが歳をとれば離れていく。
ほんとうにあなたの魂に恋しているものは離れていかない。そしてアルキビアデスよ、それは私(ソクラテス)だけだ。という話。
口説き文句みたいなところがある。

「クレイトポン」
短すぎて、何が言いたいのやら私には分かりませんでした。
コメント

岩井俊二監督『花とアリス』

2018年05月18日 21時16分08秒 | 映画
岩井俊二監督『花とアリス』を観る。岩井俊二は好きで、珍しくDVDも買っているのだが、今回はNHKのBSでの放送を録画して観た。
DVDを買っていても案外観ないもので、ほんとうに久しぶりにこの映画を観た。
花(鈴木杏)の母親役で先輩が寝ているときに下着で登場するのはずっと、高畑淳子だと思い込んでいたが、キムラ緑子だった。
アリス(蒼井優)は、自分が先輩の元カノだと先輩が思っているということを、花が嘘をついているということ以外に、どのように理解していたのかがどうしてもよく理解できない。これは初めて見たときから違和感として残る。
アリスはいまは別れて暮らしている父親のことが好きで、先輩に対しても父親との関係の代わりとしようとしている。
そのあたりが、自分が娘の父親になってみると、子どもがいないときと少し見方が変わったように思う。
注意して見ると、先輩(郭智博)はアリスのことが好きなのに、最後は花のことも好きだと言っている。鈴木杏の泣き顔とア太郎先輩の落語であそこはあんまり台詞が頭に入って来ないのだが、よく聞いてみるとそういうことらしい。
ずるい!
コメント

プラトン『メノン』

2018年05月17日 10時49分51秒 | 文学
プラトン『メノン』(岩波文庫)を読んだ。
徳は教えられるか、というのがテーマ。
徳というのはソフィストからは教えられない。徳を備えていると思われる立派な人物たちも自分の息子を徳を備えた立派な人物にすることの出来ていない人も多くいる。
なぜか。
徳というのは知識であるのか。
知識であるならば教えることができるはずだ。
知識ではなく「正しい思わく」である場合にも、理解して進んだわけでなくても結果として正しい道を進むことが出来る。そして徳を備えることが出来る。
徳というのはなんであるかということが結論のないまま終わる。
コメント

吉田大八監督『紙の月』

2018年05月16日 22時22分58秒 | 映画
吉田大八監督『紙の月』を観る。
楽しそうな音楽が鳴って、お金を派手に使っている話だからなのか、観ていると伊丹十三の映画を思い出した。
いやな話だなと思いながら観ているのだが、だんだんと「宮沢りえ危ない、気をつけて」という気持ちになる。

どうして池松壮亮と付き合うようになったのかも、なんであんなに横領が止まらなくなるのかもよく分からない。
最後は、純文学っぽく、宮沢りえと小林聡美が何の話をしているのだか分からないような会話をして終わる。
お金をテーマにしてはいるが、ファンタジーのような話だった。あまり現実味はない。
コメント

プラトーン『饗宴』

2018年05月13日 19時55分49秒 | 文学
プラトーン『饗宴』(新潮文庫)を読んだ。
このところ読み直し始めたプラトンの作品のなかで、もっとも意味がわからない。
愛の神(エロース)は自分が美しくないから美を求める。神が美でないというのはおかしいのだが、エロースは神ではなく、鬼神(ダイモーン)である。という詭弁のような話があった。
ちょっと話についていけないし、どこにどのように興味をもって読めばいいのかわからなかった。
コメント

吉本ばなな『おとなになるってどんなこと?』

2018年05月13日 01時59分05秒 | 文学
吉本ばなな『おとなになるってどんなこと?』(ちくまプリマ―新書)を図書館で借りて読む。
この前NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、書店の店主が薦めているのを見て興味を持った。
ひさしぶりに吉本ばななの本を読むが、たいへんおもしろかった。ばなな節みたいなものを堪能できた。
すすすすすっと文章を書いて、どこかでぴたっと止めて、そこで感動させるというようなことが吉本ばななにはあるが、最初に出てくる自分が大人になったと感じたときの、おそば屋さんの話などはとても感動させられた。
正しく生きるというのはとても大切なことだと思った。
こんなに夜更かしして本を読んで、ブログを更新などしていてはいけない。
朝早く起きて、こどもにごはんを食べさせて、公園に連れて行って遊ばなければならない。
ひとは愛の貯金がなくなったら自殺するものだ、というような意見は吉本ばななにしか言えない。
コメント

有元葉子『有元葉子の台所術』

2018年05月12日 22時45分26秒 | 文学
有元葉子『有元葉子の台所術』(筑摩書房)を図書館で借りて読む。
レシピが載っているわけではなく、有元葉子がふだんの生活で実践しているようなことを、思いついたままに綴っている本だった。どこかに連載していたものをまとめた物であるのかもしれないが、書いていないので分からない。
「ひとり暮らし」というのが一応テーマになっている。
これまで読んだことのある話(「ラバーゼ」の話、メープルシロップの話、白磁の話、さらしの話など)が多かった。今回は籠の話はなかった。
ポン酢は自分で作ってみないといけないのかなと思った。
ぬか床は僕の家にはないし、実家にもないし、記憶の限りでは僕のおばあちゃんの家にもないのだが、ぬか床に憧れた。
しかし臭いがするというので、そんなに臭いものであれば置くのはやめておこうかとも思う。どのような臭いなのか、そんな家に行ったことがないのでよく分からない。
しかしそのうちうちにもぬか床が欲しいと思っている。
「高久さんの白磁のぬか床鉢」というものの写真が載っているが、確かに美しく、憧れる。
コメント

茂木健一郎『もっと結果を出せる人になる! 「ポジティブ脳」のつかい方』

2018年05月10日 11時07分50秒 | 文学
茂木健一郎『もっと結果を出せる人になる! 「ポジティブ脳」のつかい方』(学研プラス)を図書館で借りて読む。
いろいろな話があまり脈略なく語られ、特別に心に残るようなことはなかった。
英語でも勉強しようかなと思った。
コメント