ダブログ宣言!

ひとりでするのがブログなら、
ふたりでするのがダブログ。

NHKBSモニター落選

2014年07月28日 23時53分47秒 | テレビ
NHKのBSのモニターに応募していたのだが、落選した。
どのような感想を書いて落選したかを残しておく。
以下の、2014年6月2日「The Covers」の感想。

 今回のトークの感じからいえば、松田聖子の「瞳はダイアモンド」を歌うべきではないかと思った。フォークが2曲続くよりもポップスが入ったほうが良かったのではないでしょうか。平井堅の新しいアルバムに入っている曲から選ぶ必要があったのかもしれないが、それであれば「タイミング」か「いとしのエリー」のほうが良かったかもしれない。
 この番組はカヴァーをテーマにしている番組なので、今回の平井堅のようにすべてカヴァー曲を歌うということのほうが良いと思います。そのほうが趣旨が明確になる。2曲自分の曲を歌い、2曲カヴァーというのは、どちらにしてもカヴァーの比率が低い。「うもれうた」のコーナーを無くしてでも、カヴァー曲を増やしたほうがいいかと思います。
 また、最後にレコードにサインを書いて飾るのは、ひっそりかつすっぱりとやめてしまえばいいのではないでしょうか。ゲストも同じ人が今後出てくることもあるだろうし、このままでは壁に貼れなくなってしまう。
 ゲストの要望としては、森山直太朗、秦基博、桜井和寿を呼んではいかがでしょうか。必ず見ます。
 また年末ゲスト(または年始ゲスト)として、リリー・フランキーの「先輩」井上陽水を毎回呼ぶのはいかがでしょうか。「パペポTV」の横山ノックのイメージです。


落選したので英語の勉強を頑張ることにする。

今日のNHK「あさイチ」は父子家庭についてだったので録画して見た。
うちは父子家庭ではないのだが、父子家庭になったらたいへんだなと思いながら見た。この番組を見るたびに不幸はいろいろなところに口をあけて待っているなという弱気な気分になる。
コメント

マイケル・ルイス『マネー・ボール〔完全版〕』

2014年07月24日 23時21分51秒 | 文学
マイケル・ルイス『マネー・ボール〔完全版〕』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)を読んだ。
非常に評価が高かったので(もうどこでだか忘れてしまったがこの世のどこかで)読んだのだが、おもしろかった。野球についてもっと詳しければ、もっとおもしろかったのかもしれない。それとも詳しければ反発したかもしれない。
野球で大事なのは出塁率だとか、盗塁は意味がないとか、バントはしないとか、あとなんだかあったがそんなに野球に詳しくないので忘れてしまった。
ビリー・ビーンが野球界で言われている常識を無視した戦略で安い選手で試合に勝っていく。
格好良くなければドラフトで指名してもらえないというようなこともあるようだ。あと投げ方がへんなのも駄目。
映画も見るかもしれない。

故障していたパソコンが帰ってきた。
しかしハードディスクを交換されているので何も残っていない。
いろいろやっていたら時間がなくなり今日は英語の勉強はお休み。やりはじめて初めてのお休み。
コメント

赤坂真理『東京プリズン』

2014年07月22日 00時05分17秒 | 文学
赤坂真理『東京プリズン』(河出文庫)を読んだ。
話題作なので期待していたのだけれど、ぜんぜんおもしろくなかった。
今風のことばで言えば残念な作品だった。
村上春樹がリズムのない文章は読めないと書いていたけれど、こういうもののことを言うのだろうかと思った。読み終えるのに苦労した。
天皇の戦争責任に関するディベートが行われるということで、何とかそこを読まねばと思い読んだ。が、そこもおもしろくなかった。
大江健三郎の『取り替え子』(過去との対話)と宮崎駿監督の『もののけ姫』(鹿)と村上春樹の『1Q84』(リトル・ピープル)などを思い出すことがあった。”リトル・ピープル”というのはもうすでに一般的な日本語になってしまったのだろうか。
日本語に関して言えば「憮然」を間違って使っているとその作家の作品をもう読む気がしない。夏目漱石を読んだことがないのだろうかと思ってしまう。「怒った顔」という意味で読んでいると必ず意味が上手く取れなくなるときが来るはずだと思うのだが。しかも間違っているひとに限って多用する。どうしてそんなに憮然と言いたいのだろう。
最近読んだものでは村上龍は正しく使っていたと記憶する。が、憮然という言葉が登場すると、落胆しているのか怒っているのか、どっちでこの作家は使っているのか判断しないといけないので困る。

戦後文学を考えさせる作品を期待していたが、期待外れでした。
赤坂真理が自分の思いのすべてを注ぎ込んだのだろうということは理解できるが、それがあまり客観視できていないように感じた。思い出したのは河瀬直美監督の『殯の森』。
作者の思いが強いことが必ずしも読者の感動にはつながらない。
コメント

沢木耕太郎『ポーカー・フェース』

2014年07月20日 00時06分27秒 | 文学
沢木耕太郎『ポーカー・フェース』(新潮文庫)読了。
どのエッセイもきちんと練られて書かれてとてもおもしろかった。
これ以上何を望むのだと言われそうだが、やはりどうしてもこの作家のものを続けて読もうというところまでの気持ちにはならない。
以前『檀』を読んだときと同じ気持ちなのだろう。
だいたいにおいて興味を持った作家はそのすべて、とは言わないまでも代表作くらいは読んでおきたい気持ちになるものだが、沢木耕太郎については「まあいいか」というくらいの気持ちに収まる。『深夜特急』すら読もうという気にいまはならない。読んでもいいが、誰かに薦められて本を手渡されるくらいじゃないと読まないかな。
文章が完成されているからかなあ。いつのものを読んでも同じだろうと思ってしまうせいかもしれない。
いまはもっと誠実で真摯な生き方を私に強いるものを求めているような気がしているからかもしれない。
沢木耕太郎さん、またいつか。

いろいろな本が登場したが、読みたくなったのはシーナ・アイエンガーの『選択の科学』。しかも調べてみると今月文庫化。新潮文庫と文春文庫の連携プレーに驚く。
コメント

沢木耕太郎vs堀江敏幸

2014年07月19日 16時15分14秒 | 文学
背筋をきちんと伸ばして明日からしゃんと生きようと思わせてくれるものが読みたくて、ロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』を読もうかと思っていたのだが、今日岩波文庫のものを見てみると字が小さくて、字が大きくなるまでもうしばらく待とうと思った。
代わりにそのうちトルストイの『戦争と平和』を読もう。
『ジャン・クリストフ』は買わなかったが、沢木耕太郎の『ポーカー・フェース』を買った。
沢木耕太郎は檀一雄の妻を語り手にした『檀』を読んだことがあり、べつに嫌な感じを受けなかったと思うのだが、そのあと読んでいない。文庫化された『ポーカー・フェース』が、書店で立ち読みしたときになにか非常におもしろそうで、とうとう買ってしまった。
実を言うと、沢木耕太郎の本を読むかどうか少し迷った。
しかもまわりくどい迷い方をした。
これまで読んだことのない作家、堀江敏幸と比べてどっちを読もうかと迷った。
一方は一冊だけ読んだことのある作家、もう一方は読んだことのない作家を比較してどっちがいいだろうと迷っているのだから、変なのだが、そのような迷い方をした。
堀江敏幸の本も立ち読みですこし読んだのだが、いま読みたい気分ではない文章だったのでやめた。堀江敏幸は以前吉田秀和と対談しているのを見たことがあり、ひょっとしたらクラシック音楽入門のような仕事(エッセイなり小説で雰囲気を感じさせるものだったり)をしているのかと期待したが、私の期待するような本は出していないようだった。
一度にふたりも未知の作家を抱えるのは嫌なので今回は沢木耕太郎を取った。
『ポーカー・フェース』は非常に読みやすく、何も考えなくてよい本で愉しい。ちょうどいま赤坂真理の『東京プリズン』を読んでいて、文章を読みにくく感じているので、そのストレス解消になる。
最初の「男派と女派」というエッセイで、男と女のどちらに大切なことを教わってきたかという話があり、この間読んだ郡司勝義の『小林秀雄の思ひ出』のなかの正宗白鳥の話を思い出した。正宗白鳥は「一番影響を受けた人は誰か」という質問に「家内」と答えたという。これはすばらしいと思った。確かに私も、妻以上に影響を受けた人はいない気がする。しかしその質問にそう答えられる正宗白鳥がすごい。

ロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』はまだまだ字が大きくならないだろうから、しばらくバルザックを読んでおこうかと思った。
ちょうどちくま文庫から新訳が出ているのでこの辺からでも。
コメント

パソコン壊れる

2014年07月18日 01時09分46秒 | テレビ
パソコンが壊れたので修理に出している。
いまは古いパソコンを使って書いている。
パソコンというのは壊れる。なんとかならないかなと思う。がなんともならない。

NHKの「日本人は何をめざしてきたのか」という番組を見た。鶴見俊輔についての回だったのだが、鶴見俊輔自身は療養中ということで出演はなかった。残念。
番組は非常におもしろかった。
安保闘争のころの話はいまの集団的自衛権の動きと重なるようにおそらく描いていたからだろうが、興味深かった。
次回の丸山眞男は未公開の録音テープが出てくるようで非常に楽しみだ。
コメント

郡司勝義『小林秀雄の思ひ出』

2014年07月14日 00時09分28秒 | 文学
郡司勝義『小林秀雄の思ひ出』(文春学藝ライブラリー)を読んだ。
非常におもしろかったが、どこがおもしろかったのかよくわからない。
ただたんに小林秀雄に興味があるので彼の知られざるエピソードが明かされるというところがおもしろかったのかもしれない。
小林秀雄は天皇についてあまり語っていないのだが、天皇に対してかなり親近感を抱いていたことがわかる。
大岡昇平との齟齬についても知れた。
かなり面倒くさい人であったのだろうということもよくわかる。実力もあるし、文壇で力を持っていたし、そして自分の力に自信も持ちはっきりとものをいう人であったので、複雑な気持ちを持っている人もいただろうと思う。丸谷才一が何かと言うと小林秀雄の悪口を言うのも、単に表現がわかりにくいから、というだけではないのではないかと思う。個人的な怨恨があったのではないかと思う。実際に会ったことがあるのかは知らないけれど。
だからこの本は、小林秀雄礼讃のように見せかけて、というか実際にそういう本なのだけれど、その裏の、作者の複雑な思いが垣間見えて、そこがものすごく見えてしまう、そういうおもしろい本だった。
小林秀雄の書いたものだけ、小林秀雄的に言えば、作者が見せようとしたものだけを見ていてもわからないことが見える。印象が変わる。それが良いことかどうかはわからない。
小林秀雄の「モオツァルト」「私の人生観」「信ずることと知ること」を読もうと思った。
エッカーマンの『ゲーテとの対話』も似たような本だと思うので、そちらも読みたくなった。

テニスラケットのグリップのテープがぼろぼろになっていたので、買ってきて自分で巻いた。簡単だった。
店にやってもらおうかとも思ったのだが、なんでも自分で行うべきだと思った。ラケットへの愛着がわく。

テレビで放送していたのを録画して、2歳の娘に『となりのトトロ』を見せた。
最初から食いついた。
まっくろくろすけすら登場しない、引っ越しの車の荷台に乗って姉妹がキャラメルを食べるシーンですでに夢中だった。
宮崎駿はすごいと思った。
コメント

ドラマ「55歳からのハローライフ」最終話

2014年07月13日 01時43分34秒 | テレビ
NHKのドラマ「55歳からのハローライフ」の最終話を見たので一応感想を書く。
原作のほうがわかりやすくおもしろかった。
イッセー尾形がお得意の一人芝居をしているように見えた。また、火野正平の声が小さい。
前回の主人公の小林薫がバスのなかのあの男として登場するとは思わなかった。これまでも前回の主人公が登場するというパターンでやってきたが、ヒッチコック的なというか、物語の進行にそこまでの大きな役割をすることはなかった。
しかし今回は、(ヒッチコックとの対比で言えば)シャマラン的というか非常に重要な役割を担っていた。小林薫はあのバスに乗ってどこに行こうとしていたのだろうか。しかも父親が火野正平と同じ症状だったと言っていた。父親というのは母親と離婚した父親のことだろうか。
トラベルヘルパーの仕事はどうしたのだろうか。
そもそもあんな態度をとれる人だろうか。
うーん、ちょっと無理があるように思う。
原作では、主人公の同級生が黒い服で登場するので「笑ゥせぇるすまん」を思い出させるという設定なのだが、ドラマではそこは触れられなかった。火野正平が喪黒福造に見えないということもあるが、いろいろと難しかったのだろう。賢明な判断だったと思います。
しかし途中にアニメを挟むとか、火野正平が喪黒福造みたいに笑うとか、見てみたかった。
コメント

青柳いづみこ『ボクたちクラシックつながり ピアニストが読む音楽マンガ』

2014年07月12日 01時52分11秒 | 文学
青柳いづみこ『ボクたちクラシックつながり ピアニストが読む音楽マンガ』(文春新書)を読んだ。
二ノ宮知子の漫画『のだめカンタービレ』の紹介のような本で、漫画を入り口にクラシック音楽業界について語られる。
クラシック音楽について理解できる本ではなかった。クラシック音楽業界の人たちが経済的にたいへん苦労しているということがよくわかった。この本を古本屋で購入したことに軽度の罪悪感を感じた。
もしも私がクラシック音楽好きになるようなことがあったら、少なくとも、生きている人のCDは借りずに買おうと思った。
『のだめカンタービレ』については懐かしかったので再読しようかと思った。とても良い漫画だと思って読んでいたので。
この漫画を以前読んでいた時に、プルーストとアランとベルクソンを読んでいる時期だったので『のだめカンタービレ』というとプルーストとアランとベルクソンを思い出してしまう。そしてまたこのフランス人たちの本を読みたくなる。プルーストはちょっと無理なのでアランを読もうかと思っている。
というのもクラシック音楽についての本を読んでみようと思い、手始めにアランの『芸術の体系』の「音楽」の部分だけを読んだのだが、ちょっと手におえず、最初から最後まできちんと読まないといけないという気にさせられたからだ。
また郡司勝義の『小林秀雄の思ひ出』を読んでいるのだが、やはり小林秀雄は強烈できちんと読みたい気分になる。まずは「モオツァルト」。
あとはカズオ・イシグロの『充たされざる者』とロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』。

クラシック音楽つながりで読書をしたい。
結局本を読んだところで興味がわくだけで、クラシック音楽については何もわからないのだろうけれど、まあいいか。
コメント

郡司勝義『小林秀雄の思ひ出』はたいへんおもしろい

2014年07月09日 01時00分34秒 | 文学
会社の往復では井上靖の『楊貴妃伝』を読み、家ではマイケル・ルイスの『マネー・ボール』を読んでいるのだが、どちらもそれほど興味を持って読んでいるわけではない。最初はどちらも興味を持って読み始めたのだが、だんだんと興味を失っている。
郡司勝義の『小林秀雄の思ひ出』(文春学藝ライブラリー)という本をこの間買って、次の楽しみにしていたのだが、つい手を出してしまった。
小林秀雄のエピソードが次から次へと披露され、非常に面白い。もう何をおいても先にこの本を読むことにする。(しかし何をおいても、とは言っても英語の勉強はする。偉い私。)
いまのところ面白かったのは、三島由紀夫が死んだときにその感想を話したものを編集者がまとめて書いてきたが、「なんだ、こんなもの」と怒って投げ捨て、自分で書いたのだが最後に「(談)」と付けたこと。
また「栗の樹」というエッセイがあって、栗の樹が重要な役割を果たすのだが、その栗の樹が実際にはないという話。「僕はプロですよ、いいですか、プロなんですよ。……栗の樹なんて、そんなに都合よく生えちやゐません……」
小林秀雄の恐ろしさに触れることができる本だ。
コメント