![地獄の黙示録](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71iQQ0Zh97L.jpg)
一度くらいは観たことはあると思うけれど、ほとんど記憶に残っていない。プレイメイトの慰問のあたりは憶えていたが、最後になるにつれて観た記憶が無かった。当時観てないか、テレビはついていたが寝ていたかどちらかだろう。
だいたいベトナム戦争の映画は苦手で、『フルメタル・ジャケット』も『ディア・ハンター』も『タクシードライバー』もすごい映画だとは思うが、二度と観る気がしない。やはり誰かが狂ってしまう映画というのは観るほうも少しくらい狂ってしまう覚悟がいる。最近そのような映画を観る気になれない。
『地獄の黙示録』は前半は案外おもしろかった。これはロードムービーなのだなと思った。カーツ大佐(マーロン・ブランド)を探すまでがロードムービーなので、見つけてしまったらそのあとすることがなくなって殺すしかすることがなくなったような印象だ。これは『闇の奥』でも同じで、殺されはしないけれどクルツは死んでしまう。
どこがおもしろかったかと言えばベトナム戦争というのは滅茶苦茶だなと思って、ベトナム戦争に興味を持った。開高健の何かを読んでみたいなと思った。